ちゃお2003年10月号感想

本来の連載陣に戻った感じです。

そういえば、「ちゃお」は主力作品のカレンダーを発売しないのでしょうか?「ミルモ」のカレンダーがあったら欲しいと思っていたのですが。

こいき ミルモ ビューティー 空色 ミニモニ いけナビ ぷくぷく シンデレラ ぷりワン 魔的 エンジェル でじこ おとぎばなし 予告

こいき七変化
嵐ではありますが、こうでもしないとこのバカップルはどうにもなりません。
生着替えはどうした、という疑問が僕以外も多かったらしく、コミックスできっちり説明されていたのは嬉しかったです。
普段の着替えも早くなったのがまた笑えます。
手をつないで毎朝通学…なんかもう、シュークリームの失敗のようにつぶれていきます。
海外で仕事…これもまた面白そうです。「マーダーライセンス牙」のような忍者Vs重武装テロ犯罪組織超人テロリストとの戦いになっては…くれないでしょう。
遼太郎くんが父親のことを言わないのはさりげないです。
扇くん…無免許では?
人情箱は面白いですね。
千里様へのラブレターには爆笑しました!
こういう依頼募集なら教会のほうが…
依頼で喜んでいるのは楽しいですが、他に仕事はないのでしょうか?
遊びに行くように見えるのは、僕もです。
光速生きがえは…何の意味もないですね。
遼太郎くん…扇くんと同感、保母さん。
これは典型的な忍者屋敷ですね…どこで怪しいと思い始めたでしょう。
傘を目くらましに参上する超絶美形、この演出は素晴らしい!
いきなり問答無用で、ここまでの嵐だとは想像していませんでした。

ミルモでポン!
カラーページは笑えました。楓ちゃんの笑顔が最高だった分…
そして今回の感想は、ラストのミルモの言葉で言い尽くされています。
それで終えてもいいのですが、まあいつも通り…
九十人中七十五位…まあぶっちぎりビリの僕が言う事は何もありません。
日高さん、一位とは素晴らしい!本当になんでも努力しているんですね。そういう所はもっと出して欲しいです。
ヤシチのマッサージがなんだか可愛いです。
住田くんの言葉には…一度驚きましたが、理解できると感動しました。
パピィちゃんがあきらめるのを認めないのは…これもなんとも言えないです。一言で言うとパピィちゃんが子供だからですが、それはそれで一生懸命に住田くんのことを思ってくれているんですし…
このクリームの効用は話として少し弱かったような。外から無理矢理注がれる憎悪ではなく、住田くんの奥底の暗黒面を引き出す形ならもっと話として面白かったと思うのですが…でも、それで住田くんがひどい行動をとってしまうのも悲しいですね。人間の複雑さを無理に描く必要はないかもしれません。
寝起きのパピィちゃん、可愛い!
いきなりはっきり人格が変わっているのには胸が痛みました。
そして、ストレートな行動はかなりの恐怖感がありました。
ここで結木くんと住田くんが殴り合うシーンはもう少し迫力が欲しかったような。
ミルモ…この古典的な魔法は爆笑です。
保健室には結木くんと楓ちゃんで運んだのでしょうか?多分日高さんと松竹くんも…あ、松竹くんがいれば車を呼べますね。
即魔法だと分かるミルモと結木くん、さすがです。
「ヤシチの親分」には笑えました。そして…アニメでの潔さとは微妙に違いますね。
ムルモがこういうのが得意だったとは。
僕もこのピカピカけしごむをかけてほしい…でも、紙そのものが黒かったらいくら消しゴムをかけても白くはなりませんね。
そして住田くん、昨日の今日でもうそれを言うなんて…割りきりの早さにまず感動。
「結木の目にもそう見えてるはずだよ」でまた…そう、前回のぞいた結木の気持ちはあえて言わない、励ましにとどめて…それは自分でやるように、と。本物の深い優しさに胸を打たれます。
代わりに泣いてあげるパピィちゃんも素敵です!
なんて素敵な人でしょう。本来の女子読者も、こういう男の子は見逃しちゃ駄目ですよ!
本当にミルモの言葉通り。楓ちゃんも住田くんの素晴らしさはよく分かっている…心がお風呂に入ったようです。

