なかよし2018年5月号感想

本当に反則な表紙。
自撮り棒風ミラー、これは面白い発想です。

ネット漫画サイトに重心、と言うのも面白いですね。というかPixivで散々新人賞をやったりしたのはどうなったのでしょう。
今の「なかよし」の本当の全貌はどこにどうなっているのやら。紙雑誌だけだと氷山の一角なのかも。

単に「パルシィ」で検索したら、見当違いのサイトしか出てこないです。
というかスマートホン専用にもほどがある、パソコンでの利用を全く考えていない。

カードキャプターさくら(CLAMP)ゆずのどうぶつカルテ(伊藤みんご)ブラッド・ハントちゅっ(山田デイジー)HUGっと!プリキュア(上北ふたご/東堂いづみ)わたしに××しなさい!(遠山えま)黒豹と16歳(鳥海ペドロ)同級生に恋をした(美麻りん)キスしたいってねだってみろよ(三月トモコ)先輩!今から告ります(慎本真)ねこ色保健室(松本ひで吉)はちみつトラップ(甘里シュガー)青葉くんに聞きたいこと(遠山えま)ここあ色に恋してる!(雨玉さき)予告

カードキャプターさくら
またなにかごちゃごちゃ…どうせあんた全部わかってるんだろうからとっとと終わらせろって。
まあ死人が出ないから許されるかもしれませんが…『炎のゴブレット』の最後に死人が出て、それ以来普通に死にまくった衝撃が忘れられないんですが…
普通に家を贈りたいって規模がすげえ。
さくらの、魔法使いとしての面を理解できない…それはさみしいでしょうね。でも、魔法が、神秘がどれほど恐ろしい世界か知らないのでしょうか…
小狼くんも隠し事をしてる、まあそりゃそうでしょうねえ。
説明しろ…やばさだけを説明し、肝心なところは次号…ということは、次回は説明中の襲撃か…
そっちの展開に行くにはさくらちゃんのカード数が足りない気がしますが、まあ戦力不足ぐらいがちょうどいいと。

ゆずのどうぶつカルテ
特に犬はたまにとんでもないことをしますからね…でも一つの美談の影に、何千の無残な死があるかを思うと、この世界自体が存在しなければよかったとすら思ってしまいます。
犬を飼うことで変わった人を描くは素晴らしい。
タオルを…というか二人そろって危険すぎますよね。いい大人も、離岸流にやられたら…
本当にスケールが大きいすごい話でした。

ブラット・ハントちゅっ
兎本ちゆ、小学校六年生。昨日からいきなり幽霊みたいなのが見えるように。
それでうかれまくっていて…
祖母の家に住むことになったが、その祖母はその能力を理解してくれる。
それで、見かけた辛い思いをしている子の心を理解しようとしたが、それを止めるイケメンがいた…

ただただ、黒いほうではありませんように…と祈るばかり。
変なものが見えるようになる…家族のキャラクターの、重み・深さを感じるところも山田先生らしいです。
不思議な力に目覚めたら…うん、中2の頃の僕にこんな能力が出たら小6の彼女の三倍はひどいことは明白。
理解者がいてくれてよかったです。いじめ、変な利用…考えただけでも恐ろしい。
十分すごい能力だと思いますがね。
「あたしになにができるんかな」…少なくとも他人のために、無限ではない力でも使おうとはしているようですね。
他人の体験をそのまま感じられる、確かに危険です。あまりにも残酷なものを見てしまったら…
「単独での同調は禁止行為だ」というのもわかります。この展開の自然さとパワー、やはり圧倒的な実力。
母親の精神的虐待の激しさ、これを同調する側から見せるのも恐ろしい演出です。
激しいアクションシーンもあり、変身シーンもあるとは…実に多彩な作品です。
料理によってはひたすら重苦しい作品にも、すごく楽しい作品にもなりそう。
危惧もありますが、期待もできます。

HUGっと!プリキュア
一般人がいるところでフィギュアスケートの練習はとっても危険だと思います。特に小さい子の動きは予測不能ですし。
失敗して…って、有名選手になるぐらいなら、小さいころから何万回も失敗を積み重ねてきたのでは?
それとも、その時まで一度も失敗がなかったほどの天才?いや、最初は転ぶのが当たり前だった…
フィギュアスケートほど難しいスポーツでもしっかり描き上げる圧倒的実力。

わたしに××しなさい!
三か月会わないというのは長いんですが。それで一位独走…
といっても、考えてみると前に連載していたころと今、携帯電話・インターネット事情は一変してますよね。
…次の変化はなさそうですが。いや次の変化は人類滅亡かもしれないんですが。
「あんたのいとこがいっつも写りこんでるやつな!」が大笑い。本当にこの三人の関係は面白い。
制服…うん不法侵入。というかなぜ彼女は三十代にしか見えない。
…まあ場所を選べるぐらいならこんなバカなことはしませんか。
小説のモデルで退学ってどんな校則だと思いますが日本の校則のすさまじさは、想像を絶するとしか言いようがないです。というか地域によっては「んなあほな」が「当たり前」。
絶対権力を濫用して人を支配するのって楽しいんだろーなーとしか言いようがないですが。

