なかよし2019年4月号感想

今月号は三誌ともほぼ同じ構図の表紙。逆に実力が際立つものです。

付録は、「目」が人の目を引き付けるのをうまく生かしていますね。

カードキャプターさくら(CLAMP)シーク様とハーレムで(美麻りん)先輩!今から告ります(慎本真)この恋、叶いますか?(雨宮うり)大地先輩はズルすぎます!(雨玉さき)黒豹と16歳(鳥海ペドロ)ねこ色保健室(松本ひで吉)ヴァンパイア男子寮(遠山えま)ゆずのどうぶつカルテ(伊藤みんご)ブラッド・ハントちゅっ(山田デイジー)王子が私をあきらめない!(アサダニ1ッキ)トゥインクルプリキュア(上北ふたご/東堂いづみ)かりんちゃんねるはじめてみた!(中江みかよ)ミラクルニキ(壱コトコ/Nikki. Inc.)予告

カードキャプターさくら
この人が来ると独特のペースになりますね。それも相変わらず。
飛行機を落とす、ってもしやられてら付随被害がばかでかいですよね…
カードを盗んで無理に使っている、そりゃダメージにもなりますね。
「一日も早くさくらに会いたかった」これは強烈。
ここで小狼くんが小さく、これは考えていませんでした。
やってくれます。

シーク様とハーレムで
複雑な家族構造…
「ミスも許されない」必死ですけどそりゃそうですよね。
刃の扱い、これはかなり致命的な…罠かミスか…
フルーツカッティング、これをきれいにできるのはものすごい度胸ですねえ。
ここで第一王子…まあ第一王子も相当危ない立場ですしねえ…
まったくとんでもない状態です。

先輩!今から告ります
くっついてからも続いているのが何とも嬉しいです。
クリスマス、ケーキ屋…はは。
母とハワイ旅行、そりゃ爆発を願いますねえ。
マフラーとキス…結構バカップルです。
で、何が起きているのやら…
家の手伝いだけが不器用とは、気の毒に。

この恋、叶いますか?
有名な男子四人組の一人、花瀬彰吾くんが好きな花田さん。席が近くなぜか結構仲がいい。
だから数人の女子が、遊べるようセッティングすることを頼んできた…
だがそれを言ったときに、幻滅されて…

柔らかく安定したタッチは結構好き。
憧れの人と、結構仲がいい現状のギャップが面白いです。
「女ってたいへんだね」と言う、少し違う心のあり方の人がいる、キャラの個性の豊かさがまた期待させます。
利用しようとする女、それがどう変えるか…
と思ったら、今の状況を「ずるい」と責めてくる…リアルな痛さがあります。
彼の反応は予想以上の厳しさ。これで胸が痛むのは、これまでの描写が優れていたからでしょうね。
責められ続ける、とにかく「ずるい」。そこに彼が来て…また温かい言葉が…
これほど親しくなったきっかけが何なのか知りたくなります。
告白もすごく柔らかくて…障子紙を通った光のように。
わずかなスキンシップ、遠慮深い愛の言葉…
さて次回からどう動くのか楽しみです。

大地先輩はズルすぎます!
とろけるような笑顔、めくるとすまなそうな、読者の心をもてあそんでくれます。
一週間だけのはずなのに、これほど苦しいとは…どんどん苦しさが募っていくの、上手く描かれています。
やっと一週間、先輩のほうから来てくれて…花火とは…
アルバムというのもすごい愛情の深さ。
キスも結構濃厚で…

黒豹と16歳
なぜこんなところに。
指輪は大爆笑しました。アウトにもほどがあります。
この充実した監視システム…
あきらめることになれていた、そこからの気持ち…それだけのことを表現するのによくもまあこれだけの…
とにかくお疲れさまでした。長い間「なかよし」を支えた作品の一つでしょう。
次の作品こそ、鳥海先生の才能を本当に出し切るものでありますように…ちゃんとした神話伝説をそのまま忠実にコミック化するとか。

