ちゃお2007年6月号感想

付録のクリップボードは感触もよく、インパクトがあります。背の剛性が少し足りない気はしますが、遠足やスケッチなどでも重宝しそうです。
カードがとても豪華な印象で、これもいいです。
あとシャープペンが意外と使いやすいです。消しゴム製のキャップというのは部品を減らすいいアイデアです…消しゴムとして使ってなくなってしまっても、別の消しゴムから簡単に作れます。頑丈さが実用水準かどうかは時間をかけて使わなければわからないでしょうが。

小原先生の休みが長期化してしまったのはとても残念です。
とにかくお大事に、早い復帰を心待ちにしています。 

「はぴはぴクローバー」のアニメ化はとても嬉しいニュースです。
こういう、いい意味で子供向きの作品がもっと脚光を浴びるといいですね。

きらりん☆レボリューション(中原杏)チャーム†エンジェル(もりちかこ)コンコン×ハニーY(まいた菜穂)恋するプリン!(篠塚ひろむ)やっぱ極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)きゃらめるvキッス(八神千歳)ぎゅぎゅっと守って!(いわおかめめ)ビューティーポップ(あらいきよこ)特攻サヤカ☆夜露死苦(和央あきら)しろvくろvあんずパニック!!(葵みちる)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

きらりん☆レボリューション
クラウディのダークサイドが強まってくるのが残念。もっと純朴キャラのほうがよかったのに。
流水くんの大人気は熱気が強くて怖いとさえ感じます。
彼がきらりちゃんを指差したときの、キラキラ光線と女子のみんなの嫉妬パワーがなんとなく面白いです。
四人で食事しているときのわけのわからない緊迫感には笑うほかありません。
宙人がすごく怒ってるのとか、星司くんはぼけてるように見えて毒舌とかそういうのも見ていて楽しいです。
なんで「月島さんわざとあたしたちに見せつけてない?」となるのでしょう…見せつけているのは流水くんなのに。全部きらりちゃんが悪くなってしまう…
「女みてーなオトコマエさんよ」「キミもなかなか目つき悪くてカッコいいよ?」というばちばちやり取りは顔がにやついて筋肉痛になりそうです。というか殴りあい希望。
「ただたださびしかっただけなのに」と、この演技過剰に…だまされるから怖い、きらりちゃんは。
CMですか…一応アイドルでしたね。すっかり忘れていましたが。
会長コントは相変わらず楽しいです。
「あたしクラウディさんとキスしなきゃ」…そうなるでしょうね、強引に。
雲井さんの「あんな美少年私だったら即OK」も苦笑します。
宙人くんの忠告は親切だけでしょうか…?「やけに流水をかばうよな」と、責めてしまうのは嫉妬の裏返し…もうここはもだえてのたうちまわります。
「オレのアホ!!」はラブラブすぎて爆発しますね。
本当のクラウディさんはこういうナルシスト系?でもちちまろにはバカにされているのが面白いです。
この衣装の可愛らしさはすばらしいです。
「国民的アイドルSHIPSの風間宙人」と出るキャプションがどんどん情けなくなってくるのも最高。情けない。巨人の星ですか。というか国民的アイドルと言う割に結構暇。まあ暇なのはきらりちゃんもですが。
ああこのへたれツンデレぶり、見ていて楽しい…

チャームエンジェル
意外な新展開ですね。
というか地上界からは失踪扱いでしょうか?
いきなり入ってきて合格のはんこ、というのは過激ですね。
この男性的な感じ(というか両肩のモールは昔の軍士官?)が強く、なのにスカートはしっかりミニの制服、素敵です。
抱きしめておいて「一分以内に持っていくものをまとめろ」というのはひどい。
学校自体もすごく素敵です。
悪魔扱いされないのが新鮮…これはあまりわかりません。僕はなぜか、高校・大学と動くたびに前から知っている人間は誰もいなくなるのに、どこでも扱いは変わらないので。よっぽどでかでかと顔に書いてあるんでしょうね…考えたくもないメッセージが。
ラブリーデビュー…読み返したら頭を抱えるほかありません。
いろいろな男の子がいるのも楽しそうです。乱暴そうに見えて可愛いもの大好きなのはいきなり過激です。
ラミエルが教師、そして結構面白い学園長が…いきなりあまりに過酷な…「ここから半分のチャームエンジェルに脱落してもらいます」なんて、「今日はちょっと殺し合いをしてもらいます」よりびっくりします。
ライバルを減らす方向に行くのを、メイドさんは見た…で、ラブリーデビューははかなく夢と…あ〜あ。まあ自分を偽ってもなんにもなりませんよ…今の自分も偽りかもしれませんが。
てんとう虫を助けたら…小学校のころの僕なら助けましたが、今の僕は助けないでしょう…水に棲む動物にとって貴重な食料ですから。
てんとう虫のチャームもすごく可愛いです。
目つき悪いのがやっと名前ができましたね。前の、ライバル減らしにも正義感を見せましたし、いろいろ面白いキャラになりそうです。
どくだみ組…ミルはちょっと悲惨かも。ずっとアミーを陥れようと余計なことをしすぎて成績を落としたのでしょうか?
えこひいきしない宣言はさすがに潔いですが…はてさて、どんな学園生活が待っているのでしょう。