ビューティーポップ
僕は…この「シザーズプロジェクト」に、非常に強い嫌悪感を感じるのですが…普通の読者はどうなのでしょう。
一人一人不安定な心を持つ女の子を、せいぜい料理人が魚を見るような目でしか見ていない…明らかに人間とは見ていないです。
いや、料理人と言えば料理人に失礼です。宝石加工職人といえば宝石加工職人に失礼です。素材に対する愛情すらない、気まぐれと技術誇示しかない、「美味しんぼ」でいつも最後に完敗するような、最低の職人。
なぜ人間がここまでの優越感を抱けるのかが不思議なほどです。
今回の冒頭はとことん古典的な…好きです、こういうの。
シャンプーという猫も面白いですね。
日本一の美容師…技術だけしか頭にないのでしょうが、相手は人間ですよ。
初恋には笑えました。複雑な関係です。
遠くから見てもすぐ分かる…それを恋と言うのですが。
学食での順平くんとの口喧嘩で事情は分かりました。
首筋を触られるのが苦手なのが笑えます。
髪が伸びるシャンプーなんて、僕は冷笑していましたが…そういう必死さでそれを求める子もいるんですね。
僕には事情は分かります…綺里ちゃんにもわかるでしょう。でも諭すのではなく、ちゃんと魔法をかけてあげるのが…
なぜ内密なのかが不思議ですが。
意地悪になった理由は予想通り…というか、公衆の面前ですが。
本当にキスするとは!これには爆発しました。

空色☆すくらんぶる
またややこしい状況に…いくら強くても、危険はありますよ?
あ、特殊警棒はもっと大きいです。
この女の子は迫力ありますね。
紫音さま…甘すぎる雰囲気、なんか肺が異常に収縮してしまいます。
北斗はふざけてるだけでしょうね。
にらむのに帆志くんが入っているのが笑えました。
「北斗に近づくために」が笑えました。会見での説明を聞いていませんね…まあ不信が前提だと何も聞こえないでしょう。
好きだったからこそ、かっこいいソラくんが女だったのが悔しいのが笑えます。
決闘とは、えらく古い世界ですね。冬湖さんに悪意はない、だまされているだけのようです。
あの…スポーツが優秀な学校と、偏差値が高い名門校がスポーツで勝負するのは不公平では?優等生とスポーツ選手が決闘するなら勉強でもスポーツでもないものにするのがフェアでは…?空ちゃんは幸い優等生ではありませんが。
正式にやったことがなくてなんでも勝ててしまうのが…
どっちみち卑怯ですよ、というか決闘は挑まれたほうが武器を選べるのが作法では。
なぜこんなめちゃくちゃな条件に…というか、冬湖さんが青琳に入れるでしょうか。
冬湖さんが悪意のない、きっぱりした人だから空ちゃんはその裏の悪意を感じられない…悲劇です。
それでこういうことになるとは…というか随分長いこと彼氏彼女なのに…そして冬湖さんが帆志か誰かに惚れるという展開もありそうですね。

ミニモニ。やるのだぴょん!
今回の話は素敵でした!泣いている辻ちゃん、可愛いですが理由はお約束です。辻ウサギも可愛い。
愛ちゃんの濃い宝塚話は笑えました。とっても楽しいです。ぜひ一度、歌劇団を取材して濃いの一発お願いします。僕が好きなダンスは「哀しみのコルドバ」のプロローグと「パパラギ」の「心はいつも」と「ル・ポワゾン」の…
月のウサギだった、というのがとてもよかったです。

いけないvナビゲーション
ややこしいことに…。
くじ引き、細工というか操作しませんでした?
華恋ちゃんが運命の人、のはずがまいちゃんにも魅かれている…ここは面白いです。
王子さま姿のミナトくん、本当にカッコイイ!
ドアを壊そうとしたら…まあそうなります。
怪我のことは言った方がいいですよ?どっちみちばれるのですから。
本気で怒ってくれているミナトくんが素敵!
はっぱの魔法…恐ろしい魔法ですね、考えてみると。
もうめちゃくちゃですね。
舞台でこんなラブシーン、劇は台無しですが充分ごちそうさまです。
さて…面白くなりそうです。色々な意味で。