ねこ色保健室
…どう見ても外れですね。といっても炊飯器をリバースエンジニアリングすれば…
唐揚げはそりゃもう。
…勇者の末路はこんなもので、だからこそそこから「ざまぁ」系が今の「なろう」では…

ヴァンパイア男子寮
ウィッグとかの問題で済むんでしょうか。というか胸必死で隠してる時点でバレバレ。
着替えてから倒れるとは器用な…
足のエロを今回は追及しますか…
始祖、また華麗な話ですね。

ゆずのどうぶつカルテ
ハッチ先生の過去ですか、結構早めに踏み込みますね。どこまで踏み込むのやら。
ヒカル、まさかこの世で最もかわいいスピッツ系と柴の雑種?あ、秋田犬でしたか。尾が巻いてますし。
気づかずに死なせてしまった、そりゃこんなかわいい子でそれは傷つきますよね…
この励ましは実に強烈ですね。
駆除剤の誤飲、これは犬だけでなく幼児も怖いですね。大きい庭、周辺が自然であるところでは…
夢でそれを見るのは余計辛い…
一回できっちり全部やってくるとは。むしろ大胆ですが、それだけぎゅうっと感動が濃縮されています。

ブラッド・ハントちゅっ
大団円のその後、ひたすら胸が温かく…
「“しってどうするか”をかんがえる」これだけでもこの作品を読む価値があると言っていいほど。
想いっきり華麗に戦闘シーンを入れる…これも素敵なサービスです。
親子の和解もうれしいですね。
「セキュリティとマネジメントがヘタすぎてびっくり」は大笑いしました。そりゃ償いがいがありますね。
告白も実にストレートで…
作者のいろいろな資質がうまくつながりあった、素晴らしい作品だったと思います。
次回作も楽しみにしています。

王子が私をあきらめない!
逃げるにしてもいっそ徹底してます。そこまでするほどの価値があるのかと聞きたいほど。
とんでもない代役ですね。
女装とは…
そして頭を下げる…「あんたのせいじゃない あんたのためよ」という言葉も重さがあります。
「いちばんたいせつなことは目に見えない」という、『星の王子さま』のきめの言葉もうまく使っています。
そして大好きと言ってしまって…うわ、本気で。
さてどれだけ…権力、身分という怪物の恐ろしさに対抗できるか。

トゥインクルプリキュア
いろいろと華やかですね。
四人の個性もうまく出ています。
バラバラに見えて一緒に食事をする、うまくできていますね。
「泳ぎに自信ある人でも服着たままは」まさにそれです。ついでに、しがみつかれるのに対応するのも不可能。
助けに飛びこむのは絶対やめること、死人が二人になるだけ。紐つき浮き輪の代用品を作って投げればいい…身の回りを見回せば、500mlペットボトルと紐になるものはあります。ペットボトルに少し中身を残して紐をくくって投げれば十分。いや、紐がなければペットボトルだけでも。とどくなら棒でも。

かりんちゃんねるはじめてみた!
ものすごい表情ですね。
冒頭は少し先の話だった、そこが少しわかりにくかったかも。
「なに最低なことひらめいてんだ」が爆笑しました。
いきなり超シリアス顔はギャップがひどい…
一人では作れないから…そこまでして彼の実力が見たいとは。なんかもう勝つことがどこかに行ってますね。
かばわれ、彼女が怪我、なんかもうそこまでやるかとしか…
次々とすごい表情を出してくるのが実に面白い。
棄権したらの脅し…本来なら悪役の所業ですが、悪らしい悪とは違うのが面白いです。事故まで仕組んでいたなら完全に悪ですがそれは無理ですし。

ミラクルニキ
いろいろな人たちが集まってくる、無駄な旅じゃなかった…
戦いそのものはあっさり描いて決勝、ウェディングドレスとはまた大変なことを。
皆の応援からの輝き、せっかく優勝したのにここで反乱?どんなことになっていくのでしょうか。

月はとおやまつり、その次から新連載ラッシュ?
四月、新学期発売で大型新連載をやらないのもある意味大胆かも…

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