ちゃお2005年月2号感想

またものすごく欲求不満というか辛さがたまってくる展開が多いです。それこそ壁などを殴りたくなるぐらいに。

もちろんこれから4月号にかけてクライマックスに持っていき、終わるものは終わらせて4月発売の5月号からの新連載の枠を開けて、終わらなくても小クライマックスで人気を引っ張って新学期からも読み続けさせる戦略なのはわかっているのですが…こう重なると、実は休日が多いのに感想を書き始めるのにかなりエネルギーが必要でした。

きらりん☆レボリューション/なーさん☆レボリューション(中原杏) ビューティーポップ(あらいきよこ) ノンストップ☆のん!!(こはら裕子) スパーク!ララナギはりけ〜ん(もりちかこ) チェリッシュ!!(阿南まゆき) ミルモでポン!(篠塚ひろむ) キス=キス(八神千歳) シンデレラコレクション(今井康絵) ぷくぷく天然かいらんばん(竜山さゆり) モンスターキャンディー(おおばやしみゆき) こっちむいて!みい子(おのえりこ) ルナティック・Honey(宮脇ゆきの) 次号予告

きらりん☆レボリューション
ええと…映画のストーリーについてはツッコみません。
なーさんの活躍があるのが嬉しいです。
恥ずかしいというか、「オス同士で何やってんだ」という冷静なツッコミに爆笑!
自然な恋人の演技がわからない…現実のアイドルも恋人を作る余裕はないでしょうから、それはあるかもしれません。
この極端な壊れ方はわかりやすくて面白いですが。
男の子に「彼氏いない歴14年だもん!!!」とぶちまけるのは恥ずかしかったでしょうね…
星司くんの「僕としてみる?」は痺れました。なんというか、声の甘さも感じます。
三人でデート、ってそれはデートとは言わないのでは…
「アイドルの自覚あんのか!!?」は確かに。
薄暗くて人のこないさみしい場所…へえ、そういう趣味がありましたか。
星司くんがはぐれたの、なんかわかっていて二人をくっつけるためのお節介のような気もしてきます。
カップルと見られて急に意識し、ギクシャクして…ふふ、もしはぐれたのが宙人くんで星司くんとふたりきりだったら…気づくのは翌日かも。
服を握ってついていくの、手をつなぐより緊張感が伝わってきてドキドキします。
それで意識が強まるのも気恥ずかしいぐらい面白い心の動きです。
それから一つ一つ、とわかってくるのもうまい。
クレープでの大食いも、全部受け入れてくれる彼でよかったですね…
さて、次はどんな演技を見せてくれるか楽しみです。

なーさん☆レボリューション
ただでさえ年末進行にこんなややこしいこと、さぞ関係者一同泣いたことでしょう…お疲れさまです。
一ページ彼が独占しているのってちょっとシュールな眺めかも。
きらりちゃんの寝顔、可愛い。
料理もなんでもしてくれるってなんて便利な…
人気者に、で「宇宙人でもネコでもどーんとこい!!!」というふれこみはなんか笑えました。
なんでもできるのはわかってはいましたが…
「シャレよシャレ!!」というのは意外で笑えました。
ここでのきらりちゃんの心意気は素敵です。ステージも微笑ましく、楽しめました。
なんだか心があったかくなるような作品でした。

ビューティーポップ
このスクールほうき、やはり懐かしいです。
綺里ちゃんも少しは心の傷が癒えたでしょうか?関さんに向ける表情は柔らかいのがほっこりします。
そして…落合くんが関くんに意識下で嫉妬するのが、携帯電話に対する反応などでさりげなく見えてくるのがまた面白いです。
BMWでの登場もインパクトがあります。
ナルナル父の腰の低いようで、さりげなく地位が出ている態度など大人もしっかり描けているのがいいですね。
シャンプーにも綺里ちゃんは優しい目をむけている…彼女が普通に笑顔を見せるのは関さんとシャンプーだけでしょうか?
で、ナルナル父と綺里父の会話は…あまりにナルナル父が息子そっくりなのが笑えました。プライドが高くて意地っ張りで、本質的に幼児…
妻のそばにもいられるから、本来は願ってもない話だと思いますが…断るのは見えていました。
オッチーがどんどんいつもの自分らしからぬ行動をする…恋に壊れていくのも見ていて面白いです。
ついカメラで撮ってしまうのが、人間らしくてすごくいいシーンです。純だな…
そしてここで加奈子ちゃんと落合くんが接近…かとおもったら携帯電話の待ち受けから、これは頭が吹っ飛びました。一昔前なら生徒手帳ですが、今は携帯電話…プライバシーの宝庫ですから、落としたら本当に危険ですね。また、バックアップなしの電話帳兼スケジュール帳であるケースも多いですし…今後は財布にもなりますから気をつけないと。
さて一体どうなるやら。楽しみです。

