なかよし2008年3月号感想

付録のバインダー手帳はシンプルで使いやすいです。レフィルがもう少し充実してもいいかもしれません…来月号にまたがっても。
連発式の鉛筆(ロケット鉛筆というらしいですね)は意外と便利です。シャープペンと違って機械的故障の心配がなく、マークシートテストのときなどこれがあればすごく心強いでしょう。一つでもなくせば終わりでしょうが。

つい、まず予告を見てしまって、夢かと思いました。
夢ならさめないで、まさかこんな日が来るなんて、初詣の祈りが通じたのか…若手・新人作家の活躍が続いているのはすごく嬉しいです。
といっても、「ちゃお」「りぼん」を基準にしたらこのペースが普通ですがね。

夢みるエンジェルブルー(白沢まりも)しゅごキャラ!(PEACH-PIT)AAA(フクシマハルカ)小川とゆかいな斉藤たち(茶匡)Yes!プリキュア5(上北ふたご/東堂いづみ)ココにいるよ!(遠山えま)マイナスファイブ(菊田みちよ)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)月光ヒメジオン(安野モヨコ)ダーリンオンリーユー!(青月まどか)かみちゃまかりんchu(コゲどんぼ)地獄少女(永遠幸)予告

夢みるエンジェルブルー
はあ〜…相変わらずめろめろに堪能しました。
妄想の後のとろけた表情など、今回はギャグ顔もいろいろ出ていますね
眼が覚めたらボールをぶつけた二人がケンカしている、というのもうまい入り方でした。
男がちゃんと送っていこうとするのは男らしくていいです。真由ちゃんには邪魔にされていますが…可愛いヤキモチ。彼女の寂しそうな表情もすごく素敵です。
膨大な布とその知識もすごく面白いです。考えてみると僕は布については全く何も知らないと言っていいでしょう…素材と染料をほんの数種類ずつ知っているぐらいです。
夢中になってしまう天音ちゃん、やはりデザイナーですが…コストという言葉も覚えましょうね。あとそれぞれの素材の耐久性・洗濯や天候との相性なども。
いきなり葵先輩に襲われる(違)シーンもうまくドキドキしました。すっかり心を許していますね…ついでに膝枕ぐらい見たかったのですが。
転校のことを聞いての天音ちゃんのおせっかい…あまりに単純すぎて笑ってしまいました。というかこれでだまされる豊くんも単純です。
公園で遊んだこと、それだけでなぜ彼女が怒ったのか…初読時はわけがわかりませんでした。
一週間後、とさりげなくエンジェルブルーのマスコットが入っているのはうまい。
すれ違ったままの二人、それで天音ちゃんのすごくストレートな言葉「もしかしたら真由ちゃん黒木くんのこと」には驚きました。ここまでストレートにいえるなんてすごい。
僕も昔から今に至るまで、こんな風に人を傷つけていないか心配です。だとしたらどうしようもないですよ。
真由ちゃんのためのスカート、と友達のためになら必死になれる天音ちゃんの真骨頂が出るのも嬉しいです。
ここで新キャラが出てくるのもこれからが楽しみになります。
呼び出していつもどおり葵先輩のシザーズプロジェクト、「スカートが似合わない女の子なんていない」という言葉も素敵です…遺伝子のいたずらで肉体や脳が男性だったら、とかのツッコミはやめておきましょう。
スカート姿の真由ちゃんはすごく可愛かったです!そしていきなりのストレートな告白…というか、引越しの日に呼び出されたという時点で、99.9%告白ですよね。彼も期待していたと思います。
一気に言うだけ言ったのがなんだかふっと力が抜けて気持ちよかったです。
手を取り合うだけの二人の余韻がなんだかたまらないですよ。
最後に新キャラが出てきて…いろいろ楽しみですね。男の子がライバルというのも面白いです。

