ちゃお2006年2月号感想

ミルモがない「ちゃお」…はあ…ま、本誌ではとっくに「きらレボ」に主力は移っていましたね。
そのアニメ化は順当ですし、非常に楽しみです。ショートでない普通の、しかもオリジナルのちなり作品がアニメ化されるのはミルモ以来ですから。
それが成功し、さらに篠塚先生の新連載も「Dr.スランプ」の次がちゃんと「ドラゴンボール」だったら「ちゃお」はさらに飛躍するでしょうが…

あと「りぼん」もですが、普通のカレンダーが付録にないのが正直言って不便です。
「なかよし」のは相変わらず小さすぎて使いにくいですし、壁紙は代わりになりません。

ChuChuに加えてDXの隔月刊化はうらやましくてたまりません。
しかし、これほど新人若手に十分ページ、活躍の場があるのに、全くの新顔がほとんど本誌に上がってこないのはどうしたことでしょう。
いわおかめめ先生ら一度本誌でプッシュを受けた、おなじみの名前の作家が多いです。
デビューして二三年の、全く名前を知らない若い作家が脚光を浴びてもいいのに…謎です。

チャーム+エンジェル(もりちかこ)きらりん☆レボリューション(中原杏)ボクのプラチナレディー(八神千歳)レクターの見た空(藤城ありす)Cafe de ロマンス(宮脇ゆきの)極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)ビューティーポップ(あらいきよこ)でびる☆まじっく(明野みる)ミニマム☆マニア(小原ショウ)ふしぎ星のふたご姫(阿南まゆき)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

チャーム+エンジェル
また男の入る余地がなさそうな作品ですね。この髪型の主人公も珍しく、とても魅力的です。
いきなりひねくれた性格、でも本当はすごく悲しい…いきなり終わる!?四月号とはずいぶん急ですね。「でも打ち切りとか言うな!!縁起でもない」は爆笑でした。
確かにこれを見るだけでは天使とは思えないです。宗教画の、飾り気のない白服の天使とはイメージが違います。でも宗教画も、結構時代考証が変だったりしますけど。
リコルちゃんの明るく罪のない笑顔はほっとします。が…正体を知って読み返すと苦笑も混じりますが。
天使の長は…あまり偽典にこだわるのはやめた方がいいでしょう。
願いをかなえるって、いくらなんでもそれはないでしょう。
いきなりなぜ鳥に連れて行かれる…呆れて見送っている、一瞬時間が止まるのがなんだか可愛いです。
なぜサファリパークに、そして恥ずかしい変身呪文を、恥ずかしいと意識させてしまうのが…心の中で「もしこれで天使にならなかったらこいつの羽根むしってやる!」とか、この話を上から見るギャグの連発がすごいですよ。
翼が生えるシーンはさすがに華麗です。
で、同じ華麗でもなぜ求愛ダンス…この唐突ギャグのとんでもない結果オーライ、頭がゆさぶられたようですが面白いです。
さらに「足手まといのにおい」と悪い予感からのスタート、というのも面白いですね。
実に面白そうです。

きらりん☆レボリューション
こういう勝負、現実にやったらここまで人気が出るでしょうか。両方買うというのはずるいかも。
内輪協力は苦笑しました。宙人くん…というかここまでどうしようもなくラブラブなのに両方片思いと思っているって、かなりたまらない状態なのですが。
なーさんが勝手にコーナーを作っていたのもこけました。
ふぶきさんとの鉢合わせもどうなるか、と期待できました…友達ねえ…ごちそうにいきなりかぶりつくのも、なんだか両方可愛いです。
結果発表はわかっていました…小細工もなく、思ったよりあっさりしていましたね。ここでスキャンダル系話を入れたりして半年は引っ張れるのに…
猫の会話からいきなり出生の秘密になり、ドラマになって…マントをかけてあげるのは、勝者だからこそできる天然で極悪な行動なのですが、その臭いが猫の話でうまく消えました。
さて次からどうなるでしょう。恋のほうで進展があるでしょうか…星司くんときらりちゃんの競演でベッドシーンあり、そこになぜか宙人くんが代役でとか…