ノンストップ☆のん!!
男子校に入るって…普通女の子なら…ちょっとこの心理はリアリティに欠けるような。それがせめてもの「すくらんぶる」シリーズとの差別化になるでしょうか?難しいでしょうね…
フクロウがマスコットキャラなのは苦笑する他ないです…
元気に…狼の巣に飛び込んでくる羊にしては元気すぎて、びっくりするほうが大きいです。
悪いことはしてない、というこ言葉で見当はつきました。そういう理不尽ってありますよね。
生徒のほうが発言権があるというのも…一見いいように見えますが、生徒がせっかく得た実権を手放したくないために逆にそのほうが厳しくなったりもします。
強引にぽんぽん進むテンポのよさも面白いです。
この単純な考えは男の子のものだと思いますが、小さい子にもわかりやすいかも。
「あいつあんなに張りつめてて疲れないのかなぁ…」という感慨も、これからどうなるか楽しみです。
スポーツでの活躍は、リアリティ無視な分見ていてすごく楽しいです。明るい作風がすごくよく出ています。
信国くんとは性格が合うようで、これから恋になるかどうか楽しみに見ていましょう。
女の子に見える男の子…そういうのがここにも出てくるのがなんというか、時代ですね。というかなぜ男子校に女子制服があるのやら…
勉強が全滅なのもお約束です。
傷とは…そういうことですか。傷があるから英次くんの思いも分かる、と思ったら「弱い奴はしょせん足手まといになるだけ」という冷酷さに反発する…この心の流れがまた面白いです。
このふたりの信念と信念のぶつかりあいは、想像以上に面白いものになりそうです。はっきりと敵に存在感があるのが素敵ですし、脇を固めるキャラクターもいい。
序盤は「すくらんぶる」との比較で危惧しましたが、意外に面白そうです。

スパーク!!ララナギはりけ〜ん
一気に面白くなってきました。ナギちゃんのカッコよさは相変わらず最高です!
「アタッカーにしては攻撃性が足りない」など、それぞれの課題が徐々に出てくるのが読み返してみるといい伏線になっています。
「わたしの足引っぱるんじゃないわよ!!」はキャプテンとしてはどうでしょう…彼女、個人競技のほうが向いているのでは…
アジアのレベルは、これから知る他ないですね。通用しないのは読めていましたが「帰りにはきっと…」と覚悟を固めているのが渋い。
パンダの着ぐるみを着て「気をひきしめろ!」は爆笑。
「こいつらと同じ飛行機に乗らなきゃいけないの」って金持ちなんですから自分でチャーターしたら?そういえばこのシリーズではナギちゃんの金持ち設定、全然出てきませんね(禁句?)
飛行機で靴を脱ぐ…明治時代に汽車に乗るとき下駄を脱いで乗った人はいたそうですが…
この悪夢は笑えました。というか練習しろお前ら。
意外とイロモノがいない美少女ばかりですね。身長も高く…完全に正統派だと、ぎりぎりまで信用できませんでした…
こっちのイロモノぶりは何というか、日本の恥…
中国の気合と圧倒的な強さはとにかくかっこよかったです!
一気に気おされるララちゃんはあまりに情けないですが、それだけの迫力はありました。
「くやしくないの?」と心の中で…即切り捨てないのはチームメイトとして認めているからなのですが…
ネズミさえ、苦しまぎれではありますがつないでしっかり決めるのは敵ながらあっぱれ。
敵のカッコよさと強さがここまですごいと何も言えません。
結果は分かっていたようですね、監督は…壁にぶつかっているララちゃん、多分多くの現実にスポーツをしている読者にとってよくわかる気持ちなのでしょう。
ふらふらと体育館に来てしまうのは、まだ見こみがあるということですが…
ナギに甘えてしまうのは、もう見ていられないぐらい…これで回想に妄想が混じるのは爆笑しました。
でもこれは大きな壁です…ここまで本格的になるとは、これだからこの作品は油断できません!