しゅごキャラ!
さすがにアミュレットダイヤの美しさはすごいです。
といっても、ダイヤは何なのでしょうか?わからない僕の感性が鈍いのでしょうか。
歌唄ちゃんの状態を解説しているのが苦笑します。でも持ち主以外とのキャラなりはあむちゃんも同じでは?
高みを目指し続けても、圧倒的に高いものには勝てないでしょうし、運がいいだけの人にすら勝てないでしょうね。
イルとエルを恋しがる涙…ダイヤは彼女に何を与えたのでしょうか?
ここであみちゃんが出てきたのはびっくりしました。バトルの緊迫感を全面的に吹っ飛ばして、空気が一変しました。
まっすぐ「おうたうたって!」と叫べるのはうらやましくさえ思えます。
小さい子供が歌っているのを見て初心を取り戻す…この形でしか彼女は救えなかった、というのはよくわかります。
×たまの大暴走はまさに自業自得。
エルと歌唄のキャラなりもすごくきれいです。
そしてついに出た、あむちゃんとダイヤの力!圧倒的でした。
「弱いところもある人なんです」という言葉は少し苦笑しました。
エンブリオは何しに出てきたのでしょう。そしてイクトはそれをつかんだのでしょうか?
ダイヤがこうして殻を閉ざしたのは…そのメッセージは…「どんなに暗やみがおそっても」という言葉からは、ヨハネによる福音書の冒頭「この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。(第一章第四、五節)」を連想しました。そのような、魂の底の宗教レベルの光…絶望の場に現れる希望がダイヤの本質なのでしょうか。
三条さんと歌唄の再出発、そこにさりげなく出てくる二階堂…なんだか苦笑させるエピローグです。
歌唄ちゃんとあむちゃん、キャラ同士が結構仲良くなっているのも楽しいですね。
そして海里くんも去るとは。彼の告白はすごく潔くてカッコよかったです。
さて、これからどうなるのでしょう。あまりにもきれいに終わっているので、次どうなるのか想像できません。
なでしこ・空海の再登場もあるのでしょうか?

AAA
冒頭の一ページ丸ごと、これだけポスターで欲しいです。
クロダハヤトって日本に今何人いるでしょう。
交流はフェンスでさえぎられている、といっても向こう側が極悪でこちら側はエリート=金持ちばかりなのですから、高圧電流線で仕切っても向こうから侵略してくるのでは?
黒田くんはフェンスの下でずっと待っていたのでしょうか。暇ですね。
シャープペンの事を聞いて、わかってはいますが切ないシーンです。
「オレのことずっと好きだったんだ?」という言葉、二人ともすごく深く傷ついているのが伝わってきます。先の謎解きが楽しみになってしまうのがなんだか悲しいですよ…この作品が初めて読んだ漫画だという幼い読者はすごく傷ついているでしょう。
ぼろぼろになってるのは見ていて辛いです。そして…これは脅迫罪ですから警察に連絡すべきでは?
彼の友達も結構個性的で面白そうなキャラクターですね。
って佐々岡?…まさか、…何で先月気づかなかったのか、みんな広島カープ…やられました。
なぜか弁当を作る羽目になってしまって、下手なのはお約束ですが、家庭科の成績はどうなのでしょう。
別に必要もないのに一生懸命やっているのが面白いです。
卵を電子レンジに入れたら爆発するぐらい、理科の知識があればわかりそうなものですが。
「じゃーなんでつくってあげたの」というのは笑ってしまいました。
弁当一つを奪おうとするなんて暇な不良もいたものです。
ぐちゃぐちゃになっていても食べてくれるというのは男ですね。
「うまいじゃん」と言ってくれたのが嬉しいというのは伝わりました。こういうこと自体が初めてだったのでしょうね。

