なかよし2014年7月号感想

驚いた表情と、さわやかな付録がうまく調和してます。

やっと「さばげぶっ!」も動き出しました。正直、ああこの絵か、という感じです。
科学実験の記事も面白いです。
講談社は理系学術書も出しているし、ブルーバックスだってあるのですから科学関係やろうと思えばいくらでもできるはずなのに…もったいないことをしていますよ。

わたしに××しなさい!(遠山えま)さばげぶっ!(松本ひで吉)利根川りりかの実験室(長谷垣なるみ)嘘つき王子とコウモリ彼女(美麻りん)きぐるみ防衛隊(星野リリィ)呪われさん家の花嫁さん(あおいみつ)百鬼恋乱(鳥海ペドロ)少女結晶ココロジカル(高岡しゆ)クギ子ちゃんがいる!(PEACH-PIT)塾セン(立樹まや)小学生のヒミツ(中江みかよ)出口ゼロ(瀬田ハルヒ)恋するふたごとメガネのブルー(山田デイジー)ハピネスチャージプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)かみかみかえし(遠山えま)予告

わたしに××しなさい!
外道というか、注射すればいいというツッコミが…
人が精神的に破滅してるのまで小説の糧にするとはさすがに外道。
あ、でもそれも、救う方法を考えるためですか…
「家族だから」ときましたか。
で、今度は昌くんがモデル?…二十巻超えしそうな気が。
兄の本心を知るためにと時雨に会いに行く…どんな鴨ネギやら。
「おかえりなさい」「失礼したな」は苦笑しました。
いいムードと思ったらまた大げんか、どうなってるのやら。
父親に対する態度が恐ろしく怯えていますね。
さて、本当にどこに転がるのやら。

さばげぶっ!
いきなりちくわが落ちているというのも変な眺めです。
つかまえたいねこがいる…殺したいの間違いでは?このトラップは。
野生動物の捕獲、というか銃の重要な目的にハンティングもありますね。
…BB銃でのハンティングはとっても違法そうですが、この部長は銃を使ったハンティングも普通にやっていそうです。
突撃しかしないみんな…そしてかよちゃんの長門モードが大笑いしました。
宇宙戦略兵器までハッキングする…長門にもほどがありますが。
無駄に丁寧な画力ですねこれ。
洗ったら美猫になったのに、そうなったら興味を失う…まあお約束を外さないのはさすが。

しゃっくりってつくづくやっかいです。
僕の場合「コップで反対側から水を飲む」が結構効きます。それでだめなら息止め二分。
笑いを取るのが趣旨になるとは…
コーラとめんつゆとマヨネーズ…うん、煮詰めればいいソースになりそう。
携帯電話の破壊、そりゃびっくりを通り越しますよね。

利根川りりかの実験室
母親が有名な学者だが、理数科目が大嫌いな利根川りりかちゃんは、助けてくれる江崎くんの優しい笑顔にメロメロ。
ひどい点を取ったある日、金髪碧眼の美少年が廊下に数式を書いているのに出くわした。
そして不良に絡まれ、江崎くんも殴られているとき、さっきの美少年が助ける条件として「科学と契約せよ」と…
アルキメデスと名乗った彼は家についてきていきなり風呂に入ってしまい、そこを母親にばれたらどうしよう、と思ったら風呂場には猫?


冒頭部のコマ割りと印象の強さはさすが。
というか、「メンデルの法則」という名前を覚えるのではなく、その中身を覚えることが肝心なんですけどね。
科学がなかった時代には手鏡どころか鏡自体が水面しかなかったんですけどね。
「オレの円をふむな」は科学史マニア向け死亡フラグですよ?
この印象の強さは素晴らしいです。
奇妙な言葉もすごく面白いですね。
帰り道に不良にぶつかって…江崎くん、強そうに見えたのに次からはあっさりとやられてるのが苦笑します。
体重だけで判断する、というのが結構正しいですね。
鏡で光を反射して目をくらませる…というか強力な懐中電灯をケンカで使われたら、誰だろうとたまったものではありません。
そして、アルキメデス?転生か何か…だとしたらとんでもないんですが。そしてアルキメデスが、ルート記号を知っているはずもない…
というか、し落差がどうのと知っているって文系は結構優れてるんですね。
帰ってから猫になっている、という展開も絶妙です。