チェリッシュ!!
戦闘シーンの迫力はたいしたものです。
学園長の魔法もインパクトがありました。
チェリーの強さ、これは女だからこそですね…男の子だったら怒りが暴発し、オレが先に戦うと飛び出しかねないところです。
舞踏会は少し唐突ですが、おいしいシーンには違いありません。着替えシーンで男の肉体にこだわるのは…苦笑。
女の子らしくなろうとしたら魔法で阻止されるというのも、なんというか便利ですね。
学園長がそのままチェリーちゃんを出したのは、エメラルドの対応を読んででしょう…なんというかこの態度はさすが王子さま、ガーター勲章の由来を思い出しました。
学園長は魔法で音楽を流して…さりげないサポートもうまい。
真相はそういう事でしたか。「魔女のくさびは他人が抜くと死なせてしまう」って、ラピスたちは死んだのですか…
「僕の父だ 僕が助けたい」という気持ちはわかりますが、単なる無謀…若さというものでしょう。だれも年長の助けがないのが残念です。
「そんな弱い人についてこられたら迷惑なんですよ!」はむしろかっこいい…です。
そして、ついに恋心が芽生え始めて…早いクライマックスですが、一体どんな形になるでしょう。

ミルモでポン!
…(リルムといっしょに気絶)。
そんな、そんなことって!!そんなのってないよ…これまでのように魔法のせいだと思いたいです。あまりに辛くて、何度も激しい運動で気を静めました。
恋人らしいことを何もしていないのにこんな…逆にあまりにリアルなんですよ、中学生の恋ってこれくらい不安定なものなのだろうなと…
そういえば、日高さんと楓ちゃんの対決以来、実質的に妖精は行動はしていませんね。というか日高さんと松竹くんも出番がないような…実はこの作品、人間キャラのほとんどは事実上使い捨てですよね…
ミルモのこれは…と思ったらいきなり拭かれてしまうのは、なんというか気持ちわかります。初読時はすごくやきもきしていました…
楓ちゃんがこうして動けない、今までの彼女のひたすら行動とは違う…一つ成長したんだな、とは思いますが…それが思いきり裏目に出てしまうのが泣きたいです。本当に反省しているのは伝わってくるのですが…
両思いのはずなのにこうしてまたストーカーに戻ってしまっているのが悲しいです。
良ちゃんがこうして無邪気に接していると、なんだか…いっそ彼女が悪役だったら素直に憎めるのに、と複雑な思いです。
男同士に近い感覚で趣味などが合い、楽しく過ごせる…考えてみると楓ちゃんと結木くんは一緒にいても妖精のこと意外共通の話題がない、まだ日高さんのほうが教養はある…でも恋はそれだけじゃないと信じたいのですが。
この相性のよさは、僕はどちらかというと親友も思えます。親友として気が合う男女というと、ちょうど『いちご100%』の北大路さつきちゃんを思い出すのですが。
妖精たちの切ない視線、よくわかります。ミルモも…多分リスクも承知の上ででしょうね。
こうして二人で飲む、というのはそれはそれで…ああ、今思い返してみると前もミルモと結木が男同士の話をしたときは…唇を噛み締めるほかありません。
「酒はまずいぞちゃお的に」でココアなのは吹き出しました。
「あいつバカだから」と二人で落ち込むのも見ていて面白いです。お人よしが暴走する…確かに。
そう、結木が楓ちゃんのことを、怒りで馬鹿馬鹿しいあてつけをしてしまうほど好きなのは…いや、これまでも常に住田くんの目から見てとか、結木くんの楓ちゃんに向ける思いは強く感じていました。
でも…一体どうしたのかといいたいです。どうしてこんなに想いが揺れてしまっているのか…本来は少し時間を置いたほうがよかったのかもしれません。
一言も責めず「ま、そーゆ−こともあるわな!」と明るくしてくれるミルモ、いい飲み友達です。
このデート、そしてあっさりした仲直りから、まさかこんな結果になるなんて…
楓ちゃんの曇りのない笑顔が、見ていて泣きたくなります。ミルモの「まだどーなるかわかんねーぞ」と言う言葉がまた…うまい伏線…
上の空なことから、徐々に良ちゃんの影が重くなってくるのが見ていて辛いです。
考えてみると、良ちゃんがいなくても…結木くんと楓ちゃんがデートしても妖精の話題以外ないのですが。
なぜ良ちゃんの話を出してしまったのか…この奇襲は結果的にとんでもない事になってしまいました。
リルムが怒ってミルモに八つ当たりするのも、気持ちはわかります。
楓ちゃんの切ない心の動き、思いやりも…なんかやはりバカ!と叫びたいです。心が揺れるのは仕方ない、まだしばらく時間を置いてもいいのに…思いやりではありますが、この決意は…正直見ていられないです。
笑顔で「さよなら」は、大人の対応すぎて…もう感情をシャットダウンしてしまいます。
結木はこれでいいのでしょうか…どうするのか、もっとじっくり自分の思いと向き合う必要があるのかもしれません。
ただ今は祈るほかありません。今までとは違い、魔法が解けさえしたらじゃなくて…あまりにも絶望的ですが…