黒豹と16歳
外飼い…まさに犬状態。
「たいがちゃんだけやもん」といいながらすばらしい胸に顔をすりすり…
で、…ハーレムルートがあるメーカーなのか内メーカーなのか、それが問題ですね。
「ほかの方にお話を聞かれてしまうご心配は」と言ってるそこにいる…笑うしかないです。
両方ペロリ…
そしておもいっきりハーレムルート突入。うん、実に欲望に忠実ですねえ。要するに編集が読者の。
僕はハーレム絶対否定派ではないので好きにしろと。

同級生に恋をした
ここで完結とは見事なものです。いや某つばホタみたいにひたすらイチャイチャだけでやってくれても僕は一向にかまわないんですが。
つきあってるように見えない、まあそりゃそうでしょう。
合宿にはついて…いや、強化合宿って何らかの選抜?すげえ。
佐田くんの登場はなんだかうれしい。
そして会おうと思ったら、…うわあ。
これで負けるのが何ともいいです。それでいいラブシーン見せてくれましたし。
…今回って、最終回と言うより終わった後のサービス編という気がするのは僕だけでしょうか?
とにかく素晴らしい作品でした。近年のド正統派作品でも屈指の、まあ見事な泥沼とラブラブ。
次回作がどんな作品になるのか楽しみです。

キスしたいってねだってみろよ
夢の高校生活…「なんでこんなことに」って親・警察・役所などを一切頼らないことを選んだアンタの自業自得です。
「そんなおそろしいこと」は大笑いしました。法的には茉莉ちゃんのほうが本当は圧倒的に上の立場なんですが。
脇腹をつまむのを目撃する人がいなかったんでしょうか。
レベルが低い…広い底辺があるからピラミッドの頂点は高くなるんですが?無数の演劇部があるから高い水準の日本演劇そのものがあり、無数の吹奏楽部があるから高い水準のオーケストラがあり…
二人きりにならないようにしてるのか、それとも楽しんでいるのか、と考える彼の視点を入れるのがうまい。
で…決して人を頼らない、これが今の苦境の元なのに。骨の髄からこうなんですね。病膏肓とはこのこと。
うまくいかなければ全員に巨大な迷惑がかかるんですが?
というか現状は、もし最悪の事態になったら、茉莉ちゃんの両親にも、老いていった親戚その他にも、皇生くんやその周辺にも、迷惑どころじゃないことになるんですが?
案の定大失敗になるところでしたし…
いいかげんにしろこの馬鹿、と怒鳴りつけたいです。というか殴りたいのを抑えてるぐらい。

先輩!今から告ります
あくまで引き延ばそうとする、なんて見事な…
うん、みんな本当に自分一人の世界で生きているだけですから。
そして対戦…なにげなく「そこにいるお母さんが」…
「友人代表スピーチ」は笑い転げました。鬼かあんたわ。
入ってきてくれる母親の愛情に感謝すべきですよ。これで空気が一気に和んだ。
いい話でしたが…次からどうなるんでしょう。
どんな一仕事があるのやら。

ねこ色保健室
ハンコをしまえるスペースって便利ですね。
猫の大トロ…よし帰省したら堪能…できるわけないですけど。傷が増えて猫のストレスになるだけ。
そしてどんどん噂が…すごいことに。
キャットタワーが入っていた段ボール箱、わかってますね。というかキャットタワーって存在意義は…うん、飼い主の自己満足。
ステラーカイギュウで人間の欲望の恐ろしさを出すのが見事。他にもたくさんあるあの手の話は本当に深い心の傷になります。心底人間に生まれたくなかったと思うほどに。
犬の口のふちのぶにぶにはたまらんものがあります。ええよーくわかってますとも。
いい目のつけどころをしていますな。

はちみつトラップ
大金を見て酒…ああ、本当に救いようのないクズがここにいる…
無理をしている彼女、こういうのを丁寧に描いているのがいいです。
ここで思いっきり号泣…
カイくんがかっこよすぎます。
そしてこのストレートすぎる…それに激しいキス、いやー王道って本当にいいですねえ。
しっかり王道で、まるで巨大な車でひき潰すように圧倒してくれました。
文句はありません。次回作も楽しみです!

青葉くんに聞きたいこと
いきなり「ごめんなさい」って、何十年もの人生全部これ一つで…
「現れないから」…だめだこいつだれかなんとか、する人がここにいますね。
雪ではしゃいでいたらウィンターズカップ…鬼だ。要するに「はしゃいでる暇があったら自分を高めろ負け犬」と。
ついでに予定のないクリスマス。
で、抱きつきまくり…
で、今度はこちらの母親にどんな問題があるのやら。
しかし…どちらの母親もめんどくさい…

ここあ色に恋してる!
すごくわくわくさせてくれますね。ページをめくったら何が来るのか…
ってこれかよ。
怒鳴ったところでお泊り公認…どうしようもない話もあったものです。
そしてパターンをやるはずがどんどん傷が増えていく…笑うしかないです。
エスカレートするドタバタのリズムがなんともたまりません。
自業自得と言うかあんなことしといて刺されずに済んでるどころか徹夜で手伝ってくれるなんてどんな女神さまや。
そしてコミックスのあとがきから…とてもスピーディーでとことん甘い。
つくづくたまらないです。これからもすごく楽しみ!
この甘さは他では得られませんよ。

ええと、また完全に知らない…うん、作品自体は面白そうですが、なんというか…
また一世代の作家丸々捨てる気だなとしか…
それでパルシィとかなんとか?

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