なかよし2018年12月号感想

一番インパクトが必要なのに二人表紙、ある意味賭けかも。

付録も扱いやすいものですね。

長い連載が多いですが、これから連続新連載に向けて終わらせて…いけるでしょうか?
どの連載もすごい人気で差がつけられない、としたらそれはそれで雑誌にとっては大変でしょうね。
増刊とか姉妹誌とかも無理な懐事情を考えると。
まあ今は電子という手もありますが。

三誌とも人気作家ががちがちに固まっている感じがします。

ところで…役所行って福祉を利用しろ、という作品が一誌に三つもあるってどうなんですか。
そんなに「この国に役所や福祉や生活保護は存在していない」と読者に叩きこみたいんですか。

ヴァンパイア男子寮(遠山えま)かりんちゃんねるはじめてみた!(中江みかよ)カードキャプターさくら(CLAMP)ねこ色保健室(松本ひで吉)シーク様とハーレムで(美麻りん)ゆずのどうぶつカルテ(伊藤みんご)ブラッド・ハントちゅっ(山田デイジー)先輩!今から告ります(慎本真)キスしたいってねだってみろよ(三月トモコ)ミラクルニキ(壱コトコ/Nikki. Inc.)黒豹と16歳(鳥海ペドロ)王子が私をあきらめない!(アサダニ1ッキ)HUGっと!プリキュア(上北ふたご/東堂いづみ)予告

ァンパイア男子寮
親戚に追い出されて行き場がない山本美人(みと)…男女どっち?あまりにも女子に人気があるので住みこみ店からも追い出されて路頭に迷う。
で、美形すぎるので変質者にもつきまとわれる…逃げ込んだのがえらく高そうな、美形男ウェイターばかりの喫茶店。そこでコップを割ってしまい、手にけがをして…突然店員の一人に傷をなめられ、血がまずいと言われる。


ちゃんと給料払えよ。
男と女どちら?と考えさせるのはうまい。
日本は中学卒業後の福祉がないに等しい、戦後というか明治維新のときの貧困国のシステムがそのままですからね…
というか生活保護というものがあるんですが「なかよし」の作品にはそんなものはありませんか。
…で、男確定ですかそうですか。
トマトジュースじゃなくてイチゴジュースなんですね…なぜザクロジュースじゃだめなんでしょう。
まあそりゃ自殺も考えますよね…
あ、男確定と思ったら実は女子だった…あーよかった。
執事さんも見る目がないんですね…
おもいっきりBLと思わせる、ゆで卵みたいな質感のとんでもない色気と読者を混乱させますが、話の芯はストレート。
また成功報酬が大きい賭けを…

りんちゃんねるはじめてみた!
母親が…確かに顔を出すのは危険ですよね。
というより未成年者がそういう行動ができる?…どういう契約になっていましたっけ。
「まったく同じ性格をしてたわ」という母親の表情が爆笑。不快感が一気に爆笑になってしまいます。
「デジャブを感じる真ちゃん」も表情も画面構成も絶妙。同じ苦労をもっと長い年月してきた同志…
回想の父親がめっちゃくちゃかわいがっているのが伝わって胸が熱くなります。
真ちゃんの言葉…おもいっきり予想の外。
ただの権威主義ではない、どちらもとても深い深い愛情があることがものすごい熱量で描かれている…だから普通ならすごく不快になる話なのに、ただ熱くなります。
「動画投稿はあきらめる」と言えてしまう…
なんという深い熱さ。
読者に嫌な思いをさせるだけの作品にしないため、気持ちよく読み終われるように、ものすごく工夫したことが伝わってきます。

ードキャプターさくら
えらい緊迫感ですね。時を戻せるというのは強すぎる…
あのシーンを繰り返す、そうなりますよね。
もしかしたら次回から、このあたりの時間をループするかもしれませんね。
ふたりの無事を願いたいですが…

こ色保健室
なんかすごいでかさ…
自分がかかってしまう、それに袋をカサカサさせて釣るのはうまいですね。
実家で、スーパーの買い物袋をいじったら猫が入ってきて、入ったまま運搬して暴れないのは苦笑しましたが。
おちも苦笑しました。