ボクのプラチナレディー
本来気品は長年の積み重ね(常住坐臥の厳しい躾と膨大な古典教養)から出るもので、そう簡単ではないのですが…
天使のようにとか宝石のようにとか、愛ちゃんとはぜんぜん違いますね。子供たちの叫びもわかります。
素敵なドレスを着るとお姫さま気分…といっても、ファスナーが上がらないのはどうにもなりませんね。いきなり現実的な重大問題で笑えました。
頭に色々載せて、という特訓もよくありますが…見ていて楽しいのはわかります。
泣き落とされてしまう弱さも可愛い。
ダンスでクリスがしゃしゃり出ないのがいいですね。あくまで愛ちゃんの思いを優先して…切ない。
接近でドキドキするのもよく描かれてます。
ものすごい努力をしたのもよく伝わってきます…ここにさりげなく子供たちが色を添えているのがいいですね。
「痛いのはすぐには治せないけど」って、クリスもこれまで精神的にも肉体的にもすごい痛みが…親との関係も複雑ですし、多分鞭打ちありの厳しい躾もあったのでしょう。
あの映像の女の人は…目標ができたのはいいですよね。それで人間一気に伸びますから。
突然すごい気品が出てドキッとしたシーンはよかったです。
ベルサイユ宮殿というのはすごい。
綾小路先生がこれまでとは違う顔を見せたのもすごく興味深いです。
ファスナーがしまったことに大喜びするのは…よかったですね、「風とともに去りぬ」の時代じゃなくて…ウエスト四十センチ代前半までコルセットで締め上げてました…
「女って大変なんだな」に同感です。
さて、どうなることか…どんなハプニングが起きるか楽しみです。

レクターの見た空
かなりの覚悟をして読み始めました。
レトリーバーの穏やかな魅力も、これまで以上によく出ています。
ユーザーさんとの出会いからをじっくり描くのもいいですね…確かに目が見えない人間にとって、レトリーバーのように大きな犬に触れるのには恐怖があるでしょう。
犬が嫌いな人が失明したら、それは本当に大変ですね…
なかなかかみ合わない二人が絆を深めていく描写もすばらしかったです。
犬も思いやっているのにそれがわからない…単なる機械のように思ってしまっているユーザーとずれる…
言葉が通じないし、華さんには見えないのではどうにもなりませんね。
それも目が見えなくなったことに対するいらだちがある、というのもすごくわかって胸が痛いです。
階段につまづいたことで、やっとレクターのほうが正しかったとわかり、それから仲良くなっていくのも胸温まる描写です。
完全に一つになった、そのつながりが…犬と人間の寿命差はあまりに残酷です。もちろん、コインの裏表…寿命が短いというのは、繁殖、成熟までの期間が短いことであり、それは品種改良がしやすく、多産で、また食用皮革用にも都合がいいため家畜としては優れた資質なのですが(参照:「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド/草思社)…たとえば象は寿命が長いが、それは子供時代=利用できるまで育てる期間が長く、効率が悪いということも意味する。寿命が長いと子供を産む数も少ないことが多く、それも家畜としては欠点。また寿命の長さと子供の少なさは品種改良が事実上不可能、ということにもなる…ただし、犬の品種の多様性には元になった種の多様性もあり、象の品種改良は遺伝子的にも困難だろうが)。
いつのまにか、長い年月が経って…レトリーバーは割と老犬になっても見た目が変わりません。
とても厳しい現実ですね、逆にリタイアした盲導犬を、盲人がみるのは不可能なのですから…
逆に今度は、レクターがなぜ華さんが泣いているのか分からない…人語を解さない辛さ…
朝から様子が変だ、というぐらいしかわからないのも、見ていて辛いものがあります。
このお別れは犬にとって、それもこれほど長いこと安心して飼われていた犬にとってどんなに辛いことでしょう…しかも、人間と違って言葉と儀式によって、仕事を始める引退するのけじめをつけることもできないのに。
華さんの悲しさも強烈に伝わってきました。
風香ちゃんは明るくて優しそうな人でよかったですね。
華さんの毛布を持ってきたのはいい思いやりですね。
そして、散歩から…引退を拒んで走り出す、ここからどうなるのか…そして、来月号にはついにそのときが来るのか…辛すぎます。

