ちゃお2007年9月号感想

付録の文具セットは無駄がなく、よくもここまでコンパクトにしたものです。
コミックスを模した消しゴム、別冊付録を模した小型メモ帳もいいアイデアです。
鉛筆は普通に使うには小さいですが、ボンナイフとキャップを使いこなせる世代ならこの上なく便利でしょう。
もちろんナイフとしてはボンナイフより肥後守、それ以上にカッターナイフとレザーマンのジュースのほうが便利なのですが。

内容は…どんどん対象年齢が下がっている気がしますが、それが正解なのでしょうね。面白いですし。
これまで恋愛が薄かった作品がラブラブ路線にいっているのもいろいろ楽しいですし。

きらりん☆レボリューション(中原杏)特攻サヤカ☆愛羅武勇(和央明)だって極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)きゃらめるvキッス(八神千歳)リズミカル☆スタイル(葵みちる)チャーム†エンジェル(もりちかこ)恋するプリン!(篠塚ひろむ)ビューティーポップ(あらいきよこ)ぎゅぎゅっと守って!(いわおかめめ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)スマイリー!大作戦(小坂まりこ)次号予告

きらりん☆レボリューション
やっと流水編に出口が見えてきました…のでしょうか?
冒頭の明るい笑顔と、対照的な妙な緊張感…それぞれの思惑で「主人公です!!!」には苦笑しました。
猫のために乳牛を飼っているとはものすごいことをします。スケールが大きい。
夜明けの牛乳には、ちちまろのツッコミに同感です。でも…ムードはないですが幸福感はありそうです。愛し合って疲れ果て、その朝から高級酒というのも重いですし、飽きが出るでしょうし一日仕事にならないでしょうから。大人の朝はコーヒーがスタンダードでしょうか?台所から漂う味噌汁の香りで起きるのもいいですが…牛乳とあまり変わりませんね。
スペシャル眼力はすごすぎました。
流水くんの眼力は通じない…能力が弱いのでしょうか?
コスプレゲームはいろいろ面白いです。みつばちなーさんはすごく可愛い。
きらりちゃんのメイドコスに、宙人くんが目のやり場に困って赤くなっているのが楽しいです。
でもこれがバカなことだと、きらりちゃんもわかってやっているんですね…
宙人くんの心を込めたプレゼントはすごいです。
「生まれてくれてありがとう」と素直に言われてしまっては、それはもう…降参です。自分がやっていることに迷ってしまうのも当然ですね。
写真は何だったのでしょう?そして社長…相変わらずです。
宙人くんがきらりちゃんのクリームを取ってくれるシーンはちょっともだえました。
血のにじむような努力なら、SHIPSの二人もしているはずですよ。
そして超スペシャルスイーツで誘って抱きしめて…怖い、という感情が描かれているのが少し驚きました。
宙人くんがかばって抱きしめてくれたのも…すぐはっと気がついて離すのも息吐ききって転がりました。
で、陰謀はこの写真でしたか。でもそれがきらりちゃんにとってどんなダメージになるのやら…むしろプラスになったりして。
というかなぜSHIPSを攻撃しないのでしょうね。

特攻サヤカ☆愛羅武勇
ま、まさか本当にこの方向に…やってくれます。
この廃墟はどこでしょう?そしてこのヤンキー総長…言葉になりません。
ぶどうジュースというのがまた可愛いです。
グラサン三兄弟、というのも間抜けで面白いです。
アオイくんとサヤカちゃん、いいカップルではあるようです…が、骨の髄から硬派なんですね…
サヤカちゃんが素直に要求したのはいいと思います。可愛いですし。
普通って…確かに、考えてみるとわけがわかりませんね。
海に行くのが一々珍走…どうしようもないですね。
自分もヤンキーだったら楽しくつきあえる、というのも…ちょっとアオイくんが、自分の世界に閉じこもりすぎなのでしょう。
そして…そのためにいきなり「わが人生〜羅武魂」…あきれるというかかっこいいというか…
襲撃に、優しくサヤカちゃんを抱きしめて飛び降りるアオイくん、ナイトとしては最高ですね。
アクションシーンもかなり華麗です…というか、サングラスかけてケンカをしたら失明の危険が大きいのでは?
三人の、目がアラビア数字というのはあきれてものも…そしてマッスル化にはもう笑い転げて笑い転げて。
サヤカちゃんのカメレオンぶりも矢沢栄作を超えているかも。
トーテムポールは何になるのでしょう…一番下をローキックで潰せばいいのでは。あと合体中攻撃…は五体合体ロボの時代から禁じ手ですね。
そしてその一番上を、パイプが直撃…死ななくてよかったです。みんなの表情の間抜けさがまたすごい。
タバコもチョコなんですね。何か可愛らしすぎます。
今度は女の資格がアオイくんを狙う…少しは少女マンガらしい展開になりそうです。
というかすごいですこの作品。
しかしふと思ったのですが、今はそんな不良は少ないかもしれませんが「ケンカでの最強(中学生の部、高校生の部)」を毎年全国トーナメントでやったらどうなるでしょう。武器なし、一対一、目・金的は禁止、ラウンドやポイントはなしのテンカウントか関節のギブアップのみ、というルールだけで…頭部打撃、特に肘や蹴りを許容したら相当危険ですが、これ以上安全を期するとケンカではなくなるので。