嘘つき王子とコウモリ彼女
この夢は苦笑するしかないですね。見事なこれまでのあらすじです。
まあごはんがおいしいならいいじゃないですか。
順位を下げろ、というのもひどい話です。将来にかかわるのに。
まあ、テストでわざと間違えればいいのですが。
本性知ってても男の子に名前呼ばれたらドキドキするのは悲しいものです。
どんどんくっついてきて頭に入らなくなる、さてこれがどんな罠なのやら。と思ったら「意識してんじゃねーよばーか」…
キラキラ勉強会、ってまだこのメンバーに幻想持ってるんですね。
ああ、誰も止めようがない勉強する機会ならあるじゃないですか。授業中に超集中。
人に教えたら成績が上がるのも当然のことで…というかこの考査結果、ある意味手抜き。
また動画を作られている、というのは大笑いしました。
次はこの美少女がどんな動きをするのか…結構楽しい作品になりそうです。

きぐるみ防衛隊
合唱部で何をするんでしょう。
自覚がない音痴というのもかわいそうに。
のばらちゃん、カッコいいですね。
アイドルと仲がいいまま、というのもある意味すごいような。
いろいろと積み重なって、どんなことになるのか…安心して楽しめます。

呪われさん家の花嫁さん
なんか災難ですね、いろいろと。
二つ目でキス、って先に行ったらどんなことになるのやら。
いきなり包丁とか、過激な天罰ですね。というかこれでさっさとキスしようとしない根性がある意味立派です。
「これと仕事はちげーだろ」と、結構純情ですよね。
…そう、要するに大和撫子って親の命令でだれとでも結婚する、ということですからねえ。貞操観念の意味が違うのかも。
そしてこの代理…すげえ、としか言いようがないですねこの美しさは。スタイルもめちゃくちゃいいし、退廃的といえる表情の色気がたまらないほどです。
そして、平然と演技に入っていて…やはり怖いと突きのけてしまうの、乙女ですねえ。
それからのドタバタも楽しいです。
三回連載なのがもったいないほどです。

百鬼恋乱
なんという都合のいい夢…そりゃ机に頭もぶつけますよ。
「恋かどうかなんて」といいながら真っ赤にしてれば世話ないですよ。
「たしかめてみたら」というのもひどいことをいうもんです。
いきなり男の子たちに体当たりしていく、というのもすごいことを…これがドン引きというものなのか、という感じです。
これ以上進めない…ってずっとさんざんあーんなことやこーんなことをしてきてるのに今更どうしました?
抱き上げられてドキドキしない、って本人がいるのにみんなに言うなんて…
ドキドキはしてなくても真っ赤に放ってますね。
で…巨大な竜が天空の城、いったい何が起きているのやら。
ゼウス、ってギリシャ神話アリなんですねこの世界。
ゆのん…ジュノー様がわざわざ地上に降りてくるなんて、大変なことになったものです。
というかまたかなり連載伸びそうです。人気あるんですね。

少女結晶ココロジカル
アクアマリンも独特の魅力がありますね。一つ間違うと安っぽくなりますが。
候補が英雄の座を争っている、面白いことになってます。
白鳥の湖の、物語自体を知らない人も多いと思います。あと、ちゃんと見たことがない人も。
見て聞いて、損はないですよ。
代役って、バレエの世界なら何千人も候補はいるのでは?
基礎を何年もやらなければ全くできないバレエという世界にこころちゃんを入れるには、これぐらい強引な手も必要だったのはわかります。
舞台の、涙と一ページ丸々使った姿、さすがに圧倒されました。
黒鳥のほうの動きもすごいですね。
六月の英雄まで出てくるとは、ややこしいことになってますね。
そのコーチが罠である可能性も高いですが…
練習にいれてくれる、展開は強引ですけどほかにどうしようもないのはわかります。
あの黒鳥さんがこの雰囲気?どんな共同生活になるか…というかコウモリ扱いされずに乗り切れれば奇跡ですが、この状況。

クギ子ちゃんがいる!
先生に変なことが起きている…というか裁判をやる教師が一方的に推理する、そういうのを暗黒裁判といいます。
案の定完全に、教室の空気だけで判断が動いてますし。
ほかにも弁護人が出てきてくれたのはうれしいです。
いきなり屋上から人を落とすというのも恐ろしいことを…
クギの頭が違う、というのは苦笑しました。

