ちゃお2007年4月号感想

付録の巨大箱にはびっくりしました。ついでにびっくりして、間違えて二冊手に取ったんじゃないことをレジに並んでいる途中確認しようとし、床に落としました。非常に恥ずかしかったです。
DVDって、もうDVDプレイヤーを持っていない子はいない、ということでしょうか…パソコンでもゲーム機でも再生が保障されないというのは厄介な制約です。といってもパソコンで動きましたが。
いっそのこと、こういう付録は記録媒体をつけるのではなく、本誌にパスワードを載せてホームページにアクセスできるようにしたほうがいいのでは…でもそれでは付録という感じがしませんか。
まあ他の付録が、安定感があって使いやすいバッグに実用性が高い鉛筆、そしてファッション雑誌を思わせ、非常に有益な日記になるノートとそろっていますので、それがない子には今月号は楽しめない、ということはないでしょう。

いろいろハラハラしますが、若い力が頑張っていますし全体に楽しいです。

ぎゅぎゅっと守って!(いわおかめめ)きらりん☆レボリューション(中原杏)きゃらめるvキッス(八神千歳)やっぱ極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)トゥインクルちぇりー(小原ショウ)恋するプリン!(篠塚ひろむ)チャーム†エンジェル(もりちかこ)ビューティーポップ(あらいきよこ)ホップステップくるりんぱっ!(今井康絵)ナイショ!のちゅーがく☆デビュー(葵みちる)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

ぎゅぎゅっと守って!
ちょっと守りに入っていませんか?前作と芸風が基本的に同じですよ。
冒頭の、パジャマの下に制服を着ていたというドジはかわいいです。すごくしわになりそうですが。
怪しいヤツに声をかけられたら、というのはごく普通の警戒に思えましたが…読み返してみるとそういうことか、と納得します。
森を近道で突っ切るのも楽しいです。
すぐ森がある学校もいいですね。僕も小中学校ともに自然が豊かだったので嬉しくなります…でも最近、googleマップで調べてみたら、その森はもう切り倒されていました。
いきなり怪しい男に「プリンセス・エレファンナ」と襲われ、そして当然のように鳥を操って…動物との会話力は小さい頃から当然だと思っていたのでしょうか?
突然助けてくれた男の子…この登場シーンはさすがに迫力があります。
太い木を蹴り折るというのもすごいです。
そして気がついたら学校の前、そして大量の鳥もそのまま…やはり動物と話せる能力は当然のものだったようですね。
このわかばちゃんも、今後どう動くか楽しみです。
帰ってきたら家が一変していて、そしてさっきの人、それでいきなり父親がひざまずいて…これってひどすぎます。
読者の誰でも、想像してみれば分かると思います…ある意味夢ですが、実現したら最悪の悪夢ですよ。
父親と信じていたのに、もう自分という存在が一番根っこからひっくり返されてしまいます。
エイプリルフール、と思い込んでしまうのはわかりますし、それはそれで今回の話をいろいろ楽しませてくれます。
「ドレスのほうがかわいいから」という彼の強引さも楽しいです。
ケーキも食べさせてくれたりは女の子の夢かも…でも「バスタイムもベッドタイムも…一秒たりともはなれない」というのはさすがにきついでしょうね。
白旗を揚げてもうエイプリルフールは終わりに、というのが痛々しいです。
敵のサブマシンガンはずいぶん古い型ですね…みつぐくんのアクションは凄まじいキレです。
「姫さんの傷ついた姿」って、前に彼のミスで彼女が大怪我をした、ということでもあったのでしょうか?
タテロールと変な方向に暴走する、彼がそう彼女の格好にこだわるのも面白くなりそうです。

きらりん☆レボリューション
今回は二本立てですか…増刊だってありますし、作者の体が不安なぐらいです。
収録中にタイヤキ、それで宙人くんの懸念が見事的中、それも生放送。
頭抱えるほかないです。宙人くんのアホアホアホアホ…もわかります。
結構結果オーライだったのはよかったのでしょうが、もうとっくにきらりちゃんの大食いはファンに受け入れられているのでは?
転校生について、こういう芸能科ではネットなどで情報収集すれば大体分かるのでは?
そして転校してきた男が一見普通以下、という時点で何かがおかしいとは思わなかったのでしょうか。
いろいろにぎやかに話しかけては無視され、でも先生に問題を聞かれたら助けてもらう、この組み合わせは面白かったです。
いきなり収録に飛んで、新人のクラウディ…まあ流水くんでしょうけど。
そしていきなりきらきら、なぜか猫がバンコラン並みの眼力?
ちちまろとクラウディの関係も面白いです。
そしていきなりの告白、これまた面白くなりそうですね。
宙人くんが飛び出してくれたのはきらりちゃんから見れば嬉しいでしょうが。
食事中にもぼーっとしている…というかこの三人、いつもこうして一緒なのでしょうか?
きらりちゃんが食べ物を取られても無反応というのはよほどですね。
女の子たちのひがみはちょっと見ていて痛々しくなります。
そして…かばってきれたのが流水くん、やはりクラウディ…むしろひがんでいる二人が可哀想になってきました。
しかし今回、それぞれの曲を知っていればもっと楽しかったでしょうね。