だって極上!めちゃモテ委員長
二人まとめて、とか…いやその。
ここで爆睡するとは何か間抜けというか憎めないというか。
ゆかたがびしょぬれだから、といきなり東條くんが脱いで浴衣をほうって、そして「別に着替えをのぞいたり」…いいなあ、こういうドキドキ展開。
彼の浴衣がブカブカなのもいいですね。
「私であたためて」はさすがに無理、というのも可愛い。
背中合わせというのもいいですね…控えめで。
「オレにだけは聞こえたんだ 委員長の声が」という言葉もすごくカッコいいです。愛情が伝わってきます。
助けに来るのまで妨害するとは、面倒ですね。一体何が狙いなのやら。
未海ちゃんがそのまま飛び出したのはどうでしょう…乾いている浴衣は貴重品なのに、もし助けとすれ違ったらまた浴衣が濡れるだけでは?
東條くんのがやっと「あまりベタベタされると迷惑」と切り捨てましたが…遅いですよ。
姫香ちゃんに声をかけたこの男の子は?
足が痛い、浴衣を着崩した、ということもしっかり解決するのはこの季節すごくありがたいかも。
未海ちゃんも、やっと自分も東條くんが好きだ、と言えましたね…ここでの姫香ちゃんの正直さには呆れました。
嫌がらせ計画を相手に話すっていうのも間抜けというか正直というか。
寝不足で倒れるというのも間抜けです…いや、もしかして睡眠薬でも盛られた?
がんばらなくちゃ、と脱ぐのもこれから期待させてくれますね。

きゃらめるvキッス
冒頭の人物紹介はご苦労様、というか。
結局魔界に帰るのは無理、というのはなぜか苦笑しました。
電話もできないし…鍵は隠すし、といっても狼男は埋めたものを掘り出す嗅覚と本能があるのでは?犬は何を埋めてもすぐ掘り出します。
ほっとするのを憎まれ口でごまかす悠…ツンデレ?
まりあちゃんが平気で学校に来たのはいい度胸ですね。
普通すぎて不気味、というのもわかります。
「感謝してるなら結婚して」というのも素直ですね。でも…実際必要なのはリクなのか、それともリクの精子だけでいいのかどちらなのでしょう。
「なんでめるなの?」…この女心は見ていて胸が詰まります。まあ僕はこんなことを言われた覚えはないですが…くそうらやましい…
答えはめるが死ねばいい、っておい…ますます離れる、それどころか皆殺しにされかねませんが?
いきなり「悠ってめるちゃんのこと好きなの?」と直球にはびっくりしました。
そして飛んできた槍のような針、壁で一本は防いでももう一本が…ここはスリリングなシーンでした。
めるちゃんが悠に抱きついて泣いている、そして抱き返してから…リクに気づいて渡す、ここもいいシーンです。
悠が自覚してしまって、そしてまりあちゃんの攻撃も激化…リクもいつ狼化するかわからないし、ややこしいものです。