cafe deロマンス
意外な終わり方でした。
立ち上がりは実に静かで、簡潔な…なんだか昔のいい映画を思い出させます。鳴海さんがこうして感情を強く出したのも珍しいことですね。
「片思いだもん」という諦めも悲しくなりました。
見合いの相手が特に印象がない人、というのが少し残念です。でもその見合い相手のキャラを善悪どちらにしても立ててしまうと、話を引き伸ばすことになりますからね。脂ぎったオヤジという極端も、作品自体の品を落とすでしょうし。
幸せを守るために…そのためにこれを継げたのですか。
パーティの準備では祖母の真情がまだ見えてこない、でも読み返すと隠し味のようにかすかにわかる…ここは見事です。
逃げている自分に気がついて柚寿ちゃんのほうが目が覚める、というのもすごく感動的でした。男に強引にさらわれるよりこっちのほうがいいです。
同じことが繰り返されるのか、と苦悩する祖母には、初読時にはバカだな時代が違うんだ、としか思えなかったのですが…読み返すとこれほど深くなる話も珍しいです。
教会で出くわすのは見事でした。
強引に抱きしめられて、一気に…まるで夢の中のような、結婚式のような…このシーンも素敵です。
そして、ここまでは読めていたのですが…意外だったのが祖母のところに戻ってからです。
こんなことが許されたなんて…もう二度と顔も見せるな、と母親のときの繰り返しになるに決まっていると思っていたのです。
こんな欲張りがありうるなんて…一瞬諦めて、それから困惑する祖母の表情と、意外な本音…時代錯誤の考えだけでなく、本質的には愚かしい愛情…に胸を衝かれました。
拓海くんがあまり動いてくれなかったことがちょっと残念でしたが、特に今回の祖母の意外な本心が見事だったので傑作だったといえるでしょう。
次はどんなロマンスを描いてくれるか、楽しみですね。

極上!めちゃモテ委員長
なるほど、空ちゃんが変な方向に成長してこうなったわけですか…
昔の話は実にわかりやすかったです。確かにこれでOKを出せる男子はそうはいないでしょう。中身のない男と軽蔑はしますが。
それでこんな正しい結果が生まれてしまうとは、笑うほかないです。というかもし、東條くんの好みが前の彼女だったら…
ジンクスに必死になったりする単純さも、根がこうだとわかればわかりますね。
せっかくのゴールの瞬間、それを客観的に見るとこうなるのは本気で笑えました。
男子は汗だくぼさぼさになっても輝いていますが、女子は難しいですね…
いつも友達の悩みに、こう…タカビーな口調で何も考えずに請合って、引っ込みがつかなくなって必死で勉強して…面白すぎます。
任侠(日本ではヤクザという意味ですが、中国も考えるとそれだけじゃないですよ)とまじめな委員長が合わさるとこうも面白いキャラが生まれるとは。
手を使うというのはうまいアイデアですね。
この手入れ方法も、マニキュアのように体を痛めかねない方法ではない、きちんとした身だしなみの延長ですし…そこがすごい…
結構不器用というのも可愛いですが、元のキャラとうまく調和しています。
風邪気味なのに雪の中でいたら悪化する、とそこまで考えて背負っていくとは…つくづくカッコいいです。
本当にとことん正しいのがカッコいい、というのはいまどきのマンガでは少ないですよね…すごい。逆に斬新かも。
東條くんに抱きとめられたシーンもよかったですね。一番でなくてもぼろぼろでも、最高に素敵です。
で、こういうピンチですか…さて、どうなるのやら。彼女はひたすら正論しかいえないキャラなので、面白い戦いになるかもしれません。それにいつ地が出るか正体がばれるか、というのも面白いスリルになりそうです。
この生徒会との戦いがしばらく続くのでしょうか?