ぷくぷく天然かいらんばん

  1. 駐車場が改修されて…どうなるのでしょう。立体駐車場とかになったら集会場としては使えなくなるかも…
    思い入れからこういうことになるとは。
    みけねーさんの歌はいいですね。おこちゃまたちのお願いにはかないません。
    本当に大変な工事ですね…
    秘密基地のスクランブルコール、この二部構成はすごく面白かったです。
    山田さんの様子や流れ星など…読み返すとジーンとします。
    白くてふわふわ…確かに愛玩犬の一部ですね。僕の亡きふさちゃんも白くてフワフワのさらさらでした。
    クッションの中…それはママ怒りますよ。
  2. 二部がまた…これはうまい。
    半年待ちの秘湯の宿をどんなに楽しみにしているか、それがわからないとこの二部の面白さは半減します。
    何気なく豪華なディナーを食べているのが笑えました。
    巨大隕石を阻止してくれたとは…ありがとうございます。
    人間は全くつかんでいなかったようで、スペースガード計画の整備が急がれます。まあ整備できても…どうしようもないのですが。核も直径数十キロの岩の塊には無力です。
    結局祝勝会から帰れない山田さんが面白いです。
    クロさんたちの事情を考えていないハムスターたち…ここの違和感も面白いです。
    山田さんも必死なのが感動です。
    あの白いものは失敗だったのですか!
    「どーしてタネもしかけもなくてそんなことができるのか」僕も教えて欲しいです。僕はいくら考えても逆になりますから。

シンデレラコレクション
踏み台であればいいのですが…旭くん、多分長い目で見ればいい結果になりますよ!
「はあ!?」という顔はすごい。
というかあれだけ助けてもらって、キスさえ覚悟して…それでもまだ…
写真…というので、やばい気がしました。いつのまにか乗せられてヌードを撮られてしまうのではと。
この甘い美形は…とんでもないです。一発でヒトメボレのようですね。
意識的に表情を出そうとしていたら否定され…うまい。
怒って必死で…確かにいい表情です。僕も電車内や休み時間の教室でやっていたときや模試の最中、そういう表情だったのでしょうか?数学ほど疲れるけれど楽しいおもちゃはないですv飽きる心配はない、一生かかってもリーマン予想が解ける心配はまずない…フェルマーの最終定理を証明したワイルズはどんな気分だったのでしょう。まあ、それは証明してもその研究から挑むべき新分野は無数に出たでしょう。
分かった瞬間の表情は素敵ですね。
撮ってもらえなかったと思っているのが笑えました。
ヒロりんの肩もごく自然に抱くんですね、旭。
写真を見せるこの人の笑顔もかなり強烈です。
この恋がどうなるのか…他人への迷惑が最小になることを祈っています。

プリンセスVer.1
やはり…でも解決はしていませんね。
千早くん、告白はし損ねましたか…
女にしか思われないのが哀れというかなんというか、まあだからこそここまで怪しまれなかったのでしょうが。
自分が「変える」のはいい…ですが、何ができるのでしょう。
あいつの前を通るだけで壊れそうになる…この心の傷の重さ、男には知っておいてほしいです。
この行動…でも言葉で何ができるか、僕は疑いました。
悠くん、まさしく…相当危険な動きですが。
聖の「兄さんもまさか反対はしないよね」がうまい。これに反対したら、実力で聖にかなわないと認めるようなものです。これで動きは封じました。
この紙は誰が書いたのでしょう…
これから一体どうなるのか、これですむとは思えないのですが…第一隠れていることには変わりないですし。

