ちゃお2004年9月号感想

今月号は幕間話が多いです。まあ、肩の力を抜いて楽しめるのはいいことです。
読んで疲れたくはないので、このままのほうが個人的には助かります(が、毒にも薬にもならないのばかりでもなんですからいい作品が必要で、そのためには感動的に話を作る試みが必要なのも分かってはいます)

モンキャン ミルモ BP みい子 らぶデコ ララナギ シンコレ キス もも ぷくぷく 人魚 予告

モンスターキャンディー
本当にエンジェルハントはあれで終わりのようですね…まあ切り換えましょう。
始めの「私は変わりたい 誰からも好かれる可愛い女の子に」では、てっきり暗いいじめられっこが転校デビューするのかと思いました。それれも間違ってはいません、間違っては…
怪力少女とは意外でした。
「痛いのは最初だけで気持ちいいってみんな言ってるし」って何の話ですか。
まあ牙が見えていますから吸血だと分かりますが…本人からみれば犯されるとしか思えませんよね。
いきなり「すげぇおいしい」は変態としか言いようがありません。「成仏してください」は爆笑!
いきなり宇宙人は呆然としました。
血を吸っても無害、って色々な病原体の問題は解決しているのでしょうか?絶対すごい伝染病がお互いにありそうです…大西洋を隔てただけで同種の新大陸に白人が上陸しただけであんなことになったのですから、異種族で吸血の習慣があるなんて…
宇宙人ならまず学ぶのが英語なのは当然のことです、中国やフランスは怒るでしょうが。
数学は、いくら進んでいても地球の表記法を覚えるのは相当難しかったのでは?数学の内容自体は宇宙のどこでも同一ですが、表記法など違うことも多いはずです。
血を吸われる想像はやたらエロチックなのは気のせいでしょうか?
みんなの言いがかりは力が抜けるというか笑えるというか…まあ転校生なら仕方ないですね。
で、力で黙らせたいのを我慢して震えているのをビビってると思われているのはなんだか笑えます。水道を壊すとは冷静ですね。
そして男子の…多分こういう反応は初めてでしょうね、彼女。
「この学校でやっていけそう」は笑えます、状況ぜんぜん理解してない、女子全員的にまわしているのに!
いきなりのキスは吹っ飛びました。あまりにもいきなりです。
で、結局壊し屋返上ならず…まあ、あのまま女の子に嫌われるもてもて美少女のままと…どちらが幸せだったのやら。

ミルモでポン!
ここで時が止まってほしいです!余計な新展開には入らないでほしい、結木くんの記憶喪失も事故も演技や魔法であっても心変わりも見たくないです!
このまま二人がラブラブしているのを見ていたいです。ファーストキスまで二年ぐらいかけても僕は一向に構いません。
「ものすげーバカップル」は爆笑!まさにその通りですね。というかそんなことわざわざ報告するなって…
そういうことは弟には絶対いえないですね。むしろぬいぐるみや猫に言うことです。そういう存在でもある、と。
あっさり帰ってきすぎといわれて「うるさいだまれ」と黙らせるのもなんとなくミルモらしくて苦笑します。
ムルモが日高さんをそんなふうに思っていたのがまた笑えます。
朝、はれて彼氏彼女として会うのは楓ちゃんにとってはすごく幸せでしょうね。
ここで、お互い照れてうまく近づけないとかがあったらもっと燃えたのですが。
ミルモが叫んで「昨日ついに」を妨害したのが唐突で面白いです。
「別にはずかしいことでもないだろ」には、僕がものすごく恥ずかしかったです。
電話で「結木くん大好きv」といわれたのはもう…転げまわりました。殺す気ですか。
念願の野望…ちょっとこれは不安ですね。二人の愛情の形が微妙に違うようです。
お互いもっと自分がしたいこと、したくないことを率直に伝え合えばいいのですが。
「ナチュラルにオレを5階の窓から」がまた爆笑しました。いくら飛べるとはいえ…けっこうひどい。
リルムちゃんたちへの相談には、一瞬パニックになるほど危機感がありました。
相手の気持ちを疑うのは…僕も前回少し疑いましたが…それで破局になってもおかしくないぐらい厄介なガンになりかねないです。
パピィちゃんの子供らしい度胸ははっとする発見です。確かに自分の中でうじうじ悩んで妄想を膨らませているより、率直に聞いたほうが話は早いです…必ずしもいい結果にはなりませんが。
結局パピィとムルモはケンカになるのがまた微笑ましいです。
しかしよく率直に言えたなというか、結木もよく…溺れる…かないません。
デートに誘ったのは、楓ちゃんは愛情表現を欲しがると理解してのようです。本当は結木くんは日本的な、あまり愛情表現なしのドライな関係を欲していたようですが、相手にあわせる大きさもあるんですね…さすが。
すいみん玉の失敗でけっきょくばったり、ここは本当にいいテンポです!
結木…ここは男を見せましたね!さてどうなるか…多分日高さんは、こうなるのは避けられないと分かっていると思うのですが。
でも、理不尽でもルール違反を主張したいのも仕方ないでしょう…