ビューティーポップ
う〜ん、いまいちすっきりが足りないです。これまでの不快感が全部晴れたわけじゃないですよ、こう中途半端じゃ。
もっと…地獄流しでようやく少しすっきりするぐらいですよ。
「想定内だったがな」はさすがにカッコいい…敵に回した相手が悪かったですね。
で、勝負自体をしないなら、勝負で負けたら美容師廃業の賭けは…というツッコミをするために考えることすら不快です。
このラストステージにただ酔って、腹のむかつきを取り払いましょう。冗談抜きに、こいつの顔を見るだけで胃腸がでんぐりがえっているのです。
この魔法はさすがです。二人とも可愛い!
結局大沢の評判を地に落とすことはできていないのが、正直残念でなりません。まあナルナルの啖呵には少しすっきりしましたが。
このショーの反響…人波には爆笑しました。
さて、意地になったナルナル…腱鞘炎にならないでくださいね。というか、金銭面は?年齢的に正式な資格はもっていないはずですが、それが髪をいじること自体許されるのでしょうか?というツッコミはもう野暮ですね。
父親まで正体がばらされて災難…というのも爆笑。
この新しいハサミ…どう特別なのか、ヘンケルやアドラー、または誰か優れた鍛冶屋が作ったとかの因縁があるわけでは…なさそうですね。
というか新井田さん、何しに出てきたんでしょう。
さて、この新ライバルは誰でしょう…というかやっと終わった、もう二度と大沢の顔は見たくないので出さないで下さい。

でびる☆まじっく
他人に全く見えないというのも大変ですね。
犯人が篠宮センパイ?その根拠、「この話に出てくる「おもな登場人物」は…」明晰すぎる推理に爆笑!確かに登場人物表にない犯人というのはミステリとしてはアンフェアですからね…
ノリツッコミも笑えました。
死んでお詫びを、って女性の自害は違います、足が崩れないよう膝を白布で縛って正座のまま喉を懐剣で突いて前に伏します。切腹のように儀式化もされていませんね。まあ男性同様切腹した女傑もいないわけではないですが。
たしかにあのアピールはそれなりに面白いでしょう…でもデートまでうまくいくとは!
この格好はすごいです。
鼻息が荒いなどの描写も細かいところの芸がいいですね。
自分ではなく、母親に作らせたのを隠している会話も面白いです。
「少女まんがの表紙顔」というのも笑えました!もう…で、よくこう綺麗に割れたものです。というかこう助かったのは強運過ぎますね。
でもこれ、服は汚れ破れますからデートを続けるのは無理なのでは…
ここからどんどん危機と脱出がエスカレートするのも楽しいです。あ、こうしてデート中相手に命を狙われるのは「City Hunter」の、ブラッディ・マリィーの話を思い出しました。
穴が開いたボートでドキドキゲーム状態になったのも笑いました。
浅くても溺れることはありますから、十分危ないです。
で、この灯油…確かにここまでやれば、犯人は篠宮センパイ以外ではありえないですが…もう露骨すぎて、しかもそれがわからないさきねちゃんには笑うほかないです。
というか命を狙うならもっとうまくやるのでは、というぐらい。
体をのっとって逆襲モードに入ったウェイドはさすがにカッコいいです。
キスして守ってやる、という言葉もすごくカッコいい。
それで、こうして封じ込めるとは…このすれ違いはギャグモードの前半とのギャップがあり、迫力があります。
なぜ命を狙われるのかも含め、次回が楽しみですね。

ミニマム☆マニア
すばらしい作品でした。
好きという言葉を、携帯電話の音で噛んでしまった、というのは笑えて同時に切ないです。
帰り道にももう、二人の心が通い合っているのがわかってすごく心が温まります。
みんながからかうのもわかるような、確かにいい感じです。
もうチビじゃない、急にもてるようになった彼…この変化はもっとじっくり見たかった気がします。
告白大会というのもすごいですね。
「こんなふうに見上げるようになるのかなぁ?」と、教壇の差を見上げるシーンは男女の差がなんとなく伝わって、甘酸っぱい切なさがあるいい会話です。
「背の高い彼氏と」は、本来ならそれでこじれてもおかしくなかった暴言です。そう…{急にもてるようになった彼}と{暴言による誤解}のパターンを合わて新キャラを入れれば、これまでがプロローグでここから本格的に連載を始めてもよかったはずだったのですが。
で、しっかりチョコを要求する…可愛いですね。
告白大会で「いますぐ助けろ!」ここはもうため息の連発です。
すごく強引に飛び出しての叫び、そして影に…ここで…うわ〜、ビターチョコのようなラブシーンに胸いっぱいです。
階段を利用しての身長差キスも素敵でした。
というかこのキス、みんなに見られていたのではという気もします。
本当に素敵なカップルですし、最高傑作でした。
今回がすばらしかったので、次回作は楽しみな反面どういう方向で来るか不安もあります…でもわくわくしています。

