なかよし2013年4月号感想

先月号の、漫画家セット付録による本誌完売とあちこちでの大きな話題には驚かされました。
何が大当たりするかわからないですね。

用途の広い正統派の付録も楽しくなりそうです。

そしてこの表紙!とにかく今までと違う、という決意が、気迫が伝わってきます。
とことん新しいことをやってやる、という勇気と覚悟が。

僕個人として、高岡先生の本誌連載が、ここ十年で一番嬉しいニュースでした。

そして、やっと「地獄少女」が終わってくれた…まるで閻魔あい、その人のようにこの作品に囚われていたような、永遠幸という素晴らしい作家がやっと蜘蛛の糸から解き放たれた…僕はそう思っています。
その、長年熟成され、磨き上げられた作家としての力が、本来の永遠先生の、黄金と鋼鉄のような輝きと強さが本当に活かされる永遠先生らしい作品を…僕が何年間、それをひたすら祈ってきたことか。
僕はデビュー作から(残念ながら以前から、ではないです…もしタイムマシンがあれば「るん」を取り寄せるよう昔の自分を脅迫します)ずっと、その素晴らしい作品を見てきているんです。
どうか、どうか次の、永遠先生らしい素晴らしい作品を目にすることができますように…

夢水の単行本新作もすごく嬉しいです。

ショートコミック大賞受賞作掲載も嬉しいです。

少女結晶ココロジカル(高岡しゆ)小学生のヒミツ(中江みかよ)さばげぶっ!(松本ひで吉)出口ゼロ(瀬田ハルヒ)キミが好きとかありえない(あおいみつ)きぐるみ防衛隊(星野リリィ)ワルツのお時間(安藤なつみ)クギ子ちゃん(PEACH-PIT)わたしに××しなさい!(遠山えま)百鬼恋乱(鳥海ペドロ)ドキドキ!プリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)恋と軍艦(西炯子)AKB0048(美麻りん)花の貴方へ(田辺祥子)予告

少女結晶ココロジカル
圧倒的に電子技術が発展した近未来。
人全員に、それぞれの誕生石でもある、鉱石を使った小型のコンピューターが配られあらゆる身分証明・電脳世界への入り口ともなっている。
さらにロジックステップ、ダンスによってコンピューターに命令できる。
そんな世界の、一月生まれ=ガーネットの少女、こころちゃんは家庭の方針で中学に入っても宝石を親に取り上げられたまま=電脳世界使用禁止。ちょっと運動が苦手。
そのせいで、幼なじみのハルトくんともなんだかうまくいってないし…
それを気にして、父親の書斎で見つけた宝石箱に自分のガーネットが入っていた。
その宝石を身につけて二度ノックすると、それで目の前にドアが出現し、それを開くとそこは壮大な電脳空間、BOX!
そこでは、自由に活動できるかわりに国際政府からのオファーには協力する義務があり、高い実力の持ち主は集団でより複雑なプログラムを組むこともある。
そこで、二人のアイドルのダンスに巻きこまれたこころちゃんが夢中で踊っていたら、変な光が体からあふれてハルトと共に妙なところに飛ばされて…
圧倒される解像度が高い未来ビジョン、ダンスの華やかさ…SFとしても十分に質の高い期待作!