小川とゆかいな斎藤たち
そういえば彼歌手を目指していましたっけ。
あとボーカル+ギター三人?ちょっとバランス悪いような。
弦が一本しかないなら弦を買えばいいのでは?でも捨てたものですから、根本的にいろいろ音が狂っているでしょうが。
同じ曲だったら…読み返してみると、何も邪魔をしないでまじめに練習していれば、小川&斎藤sに大恥をかかせることができたようです。
三人がギターを弾いているところはすごく音の不気味さが伝わってきます。
「おまえもヘタだよっ」…誰も音楽の能力がある人はいないのでしょうか。
ケンカばかりしていてもみんなそれなりにまじめにやっている…ここでの小川さんの微笑はきれいです。
みんなで頑張ろう、と盛り上がったところで…あまりの展開の早さに呆然としました。
というか小川&斎藤s、言葉が使えないのでしょうか?
落ち込んでいたところに小川さんの着ぐるみ、なんとか笑ってしまえば結構楽になるものですね。
この乱入は…最初からギターについてちゃんと説明していればよかった、というか多分ヘタで大恥かいたでしょうね。
謎の盛り上がりようはただ力が抜けました。

Yes!プリキュア5GoGO!
あ、キャラ同じなんですね。
手紙を出そうとするのは苦笑しました。まあサンタクロース宛の手紙が毎年どれだけあるかを思えば…
いきなりの届け屋にはびっくりします。
せっかく解決したのにまた危険?面倒ですね。
ココに手紙を届けるのは断る、というのがなんだか面白いです。
スコルプは軍人風というか、このマフラーは004にケンカ売ってるのでしょうか?
というか空中の場面を見ると、このタイプのマフラーってやはり映えます。
「いくよみんなっ」で逃げるのは笑ってしまいました。考えてみると今は変身できませんしね。
ココとナッツが再登場して、手が触れ合う寸前にお互い引き放して変身、これもすごく面白いです。
変身はやはりカッコいいし素敵です。
今度のシリーズはバトルが主体になるのでしょうか?何かと楽しみです。

ココにいるよ!
あ、やはりこうなりましたか。
ひまわりは無事でよかったです。
やや静かにひかげちゃんの身の回りの変化を描くのはとてもうまいです。今の幸福感が伝わってきます。
「そりゃ友だちできないわ」と堂々と言えるのが、多分それだけいい状態なんでしょうね。
「田中さん」「ありさだよv」とアピールしてくるのも…彼女がこれから結構活躍するのでしょうか?楽しみです。
ここで輝&日向…「浴衣姿のだれかさん」に反応するのはやはり男ですね。
完全に解決したわけではなく、まだ攻撃があるのも…なんというかリアルですね。だからこそ、このクラスの輪の暖かさが強調される…ちょっとあざとい気もします。
ネットの話で、住所という話になって「やめておいたほうが…」ってそれは…ここで言ってしまえばいいんですが。
ネットの警告自体は正しいのですが。
これを立ち聞きしている輝くんは何を考えているのやら。というか暇ですね。
完成したぬいぐるみに向ける日向くんの笑顔、でも言えばいいのに。
ここで出会いの話が出るのもわかります。今どれだけこういう子がいるでしょう。
まるっとしたデブ猫は可愛いです。
コメントがないことの悲しさは嫌というほど分かります。
現実でも目立たないしネットでも目立たない…それもわかります。僕も、現実世界での欠点がそのままネットでも出てしまうようですね。
絶望したときのコメントが嬉しい、というのも強く伝わってきます。
「日向くんはわたしのいちばん大切な人だから」この言葉…ここでなぜ、言ってしまう勇気がなかったのでしょう。
いきなりの「さよなら」って…それより言ってしまうほうがずっといいのに。
真実は背を向けたら容赦なく復讐してきますよ。
さて、輝くんはどう動くか…