キス=キス
奈緒ちゃんが一気に走って転ぶのはシリアスをうまくごまかしてくれました。
単刀直入に聞きますね。それで…口をふさいで聞きたくないなんて、なんか可愛いぐらい子供というか相手への思いやりがゼロ…思いやりばかりになってしまった楓ちゃんよりましかもしれませんが。
用具入れにこもるって、何かあるとトイレにこもっていた小学校の頃を思い出します。
勝手だと自分で分かっている分、あの頃の僕よりマシですが…自分の体を制御できないのもよくわかります。僕だってまともに自分の体を制御できるようになったのは中三になってから、それも刃物で自分を脅してですよ。
拓夢、確かに甘いです…
寅さんはもう終わったのでは?リメイクは無理でしょう。
「拓夢には夢かなえてほしーし、かと言って奈緒ちゃんには寂しい思いさせたくないし」って奈緒ちゃんもついていけばいいのでは?
デートでみんなが見ているのは笑えました。
上の空で拓夢の気持ちがわかるのは…すぐ前の結木くんを思い出します。
部屋におじゃまするのはわかってはいますがドキドキ展開です。クッションを吸うのはちょっとやりすぎかも…
ここでこの書きこみを見て、はじめて彼の夢に気がつくのも切ない展開です。
このポスターもどうしていいかわからないでしょう…
このデートはそう思うと切ないです。
みんな本当に二人のことが好きなんですね。
遊園地でのいいムードが、一気に切なくなって…暖かい本当の愛情にあふれた送り出す言葉になる…
笑顔に混じる涙がたまらないです。
拓夢が抱きしめるのも切なくてたまらないです。
なんだかためいきが出そうです。別れではないのが、直前のミルモよりはるかにいいのですが。

シンデレラコレクション
やっと気がついたか…長かったです。近すぎて見えないというのはよくありますね。
「樹里ちゃんはすごく優しくていい子」と、ひたすら信じているのが悲しいです…
海南人くんへの爆弾処理は…まあ義務ですし。ここで彼が見せた男には惚れました。
余計なことを言わせず、手で制して「ありがとう」…そしてこの記者会見!
ため息が出るほどカッコイイです。
彼の方が樹里ちゃんのことは理解しているようですね。自分の中の悪を抑えられなくなっている…見ていられないのが正直なところだと思います。
自分からちゃんと言う、とまあ『星の瞳のシルエット』にならないのは…
「なにしろオレのほうが千倍はイイ男だからな」とユーモアを入れるのもカッコイイです。
樹里ちゃんに打ち明けて…ニーナちゃんのこの決然とした態度、成長したこともうまく感じさせてくれます。
それでこういう行動をとるとは、あまりにも悲しいですが…読者にはよく理解できるかも。わかってくれると信じて、今までもいつも彼女は人を信じていますが…
旭くんには樹里ちゃんの悪口を言えない誠意が切ないです。
「伝えたいことがある」と言う言葉、なんだかカッコイイです。旭はどれぐらい期待しているのでしょう…
さて、この最大のピンチをどう切り抜けるか…人間の妄執の恐ろしさを彼女がどれぐらい理解できるものか…
どんなクライマックスか、楽しみです。

ぷくぷく天然かいらんばん
虫歯放置中、しかも虫歯で歯医者にいった事がない僕にとっても他人事ではありません。
僕の犬も結構歯は黄ばんでいましたから、虫歯もあったのでしょう…
冷たいものや甘いものがしみる…いっしょにため息をつく他ないです。うがいが辛い…コーラさえ…キットカットの大型サイズなんて好物なのに拷問…
この再現は笑えました。ずっと他人事として同情しているぷくぷくが、読み返してみると笑えます。
虫歯菌とやってることが同じ…歯のダメージは虫歯の何年分にもなると聞いたこともあります。もちろん治療しなければならないのですが。
で…あの恐怖がぷくぷくにも、ここは笑えます!
この治療は何というか強烈ですね。
「ぼくと2人で歯医者も虫歯もない国へ逃げよう!!」は爆笑!僕もつれてってよ。同感の読者多分多数。
いっしょに歯医者…結局乳歯だったのはほわっとしました。僕もそれでなら歯医者にいった事はあります。
読者もちゃんと歯磨きと、僕はちゃんと磨いていますがそれでも歯の間に虫歯ができていますからフロッシング(デンタルフロスという糸で歯の間を磨く)も欠かさずやりましょう。