ビューティーポップ
シャンプーをうまく使いましたね!毎回こうしてのんびりとした風景を形作っているこの子がこうして…
コマったろーはどうしてこうS.P.に燃えているのでしょう。半ば自分も一員になったつもりなのでしょうか。
完全に分裂状態、一人でスケッチに励んで…自分に酔ってますね、彼。
シャープペンが壊れるほど力を入れるとはすごい。「ひとりで行ってひとりで勝つ」ってそれはルール上できないのですが…バスケの試合に一人で行くのと同じく。
落合先輩の姑息さにはちょっと呆れました。本のことまで覚えていて、って…それは典型的な恋愛詐欺師の手法です。
それで加奈子ちゃんを人質にとって綺里ちゃんを使おうと…というか加奈子ちゃんはだまされ、もてあそばれ、利用され、しゃぶりつくされたとわかっていないのでしょうか。
なぜ同じ本を…両方情熱は本物のようですね。この二人って結構仲良しなのでは?少なくとも同レベル。こういう二人のやおいはどういう展開に…
それで、まさかこういうことになるとは…
この自転車野郎も面白いキャラです。敵方のあと一人だったら面白いです。
で、「おまえみたいなヤツに動物飼う資格はねー」といわれて、一言も反論できないですね…その通りです。
これ以外に彼女を出す方法はなかったでしょう。
というかこの会場は何事?
そして…ま、こうなった以上勝ちは確定です。

こっちむいて!みい子
今回はすごく色々考えさせられました。
子供が護身具、護身術を使いこなすことは少なくとも非常に難しく、全ての子供に使いこなせるよう教えるのはおそらく不可能という現実に気づかされました。
そして、今の子供たちが常に危険にさらされている現実も逃げずに伝えている姿勢にも感銘しました。
防犯ベルも、迷惑や狼少年にならないためにはむやみに抜いてはならない…それを子供に守らせるのがどんなに難しいか!それをあまり考えず、防犯グッズを万能視していたかもしれません。
うっかりキーが外れてビービー、このうるささもよく描かれています。これはたまらないでしょう。
そして「キケンな目にあったら鳴らす」と、お菓子程度で鳴らすまもるも、しっかりしているように見えますがやはり子供ですね。
その結果手放してしまって肝心なときに役立たなくなる…必要なのはより高レベルの訓練、特に道具が何もなくても体だけでできることを練習しておくことでしょうか。
それでも前に、普通に道を聞いた人にベルを鳴らしてしまったように誤認は避けられないですが。
本当に無事でよかった。現実にこういうことは多くあるでしょうね、せっかくの防犯グッズが役に立たないことも…逆にスタンガンのように中途半端に攻撃的なものが、かえって本人を傷つけてしまうことも。

らぶり〜vデコレーション!!
扉はすごくおいしそうに食べています。ケーキはあまりおいしそうには見えませんが(ブルーベリーとイチゴをあわせるのは個人的には嫌いなので)
現実にできないなら断るしかないでしょう。どちらにしても店の信用は落とすならそっちのほうがましです。
というより無茶すぎるんですよね、これ…
それで結局、意地っ張りと人情で引き受けると。なんだか力が抜けます。
トライフルは普通アルコールを使いますから子供相手にはまずいのでは?
学くんの語彙はちょっとませすぎ、大人の評論家の言葉になってしまっています。子供なんだからうまいだけで充分では…評論は月夜がやればいいです。
ほころんでいると思ったら泣いているとは…素直になれない気持ちはよく伝わってきますし、それに応えようという思いも伝わってきます。
で、スイカをどうするつもりでしょう。というかこういう形でうまくいくんじゃなくて、ちゃんとした基本どおりのものを一度きちんと作って…面白くないか。