マイナスファイブ
正統続編という感じで面白かったです。
双方の成長した姿が…成長したゼロにかなりの違和感がああああ!
この世代はレイ=0、イツキ=1、ミナ=3で2が抜けています。サンちゃんとフォーちゃんの子供とかでしょうか?
11歳の女の子が15歳の男の子を可愛い、といって泣かせてしまうのがすごい。かなりすごいシチュエーションです。
「おまえ女の子に五センチも」ってゼロ…デリカシーなさすぎます。男にとってどれだけ傷つくか…というかそれで子供みたいに泣き出せる16歳、むしろうらやましいぐらいです。
ミナちゃんも面白いですね。留学の話をする寂しそうな顔も可愛いです。彼女がどんな魔法を使うのかが気になってきました。
高校で簡単に変身してしまう、というのは…外見はイチイ似ですが中身はロッカですね。
高校でのレイはやはりチビ泣き虫でいろいろからかわれている…イツキちゃんがここを見たら鼻血吹いて倒れるのでは?
飛んでくるのを白刃取りするのは面白いです。
魔法の話を大声でやって大丈夫でしょうか?高校の友だちはみんな魔法のことをわかっている?
イツキがパートナー、というのは…なんか嫌だというのがすごく伝わってきます。
家での修行で、ゼロの容赦なさは彼らしい気がします。
またミナちゃんの寂しそうな表情が見られるのも嬉しいです。
そしてロッカの忠告というか火に油…中身はそっくりです。
ねばりで納豆を持ってくるのは、納豆嫌いの僕にはきついですが面白いです。
11歳で高校のテストに追いつくというのはめちゃくちゃにすごいです。まあ公文全クリアでしょうが。
とことんなんでもできる彼女に追い詰められていく描写も苦笑します。
男としてはこれは…怒るのもわかります。でもまあ、何でこんなのがいいのやらという気にもなりますけどね。
根性叩きなおして、って全然レイが16歳でイツキが11歳という感じがしないのですが。
屋上から一緒に飛び降りて、ここの会話は結構面白いです。
「そもそも魔法の勉強とかしたことない」であれだけできるってどうしようもない天才ですね。
撃破突風で助かるところはすごくカッコよかったです。
「いいんだな?」で勘違いするところなんか可愛いです。
ライバルはサンとフォーの子供でしょうか…うわあ楽しみ!
と思ったら、ミナちゃんが泣いたらあっさり取りやめ…甘すぎます。
ま、お互いもう少し修行したほうがよさそうですね。
これで「ロリポップ」シリーズは正式に全部終わりでしょうか?とにかくお疲れさまでした。
次回作は「みるきゅーと」でしょうか?それとも別の?それも楽しみにしています。

キッチンのお姫さま
今回は必然的に必要だった…いろいろと収斂しているような感じがします。
冒頭の、神モンブランはなんだかんだいいながら星夜くんと茜ちゃんが食べるのか、と思うのも楽しいです。
二人で駅に行くのは完全にデートですね。でも…用事を考えるとそんな感じではない…はずですが、つめてねというおばさんには感謝!うわー、ここはもうのたうちまわります。
というかこの墓参りを理事長に知られたら大変ですね。
スプーンの話から、空先輩の嘘についても別の面が見えたような気がします。
「ふたりでいろいろ話したいことあるんだろ」という言葉の優しさには胸が一杯になりました。
そっと空に語りかける…すごくきれいだな、という感じがします。思いの美しさがすごく伝わってきます。
やっと「大地が好きです」と気がついた…空の、文字通り空耳は少しやりすぎかもしれませんが…
そして星夜くんに潔く告げるのはほっとしました。
ここで王子さまの件を持ち出したのは余計だった気もします。
アルバムと記憶の欠落、それが何を意味しているのか…ついにクライマックスが見えてきたでしょうか?

月光ヒメジオン
かなり難解な作品ですが、むしろ幼い子供だからこそ余計なことを考えずに素直に感じられるかもしれません。
この夢もかなり難解です。
変なところにベッドがある、と思ったら…後に劇場だとわかってびっくりしました。
夢事典というのも結構重要なキーアイテムになりそうです。
凍というこの男の行動もわかりません。「陽の当たる世界」という言葉もどんな意味が?考えるのはやめたほうがよさそうです。
苦しい気持ちになれば出てしまう…困った体質ですね。
「どこから来てどこへ行こうと」…人間にとっては最も深い疑問ですか。
劇場が現世の法とは関係のない、異界であるという感じも上手く伝わってきます。
ヒメノの芸も素晴らしいです。
そして、空から人が落ちてきた件が権力を巻き込む大事になっている…二人の新キャラもかなり存在感がありますね。
文化と科学の見事な融合…日本にはそれはできませんでした。
いきなりのカポエラを思わせる派手な蹴りと銃で撃たれて羽根が踊る枕、こういう演出もすごい切れです。
なんか怖い気がしますね、あまりにも切れすぎて。

