なかよし2025年8月号感想

夏らしいですがそれほど涼しい感じがしないのはリアルが暑すぎるからか…

このぬりえは面白いです。

…男性同性愛多すぎません?

しゅごキャラ!(PEACH-PIT)御影くんは推しがつよい(やまもと桃)キミとアイドルvプリキュア(上北ふたご)王子の最恋(いくたはな)憑きもの物件あります(ゆきだるま)どうせ、恋してしまうんだ(満井春香)僕らが春を告げる頃(アメノ)ぴちぴちピッチ(花森ぴんく)ハルメイ(雨宮うり)かわいくなれたら(犬飼みき)次号予告

しゅごキャラ!
まっすぐな笑顔から始まるのはいい。
うまく一人一人紹介していきます。
音がおびえている、というのも面白い表現。
「触ってないとこ」はすげえ。
「カテゴリが違う」…子供こそとことん身分制度の世界で生きていますからね。
自分を嫌う思いが、この世界だと…はは、『エリート過剰生産(ピーター・ターチン)』のカウンターエリートを思い出します。
なぜこれだけやって奪われたのか…責任問題になることは?

御影くんは推しがつよい
目覚まし時計って本質に問題があります。あまりに壊すのが容易。
アラームは別にして家具に埋め込むとか。
お勤め…刑務所に行ってたんですね…
普通に極道たちと接している…
支える、すごいことになってしまいました。
膨大な…
教師を騙るのはまずいでしょう。
助けようとしたのを「ありがと」はいい空気。
今更二時間密室を意識、というのが苦笑。
そしてあまりに早く「好き」と言ってしまって付き合う、すごくペース早いですね。

キミとアイドルvプリキュア
結構今シリーズは本編から入ってくる話が多いんでしょうね。
記憶喪失まで…一番大事なものをささげて、と。
「これから」になるのもうまいです。
結構あっさり記憶も戻って、ストーリーの起伏が激しい。

王子の最恋
…ええと…
隣の女子高も「最推しは貴女だけど」が頭を抱えます。
灯を照らしたい、ってその灯を保つことは考えてない…
膨大な記憶力も苦笑します。
「さすがすごいぞ出来る子」が苦笑。
通信放送…ライブドア事件を思うと、そりゃ逆らうより懐柔するほうが利口だと。
思いがけないピンチを助けられて、これで許されるのが不思議ですけど。
なぜ拒否したのか、素直に言ったほうが良かったのでは…というかスタッフぐるみの準備不足。
ぬいぐるみの回想はとてつもない辛さ。西洋で多く読む心の在り方ですが、日本や中国でも昔から?読んでいる僕が死にそうなほど、とてつもない痛みが伝わってきます。
で…どうしてこうなった。

憑きもの物件あります
家の不気味さはなかなかうまい。
来たくなかった、入りたくない部屋…死にかけているのに必死でとめる祖母…
穴が増えているのは面白いです。
「この中にお菓子」で更に穴が増えている…
自分を連れて行けという老人、そしてとんでもなく苦しそうな死に顔、
「あの子の時だって」という言葉もうまい。そして兄がいない…と思ったらずっと活躍していた兄はとっくに…
まあ女の子のほうは無事でよかった。おばあさんは死んでもかなりろくでもないことになっているようですが。
これは水位が低いのにやたらと怖い。この家の解体を選んだらどうなるんでしょうね。

どうせ、恋してしまうんだ
せっかく二人きりのところに…間が悪い。
「ボロボロになりながら進め」というのもうまい。
今回はなんとも深いというか。

僕らが春を告げる頃
手がとてもきれい。
えぐい点差…
失望しかけたところで泣いているのを見た、それが同室…はは。
そりゃぽけーとなるしかないでしょうねえ。
同室だと困るなんてもんじゃないですよねえ。
部活でもボロボロ…
冗談にしてくれた、でもため息しかないです。
嘘、とは見破ってるんですね。さてどうするのやら…これで最終回って無理でしょう…どないすんねん。

ぴちぴちピッチ
「夏だ!海だ!!ぴっちだ!!!」はお見事。そしてとことん水着。
海水浴に連れていく予定だった…いい主人ですねえ。

ハルメイ
「家族みたいな」(あ…)が実に面白い。
ツーショットを送られて全速は大笑い。
聞きたいという圧も面白い。
完全に押し倒してるんですがねえ…
ありもしない噂…笑うしかない。
怒ってくれる…
「ほほほほ放課後デート」の口調が面白い。
冗談…さっきもその言葉を聞いたような。
で、冗談取り消し…できるでしょうかね。

かわいくなれたら
ヤクザの娘である撫子、別の組の若頭である同じく学生の巽はなんか仲がいい。
撫子ちゃんは自分の気の強さで自己嫌悪、愛読している少女漫画で気持ちを紛らわせている。
そんなある日、昼寝のつもりが寝過ごした、そこに彼女の名前を呼ぶ侵入者。竹刀片手に戸を開けたら、天使の翼をもつ少女エマが…信じられないことを言ってくるけれど、悩みも知っているし、とてもかわいい姿に服を変えてくれた。

確かにこれは素晴らしい。もろに連載第一回、だからこそ続きが読みたいと叫ぶ。
なんとなく鋭い印象がある、スピッツ系の犬の延長のような。体のバランスがすごくいい。
いきなりヤクザ、男もヤクザだけれど、すぐ殺し合いになるとか話すなと命じるとかじゃない…
可愛い服を着てみたら、で殴る、実にわかりやすい始まり方。
ここからややじっくりと、家、組長の父親…犬まで。
そして一人になってからの絶叫とか。
同じく極道だから、これはきつすぎる境遇。
竹刀というのが殺意は低めだとわかります。でもしっかり急所を突けば殺せますけど。
この天使、思わずさっき読んでいた作中マンガを確認しました。少し無駄伏線。
違う人…そこでもちょっとした話がありそうですね。
「それでねっ」からの膨大な長セリフを上下狭いところに押し込む、この工夫はとても面白い。
そして悩みは知られているし、…素直に言えたのを、服装だけ変えてくれた…
変身した姿のかわいらしさときたら!さらに空…スカートを押さえているのが苦笑。
バールはもろに殺意ありますよね…というか日本で拳銃で殺したら警察もとっても本気になります。まあ捕まってないこともありますけど。
銃口が多角形なのはミスではありません。銃のライフリング、螺旋を描く溝は、弾が通る穴の断面を多角形にするものもあります。
武術でどうにかしてしまい、暴力女と言われる、という流れも芯がしっかりしています。魔法シーンもあるのが花を添えてくれていますし。
いやこれ救急車…バールはまずい…他人のふりをしてしまう、という魔法少女のテンプレも面白いです。
「好きなんだよなあ」ときましたか…この画面も素晴らしい。
いや翌日、入院しろって。記憶飛んでるって脳障害…というか警察。
「ありがとう」もわかってるのか…
とことん連載第一話。続きが楽しみでなりませんし…どんな作品でもとても楽しみ。
圧倒的な実力でした。

月号も読み切り二つ、実に嬉しい。

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