リズミカル☆スタイル
冒頭の映像は…いまいち動きの感覚、音楽が伝わってこない気がします。
がんばってもがんばっても追いつかない、といっても経験がぜんぜん違いますから元々無理なんですけどね。
なんでもできた…といっても、そういうタイプにとっては今の学校システムは壁が少ないでしょうか?どんな優等生でもガロアの原論文を知れば、人間にはどれほど高い存在があるか思い知らされるのでは?運動についても、本当に日本全体、世界全体の最高レベルは同学年でもどれほどすごいか…もっと学校にとどまらず、広い視野で世界を見ることができればいいのですが。
あきらめたら負けることになる、とひたすら負けず嫌いなのが彼女の魅力であり、危うさでもありますね。
「おまえのことなんかどーでもいいんだ」「でもパートナーがヘタなのは」…ひでえ。笑うほかないです。
力が入りすぎる、というのは僕もどうやっても克服できないです。本当は毎日、完全に力が入らなくなるまで反復練習をすべきなのでしょうが…少なくともこの季節、それをやると危険です。
「力ぬいたら踊れないじゃん」というのもわかります。僕の場合は何年も力抜け力抜け、と体に命令し続けてきたんだ、ですが。
おんぶで踊る、というのはすごい発想ですね。スキンシップとしても楽しめますし。でもとんでもない運動量なのでは?
身体でリズムを感じる…それがダンスとそうでないものの違いですか。
イメージでそれが膨らんでいくのもうまく描けています。
「みかるがはじめてローカで〜」がまたすごく素敵な言葉です、彼女のことをよく認めているなと。
家の中で練習…はいくらなんでも無理ですね。集合住宅じゃないようでまだよかったですが。
ガレージは便利ですね。
上達を笑顔で認められ、それでドキッとするのも二人の気持ちが通じ合っているようでドキドキさせます。
ストリートダンスのパフォーマンスも…こっちは結構動きを感じます。
知り合いなのは当然でしょうね、世界狭いですし。いきなり抱きついて「私とペア組んで!」と…ものすごく嬉しくなります。
でもあまり気にせず、ダンスの楽しさのほうが先行しているようですね。さて、ついにコンテスト…どんな表現が出てくるでしょう。楽しみです。

チャームエンジェル
自分以外でも恋の噂が…ディナちゃん可愛い。
カツくんがゾノの話をしていて後ろから…二等辺三角形、というのも間抜けです。楽しい。
すごく気を遣ってくれる、いいやつだからこそいいにくい…大変ですね。
「ミルが私と?」「断じてちがうリコルにだけ」もすごく笑ってしまいました。
時間が限られているのを察しているからカップルが多い…他人事じゃないですよね。特に小中学生の頃など、一年がすごく長く感じますが…実際にはすぐに席替えや組替え、卒業などがやってきてしまうんですよね…
寝ているラミエルをつつくのには、可愛いという感情が伝わってきてどうにもなんとも。
思いを膨らませすぎてつい頬にですがキスしてしまい、それでびっくりして走ってしまう…まさかこの作品がここまでラブラブになるとは。最初の頃の彼女が見たら全力で逃げ回るでしょう。
一つぐらい秀でたものがある、だから自分達が先生になれ…それ、最高のシステムでは?いや…もし教師というものがなく、生徒同士で勝手に教科書を学び、史料や百科事典を調べ、実験して教えあったら、どれぐらい学べるでしょう。
「断じて早く読みたい本があるからではない」「本がおもしろくなかったんだな」は笑い転げました。「見てればわかりますよ」で握りつぶすのも。
ゾノの応急処置はなんだかカッコいいです。さりげなく「おまえいろんなものもってるじゃねーか」と励ましていくのも素敵です。
アミーはカリスマ主婦ですか…「いつか…俺のために」には机から転げ落ちそうになりました。というかそれに「いいよ?」は…事実上告白の返事でもあるのでは…
そして、しっかり見られていた…というかいきなり大画面で写真、というのはぶっ飛びました。
ラミエルの冷静さが信じられないぐらいです。
この組み合わせは認められない、というのも当然ですね。そして…ラミエルはしっかりかばって、そこをゾノが…ゾノの行動は全部わかってアミーをかばっているのか、それとも味噌汁の件で誤解しているのでしょうか?前者ならとことんいいやつなのですが。