ダーリン オンリー ユー!
とにかくこれだけ若い新人が本誌に出てきてくれた、というだけで嬉しくて壊れそうです。
そしてこの華やかさ!期待以上でした。
冒頭のページからものすごいエネルギーが伝わってきて、ここを見ているだけで元気になりそうです。
でも柚季ちゃんはすごく落ちこんでいるのですが。この感情の極端さがまた面白いです。
マネージャーというのはよくある話ですが、読み返してみると…よくこんなシスコンとつきあう気になったなこの彼女、という気さえします。
ブラコン叫びは頭が痛いです。
いきなりカバンをぶつけたのがそっくりさん、はそれはまあ運命以外のなんでもないですね。
いきなり美少女にカバンをぶつけられ、名前を名乗られて「「運命」っだと思いませんか!?」…どう思うでしょう。まあ僕にそんなことは…あまりあってほしくないです、正直。面倒。
夕方から学校で待ち伏せで「それ以上近よったら通報する」に爆笑!
「兄に似」とそこでくしゃみで言い切れないのもうまい。
「女の子一人じゃ帰せないんだけど」はカッコいいです!彼がすごく男らしいキャラなのがこの話の良さです。
料理がすごく上手くて、楽しそうにやっているのも伝わってきます。
デートと知ったら諦めたつもりが尾行…うわ。でも読み返してみて、兄のほうも妹を尾行することになるのかと思うとまた頭が痛いです。
「不審者への道まっしぐら」というのも笑うしかないです。
強引に引っ張った結果腕を抱きしめっぱなし…彼も無表情を保つの大変だったでしょうね、彼女スタイルいいですし。
男がマフラーをプレゼントしてくれるというのもすごいですね。
「いちばんあったかい気がして」というシーンからはすごく暖かい愛情が伝わってきます。
敦士くんがバカにしないのは、身近な人と違って彼女のブラコンぶりを知らないからかもしれません。
マフラーが飛んでしまって、敦士くんが素早く飛び込むの…彼って、送っていくときといいすごく男らしくしなければならない、という義務感が強い気がします。
でも反則なぐらいカッコいいです。
反則といえば「わたしだって敦士くんとデートだもっ」…も反則なぐらい可愛い。
ここでそっと柔らかく微笑んで、彼女のほうから近づかせるのも凶悪。
兄貴登場はむしろ爆笑しました!
お互いびっくりするのもすごくシュールなシーンです。というか生き別れの双子疑惑はなかったのでしょうか。
敦士くんが怒るのもすごく伝わってきます。
兄が必死でご機嫌を取ろうとしているのも可愛いですね。
そして…彼のほうから来るだけの都合のいい話じゃなく、柚季ちゃんが「代わり」という言葉で自分から動いたから…ここがうまいです。
激しい言葉での告白、そして兄に見せつけるキスの激しさ!強烈でした。
そして兄のほうもめちゃくちゃなシスコンだった、というのが最後にまた笑わせてくれました。
抜群に面白かったです。本誌登場がどんなに嬉しいか!
早い本誌連載を心から願っています。

かみちゃまかりんchu
さて、足手まといと知りながら、何ができるでしょうか。
美永ちゃんが、そういうことでしたか。なんというか胸が痛いです…皆を助ける方法はないのでしょうか?争うよりもそれを探すべきなのに。
医神…アポロンとアスクレオピス?
神くんもまだ頑張っているようです。それがどう出るか…
和音くんも無理なことをしますね。人間の生身で神に挑むとは。
「なんで…いってくれなかったんだよ」という言葉がかなり痛みがあります。
あの手紙がここでこうして出てくるわけですか、なるほど。
ゼウスの指輪をつけた神くんの変貌は凄まじいです。強烈な存在感があります。
そして…その目的は?
何がいけなかったか…そんなことを言ってもどうにもならないですね。
いきなりのキスはびっくりしました。
そして本当にミッチーは…?
かなり重い展開になりそうです。どうなるのでしょうか…

