ちゃお2003年3月号感想

とにかくミルモ続投の正式決定が嬉しいです!
連載陣も充実していて、これからが楽しみな作品ばかりです。
そういえば、最近やたらと星マークがつく作品が多いですね。流行でしょうか?

デビル ミルモ こいき くるみ ミニモニ チャモ すくらんぶる シンデレラ ぷくぷく ミラクツイン Dr.リン みい子 ノアール エンジェル 予告

いじわるらぶvデビル
いきなりヘビィな始まり方です。僕のように多くの作品を読んでいる大人はともかく、小学生読者はすごくわくわくするでしょう。
可愛らしさは相変わらずです。
クッキーがこげるのはよくあるドジですが、タイマーがついたオーブンならこうなることはないのでは…?
くまちゃんが段々イライラして我慢できなくなるの、なんか分かる気がします。
ぬいぐるみの体に「オレ様は〜おびえて泣き叫べ!!!」というセリフは間抜けそのもので笑えます。
そのギャグ奈雰囲気から突然変身するのはかなり迫力がありました。美形、と思ったら結局間抜けですね。あまり緊迫感はないです。
邪魔に苦しむ展開は面白いです。この邪魔の真意はわかりませんでした。
そしてこの玉砕は…言葉を失いました。すごい。
邪悪だからこそ邪悪な奴が分かる、妙に説得力がありますが…十分いい人では。
一体どういうキャラなのか、面白くなりそうです。

ミルモでポン!
なんでこう面白いのでしょう、とため息が出るぐらい面白いです。
住田くんも本当に誠実な人で、感情移入できます。
日高節も妙に嬉しいのですが…逆効果と言う言葉を知らないのでしょうか、彼女は。今回の件で結木くんと楓ちゃん、かなり接近しましたよ。
楓ちゃんのファーストキスに対する妄想、女の子らしいですし僕も似たようなな妄想を抱いていました。でも笑い転げるミルモの気持ちもよくわかります。というか、結木くんキャラが違いますよ。
もちろん怒るリルムちゃんの気持ちも分かるのですが。
チョコで泣きやむと思っているミルモ、自分も子供なのでは?
しかし、結木くん…どこの世界に好きでもない女の子のためにここまでしてくれる男の子がいるでしょう。
「帰って」という言葉にはいかに心の傷が深いかよくわかります。リルムちゃんも同じ女の子だけによくわかっているのですね…ムルモの大人みたいな女心に対する理解が面白いです。
この新魔法がもう腹を抱えて笑い転げました!今も読み返して腹筋が痛いほど笑えます。
かわいい題名、と楽しみにしている時点でもう半分笑っていますね。そして、ずっこけたときには完璧に涙なんて吹っ飛んでいます。
しかしこの聖歌隊衣装でこの歌は…!
この効果は意外でした。そしてリルムちゃんの直球にも爆笑!
もう笑顔ですね、楓ちゃん。そしてよく考えてみると、本でも読んでいるというのは結木くんのこれ以上ない優しさでは!?変に慰めても・・・どちらでもかえって泣かせてしまっていましたから、もう何も言わずにそばにいてやることを選んでいる・・・
もう笑顔になったから大丈夫か、と思ったらまた涙ぐむのがリアルです。でももうその質は変わっていますし、結木くんの言葉も耳に入りますね。
結木くん…「それは気にしたと思う」って99.9%告白じゃないですか!
キス、と思ったら口を拭いて「なかったことにしろよ」がかっこいいです!
本当に結木くんは僕が知っている少女マンガでも最高ランクの男子ですよ。
そして、楓ちゃんも住田くんのことを気遣う余裕ができる…本当にこの下りは素敵です。
そういえば結木くんが読んでいる本は何なのでしょうね。妖精界の本でしょうか?
ついでにふと思ったのですが、楓ちゃんのママはこれを聞いていてどう思ったのでしょう。よく遊びに来る彼氏と意味不明の痴話げんかをしてしばらく静かにし、彼氏が帰るときには笑顔だったという感じでしょうか?でもわけの分からない(妖精由来の)物音や言葉も結構あります。
パピィちゃんが人間界に来る、というのは嬉しいです!アニメでもぜひ来て欲しいです。
楓ちゃんに申し訳なくてならない住田くんの反応がとても好感が持てます。
住田くんのせいではなく、日高さんのせいだと思うと笑えますが。
悦美ちゃんが久々に登場したのは嬉しいですが…わかってる?君は今自らレギュラーの座をふいにしたということに。
住田くんでなくても、森下さんの名前が出なかったのはなぜでしょう。
住田くんの双子の妹はすごく可愛いです。いちごミルクはパピィらしいですね。
パピィちゃんの口調や気絶する住田くんなど、この掛け合いも楽しいです。そして子供のくせにおしゃまな口調、強引な態度、そして…このオチ、もう体がぽかぽか温かくなって胸がきゅうっとするほど楽しいです。
パピィ&ムルモのケンカも見ていて楽しいです。
しかし、誰も…パピィちゃんが住田くんのところに来たら、行きがかり上パピィちゃんは住田くんの恋を手伝うことになる…楓ちゃんにとっては不利益になることを考えなかったのでしょうか。
さて次からどうなるのでしょう。松竹くん&森下さんの復帰はあるのかなど、楽しみな点は多いです。
そしてアニメ…最近「ミルモおばさんのお料理教室」を出さなかったことから、このままミルモ三姉妹などおいしいネタが出てこないのでは、と心配です。
でも今のパターンでも十分面白いですし、二年目も楽しみです。
原作も…そろそろ休まないと篠塚先生の体が心配ですが、これからもとことん楽しみにしています。