どれほどこのときを夢みていたことか。まさしく不撓不屈、デビューから十年以上…その年月を思えばため息しか出ません。
姉妹ユニット、ということで、ご姉妹のしめ子先生も結構活躍されていたんですね。そして結構感性が違う…
両方の個性がうまく混じって、絶妙のカクテルができています。
そして作品そのもののすばらしさときたら!SFとしての感性もすごい切れです。
高上先生の感情の深い部分を掘り起こし、奇妙な設定から物語にまとめる力が最大限出てる、と言っていいでしょう。
誕生石は実は一意的じゃないですけどね。まあ花とかも。
冒頭の笑顔から嬉しくなるような、引き込まれる感じです。
テレビの中のアナウンサーの娘、父親は主夫…主夫が認められている、というのが未来の先進性を語っていて、それでいて桜や家、雨どいはこれまでどおりの感じがします。
コンピューターの発達も、これからのSF風味のある娯楽作品ではとても重要なテーマですが、すごく鋭い感性が激しく神経を叩いてきます。
ダンスでコンピューターに命令する、というのが何よりすごい発想です。
ダンスそのものが、人間にとってどれほど大切なことか。…人類が進化してきたサバンナでは、言葉より歌とダンスによって作られる魔術儀式のほうがずっと大切だったはずです。
華やかな体の使い方も、実力の高さがあってこそですね。
転んで怪我をした子に、「ココロ☆コロコロケガよなおれ」…それも、不思議な魔法の世界みたいな感じを与えてくれて、すごく心を動かされます。
それでも十分、この子は癒してるんですよね。
そして現実的なハルトくんの措置…これも、うまくこの世界のルールを理解させてくれます。
クラスメートたちも、これからどんな形で出てくるか気になります。
そしてカゲツというスター、それらにも「英雄」など細かな用語をつけているのが楽しいです。
かていのほうしん、で宝石は親が預かっている…今このときも、それは多くの子や親にとって、すごく切実な問題のはずです。
いや、もっとずっと昔から、テレビを子に見せない、ファミコンを買わない家庭は多かったでしょう。
今はそれが携帯電話になっただけ、でしょうか。
父親の、あくまで背を向けている態度…「もうすこし」で、いつと区切っていないのがうまい伏線ですね。普通なら十五歳とか十八歳とか二十歳とか…
テレビに出てくる友達、これはコンプレックスになりますよね。
家中探す、というのも子供たちにはこれ以上ないほどわかる行動だと思います。
呪文を唱えたら本当に何かが起きる、というのもうまい伏線です。次以降がとても楽しみになりますよね。
この宝箱もいろいろ使えそうです…付録にもメディアミックスにも。
父親の書斎もいいデザインですね。明らかに主夫というより鉱石研究者ですが。
このBOXの技術がまた素晴らしいです。これは今のインターネット技術の理想と言えるでしょう。
無料広告を貼りつけられている、というのは『この空のまもり』の中心ネタでもありました。
初心者はカモにされる、というのは『HUNTER×HUNTER』のグリードアイランド編も思い出します。
「アバターでアイデンティティを上書きする」「ネトゲと現実が区別できなくなる」…それは宇野常寛氏・東浩紀氏らのような、日本の最先端の思想家が注目している未来像の本質でもあります。
さらに、そのアバターの衣装がえを、そのまま変身もののようにするのも子供の本質的な願望をうまくとらえています。
みんなで踊るのがそのまま高度なプログラミングになる、というのはリナックスやウィキペディアのような、オープンソースの要素もあってますます最先端ですね。
みんなが踊る、踊ること自体の楽しさもすごく強く伝わってきます。
そこから突然、とんでもない力が出てくる…この話の転換もうまいですね。これまでに必要十分な情報をくれているからでもあります。
突然来る別の誰か、そしてスケールの大きい砂漠の描写…
物語自体もすごく壮大な感じがします。
これほど鋭く、最先端のことを巧みに捉えた作品に出会えた、それ自体がすごく嬉しいです。
最高傑作の予感に、来月号が楽しみでなりません。 

小学生のヒミツ
ダイエット…またしてもあらゆる女の子に死ぬほど切実な問題を。
というか「死ぬ」が冗談にならないんですよ、摂食障害は死亡率が高い危険な病気ですから。
超無神経で楽しく食べてるあんずちゃんのキャラクター、うまく出てきてます。
で…いきなり「デブ」の一言…
ええと、当時の僕よりはましだよ!…ってそんな言葉が彼女に届いたら笑ってしまうことになりそうです。
気になりだしたら、まずそれなんですよねえ。
「やせてやる」になるまでの気持ちの変化が実に楽しいです。
で、…大抵は悲惨なことになるので、それこそ小学校四年から毎年、徹底的にダイエットについての授業をやっておくべきでしょう。
おなかの音、力尽きた…笑うしかありません。
今度はおなかが鳴るのがつらい、そう、僕も大学出てから、腹が鳴らないように昼食を食う習慣ができて…それで体重戻ったのでしょうね。
友だちの「ぜんぜんかわってないよ」も、危険な言葉だと思います。どんな言葉をかけていいか理解するためにも、ダイエットの授業は絶対必要でしょう。
ゆっきー、心から友達のことを心配してくれる、本当に素敵な子…某MIちゃんを思い出してしまうのはご愛嬌ですが。
親に密告する、というのは子供にとってはなぜか、最大の罪悪になってしまうんですよね。
「しんじゃうんじゃないか」って、子供の大げさじゃないです。本当にダイエットは死に至る可能性がある…
なんて素敵な子でしょう。
すごく素敵な、暖かいメッセージを伝えてくれる本当に素敵な作品。女の子達への、とても素敵なプレゼント。
間違いなくこの作品は、何人もの人命を救うはずですよ。