魔的***ガールフレンド
思ったよりあっけなかったです。
なかなか事態を理解できない茜ちゃん、相当鈍いですね。
よく全員避難できたものです。これで犠牲者が出ていたら…
邪気を消すというより、単に怒りを鎮めただけでは?
大きな舌でなめられるのは面白いです。それは倒れますね。
桃子の態度の違いは…ちょっとすっきりしません。なぜあれほどの悪意があったか、説明がないので。
魔法は…僕はこういうものとは違うと知っています。むしろ、この作品での(そして、今まで読んだ限りでは「ハリー・ポッター」も「ロードス島戦記」「魔術師オーフェンはぐれ旅」なども)魔法は「テクノロジー」と言った方がいいでしょう。
本当の魔法は、世界の裂け目の不思議と人間の内面を深く追求し、その中にいるかもしれない神を捜し求める探索行なのですが…それを少女漫画で描くのは無理かもしれません。いつか誰かがやってくれるといいのですが。
恋の魔法がどうなるのかも楽しみです。
考えてみると指輪の由来が描かれなかったのも気になります…もしかしたら、「ホビットの冒険」ではただ姿を消すだけの指輪が「指輪物語」ではとんでもないものだったような裏があるかも。

エンジェルハント
星の瞳のシルエット…(それは言わない約束よ)
一番仲がいい、という言葉が深く突き刺さってきます。
感じてしまう怒りを自分で納得させて押し殺す…心の動きが繊細に描かれていると、本当にきついものがあります。
一緒に寝てしまっていたとは、何もなかったとはいえますます言えないですね。
お墓まで作ってくれるとは…でも、あまりにわびしい葬式です。
あ、親がいたんですか。家族はいないか人形化していると思っていました。
家族は別…でも、場合によってはその家族も…なにせアブラハムにやっとできた一人息子を生け贄にしろと命じた神ですからね。
少しずつ気持ちが重なっていく、否定すると否定するほど…ここがまた実にうまい。
天童&姫野の優しさも素敵です。二人は昨日、心配して天音のところを訪れなかったのでしょうか?
まさか、善意のアイテムがこんなことになるなんて!
そこを…最悪のタイミングですね。
浜崎のことを言うべきなのに言えない…この辛さ、また味わえるとは思っていませんでした。
この嘘がそのままになってしまったら…それを思うとぞっとします。
ここで真実を告白してしまうのはほっとしましたが、でもそれではごく一部しか解決していない…
「そんなの当然じゃん…」この言葉の重さ…棚にある「星の瞳のシルエット」のコミックスをちらりと見てしまいました。
「親友」を言葉にしてしまうことの違和感があまりにも重いです。
この状況…え、次でクライマックス?どうするのでしょう。この部が終わるだけですよね?

デ・ジ・キャラットにょ
あなたたちが暇ってまずいのでは?
誕生日を忘れていたとは無惨な。
プレゼントはものすごいですが…まあ結果オーライで。

おとぎばなしで秘密のキス
少しあいまいな終わり方でしたね。
月白を負う梨緒を止めないイリアの寛容さがすごい。
「イリアのこと好きになって」は見え見えの駆け引きですが…空回りですね。しかも、もしかしたら少し本当かもしれない。
「「できない」なんて「やらない」の言い訳よ!」は現実の世界ではかなり多くの場合真実です。
でも、本当に「できない」ことも少なくありません。特に物語の、魔法が支配する世界では。
人間も、物理法則に反することも…光速を越える事も、廃熱がないクーラーもできないです。
強引に婚約し、形からというのも…うまい。するっと心に入ってくるのが分かります。
まさか月白が異議を申し立てるなんて!
いきなり決闘というのも面白いことになりました!予想を全く覆す、とんでもない展開です。
月白が手加減しないのがまた迫力です!
最も悲劇的な結果…と思ったら…「全然こんなのハッピーエンドじゃないよ」という言葉、「くるみと七人のこびとたち」のラストを思い出して切なくなります。
物語を白紙に書きこんで戻るとは!しかも、一度月白を選んでいるのにイリアの腕にも…残酷な気がします。
このラストでよかったのかどうか、物語は物語で…行きて帰るもの打とも思えますが…まあ、読者次第でしょう。
次は一体、というか読みきりでのあの深さをどうやって連載で出すのかとても難しいと思いますが…期待したいです。

中原先生の新連載…「おとなにナッツ」と限りなく近いような…もちろん普遍的なテーマではあります。
だからこそ、やるならあの傑作を越えてください。

小原先生の作品はとても楽しみです!絵にも磨きがかかりましたね。

そして何よりミルモのゴールデンタイム進出、わくわくで爆発しそうです。

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