こいき七変化
意外な展開ですね。
こいきちゃん…「他の男とキスするなんて〜さようなら」なんて、遼太郎くんがそんな人のはずないじゃないですか。先月号の殺人者宣言を聞かせてやりたいぐらいですよ。
と思ったら、この夢自体忍術でしたか。
着替えようとして、おへそまで見えて…この間が絶妙!笑えました。
遼太郎くんの笑顔は相変わらずですが…
この差は少し笑えました。女装で「だってかわいいもん」もまた笑えます。
みのりちゃんの心の変化が痛いです。
別にわざわざこんな形で邪魔する人間に関わることはないと思います…別にこのドレスに関する責任者ではないのですし、バイトなのですから支配人に知らせ、警察に通報してもらうのが最優先ですよ。
変に反応し、逃げるから疑われるんです。周りの人も、誰が犯人かより敷きをどうするかのほうが優先事項です。冷静にならないと。
誰も遼太郎くんのことを信じていないのが笑えました。
変なアイデアの出し方ですが、面白いです。
このセーフはかなりスリルがありました。
仲直り式という発想が素敵ですね。これは嬉しいでしょう…
しかしこれは重い誘惑です。どうなるのやら…胸が重くなります。

くるみちっく☆ミラクル
この文字は何でしょうか。アルファベットの変形のようですが、ちょっと読めません。
この兄弟の描写はかなり恐怖感がありますね…
焦っているのに顔が笑っているのが面白いです。
みんなまで巻き込むとは…でもこの助け方、誰かが魔法使いなのがわかってしまうのでは。
尚輝くんの邪悪モードがまたかっこいいです!
鎖の表現がすごく強く感情を表現しています。
そして、よくこの状況で「すごく苦しそうな表情してる」ことに気がついたものです。
雪ダルマとは!面白いですし、前半のモモちゃんの一言が伏線になっているのが上手い。
それで、一気にクライマックスに突入ですか…さて、楽しみです。

ミニモニ。やるのだぴょん!
この子たちなら子供服売り場で十分では?
矢口さんのギャグでエレベーターが落ちるのが笑えました。
食器洗い機で「ガラスだから丸見えだよ!」と本気で困惑しているミカちゃんがすごく可愛いです!ならガラスじゃない、システムキッチンにあるようなシンク据え付け式なら見えませんよ。
まあ大きい食器洗い機に入ったら、窒息しなくても火傷で死にますが。

チャモチャモ★ぷりてぃ♪
可愛い新主人公ですね。前作のメンバーが脇に退き、この…考えてみると少女マンガの黄金パターンを中心に話が動くのでしょうか。
これからどうなるか楽しみです!人間サイドも新キャラがどんどん出てきてくれるのでしょうか、そちらも楽しみ。
そしてなにより増刊で、待ちに待った小梅&ウオールの恋が決着するのが嬉しいです!