さばげぶっ!
この作品で王子さまなんていったらろくでもないことになるに決まってますよ…
というかこの回想、正体がみえみえすぎて大爆笑しました。
走馬灯…FA-MAS、フランス軍?
寝ているうららちゃんに、容赦ないボディブロー…鬼や。
記憶の扉を必死で押さえている、というのもとってもわかりやすい伏線ですね。ほとんどネタバレに近い。
王子さま、そしてイングラム二挺拳銃…これほど派手なことはないです。
でも実銃でイングラム二挺拳銃やったら、コントロールできないでしょう。まあ両手で肩付けしても集弾できませんが。
やっぱり、予想通り過ぎます。予想通りなのに笑い転げています。
少女漫画でこれ以上目を…それは「ちゃお」に言ってください。特に中原先生と五十…
薀蓄合戦は楽しいです。あと、9パラのマンストッピングパワー問題は45信者が言ってるだけですから。当たり所がよければ22LR一発で死ぬし、悪ければ357Mag六発食らってもしばらく反撃し続けます。本当に人を確実に止める唯一の手段は、.50BMGで胴体を両断することです。
マヤさんの恥ずかしがってる表情はすごく可愛いです。
それにしても、このプリクラやデジカメの技術の数々は本当にすごいです。二十年前からどれほど進歩してきたのか…で、何で月旅行には行けないし、いまだに家畜肉を食べてるし、餓死してる人がいるんでしょう。進歩できることとできないことがすごく偏ってますよね。

出口ゼロ
…この扉は笑うほかないです。
クイーンのエキセントリック演技がどんどん過激になるのが楽しいです。
みんなを信じる、って…
連帯責任廃止、それは後にどんな形に響くでしょうか?
「敵になったいまなにたくらんでるか」…それが、分断統治の基本ですね。
ユダヤ人もそうでした。
激しい暴力を振るっているゆみかちゃんが、スパイではない…?
とことん青春物をやって、それが一閃の刃…僕の脳を含む肉体全部が、昔実際に刃物で縫う傷を負った時と同じ反応をしました。
寒さ。心臓から下に何かが降りていく感覚。顔の痺れ。はっきりと思い出せます。
完全にその時と同じ、脳の感情より深い部分が反応し、出血・苦痛に備えるように心拍数を調節しホルモンを全身の細胞に放ち、全身の自律神経に信号を発したのです。軽度のショック症状とすら言えるでしょう。
おそらく、よほど完全に精神と肉体を切り離していなければ、読者全員同じ反応をしたと思います。僕の感性だけが異常だ、とは思えませんから。実際に刃物で傷を負うのと同様に、脳に痕跡が残るはずです。
最後の…もう、怪物的なまでの…
怪物的なまでの、才…実力…それが読者の心、いや脳を深く傷つけるために活用されているのが残念でなりませんが。
次回作では、いやこれからの展開で、この力がポジティブに使われてくれることを祈っています。

キミが好きとかありえない
二ページまでのままで余計なことしなければいいのに…
よごれてすてたハンカチ…もちろん、家のゴミですよね?
もうこの時点で笑い転げてます。
「変態は恋するべきじゃない」僕はそう思ってるので恋はしないようにしてます。
で、同類…頭抱えました。
別の学校に行った子を追いかけるのに慣れている…ますます…
バスの中で風、というのも…まあ、鼻血よりましです。
二人のヘンタイ、というのはもういろいろと終わってます。
ケガしたっていい、というのもとってもよくわかります。ああ…タイムマシンで僕を、妊娠判明前に流産させておきたい…はい、同類です。
飛ばして鼻息で着地、ってそんなことしなくてもロープを調達して、もやい結びの輪をつくって彼女に投げて、腰に通してつかまるように言えば…
そしてかなたん…なんという寛容と愛情。まさに菩薩様。
こうやって超絶なドレッドノート級正統派少女漫画を入れてくれるのがこの作品のすごさです。