コンコン×ハニー
期待以上にまいたワールド全快です。
いきなりの「まず茶五本でビミョー茶」というズレボケ炸裂!
明日賀くんの優しい笑顔は素敵です…コウくんの激しさも強烈ですし、とにかくつかみはOK。
不良だから目からビームを出す、ってずいぶんと平和な学校なんですね。
森の中にいきなり消えて、植木鉢の中に屋敷…そして強引に結婚式、ってなんだかいわおかめめ先生の作品みたいな流れになってきました。押し流される感じは面白いですが。
ドアをあちこち開けたら無数の狐が結婚式会場…さすがにこれは怖いみたいですね。
「よけーなこと言ってんじゃねーよ」と照れるのは可愛い。
明日賀くんが助けてくれようとして、結局脅されて引っ込むのは…女の子にとっては一番見たくない姿かもしれません。
迷惑なんです、と泣くのは…すごくそれはそれで素直な思いですよね。
でも、それが全てじゃなくて…キツネと仲良くなれて嬉しいのも本当のはずです。
それも同時に伝えられたらいいのに…
拒絶されても守ってくれる彼の優しさは胸が締めつけられます。
コウくんがキツ男くんなのは…わからないほうがボケですね。
そして明日賀くんに暗い面が、何かと面白くなりそうです。
今までの芸風を忠実に拡張するか、それとも思い切って別方向に弾けるか、どっちにしても楽しみです。
おもいきりなかよし編集部が歯軋りするような大ヒット、期待しています!

恋するプリン
なんか妙な方向に面白くなってきました。
一日で戻るのか…僕もちょっと残念です。
細かく友也くんが観察してくれるのも楽しいですね。
顔がプリンで身体がりな、というのは不気味すぎます。
ハートのステッキというのも…なんというか単純ですね。確かにそういう飴もあります。
バケツプリン参上…この姿で、そりゃ疑われますね。
それでコーヒーゼリーというのはうまい!確かにプリンと同じ型に入れられています。
コーヒー豆…台所の引き出しに散らばっていたのを食べたことがありますが、そんなに苦くはなかったですよ?
砂糖入りミルクを飲むとコーヒー牛乳、お手軽ですね。
それでおなかが痛くなる、というのはすごく面白い流れです。
僕も、覚えている限り大学時代までは大量にほぼ毎日飲んでいて平気だったのですが、なぜかしばらく飲まなかったせいか牛乳を飲むとおなかがおかしくなります。
みだれうちを飛んでかわして空中から、この迫力のなさが可愛い。
賞味期限が切れると言うのは確かに恐ろしい…でもカビやゴキブリよりましでは?
うらんだ理由は笑うほかありません。
逃げようとしたらあっさり分離して、追いかけっこ…あ〜あ、となんだかすごく気持ちがほっとしました。
で、これがきっかけで直也がりなを…?思いがけないことから大変なことになってきましたね。

やっぱ極上!めちゃモテ委員長
なんかばたばたと終わってしまったような。
まあさちゃんが教わった上を見る、深呼吸をする、というのはすごく的確な精神コントロール法です。あと顔を意識的に笑顔にするのが加われば最強です。
コートからあまりに当たり前の服、でも…年齢考えるとスタイルいいですね、すらっとしていて。
ぱっと輝く笑顔はすごく刺激的でした。
特別な服というのは納得です。確かにそれだけ特別な服ならわくわくする気持ちにもなりますね。
「見て見て!私の大好きなこの服!!」というすごく素直な思い…なんだか苦しいぐらいです。
引き抜くのが難しいから、と裏から手を回そうとする天城さんに、この素直な感謝…完敗ですね。
最後のお願いもすごく面白いです。
本当に飾りがいがある…潮くんの表情、もっと見てみたいです。さぞ鼻の下が…
あっさりスタイリストの仕事から身を引くのはまあ納得。
デートでの「つかまってろよ」とこのラブラブ!もう頭が煮えてきます。
それで…ついに結ばれるかと思ったら邪魔の嵐、もう!
ここまで深い両思いなのに告白だけがまだ、というのがなんとなくかゆい!
来月号から休みなしで新展開、一体どんな邪魔が入るやら…