スパーク!!ララナギはりけ〜ん
扉絵の、まるで妹かぬいぐるみを可愛がっているような感じがなんだかくすぐったいようなかわいらしさです。
涙の水たまり三番はやめてほしいです…
この巨人が、男子じゃなくて女子なのが笑えます。まさか…まさか!!そう思うと大爆笑。
牧田秋ちゃんの姑息さもまたかわいらしいです。ごはんなんておかわりすればいいのに…そういう発想がないのでしょうね。
ポリバケツに隠れていても見つかるとはすごい。
秋ちゃんの必殺技はちょっとせこいですが、実戦ではこっちのほうが有効かも。足は今は反則ではないらしいですが、多分関係者が怒って何らかの形で潰されるでしょうね…
ヨゴレ芸人は爆笑しました。
そして…たんぽぽがあれって、これは笑い転げました!たんぽぽという名前と、一人一人の名前のかわいらしさがまた極悪非道。
圧倒的なサイズと強さ…それが本物でしょうね。というかナギちゃん、一体何をされたのでしょう。暴力じゃ面白くない、単にじっと威圧されたか…まさか、とってもかわいらしいグッズで歓迎されるとか?だとしたら即死です。
さて、どちらがエースか…四天王最後の一人はたんぽぽの誰か、そしてそれがレイの王子さまなのか…楽しみです。

シンデレラコレクション
今回は平和にすみましたね。あれだけ年中色々あれば成績も落ちるでしょう。
「数式の崇高なる音楽にも似た美しさ」命の限り同意!数学の美しさを本当に理解できる人間は、残念ながら百人に一人もいない…僕は資質がないのに無理に無理を重ねてかろうじてのぞいた程度、でもニーナちゃん、君は本来そんな無理をしなくても理解できる資質の持ち主なんだ!
その資質を持ちながら本気で学ばないなんて、浦安に住んでいながら一生ディズニーランドに行かずじまいよりもったいない話です!
悠久の歴史の織り成す壮大なロマンも人体の中の未知なる宇宙も、それはそれで真実ですので!それとおしゃれとは、少なくとも同じぐらいの価値はあるはずです!!
男の約束…馬鹿ですけど可愛い…でしょうか、読者から見て?
これで旭くんを意識しているのが可愛いです。背中や大人になりつつある顔、そして背を意識し始める…こういうのはたまらないですね。
周期表と源氏物語の全巻を覚えるとはかなりハイレベルな勉強ですね。丸暗記でしょうが。
あっさりニーナちゃんが一位奪回は、なんというかがっくりしました。落ち込んでいるバカ二人がすごく笑えます。
みんなでといっておいて待ち合わせ時間をずらして二人きりに、とはヒロたんもやりますね。
あっさり手をつないでいますが、多分相当緊張しているんでしょうね…
男って本当にガキですが、それを受け入れなければ結局大人の男にばかり恋をすることになりますよ。それはそれでいいのですが、そうされると同級生男子の立場がないので…

キス〓キス
おもちゃであろうと拳銃を人に向けるのは、ましてトリガーに指をかけるのは銃社会で育った人間にとってこそ絶対のタブーです。アメリカでおもちゃの銃を人に突きつけたら相手や近くの警官に射殺されても正当防衛です。子供でもそれは同じこと、例えばアメリカのある家でパーティをしていて、おもちゃの銃を子供が友達に向けたのを外から窓越しに警官が見て、その子を射殺して、それで正しいと認められたこともあります。
蹴り上げてキャッチ、即座に…ひじは伸ばすほうが正しいのですが。きっちりハンマーを起こしているのが怖い。冷静に見れば実弾が装填されていないことは分かると思うのですが…
このジョーク自体、許されるものではありません。絶対にまねをしないように!僕の視界内でやったら小学生だろうと少なくとも指は折れると思ってください。
まあシンディだというのはわかっていました。本当に素晴らしい美貌です…ちょっときつめですが。
制裁しようとしたら似合いすぎ光線で女の子たちが動けない…これは爆笑!
「何ソレ」「そもそもKISSってなによ」と、それが元々正論ですよね。閉ざされた世界ではそこのルールが異常かどうか、判断できなくなることが多いですが。
作った人がバカ、と言うのも正論です。
森高先輩のおせっかいは笑えました。
きちんとした服に着替えた二人のカッコよさはまた格別です!
そして…損な性分ですね、森高先輩。寝た子を起こすようなことをしておいて告白とは。