きぐるみ防衛隊
素敵な会長にあこがれるはっかちゃん、でもいつも一組ののばらちゃんに邪魔されている。そんなはっかちゃんに目を留める会長…
ある日、帰るとカギが開けっ放しで、妙に動きの鋭い、なんともいえない着ぐるみがいた。
板に字を書いて会話するそれは「いやこういう生き物で」と…ジンジャー、という名らしい。
学校から、新しいカリキュラムの実験としてずっと家にいるとか。
で、翌日ジンジャーと一緒に学校に行ったら、そんな着ぐるみがもう二体。
そこにはのばらちゃんもいて…さらに会長が来て、「この世界を守ることが真の目的」とかぶっ飛んだことを言い出し、それでも「会長ステキ」というはっかちゃんにジンジャーが激しくツッコミを入れ…
で、いきなり音楽用黒板の上段が動くと、ボンデージというか妙なお姉さんが襲ってくる…
ガーディアンズ、って何をどうするの?妙なボケ感じと圧倒的な迫力が同居する、とても鋭い新連載。
僕は星野リリィという作家のことは何も知りません。
冒頭からとにかく鋭い美しさ、昔の少女漫画…それこそ『オルフェウスの窓』のような感じなのかとすら思いました。
のばらちゃんの濃い唇には、それこそ『ガラスの仮面』のようになるのか、とさえ…
男子と女子の雰囲気の違いがかなり強いですね。
いきなりとんでもないのが、しかも横を向いている…想像を絶するながめです。
牛?ペンギン?足が長い?
遠慮なく叩くのも、読み返してみるとすごいものがありますね。
母親の順応性がこれまたものすごいですね。
ジンジャー…名前が合わない…ペモーとかなら?
兄弟も父親もものすごい順応性、というかゲームをできる手指がある…
音楽室を開けたら…とんでもなくくっきりした、似たような着ぐるみ。美しい男女。すごい。
確かにこれはすごく勇気のある格好ですよね。
「いろいろツッコんでいいぞ」で、さらに殴って「正気にかえれ」、ここすごく面白いです。
音楽室の黒板も懐かしいですね。そこからえらくお色気な…
瞬時に飛び出すはっかちゃん、結構勇敢です。
でも会長を抱き助けているのは…男子?というか冒頭から見直しましたが、彼名前出てましたっけ。
で、エッチなお姉さんを消し飛ばした美形、まさか…ジンジャー?
わけがわからない、としか言いようがないですが、すごく引き込まれる作品ではあります。
面白いか面白くないか、といわれれば、面白いです。
読者にいい物を、ヘビではなく魚を、依存性薬物ではなく栄養を与えてください、としか言うことはありません。

ワルツのお時間
この扉はある意味ギャグですね。
転ぶのも助けない、って鬼ですか…
というか前回あんなことをやらかしておいて、普通に女の子たちに囲まれていられる、というのが不思議です。
さらに避けられている…勇誠くん、なんというか頑張ってますね。
いや「なんかついたすけてあげたくなっちゃうんだよな」…ええと、なんかとても楽しそうな予感もするんですが。泥沼の。
とんでもない合同パーティー、それに向けて彼女は自分にできる努力をしている、というのが好感持てます。
相手を間違えて、変に誘われて…この世界のスターに怒られたら、そりゃびくっとなりますよね。
今までは意地悪なことをいうことが多かった菫さんですが、今回で正義感の強い素敵な女性、と一気にイメージを変えてくれました。
いきなり抱きしめて全身チェック…これ、たんごの母親がやったのと同じでは?
これでさらにイメージが吹っ飛んで好感が強まります。
そしてこの、ベストコンビ…この絵の華やかなこと、動きの正確なこと!
憧れ、目標を見出したところでたんごの姿を見る…
菫ちゃん、すっかり姫愛ちゃんのことが好きになってます。
そしてパーティ会場に…昔の僕ならそうしただろうな、という過剰な素直さです。
そして、たんごくんが素直に真情を話す…それも、勇誠くんの言葉に応えて。男の友情がかすかに香るのも素敵ですね。
意外なほど早く、昔の傷について…あれ?菫ちゃんだとしたら、彼女は今踊れていますけど…別の女子?
「さいごに踊ってやるよ」がせめてもの誠意ですか。
それより、踊りたいという彼の思いもあるんでしょうね。
抱きしめられて、早くも「南くんが好きなんです」と気づいてしまう…
この話のテンポの早さも予想外というべきですね。
とにかく隅々まですごく手が込んでます。丁寧に小骨が抜いてあり、ご飯が一粒一粒輝くようで、味噌汁の油揚げもしっかり油抜きされいい出汁をとり、味噌もたくあんも江戸時代の製法そのまま、芸術品のような鯖味噌定食。
一口一口よく噛んで、至福の時を楽しみます。