恋するプリン!
…は、腹が…笑い転げてあきれてもう…なんって作品でしょう。
食欲の秋…今年はサンマやイワシはどうかなあ…
「プリンちゃんはやさしいから」と友也くんも、ここまで善意ばかりだと逆にひどいかも。
みんなに太った太ったと追い詰められるのがいろいろ楽しいです。
いきなりソーダちゃんに「ちょっと太った?」と…体重計には?
そしてキャンディーちゃんの、46キロなのに50キロやせる、にもう肺の中の空気が全部出ちゃいました。マイナス四キロってどういう状態でしょう…単純に死ぬだけ?
でも50キロやせるキャンディーも、二百キロとかで命が危ない病的肥満体にとっては…やはり死にますか。
もう何回読んでも笑い転げてしまいます。
ビリーズブートキャンプネタはあちこちで出てきますね。この利用者からの手紙は通販のベテランを感じさせます。
だまされるのは…理性をゆがめるほど渇望が激しいから、ですか。
結局親友パワーで押し切られるのも苦笑しました。強要は親友じゃないのですが。
りなちゃんのレオタードは嬉しいサービスでした。
軽く二メートル…まあ妖怪用ですしね。あっさりプリンちゃんの挑発に乗って、二時間ってこのペースの運動を…普通の人のハーフマラソン級では?それをワンモアセット…そりゃやせますよ。というかそれを指導できるキャンディーちゃんがすごい。
それでやせたことで直也をドキドキさせて…りなちゃん、何かわかっているでしょうか。というか…直也もツンデレの仲間入り?
それで友也くんに、いつもの感覚で「つきあってv」で「うんいーよー」…宇宙…もう頭が爆発したように凍りついて、笑い転げたのは何分後か…
「男女交際する」とちゃんとわかっていて…結婚は十八歳にならないとできないから、というのがまた爆笑。
プリンちゃんのダンボールはすね方としては可愛いかも。
本当にこれで男女交際編が始まるのでしょうか…そして直也は…うああああ、どこまで面白いのやら。

ビューティーポップ
ますますラブラブが進んでいて楽しいです。
いろいろ噂があって大変ですね。どっちを選ぶ、というのにはノーコメントですか…
プランターは直撃したら死んでいましたね。最初から置き場が最悪でした、誰だここに置いたのは。
助けたのがオッチーだった、ナルナルは一歩も動けなかった…これは胸が痛くなるのも当然ですよ、誰も責めてはいないでしょうが。
なぜか合宿は続いているようですね。というか千佐美ちゃんが押しかけたことから膨らんだのでしょうが。
綺里ちゃんがメガネ模様の九官鳥に吹き出す…珍しく笑わせましたね。
ナルナルの嫌な空気も笑うほかありません。
痛いのは腕じゃなくて胸、というのは意味もなく爆笑しました。
そしてあのはさみで、三大カット…なんか『キン肉マン』の王家三大必殺技を思い出してしまいます。
かなり迫力はありました。
最高峰となる者だけが持てる…日本刀の製法で作られたのでしょうか?
政司くんにはおよばない…あまりに身近に高すぎる目標があるんですね、彼女には。
ビリーに何の屈託もなく「おかえり」と、この笑顔も素敵です。それで夫婦っぽい会話が気に入らない三人…ここもくすくす笑いが漏れてきます。
そしてビリーへの脅し…ため息が出ますね。
王子パジャマでオッチーと話が弾むのも、初期はあれほど無口だった彼女が…オッチーも、みんないろいろ変わったんですね。そう思うとすごく感慨深いです。
そして髪に虫が…そこからのキスを目撃、うう…決勝戦どころじゃないですね。
ああもう、息ができなくて深いため息を吐いてしまいました。

ぎゅぎゅっと守って!
なんかもう、気持ちいいぐらい豪快な…一本背負いでプールに放り込まれたような感じです。
後ろの壁が崩れるような衝撃、いくらサンドイッチでも常人であるひよこちゃんは死ぬのでは?
それでオーケストラを聴きながら、亡霊におびえるクィルはなんだか気の毒にさえなります。
というか単純にみつぐくんが脅していたんですか…あの巨大猫まで操って?
しかも「妹を継承者に選んだ」とテレビで叫んで自滅までつけるのは、むしろ痛々しくて気の毒です。
なんでいつも…この壊れ方には…一番最初から一体なぜ、というのがわからないのが不透明感を残します。単純に生まれつき邪悪だったから?
「人の命をかんたんにうばおうと」といっても、結局国王には絶対王政でも何かをすること、またはしないことで人の命を犠牲にすることは常にありますし、立憲王政でも実質的な責任はなくても、政治的な人死にはおろか純粋な天災にさえもある種の責任を負わされることになるのですが…その自覚はあるのでしょうか?
みつぐくんが去って、ロディさんに止められて…握られた手を握り返し、涙…それにふっと手を離して、そしてカメラマンに八つ当たりするロディさんは格好よすぎて血が燃えました。
それでマイクに大声でよびかけて、上から「マイクつかわなくても」…てめえ、わざとやってない?
ずっとずーっと…キスで着地失敗、というのも熱々でした。
そしてまた学校で、まあずーっといろいろ大変そうですね。
プリンセスが学校にいるというのもいろいろ大変ですが…
十二月号からの次回作は、ある程度芸風を変えるのかそれともこの芸風をもっと突き詰めるのか…楽しみです。