ふしぎ星の☆ふたご姫
愛する女の自己犠牲を見送るしかない、男にとってそれ以上に情けない、苦しいことはないですよ。
ぶっ壊れたエクリプスとブライト様にはなんだか笑えました。
こんな時にも元気な二人のキュートな可愛らしさもいいですね。
元気玉に至る、シーンの積み重ねも見事でした。
そしてその後のパーティも…根本的な解決はまだのようですが。
エクリプスの強引さも、今はなぜか笑ってしまいます。ブライト様は出番なしですか…あ〜あ。
とにかくお疲れ様でした。
アニメは続いているのに…ちょっとイレギュラーな形ですが、「ちゃお」と阿南先生のことを思うとこれでよかったです。
元々この作品と…特に、僕はオープニングを二、三度見ただけですがアニメと…阿南先生の作風はあまりに合っていませんでした。
阿南先生を本当に生かす作品がオリジナルでできればいいです。
他原作ならできれば古典のファンタジーや時代物…神話や「アンティゴネー」「アガメムノン」などギリシャ悲劇、「ハムレット」「マクベス」「ロミオとジュリエット」(シェイクスピア)、「アーサー王」の特にランスロットと川の乙女、ガウェインと醜い妻、トリスタンとイゾルデのエピソード、「折れた魔剣」(ポール・アンダーソン)、お得意の華麗な衣装が際立つ「時の車輪」シリーズ(ロバート・ジョーダン)などが最高でしょう。
これから作風を生かしたいい次回作で出てきて欲しいです、「ちゃお」にとっても重要な若手なのですから。

こっちむいて!みい子
あの〜ミホちゃん…なんでもないです。
このケンカに嫉妬するのはよくわかりますが、妄想の中の竜平くんはキャラが違いますよ。そうなるとしても高校生ぐらいでしょうね。
バレンタインの意識が低い子に「じゃあチョコあげないで!!」というのはわかります。でも…結局はあげてしまうし、竜平もみい子ちゃんのしかなんだかんだで受け取らないんだろうな、と少し悲しくなってしまいます。
この露天商はあやしすぎますが、藁にもすがる乙女心…
いきなり、竜平くんがミホちゃんを扱うのが、みい子ちゃんと同じようになる…露骨な効果に笑えました。
で、「あれが「恋してる」ってことなの!?」で…いつも自分がされているのと同じ扱いだ、と気がつかないみい子ちゃんがまた笑えました。というかこれ、もう…あさりちゃん時空のずるさですよもう…それに気づき成長することができない…
そして、竜平くんの自分に対する扱いが変化することにとまどうみい子ちゃん…
というか、ミホちゃんが楓ちゃんのように、この状況が間違っていると気づけばいいのですが。妄想どおりの甘い恋人と、ありのままで思いの方向だけが変わった竜平とのギャップから破局に向かうのではなく。

来月号は正直複雑です。こう新しいメンバーが育たなくてベテランが元気すぎるぐらい元気だと、若いのが覇気はおろかサボって遊ぶ元気さえなく、マニュアル通り死んだ魚の目でふらふら働くだけの若年寄と化していて、そのくせ会長はじめ老人たちが元気一杯、働くのも二十四時間戦って非常識なアイデアも出しまくり、私的な遊びも豪快に暴走している会社のように先が不安ではあります。
フィギュアスケートはうまく最近の話題に合っていますね。華やかさが身上の今井先生ならすばらしい作品になるのは安心できます。
五十嵐先生は、一度連載陣から落ちてから新しいジャンルを切り開いて這い上がってきたので、それがどれだけ本誌読者にもアピールできるか楽しみにしています。
貴重な期待の若手であるこはら先生にはぜひ頑張ってほしいですね。いい作品を楽しみにしています。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