モンスターキャンディー
一体どこにいくのやら。ここまでアブノーマルが重なるとわけがわかりません。
「たいしてなかった胸がまったくなくなっている」が爆笑!
宇宙プリンの恨みって一体何があったのでしょう。
「対策は考えてるけど」はまさかこれとは思いませんでした。
「何かついてるし」はそこまでやるとは思いませんでした。もうこれ、幼稚園児のまともな親なら子供に見せられないと判断するかも…
いよさんは確かにこの気持ちは誰よりわかるでしょう。ここで感動させておいて「いっしょに女装少年の」は爆笑。
それでこうなりますか…男装するとカッコイイのは予想以上。
男にとっては怪力も自慢、というのは納得です。
それで心が揺れて…いきなりキスを迫られるのはあまりに過激な…ってなんて子だよ。
確かにそれは難しいでしょう。僕も…うわ〜考えたくない。
女番チャイブの登場はもう何がなんだか。あまりのことに熱が出そうになりました。
こうなるともうめちゃくちゃです。疲れた…新展開は一体どこにいくのやら。

こっちむいて!みい子
さりげなくすごく重いテーマを扱っていますね。
子供、大人と思いやりはどんな関係なのでしょう。
子供のほうが純粋に人や生き物全般を思いやることができることはよくあります。
思いやりを失い、ただ自分の利益や自分の所属するもののことしか考えなくなることが大人になることだ、ということもよくあります。たとえば「大人になる」代表的な形である軍隊の訓練は子供らしい思いやりを捨てて冷酷な殺人機械になることを求めます。
でも…論語にある「真に愛し、真に憎むことができるのはただ君子だけである」という言葉が示すように、思いやりを本当に機能させることができるのも大人だけなのです。子供の智のない思いやりはかえって害になることさえあります。
思いやり、仁を持ちながらちゃんと智もつけて本当に人を思いやれる大人になれればいいのですが。
ミホちゃんの決めっぷりはすごいですね…それを見守るヨシキの目がちゃんと初めからあるのがうまい。
何かと言うとみい子ちゃんが声をかける…何も考えていないのでしょうが…
怒るヨシキくんの気持ちもわかります。
竜平くんがミホちゃんを無視するのは、やはりそういう…大人の世界には足を踏みいれたくない、平たく言えばびびっているのでしょう。
「竜平ガキ!思いやりなさすぎ!」というのはまさにその通り。
なんでみい子ちゃんが話を聞いて飛び出すのか…嫉妬か、それとも好奇心か…体が勝手に動いたという感じです。
ちく、と見守るみい子ちゃんの胸に刺さるのがまた…
ラブラブなみんなを見ていて辛くなった疎外感は、残念ながら実感はできません。僕は小中学校と男女の仲はそんなによくなくて、公然のカップルなんて身近に見たことがないまま男子高行きでした。
子供のままじゃ…焦ることはないですが、いつか子供であったがゆえに自分を致命的なほど責めなければならない時は来るでしょう。自然に体も大人になっていきますし…
「ガキでも好きだ」と言う言葉はとても寂しいフィルターをかけて強く同感できます。
ヨシキくんはまあ…。

ルナティックHoney
あっちいったりこっちいったり、忙しいです。
母親の冷たさはなんだか氷柱を刺されるようです。
リオくんの暖かさはすごく素敵です…
この脅迫はずるいですが、むしろ母の事務所に知らせればしかるべく対処してもらえると思います。自分を捨てているも同然の母のことを考えれば、感情的に無理なのも理解できるのですが。
リオくんが動いたのはびっくりしました。というか魔法でこの周囲の連中の記憶を奪うという手もありますが?
で…この展開は呆然。まさかそうなるとは…
確かに寂しいと思うのは贅沢ですね…
寂しさを丁寧に描き出す繊細さも素晴らしいです。
そして生放送での告白は、あまりのカッコよさに言葉を失いました。
まあどんどん初期設定から離れていくのは気のせいとして…あ、戻った。さてどうなるやら。
というかここでキスしたらリオくんの呪いは解けたのでは?

来月号は…また元気に頑張って欲しいです。
そして、今回あまりに辛い展開になったミルモが、続きを見るのも怖いけれど、一刻も早く…辛いと叫びたいです。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