塾セン
「これ以上プライベートに立ち入る資格なんてない」というのはその通りですね。しっかり力で抑えてくれるのもしっかりしています。
「無神経にかぎまわるぐらいなら」も、正しい判断でしょうね…こういう好奇心は止めようがなく、下手をするともっと最悪の結果になりますから。
図書館の、新聞のアーカイブというのは結構重要です。信頼できる情報源でもありますし。
「そこに土足でふみこむようなマネわたしがゆるさないから」という言葉もカッコいいです。
先生がまたいつも通りにしている…強い人ですね。
すごい量のふせんですね。そしてアルパカのランキングがあるのも面白いです。
そして、ちゃんと励まされたらうれしくなる、という心の動き…時間と、鉛筆の動きのかすかな音の心地よいこと!
ここはただすごいですよ。
あらためてちゃんと謝れる、というのもすごい点ですね。
どうすればいいか、と思って…たぶん、本当に他人のために何かをしたい、と思ったこと自体が初めてでしょうね。
そして勉強だ、と気づき、実行できるのも、えらいだけじゃなく運がいいと思います。正しい導きを受けている、という面で。
十二位…現実ですよね。そういうところもすごい。
そして、先生のほうからつい抱きしめてしまう…
本当にすごい作品だと思います。実力的には、90年代後半の傑作たちにも劣ってません。

小学生のヒミツ
「好きな人がほかの子とうまくいきそうで」…なんというかご愁傷様。
それで…なんという行動を。
そしてこのとんでもない答案…あーあ。
塾とかに行っても本人にやる気がなければ無意味なんですけどね。
そして塾で友達ができて、楽しいことになってきました。
ちゃんと相談してくれるし、いいなあ。
いっしょに復習できるのもいいです。
いい点を取る、という目標ができたのもうれしいです。
しかしすごい量のプリント…熱心な塾、いい友達と、なんという幸せ者でしょう。しかし、今思うと素因数分解なしで分数の割り算って、すごく非効率ですよね。
で、これほど頑張っていい点を取ったのに、これ…見ていて胸がいたくなります。
友達が支えてくれる、ってやっぱりいいです。
りんごちゃんを恨むこともないし、山下くんにもしっかり向き合えて…本当に素敵な作品です。

出口ゼロ
役者だから、ってそれが洗脳されてるんですけどね。
あくまで信念に従い動き続ける、どんなに孤立しても…どこまでそれができるのやら。
また妙なクイズ課題…というか、特殊部隊の選抜試験は長時間食料不足睡眠剥奪でおもりつきフルマラソン、さらに知能テストで判断力を試し続けるってのがあるそうですが。
まあ、正解できたのは幸運ですが。
「単行本でいったら」というのがさりげなくひでえ。
さらにアイテムの取り合い…静先輩の異変は、葛西くんと何かな関係が?
いろいろと絶体絶命通り越してますが、ここからどうやって逆転するのやら。
でもこの二人が逆転したら、ほかの人が何人も…

恋するふたごとメガネのブルー
なんという爆弾投下。
そりゃ逃げますよね。
「どちらか一人を選ぶ必要はなくなったよ」がまたえげつない一言です。
「好きならいいの?」と迫るのもなにげなく強烈な色気が出てます。
信じられるか、は爆笑しました。
「オレをきらえばいいんだよ それをハルタにぶつけるなんてまちがってると」…確かにそうですけど、人間の心はそう動くんですよね。
有永くんの、その言葉は伝えるけど実質告白されたことは言わないんですね。
少女漫画みたい…って苦笑するしかないですね。
そしてこのデートの服装、すっごいかわいい。なんというか服からにじむ体の質感を極めてますね。なんつー色気。
というかももちゃんもなぜ尾行する…
次の恋を、ってそう出ましたか。
そして絶叫系、楽しいデートになりそうです。ただ楽しめれば、それが一番いいデート…これ、読者たちにはすごくうれしい言葉ですよ。
青くんに、ももちゃんの言葉…自分たちの気持ちが負担だった、と考えてしまう…
「うれしいに決まってる」って、せっかく彼女も前に進もうとしていたのにジゴロめ。
あ、あくまでももちゃんは前に進むんですね…
「バカかオレは!!」心底とってもバカだ。
さて、どんな天罰がこれからこのバカを襲うのか…とっても楽しみです。
あ、ハーレムエンド(というか双子エンド)でも僕は許しますよ。

ハピネスチャージプリキュア!
うわあすっごいダイジェスト。
変身能力を私用して大丈夫なんでしょうか?
次々といろいろな料理が出てくるのも、すごく見ていて楽しいです。
カビだらけというのは梅雨に入った今、真剣に厄介です。
さらに新しい仲間もできて、楽しい世界ですね。

かみかみかえし
アマテラスに対抗できる…ツクヨミとスサノオどっちでしょう。
なんかすごい表情してますね。
母親に会うとか、また厄介そうなことになってきました。
結界の回避がうまいですね。
そろそろクライマックスに近づいているでしょうか?

月号は特に何もなし?
コマならいっぱいあるというのに。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