空色★すくらんぶる
空ちゃんの男役は納得!人気出るでしょう。
しかし、よく学園側がこれを了承したものですね。乱闘騒ぎの不名誉とアイドル誕生の悪影響…胃潰瘍は確実ですが。
意地になっちゃう空ちゃんは可愛いですが、ダンスというものをなめているのでは。そういえば空ちゃんって、能力が卓越しているだけに防具なしで剣道をやるなど様々な競技、というか「芸」の深さと怖さをなめているような印象があります。楽しく簡単になんでも誰にも負けない、という…そんなはずはないです。
正直に言うとそんなことあってたまるか、どんな天才でも頂点に立つには他を全部捨てて死ぬほど努力しているんだと信じたい…嫉妬に近いものもあるかも知れません。
男装空ちゃんは予想していませんでしたし、ものすごくカッコイイです。
帆志くんのフォローはさすがでした。でも舞台でこんな風に声を掛け合っていいものでしょうか?
北斗が倒れたのはお約束ですが楽しくなりそうです。

シンデレラコレクション
感想を書くのに苦労しました。読み返すのがこんな辛い作品は久しぶりです。
母も子供の話を聞く姿勢がない、逆に子供のほうも言い出せず逃げる…まあ人間関係はタイミングが命ですし、こういうすれ違いもよくあることかもしれません。致命的ですが、言えない気持ちはよくわかります。
全国で三位以内とは…すごい。
恥ばかりのモデル業の始まり、それでもへこたれはしないのがいいですね。
想像しただけでカフェが目に浮かぶ、ミルクティが冷めたこともわかる…すごい想像力。その想像力という武器が次で活かされる形もすごいですし、旭の業界知識もすごいです。
決死の覚悟、でも…なぜここで言わないのでしょう。先送りは悪いことにしかならないのに…そして相談相手もいないのでしょうか?まあ旭以外には秘密なのは分かりますし、彼が信頼できないこともわかりますが…誰にも言えないようでは意欲も疑わざるを得ません。
ロケと桶という小ネタがいいですね。
前に見せた想像力がここで一気に…自己暗示!真偽は分かりませんが、深い暗示にかけると指を焼いた鉄棒といって触れると痛がるだけでなく火傷の症状も出、逆に指だといって焼いた鉄棒を当てても火傷の症状が出なかったと聞いたことがあります。そこまでとは。
さりげなくサンダルに「mezzo PIANO」と書いてあるのがまた芸細かいです。
嫌な表情がむしろ自然でいい表情、というのもいいです。
そして最高の気分でこれとは…!お母さんはむしろ自然な反応でしょうが、子供の意思を完全に無視しています。物としか考えていないです…自覚はしていないでしょうし、善意ではありますが…でもずれた善意ほど残酷なものはないです。
逆にニーナは、最後までぶつかる勇気を出せず先送りしてしまった…今度ばかりは旭も助けないでしょう。ここは自力で突破するしかないですから。
お約束ではありますが、辛いシーンです。今もそのページを見返す勇気はありません。

ぷくぷく天然かいらんばん
そりゃ当然ですよ、もし事故があって大事なワンニャンが死んだら賠償を取られるのですから。
このアクションは笑えました。
しかしルドルフさん、みけねーさんとは一番乗りたくないのでは?とことんみっともないところを見せるつもりですか?甘えて母性本能を狙って?
もめているみんなに泰然としているみけねーさんが面白いです。
オチは笑えました。

ツイン★ゲーム
もろミラクル…まあよくあるパターンなだけですね。
パターンだからこそ、その料理法が面白いです。同じハンバーグでも色々あるように…いきなり勘違いしての告白から来る、一気に核心に切り込むやり方は面白いですよ。
ダンクはやりすぎでは…まあいいですね。
「女に手を上げるなんて男のクズだな…」は同感。かっこいいです!
で、遊園地に行くということで一気に破局に向けて(オチは読めていますが、それを置いておいて楽しむのが通です)時限爆弾セット、これがまた楽しい!
泣いた時点でばれてますな…
しかし予想通りではありますが、由良くんの告白には感動でした。
最高の料理法です、さすが。
それで終わりではなく、少し余計に入れ替わるというのは…これがあるとないと、どちらもよさそうです。