こっちむいて!みい子
友達の体が滑り台というのもすごく怖いです。
そしてスリッパにつかまって客室へ…実際、歩いていくのは不可能に近いですね。階段一段が、二階から飛び降りるぐらいのことになってしまいます。
ももちゃんだけが視界が低くて見つけてくれた…でも当然なんでも口に入れる、というのが爆笑でした。
乳母車が早く感じるし騒音も大きく感じる、というのもうまいですが…実際にはどうでしょう?
小さくなった鼓膜は、感じられる振動数が変わるから…普通に音を聞くのも無理では?また振動はどう感じるでしょう。
「スナオになってね!」で意味がまるっきりわかっていないみい子ちゃんに竜平くんが怒るのも…わかります。竜平くんはある程度意識的に子供のままでいるのに対し、みい子ちゃんは本当に幼い…
落ちそうになったみい子ちゃんをかばって竜平くんが落ちて、ここの緊迫感はすごいです。
「ごめんないつも」「いつも助けてくれて」で元に戻って…道のまん中で何やってんの、には爆笑!
ネズミかしら、というオチも苦笑しました。

スマイリー!大作戦
絵の可愛らしさが普通じゃないです。
冒頭は歌のように見えますが、読み返してみるとすごく重い言葉です。
ボールを取るだけでここまですごいことに…鼻血出ていても笑っている、というのもすごいです。でもいつも笑っていることが周りの好意を誘っている、とそこがしっかり描かれているのもいいです。
いきなり転校生がすごい美女…その気の強さと美しさがすごく強く表現されていました。
それにしても愛想なさすぎ。
机の上から呼びかけるというのもすごい。というかその上履きでさっきトイレに行ったのでは…まあどのみちどこもかしこも清潔ではないのですが。
有香ちゃんが明るく接するほど美紘ちゃんが悪役になっていく、というのも見ていて辛いです。
マイナス五点というのも…容赦ないですね。
いつも笑っているのが気味が悪い、というのも正直ですね。でもすごく彼女の笑顔は魅力的なのですが。笑ったらもっと美人になる…なんかすごく寂しさを感じる言葉です。僕の笑顔は気持ち悪いものですから…
どんどんアタックを続けるのもいろいろ面白いです。彼女にとっては大変でしょうが。
ハードルを二人三脚…そりゃまねしちゃいけませんよ。さすがに美紘ちゃんも責任を感じたのでしょうか…
「ここ天国じゃないの!!?」「あんた本気でだいじょうぶ!!?」も苦笑しました。
なっちゃんがいたから天国…すごくやかましいいろいろな話から、いきなり「病気で死んじゃった」と、それも笑顔で…美紘ちゃんが怒るのもわかります。
でも…それでどんなときも笑顔だったのですか…
笑っているとそれだけで気持ちをある程度制御できる、って鬼平犯科帳みたいですね。笑うだけで心の方向を少しでも変えられる…逆に彼女が笑っているのは、いつも泣いているということでもあるのでは?一度素直に泣けたほうがいいのかもしれません。
「いいわよあたし出てくから」と、遠慮ばかりしてしまうのもすごくわかります。
いなかったしつくらないようにしてた…その気持ちもわかります。
それで有香ちゃんが、笑顔にしようとしながら泣いているのも見ていて辛いです。
つい出てしまった小さな笑顔、この角度もすごく素敵でした。
とにかく抜群に可愛らしく力のある絵に、すごくエネルギーのこもったストーリー…連載がすごく楽しみです。

来月号は中原先生の二本立て…本当によく生きてるな、としか言いようがないです。というかこの予告カットがたまらなく可愛いのですが。

明野先生の連載がおばあちゃんじゃなかったのは意外ですが、本質的に似たような作品のようですね。比較的信頼できる感じがします。
そして阿南先生の読みきり…こちらも面白そうです。

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