地獄少女
くそ、うまい…今回はうまさに脱帽するしかないです。
話を解決させたと見せておいて、だからこそ余計に救いのない結果、正直人間やっていくのが嫌になりますけどね。
一気に土地の値が下がる、というのも懐かしい話ですね。バブル崩壊って、読者はみんなそれ以後の生まれなんですよね。
幼馴染との再会、というのも素敵なシチュエーションです。だからこそ、読み返していると胸が痛くなります。
「柿沼さんとかかわらないほうがいいよ?」という言葉も、初読時はいじめかな、と思ったら…本当は彼女の邪悪さを感じて素直に言っただけ…うまい。
なんで倒産なんか、といっても多くの企業は倒産します。別におかしいことじゃないです。
それからの嫌がらせで、父娘どちらなのか混乱させるのもうまいですね。
読み返して考えてみると、帰ってこんなすぐに嫌がらせの的になるというのもおかしい話ですが。
地獄少女が普通に誰もが知っている話になる、というのはある意味SF的な「仮定」の問題でもありますね。その要素を考えに入れて、社会が維持されることは可能でしょうか?
いきなりベッドにいた女の子、これにはびっくりするでしょうね。彼が地獄通信にアクセスしている、というのも心臓が痛くなります。
きくりちゃんとあいの関係も興味深いですね。これから外伝で知ることがあるでしょうか(僕はアニメは見ていません)。
憎いけれど殺して欲しいとは思わない…確かにそれも、精神のバランスを取る方法としてはいいと思います。危険ではありますが…凶器をもてあそぶのは。あ、そういえば凶器と狂気って読みが同じですね…
普通のいじめならともかく、ここまでの大事件になるとは。
そして、読み返すと冤罪で地獄送りをやりかけた、ということにぞっとします。
「わるいことするんだ」というきくりちゃんの言葉はすごく鋭いです。自分でわるいことだと口にしたのに、それがそのまま返ってしまう…
「一つだけ教えて」と、あい自身と話そうとするのも驚かされるシーンです。
そして…「自分もわるいことしていいわけがないんだ」なんて言葉、彼でなければ言ってはならない言葉だと思います。地獄をのぞいた人間でなければ…彼は聖職者に向いているかもしれません。
いや、地獄は誰の脇にもあります。天国も誰の脇にもあるのでしょうか?そうだといいのですが。
いきなり斬りつけてきた彼女に驚き、そして抱きしめて…確かに人を見下して、憎んでも幸せにはなれないでしょう。でも…それをやめれば幸せになれるでしょうか?今この世界、ハイパーメリトクラシーの世界ではどうすれば幸せに…ただ生存していくことさえ難しいです。
そして話が解決したかと思ったら、この急転直下!見事に意表を突かれました。
あくまで救いはないですね、この作品に。
ただ物を盗まれただけで糸を引いてしまった女と、父を殺されても許した彼の差のあまりの大きさ…むしろその女のほうが悲惨な存在です。
きくりの笑みは何を意味しているのでしょう?拓真くんは救いながら、こんな…
拓真くんがあいに語りかけているのも強烈な余韻です。
読者は今回の話から何を受け止めるでしょう。許しの価値、憎しみは何も生まないということでしょうか?それとも絶望でしょうか?

、うそ…来月号予告を見て目を疑いました。
山田先生の連載、そしてディズニー関係とはいえ小鷹先生の連載!
嬉しすぎて頭がどうかしそうです。
瀬田先生も、これだけ何度も本誌で読みきりを出すのなら…早く本誌連載しないとタイミングを逃してしまいます。何度も本誌読みきりを出していながら連載に定着できなかった素晴らしい作家を何人も知っているもので…言霊信仰は僕は持っていないので縁起が悪い、といわれてもあえて言います。とにかく三ヶ月連載だけでも。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