ーク様とハーレムで
境界線って、民話では手を出してはいけない人妻と一緒に寝なければ呪いが解けないので剣を境界に置いて寝る、というのはありますが…
指輪はどうしていれば一番紛失しないんでしょう。ペンダントにして首に?
好きな人がいたことがない…ここの表現は見事。
熱い愛の言葉がまた素晴らしいです。
そして突然のピンチ…
彼女の判断力と勇敢さ、サーシャにも伝わるでしょうね。
別の王子のところに落ちる、実に展開が読みにくくなりました。女も含めて三人のプレイヤーがいますし。ほかにもいるかも。

ずのどうぶつカルテ
うぬぼれたところでこういうことがある…確かフォードも熟練工などいたらクビにする、向上し続けろ、というようなことを言ってましたねえ。
強烈な人間の悪意…犬や馬という動物は、人間という悪魔と言えば悪魔に失礼な極悪生物に飼われるには善良すぎる存在ですよ。
少しずつ近づこうとして、でも病気で…それはどうにもなりませんね。
抱きしめて…まあ事故がなくてよかったですね…
少しぐらい休みがあってもいいと思いますが、まあ増刊がない分「なかよし」作家の負担は小さいですか…いや、今は電子の世界に…

ラッド・ハントちゅっ
やっぱり恋心の表現はとんでもなくうまい。
ここでまた次の襲撃…なんというか、大人側が無策すぎますよね。ほかにもハンターはいるでしょうに。
時間さえ稼げば大人たちの捕獲班も出てきてくれた、さすがに有能という感じはします。
武器に限界…いやそれはまず相談すべきことですよ。
…結局は報連相につきる、ということですね。
どれだけこの組織が有能か…

輩!今から告ります
扉絵を見るからに、ただただご愁傷様。正座して数珠をもんで念仏を唱えたくなります。
そしてページをめくったら…どうぞ安らかにお眠りください。なぜか光明真言を唱えて二拍手してしまいます。
…つきあいはじめても大変な女には違いないんですね。
頭だけ抱きしめてブタまん…ええただのバカップルですねわかります。
母親に挨拶…実の兄妹だと判明するんですねわかります。
と思ったらナニコレ。なんかもう頭が完全にフリーズ…
寝ましょう。何か悪い夢を見てしまった。あとは知らない。

スしたいってねだってみろよ
とことん熱くなって…
箸でプチトマトって無理ですよネそりゃ。まあ豆もきついですが。
芸能人からの呼び出しはそれ自体やばい…
何というストレートな愛の言葉。
そして「選ばなかったこと後悔する」…いい男ですね。
ファンがはりこむ、まあそういうこともありますよねえ。
で、いきなり入ってくる…おひ。
悪いのは全面的に皇生くんと事務所側なので彼女の生活保障はきっちりとしましょうね。衣食住に学校その他。
これで放り出したら許さん。

ラクルニキ
すごい想像力の作品ですね。生態系とか軍事とか産業とか地政学とかは完全にどこかに行ってるようですが。
ここについた時点で十分チート…
塔の階ごとに、というと『ターちゃん』でうわージャンプパターンと呆れたのを思い出します。…読者の親ならかなり知ってるでしょ。
協力する、というのも面白いですね。
世界を知らない、というのは…それこそ何年も雲上帝国のコーデを学ぶ必要がありそうです。
新しい仲間ができたようでよかったです。
…真相は紫苑自身が老子なんでしょうけどね。

豹と16歳
迫力はとんでもないですね。屋台崩しは劇場の華ですし。
迷わずピアスを…
駒でも息子でも覚悟している、それ以上の壁…こういう表現力は本当に天才的です。
初めて父親が感情をむき出しにする、この変化も大きいですね。
すべてが解決したようですが…
さて、ハーレムルートか誰ルートか…
本当に描く作品と雑誌全面的に間違えてます。青年誌で古典作品をコミカライズすべき。

子が私をあきらめない!
どういう基準ですか。アマチュアレスリングインターハイ全国優勝なら、すくなくとも体力と自制力は最強でしょう。
「友情でバラを出すな」は爆笑。
小梅ちゃんの立候補、反応が大爆笑。
初雪さんの丁寧な言葉は素晴らしい。
あっさりと土下座で「いいよー」は爆笑。

HUGっと!プリキュア
何を目指すか、これまた大変な…
帝王切開が必要だった可能性もありますよね。
まあ人類という欠陥動物以外の哺乳類は、まあ極悪な品種改良を受けたペット以外はお産は軽いもので…

や新連載って…「ちゃお」でも二カ月ぐらい間を置きますよ…

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