クギ子ちゃん
よくまあいろいろと噂が伝わっているものです。
「恋愛ストーカー気質」「まちがいなくクギ子ちゃんの身内ね」は爆笑しました。
おそろしい目、どころかけっこう楽しんでますね、クギ子ちゃん。
そして一気にアクション漫画に…
この雨粒にどれだけ威力があるか、結局誰も知らないですよね。50mm鋼板ぶち抜く威力だとしたらこの周囲の家もひどいことになってますし。
スライディングはびっくりしました。
ウソツキ、というか何がウソかホントか、その時によって変わるのが人間なんですよね…だから、人間がウソをつかない、って無理なんですよ。

わたしに××しなさい!
楽しそうですね。歪んだ愛情を学べると鳴れば。
というか「支配欲」って言葉に大喜び…単純というかなんというか。
「ひねくれた正確…このまま使わないでいるのは」ってこの世のすべては自分の道具なんですね。
支配、したくない人はいないですよ。
「晶の笑顔を守ってやりたい」男が女に言えば愛の言葉ですが、女が男に言うとなんで、無自覚な別れ話に聞こえるんでしょう。
逃げるのを追いかけて、ぞくぞくっと楽しくなって…この表情が楽しそうすぎるんですが。
そして捕まえて、逆に捕まえたのは…ひでえ。
「おこらせたほうがよくしゃべる」…V.I.ウォーショースキーみたいなことしますね。彼女みたいに傷だらけになりますよ?
そして、なぜか友好的に人の家庭の話しをしたり…
で、一気にマミちゃんが晶くんに「本気で好きになっちゃった人は」ここまで来てくれるとは!あと二年ぐらいかかると思ってました。
あとここのマミちゃんの表情、めっちゃくちゃ可愛いんですけど。

百鬼恋乱
ホームズ服って普通に売ってるのでしょうか。
なんかミルキィをつけたくなるような可愛いホームズ服です。
問答無用で餌づけられて、というかこの犬化してるのってもう妖怪では?
お弁当というよりおせち料理ですね。まあ、おせち料理は保存が効くので弁当にも向いてますか。
二人とも女の子一人一人に、ちゃんと喜ばせる言葉をかけていますね。
しかも男子にも教師にも…大人気者ですね。
突然見える、人のいない空間…それが今回どう活きてくるやら。
結構すごい家ですね。
「ほんとうにぜんぶしりたいの」…ストレートですね。
パニクってとにかく食事をご馳走する、というのもすごい精神構造です。
彼女の家まで変なのが出てくる…これまたものすごい造形です。
鬼は元々神だった、というのは僕にはとてもわかりやすいですが、読者にはどうでしょう。この説明でわかるでしょうか。
「しんきくせー話はおわり」と、食べることを楽しむほうに回る零くんのほうが、暖かい人間味はありますね。
そして来月、そうとうやばそうな相手との対決になりそうです。
さあてどんな…今回はすごく暖かい感じでした。

ドキドキ!プリキュア
だれとだって友だちになれる、というのなら、なぜ戦っているのでしょう?
DNAだけなら一卵性双生児もありますが、指紋は一卵性双生児でも少し違いますからね。
「あなたへの熱意は感じた」ってこのマネージャーもプリキュアの件を知っている…んですね。
ずいぶんと親切なことで。
変身直後、って合体妨害は古典パターンの一つですよ?
話の途中で続く、とクリフハンガーまでやってくれるとは。