Dr.リンにきいてみて!
とうとうここまで来ましたか。もうこれ以上引き伸ばすのは無理でしょう。でもまだ伸ばしそうなのですが…
これでアズサちゃんは完全に退場(消滅)でしょうか?いや、それはないです。だとしたらストーリー上の意味がないですから。
この約束が守られる保証は何もない…あれ?そういえば、明鈴ちゃんの恋愛感情としての心が闇の王=餃子お兄ちゃんにわずかでも動くことはないのでしょうか。それがあったほうがストーリーは重厚さを増すはずですが…
学校に誰もいなくなってもチャイムは鳴るのですか…
しかし、結局どちらも勘違いしたままです!自己犠牲と単独行動はだめだ、とまだ思い知っていないのでしょうか。なぜ全く仲間を信じないのでしょうか、飛鳥も明鈴も!この似た者夫婦が!
虚しいような怒りです。

こっちむいて!みい子
これまた名作です!
弱肉強食でとっておくのが愚かなのです。少なくとももう一人の子供が中学を出る頃までは。
おいしさの表現が素晴らしいです…少しずつ小さくなって、自分に言い訳を重ねて食べてしまうのが笑えました。
さらに豆腐は爆笑!さらにまもるくんがわざわざお茶まで入れて、豆腐…笑い転げています。
そりゃこうでもしないとまもるくんはおさまらないでしょう。お母さんの対応は分かります…しっかりしていますし、「自分でかせぐよーになってから」など一言一言が本当に子供を思っていることが伝わってきます。
それで結局こうなるとは…ああ、本当に子育てって大変。
色々思い出すといってもそれは全て自分の感情に都合のいい記憶ですので。
何もかもマイナスになるのを、被害者なのに思いやってやれるまもるくん…もてるのが分かります。
でも結局まもるくんもすねちゃって、大変ですね。
不公平感は両方、誰もが感じているということですね。それほど人間、得に子供は当然自己中心的で、特別扱いされてもそれが当たり前で公平であっても相手が特別扱いされているように感じることもある…
それにしても本当にいいお母さんです。

抱きしめて!ノアール
ううむ、焦らしますねノアールの交配相手については。
どういう想像ってそういう想像です。読者はどれくらい分かっているのでしょうか…というか、ちゃおが読者に想定している性教育レベルは一体。
ベッドのマットレスが切り裂かれ、ばねが露出しているのがとてもリアルでいいです。
戻るということもできない、ただ「すずを返せ」としか言えない…これは見ていて苦しいです。
すずちゃんが自力で脱出する、というのは他になかったですか…
この記憶は痛いです。
助かった、と思ったら壁に激突は笑えました。
「一匹も二匹も同じ」がまた面白いです!晩ゴハン抜き、がまた笑えます。

エンジェルVハント
ますます重いまままた続くのですか。これからどうなるのか、巨大な不安を残して。
この剣のデザインはとても素敵です。僕好みですよ。
重い…それはもう、この形を鋼鉄で作ったら普通の女子には持ち上げるだけで精一杯です。剣道の有段者でもなければ成人男子でも素早く振り回すことなど不可能です。
真由ちゃんが砕けることは考えていなかったのでしょうか…まあ賭けですし。
二人で一つ、特別な関係…あえてそれが男女ではなく、女子同士なのが面白いです。
理屈じゃない、という言葉がすごく深くて感動します。
よく許しましたね、二人を…
パパの傷は聖痕(徳の高い聖職者にたまに見られる奇跡。イエス=キリストが十字架刑で手と足首に釘を打たれ、脇腹を槍で刺され、頭に茨の冠をかぶせられたと伝えられる場所から出血する。人工的な傷ではなく、治ることもないが悪化することもない。いくつかはローマ教皇庁が奇跡と認定している)でしょうか?
死を覚悟して、でもパパが死んでしまったら誰も天音ちゃんを守れない…封印は解け、そして…今はもう70%の率で天音ちゃんが堕天だと感じています。
三人は潜在的な敵、でも二人が強い絆で結ばれる…だからこそその破局はより辛い、美しいものになると確信できます。
一見楽しく見える日常が戻ってきたのに…どちらも不安を抱えている、特に真由ちゃんは自分より天音のほうが人格的に上だとコンプレックスを…そうではないのに。今までいつも危険を顧みず向かっていった正義感、そしていざというときに魂を投げ出す誠意…そして今回、自分の闇にしっかり向き合った勇気!決して天音ちゃんに劣る存在じゃないですよ。

来月号、ついにでじこが本格登場!これは嬉しいです。
アニメとしても実績がある作品ですし、手堅い作戦です。また可愛い絵柄も期待できます。
白鳥先生の読み切り、宮脇先生の新連載も楽しみです。

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