なーさん・クエスト
ふふ、こういうのも面白いです。
助けてくれたらタイヤキ百年分…ずいぶん安いですね。
なーやんとみゃ〜さんのへぼさも見ていて楽しいです。
魔女がエリナちゃんというのもよく似合っています。
シャチホコのポーズがなぜか魔法になってしまって黄金のたいやきを発見するのも楽しいです。
SHIPSが魔王というのは以外でした。それで虹太を利用して倒すとは…ははは。
きらり姫はさすがに綺麗でしたが、やはり大食い…
何と言うかすごく楽しかったです。

きゃらめるvキッス
結構あっさりと元の姿に戻りましたね。でもまたすぐ小さい姿に戻ってしまいそう…ちょうどプロフェッサーXの車椅子同様(だからX-MENネタはやめい)。
本当に忘れられていることに大泣きするめるちゃんには…もうあまりに痛々しくて見ていられないです。
すぐに記憶を消そうとする歩夢って実は一番凶悪かも。「オレの記憶いじってない?」とリクが聞くのもわかります…多分やったのでしょうね。
主人を見つけるのも忘れていましたね…描写はあっさりですが、十一時間もかかったというのがなんかすごいです。
なぜ簀巻きにされていたのか…というか簀巻きと言うのがまた古いです。
ずっとホームレスだったと言うのも間抜けな話ですね。そして女装もかわいそうですが笑えます。
勝負で、人間界で魔女は水拷問…あの〜、悪いですが違います。
水責めと言うと、時代劇やその影響を受けた現代犯罪ドラマでよくある、桶の水に頭を突っ込んで窒息寸前を繰り返させる、というイメージでしょうが、西洋の魔女裁判ではそれは拷問とはいえません…大量の水をホースで喉に直接流し込み、おなか一杯を通り越した状態にしては吐かせるのを繰り返すのです。
というか、この描写は危険です。十分は人間の限界を超えています。子供によるシゴキやいじめで、あのマンガでは十分間我慢できたんだから、と十分間水に漬けられて死んでしまう子が出ないか心配ですよ。
それに酸素キャンディーという便利なものを作れる、魔法の力がちゃんとあるのにホームレスと言うのも不思議ですね…よほど社会的な能力がないのでしょう。
めるちゃんが落ちたのを見て喜んで顔を出してしまったのは間抜け…で、「こんなの初めから遊び」と、ここまでくると怒りを通りこして悲しくなってきます。
確かに男じゃないですよ…まあそれは元々ですが。
それでとうとう元の姿に…この美しさは強烈でした。
一年間以上の年月、本当は第一回のときより成長していたんですね。
それでいきなり胸をわしづかみ、というのも爆笑です。
さあ…どういうわけでまた子供に戻るのか、と思ってしまうのが悲しいところです。

やっぱ極上!!めちゃモテ委員長
東條くんが本格的に動き出しました。
お祝い、という言葉にあっさり騙されてる未海ちゃん…というかこうして出かけるのは、この学校の校則ではどうなのでしょう。
食事の前に採寸…採寸が結構エッチな感じになるのもうまい。
そして未海ちゃんのいろいろなファッションも素敵です!
天城さんのスタイリストとしての、「女の子は誰だって」という言葉もすごく考えさせられました。ある意味男の子もそうです。僕の場合なぜかおしゃれをしてはいけない、という非常に強い制限を自分に課しているのですが…ひょっとしてそれも心のカギ?
プレゼントを断るのはさすがにしっかりしています。そしてデートだと分かっていない未海ちゃんに、ちょっと強引に出ようとしたら…東條くんの登場はカッコよかったです!
デート宣言に大喜びして、そのままデートと思ったら東條くんはむくれている…微妙にすれ違ってますね。
仕事が終わったら告白なんてこだわらず、さっさと告白すればいいのに。というか東條くんのほうから告白すればもっと話は早いのに。
ポイントになるブランドの服がない…それで、まあさちゃん本人はフリルもピンクも好きじゃない、審査員に合わせているだけ…それと天城さんの言葉のずれ、読み返すと天城さんの言葉、まあさちゃんの服の好み、そして最後の三流モデル発言とそちらの積み重ねもうまいです。
それで落ち込んで、「結局…」と諦めてしまうのは確かに怒るのはわかります。
まあさちゃんのリボンやコサージュの使い方は露出の高さとあわせて結構刺激的でした。
三流モデル発言のショック、それもまあさちゃんがしっかり聞いていて…さて、天城さんの言葉をどこまで信用していいのかが疑問でもありますが。