きゃらめるvキッス
ほうきに乗って迎えに行き、そのまま空中散歩ともう魔女っぷり全開!
「あなたは狼男」といわれたら、それは慌てますよね…というか、こっちでの彼は普通の人間なのに、あのX-Factorに入れていると思っている?
リクが呆けているのをいいことにキスしようとするのは…なんとなくですが、最初にこの二人が結婚しようとしたのもメルちゃんがめちゃくちゃにアタックしまくってだったんじゃ…
「こいつ焼いたろか!!」といっても逆に魔法で…全面戦争になったらどっちが勝つのでしょう、ニューミュータンツとアベンジャー魔法使いチーム(スカーレットウイッチとDr.ストレンジ…)…Civi Warでは…
めるちゃんが子供に戻ったのはほっとしました。でもこのだぶだぶ、可愛い!
悠くんもこの服はスルーとは、結構ボケてますね。
こっちでのリクが暮らしているところも…何かといろいろありそうですね。
また大きくなった、ということはこれからは小さい姿も大きい姿も楽しめそうです。なるほど、ずるい!嬉しすぎます。
電話で連絡できた、というのは苦笑が漏れました。
満月を見たくない…これまで見ないようにしてきた、させられてきた?
あくまで信じないというのは…自分が自分だ、というのを根こそぎ崩されるのに抵抗するのは当然ですね。
写真だけでも耳が生えてしまい、襲い掛かるとは!こういうサービスもありですか。
「おまえが食おうとしてどーする!!!」ツッコミは爆笑しました。
そして帰ったらいきなりの結婚…一体どんな裏があったのでしょう。

ぎゅぎゅっと守って!
風呂で携帯電話が鳴って、「はい携帯」「ありがとう」と自然に…わかっている分ページをめくるのが楽しみです。
あ、ちゃんと目は押さえていますね。
肩の傷を気にするのも、読み返すといいですね。
しっかり風呂に潜って隠れるのもお約束と言えばお約束です。
友達と遊ぶこともできない…ここは「ノーブレス・オブリージュ」の一言のほうがよかったのでは?今のままだとひよこちゃんが即位したとしてもアイズさんが絶対権力者になりそうで怖いです。
みつぐくんの脱出劇は相変わらず華やかです。
相当前から察知して、この回避…鮮やかですが、もうわかばちゃんも誘ってくれないかも…
彼女が怪我をしたことでの激しいPTSD発作、これはかなり緊迫感があります。
「その言葉 ケガさせる前に言ってほしいね」…それは正しいです。新キャラの鋭いカッコよさはすばらしいものがあります。
過去の話も…そういうことでしたか。
ボディーガード解任…その「上」とはどこでしょうか。クィル派の可能性もあるのでは…
まだ権力構造がはっきりしませんね。

ビューティーポップ
お、オッチー…それ、自爆では…
男の子たちの怒りは大人気なくて可愛いです。
このクソガキの狼藉が、読み返してみると演技だと言うのが怖いですよ…というか僕も小さい頃の無邪気な振る舞いって、思い返してみれば九割が演技だったのでは…じゃあ演技を取り除いた部分は何だったのでしょう。
「いけ」「ラジャー!」とさりげなく子供とコンタクトを…こうして共謀だと出したのはうまい。
「おまえも一度ぐらい」って、彼はナルナルに汚いことをされて負けたことがあるのでしょうか?まああの父親のことだから、影でいろいろやっていても不思議じゃないですが…
子供のわがままに振り回されるS.P.のメンバー…そして戦隊もののポスターに気がついて、そしてハサミについてとがめて突き飛ばされて…ナルナルがかばう、この流れが実にうまい。
後頭部に椅子の背が直撃しそうになるのも危険を強調しています。
「人にケガさせるなんて」と…ヒーローを利用して子供を諭すのが一番有効かもしれません。といっても…今の子供たちに、ちゃんとしたロールモデルになるようなヒーロー像があるかどうか…
それで子供相手の超高速、まあナルナルの手を守るためにも今回は綺里ちゃんが全部やって正解です。
二人の信頼関係が育っているのもほほえましいです。
変身させると言うのは実にうまく子供を使ったものです。
二位田が落ちたのも面白くなりそうですね。
さて、オッチーがいろいろ調べて…といっても最近、オッチーの情報収集って後手に回ってますけどね。
しかし、ここでオッチーがいきなり核心を突くとは…どうするのでしょう、否定させておいて、じゃあオレが小柴さんにアプローチしてもいいんだな、と縛ってしまうのでしょうか?
『星の瞳のシルエット』並みのぐだぐだ…想像して笑い転げたじゃないですか!