恋と軍艦
少し余計に食べる、気合が入ってますね。
造船所ができるまえまでは…原発でよく聞く悲劇です。
陽くんが前回からですが、ものすごく成長してますね。もう誰?状態に絵柄が違う気もします。
シナリオ担当、そのつもりで書いてる…なんというかかなり人材のいるクラスなんですね。
漫画をちゃんと描き上げた子と、映画に出たことのある子がいるクラス…
イヤリングを返しそびれて、「もうあの家にはいけない」というのでふと、子ども時代の終わりを思いました。
人の子ども時代の終わりは、罪悪感がきっかけになることも多いんですよね。
文化祭本番、大人が見に来てくれるというのもいいですよね。僕が小学校の頃、学区の大人や町長さんがこぞって来てくれることってありましたっけ?合ったけど覚えていないだけ?
芝居の紹介もとても丁寧で嬉しいです。
…実は、芋のほうが麦や米より…ジャガイモで麦を育てるヨーロッパの人口は爆発的に増え(頼りすぎてアイルランドジャガイモ飢饉…)ましたし、中国もサツマイモで人口が大きく増えています。
「いかのおすし」とかマクドとか、現代ネタを入れているのも面白いです。
そして、晶ちゃんが町長に…イヤリングの件を告白?
冷たいのは、直接謝れないことを責めているのでしょうか。それとも、それは他人に触れてほしくない、激しい怒りを押し殺しているのでしょうか。
それとも、そのイヤリングは、…なにかもっと深い事情があるのか…
計画…外国資本の工場と外国人向け別荘地…それが、「こぼの実」なのでしょうか?
このタイミングで発表しなくても、という気にもなります。実にうまい。

AKB0048
なんというか、この演出かなり危険なのでは?
逆さになるだけなら笑いですみますが、人間を勢いつけて持ち上げられる…100kg重の力、ということは簡単に首を折ったりできる、ということですよね。
からまったのが足首でなく首だったら、確実に死んでいます。
舞台は危険なところです。舞台装置には巨大な機械力がかかっています。
せりの事故で、出演者が死亡したことが実際にあるのです。
結構厄介な敵に狙われているようですね。
乃愛ちゃんに後ろから抱きついて「いっしょにAKB支えていきたい」…なんというか、ダメ押しです。
「にぶそうなわりにカンがいいね」って、それを見通すアンタもすごいわ。
記念、で一体…僕以外になら誰にでもわかる、現実のAKB48に関するネタなんでしょうね。
なかよくなったきっかけの曲…
そして、やはり舞台のスピード感。こうして飛びまわる、というのも素敵です。
メンバーを目の前に出すには、今の舞台でも袖から登場して客席通路を通るという手はありますよ。
そしてそのとき、乃愛ちゃんがどこにもいない…優子センパイの反応の早さには驚かされます。…彼女は、全部知っていて?
ということはこれからの危機は、全部ハリポタ前半のようにダンブルドア先生の掌の上?
「友だちにもどれる」という言葉に、強くひっぱたいて…やっと出す、彼女の本当の感情…
「スイッチ押さないとライブおわるよ」と、預ける彼も何を考えているのでしょう。
歌の中で、最後の決断…
さあどんな結果になるのでしょうか。

花の貴方へ
ポストキッド?
確かに、このプラス印象を与えてくれる冒頭ページから、厳しくわがままなマイナス印象に逆転するのはうまいですね。
さらに「花が好きだった」では、死ぬとかをイメージさせてスリルにさせる、と。
ポストキッド制度も、講評どおりうまい出し方です。
表情の変化から、とつぜん彼女の病気…そして死…
講評では、ラストに咲き乱れた花、とありましたが、こちらも余韻をとても柔らかくしています。これは押すか叩くか、ですよ。
確かにとても力のある短篇でした。こんな素晴らしい作品をもっと読めたらと思います。

月号は山田先生…どうか次は別パターンの話にしてください。
そして春瀬先生の連載、これは飛び上がるほど嬉しいニュースです!
春瀬先生らしい素敵な作品になるのも、もう予告からはっきりわかります。

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