トゥインクルちぇりー
ベーグルを三十秒で…まあ僕も短時間でパンを詰め込むことはあります。
思い切りほおばっているのを見られてしまったのはちょっと恥ずかしいですね。
成にひきずられている明日真くんもなんだか笑えてきます。
何があったのか楽しみ半分でいぶかしんでいるつばきちゃんと成くんの立場でなんとなく見てしまって、なんともいえない楽しさを感じています。
なんとなくつばきとアズマ、さくらと成のコンビで動いてしまっているのもいい伏線ですね。
髪飾りの件で、「あの子ずーっと理科室で探してる」と、全部お見通しのつばきちゃん…「うそばっかり」という言葉も、むしろかわいいと思っているのが伝わってきます。
腹を鳴らして寝ているというのもなんというか。
お姫さま抱っこはなんとも言えず素敵でした。
ベッドに寝かせて、ドキドキしていたら「ハラへった」で興ざめ、という心の揺れも見ていて楽しいです。
成くんにからかわれるのは、むしろ圧迫感が強くていやな感じのほうが強まります。
成くんもペンダントの破片に見覚えがある?そして全部成くんだと誤解して、これもまた厄介なことになりそうです。
そしてこっちでは「私たちつきあってみない?」ときましたし、何かとすごいことになっています。

恋するプリン!
この手の話が今までなかったほうが不思議かも。
おつかいで袋を引きずっていると破れるのでは?
ストーカーを心配して暴力に走ってしまい、それが父親だった…なんというか間抜けでした。
「もっと強くけらなきゃ」はなんだか笑いが…
りなママとりなちゃんがそっくりなのもなんだか楽しいです。
海外に連れて行く話…「すばらしいワオヤジ」がなんとも。
「好きな人できたんだモン」で問い詰めたら、散々引っ張っておいて「せっかく友だちに」…ここはもう笑い転げるしかありませんでした。
両思いになれば文句ない、といっても無理ですよね。
プリンちゃんとパパが手を組んだのも、確かにこれは史上最低コンビです。
お風呂に殴りこみという捨て身までやっても、お風呂にさえプリンちゃん…というか「あたしも一緒に入っていい」なんて男の夢なのに…嗚呼。
喜んでいたのに寂しくなって、あのひどい思い出ばかりなのに…結局プリンちゃんが追いかけて…はは、実はプリンちゃんもツンデレだったんですね(違うって)。
次に両親が出てくるのはいつでしょうか。楽しみです。

チャームエンジェル
ティリが泣き出すのは子供らしくてかわいいです。「もっと気品がある」…は笑うほか…
チャームの能力についてもいろいろ面白いです。
ラミエルを意識してしまい、そのとおりになったのはちょっと嬉しかったです。
しかし、ミルはもうリコルを見ることができなくなってもアミーからは引き離したい…嫌ってたじゃなくて憎悪ですね。
より上の天使が半ば力づくで説得することはできないのでしょうか?
嫌われていることも利用しようというのが…そしてティリは天で何か、その手がかりも面白そうです。
そして…「私と友達になろうミルv」、それにいろいろな楽しそうな想像…ページをめくったらあまりの超絶リアクションに笑い転げました。めちゃくちゃにおぞましいんですね。
ミルから見ても本当は詰んでいる、という現実を突きつけて、勝負でなんとかしよう、というのは実にうまいです。
アミーのリコルへの笑顔がまた頼もしいというか。
この依頼も結構面白いです。
ミルちゃんがあっさりと引き受けるのもなんだか頼もしいです。丁寧に依頼人の心情を聞いて約束するアミーとは対照的ですね。
星のかけらについて村のみんなは心を閉ざしていて、それは…人間不信で自分を思い出してしまうのが笑えます。
それで必殺…名作劇場って今の読者は知らないのでは?
それでミルに星をつかまれてしまったのでは世話はないです。さてどんな反撃ができるやら…