特攻サヤカ夜露死苦
いきなり暴走、でも牛がのんびり草を食んでいる…のどかですね。
喧嘩しようとしているのも大根畑…大根が家に生えたりネギが大根に生えたりするのはもうあまりのシュールさに笑い転げるしかないです。
それでミミズをよけるついでにパンチもよけ、蹴飛ばす、のもなんというか…ラッキーマンを思い出します。
というかミミズが短すぎるのですが…
抱き上げるのも見ていてドキドキします。
そしてみんなと仲良くなって、でもそのベースは嘘…なんというかこの苦しさはすごく素直に伝わってきます。
僕もずっと食事は一人ぼっちでしたし、辛いのはわかります。
いつもこんな感じ…それはそれで楽しそうです。
笑顔にアオイくんもドキッとするのがまた可愛い。
帰り道で絡んできたヤクザを…アオイくん、強すぎます。このアクションシーンは華麗でした。
弱いと嫌われる、と思って、でも抱き寄せてくれて…彼も実はびびっている、と…もう彼はそこまで心を開いているのに…胸が痛くなります。
自分の弱さから逃げない…それが一番強いですよね。
そして、サヤカちゃんの正体を知るヤツが…これが一番怖いかもしれません。
どうやって彼女が自分の弱さと対決し、そして本当の強さを手に入れるか…すごく楽しみになってきました。

しろvくろvあんずパニック!
すごくまっすぐで可愛い絵柄です。
どちらの定食にするか選べない…カロリー計算で決めれば迷わないのでは?
「毎日亮に選んでもらいなよ 亮の彼氏にでもなって」という言葉がなんとも言えず好きです。
積極的な部分、あったんですね…出てくるやり方がすごく気持ちよくなりました。
いきなり告白しろ、というのも強引…それで、突き飛ばされて押し倒す!過激。
な、なんかもう…頭打たなかったか心配です。それで「一枚脱げば涼しくなるかな」…ああ…笑い転げました。
これがギャグというのは強烈ですね。彼も信じるなよ…
互いに名前呼びになったのは確かに成功ですよ。また恥ずかしいことをされたくなかったら、早く告白するほかないのでは?
少しずつがんばろうとして、身体をのっとられるのが怖くて行動するようになっていく…なるほどうまい。
優柔不断も見方を変えれば慎重という長所になる、そうですね。大事なのは後悔しないこと、と言うのも素敵です。
この女の子たちは確かに理不尽でした。黒の言葉がかっこいい!これは惚れますね。
それで落ち込んでしまうのは…やったのは黒で、自分じゃない…自分ひとりじゃなにもできない、と絶望してしまう…これはもう痛いほどわかります。
閉じこもっての「このままのあたしでもういいのっ」という言葉には僕が泣きたくなりました。
気持ちがあまりにめちゃくちゃで整理できないだけ、時間さえあれば…やはり黒が消えるというショックが必要だったのでしょうか?
この大胆な告白にはびっくりしました。
それでバカップルになってさらに黒がいらいらするのも…
再来月から連載開始?それは楽しみです。すごくストレートでわかりやすい作風でしたし。

こっちむいて!みい子
いや〜今回はのたうちまわりました。
赤ん坊ができてしまったら、デパートに行くのも無理で…本当に大変です。託児所やベビーシッターがもっと充実していればいいのですが。
ももちゃんとおそろいと言うのもいいですね。確かにももちゃんにはよく似合っています。
まもるくんも相変わらずももちゃんには…ふふ。みい子ちゃんがすねるのもわかります。
みんなそれぞれ、姉妹との服関係で苦労しているのがすごくほほえましいです。
三人それぞれいろいろおしゃれの工夫をして、男の子たちが見てみたら…これはひっくり返りますよ。
ケンタくん素直でいいですね。
そしてゆっことケンタくんのいたずら…さらに落書きまで、もう笑い転げてのたうちまわってはね回って…大変です。
次回は休んで百五十回に向けて…すごいです。本当に「ちゃお」を支えているのはこの作品でしょう。

来月号はさくらあすか先生の読みきり…増刊をあまり読まない僕にとっては初めての作家です。
すごく素直な絵柄で、楽しみですね。

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