ももももピーチ
わけのわからないことになってきました…
ムツゴロウが魔物に反応した伏線は全く気がつきませんでした。
友達と恋の間に揺れる乙女心…究極のテーマか、とわくわくしていたのですが…
ハムスターは…ハム好きはこの絵で納得するでしょうか?
かなり無理な脱出の仕方でしたが、まあスリルはありました。
おぶわれるのもまたどきどきしますね…気持ちよくするために走るとは、面白いヤツ。
で、よくまあこんな簡単に聞く勇気が出たものです…と思ったらこうなるとは。

ぷくぷく天然かいらんばん
飼い主の友達は、犬にとっては普通は迷惑な気がします。お愛想はしますが。
ダブルブッキング(bookを辞書で見てみましょう)とは間抜けです…まあそれでどうなるかはわかっていますが。
合わせ鏡で二人になるのはわかりやすいですね。
で、解決したと思ったらたくさん出てくるとは…山盛りはちょっとシュールな光景です。
鏡に映った自分を消すには暗くすればいい、というのはうまいアイデアです!
で、結局ダブルブッキングは…こうするのが一番いいですね。

あー湯ぅはっぴい?
うわ…なんというかすごい話です。どういう頭の中をしているのか、というのが正直なところですが、それで面白いんですから…
友達と遊べないという境遇は確かにかなり辛いですね。
輪流の湯…また分かりやすい話です。
実際のところ、石鹸とボディーソープの優劣はどうなのでしょう。環境負荷は石鹸のほうが低いといわれていますが?
切れたらいきなり石鹸になっていた、というのは笑えました…で、男湯で学園のスーパーアイドルって、キーボードを打つ手が震えるぐらい笑えます。
どんな美形もこの姿だと形無し…のはずが、彼女の目にはきらきらに見える…裸でのお姫様抱っこ妄想とかボディ洗い妄想とかはもう笑い転げて笑い転げて。ものすごく下品な発想なのに絵が古くてきらきらしているせいかそんな下品に見えないのがまた…
で、やはり銭湯には色々な人がいる、と。それはいつも銭湯を手伝っているなら見慣れているのでは?
あまりにも色々な災難に、笑うほかありません。
そして回想…確かにこの銭湯が素晴らしい憩いの場なのは事実ですが、彼女がずっと子供時代の大切な時期を犠牲にしてきたことには変わりありません。昔は誰もが家業を手伝い、ある程度成長したら奉公に出ましたが、学校がない時代ではある程度自由時間はあったはずです。
めちゃくちゃにするのは犯罪です…まあ暴力団の関係で根回し済みなのでしょうが。
わけの分からない攻撃がまた面白いです。猿蟹合戦同様の、子供向けの楽しさでしょう。
で、お尻の怪我まで見抜かれていた圭太くん、もう美形台無しですね。
というか常連なら何から何まで見られているようなものでは…それでよく憧れが持続するものです。
なんというか子供にとってはこういう作品は分かりやすくて面白いでしょうね。

まじかる・スイート・マーメイド
こういう展開できましたか。まあうまいといえば…
前回涙を吸ったときにこうなることは予測するべきでした。
口移しで飲ませて、って…治療薬があるなら別に、求める人に飲ませても害はないのでは?
記憶を失ったのなら、このまま別れるほうが確かに賢明でしょう。
もうここは危険地域です。悪は伝染性が強いですから…
結局こういう展開になって、へえ…エンジェルズ・トランペットが有毒だったとは。
「大好きな人をキケンな目に合わせてまで」というのをしっかり描いているのがいいです。これを描かなければ単なる自分勝手になってしまいます。
試している…それはわかりますが、善悪がわかるならある程度は…いや、いくら善人でもそれだけでは女一人守りきることはできないでしょう。
二度と人間に戻れない、故郷の知る人…家族全てを失っても、ここの覚悟はもっと悲壮感を描いて欲しかったです。ちょっと感情描写が軽い気がします。
こういうハッピーエンドもありですね。次はどんな作品か、楽しみにしています。

来月号の読みきりはすごく面白そうです。長身コンプレックスはその長身をいかに描くか、体のデッサンがすごく難しいでしょう。
きらレボも一体どうなることやら…楽しみです。

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