ビューティーポップ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(言葉にならない)
とまあこれで感想を終わらせるのもなんですので…
チームTシャツも楽しそうですね。
「送り主はお前の母親だよ」がまた笑えます。ナルナルが喜んで着ているのも珍しいですね。
喜んでいる親ばかの母親、そしてしっかりTシャツを着ている綺里ちゃん、この親子の心の通い合いがまた楽しいです。
そしてこの老人を助けるエピソードも、まあどうせ重要な審査員だったということでしょうが。
マキシマムのディナー…それぞれが燃える理由がまた。
二位田に広島のフェニックスと、ライバルもいろいろ楽しそうです。
コンテストの予選がテレビのバラエティ感覚なのはちょっと残念。でもひたすら実力ばかりとか、筆記試験とかだったらどうしようもなくつまらないでしょう。
でもまあ、ツボ押しとか基礎的な実技はある程度反映しているようです。
最終関門は二人三脚で綺里ちゃんと…これだけで充分転げまわります。
そして二位田の挑発で怒ってフェニックスに転ばされ…ちゃお史上最も色気のないキスシーンかも。
「次号が待ち遠しい」という担当に同感です。

ホップステップくるりんぱっ!
この終わり方は惜しいです、四角関係がどうなるかすごく楽しみだったのに…特に早乙女さんが章吾くんに惚れるのが…
親善試合でのいろいろな演技はさすがに華やかでした。そして体型の差がすごすぎます。
早乙女さんも手が震えている、それもいろいろな背後のことも考えて…それに、ちゃんと人を幸せにするスケートと認めてくれているようですね。
そしていきなり大物コーチに認められて海外留学、と言うのもあまりにも展開が早い話です。
章吾くんが止めるわけはないですよね…でも止めたい、というのが一杯に伝わってきて、胸がはじけそうでした。
本音もちゃんと言ってくれたのがすごく嬉しかったです。
さよならは言わない、告白もまだ…一気にオリンピックまで舞台が飛ぶのはすごすぎました。
早乙女さんがすごくいいキャラだったので、いろいろと楽しみだったのですが…とにかく情熱はすごかったです。
今度はどんな話か、楽しみです。

ナ・イ・ショ!のちゅーがく☆デビュー
すごくみずみずしい作品でした。小学生の中学生への憧れがすごく強く描かれていました。
絵もスタンダードで表情豊かで軽いスピード感があり、好感が持てます。
クラスの男子はいまはあれですが、憧れの中学生のお兄さんも二、三年前はあれですよ?ちょっと苦笑します。
姉の制服を着てみて、中学校に…姉の代わりというのはパターンですが、そうじゃないんですね。
部活勧誘は結構強烈なものがあります。そこで出会った素敵な人、しかも生徒会長…うわあ。
そこでゆうちゃんが強引にラブコンテストを推し進めたり、この行動力とパワーは素晴らしいですね。
化学部がこうして関わってくるのもなんだか楽しいです。
しっかり手をつないでいるのも嬉しいです!それで抱きつくのは大胆…
ごほうびがないと何もしない、というのもずいぶん損な話です。まあ子供は大体そうですが…残念ながら、数学が禁止されてもやりたいぐらい楽しいものになるのはものすごく先のごく一部の話ですね。
小学生でダメ、と言われて…これもスリルを軽く加えてくれました。
職員室でテストでいやーっ、というのもリアルで楽しいですし、くっついてドキドキするのも嬉しい。
それでついにばれてしまって…それ以上言い訳をしなかったのは偉いです。
そして、それでもちゃんとランドセルで飛んでいって告白!これはカッコよかったです。
あと一年、ゆうが中一になったら彼は高一…まあ、大学では大丈夫ですよ。
結構厄介ですね、大人になればわずかな歳の差なのに。
とにかくすごく情熱とパワーがあって、すごく楽しい気分になる作品でした。
次回作を楽しみにしています!

こっちむいて!みい子
まもるくん、ものすごい可愛がりようですね…まあわかりますが。
ゆかちゃんが来てくれて一緒に遊んで、でも笑うだけで息が苦しくなるほど…このリアクションは最高!
しばらくはゆかちゃんも楽しんでいるようですが、そのうち無視されるのが辛くなってシンジくんの件を…このケンカは笑うほかないです。
結局ももちゃんは泣き止まず、二人のところに…ずいぶんと敏感な子です。
そして…ゆかちゃんの「まもるくんあたしのほう全然見てくれない」…まあ贅沢な悩みかもしれませんが、嫉妬深いですね女の子って。
みい子ちゃんもももちゃんの気持ちがすぐわかって、いいお姉さんしています。
ももちゃんの前ではケンカができない、というのもちょっと辛いですね…本音でぶつかり合えないというのはそれはそれで危険ですから。

来月号の付録の豪華さは驚きました。すごくセンスもいいです。
そして和央先生の新連載はまたすごいパワーがありそうで楽しみです。
明野先生もパワーがすごいですし…というかゆれゆれって何が揺れるのか、変に楽しみだったりしますが。まあ何をしでかしてくれるか何も考えず楽しみにしていましょう。

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