なかよし2008年11月号感想

付録の鏡は露出した状態で傷がひどくつかないでしょうか?
マーカーも何かと便利でしょう。小物入れも結構楽しいです。

さて…半年後の「なかよし」はこの調子でいくとどうなるでしょうか?
妙に長期化している作品が多いですが…またしても。

まあとにかく嬉しいのが「まけない〜教室のあたし〜」の単行本です!
他にもどれほど増刊には埋もれている傑作がたくさんあるか、それはもう想像を絶するものがあります。

しゅごキャラ!(PEACH-PIT)こどもじゃないから!(瀬田ハルヒ)妖界ナビ・ルナ(菊田みちよ/池田美代子)新・地獄少女(永遠幸)AAA(フクシマハルカ)Yes!プリキュア5GoGo(上北ふたご/東堂いづみ)名探偵夢水清志郎事件ノート(えねけい/はやみねかおる)小川とゆかいな斉藤たち(茶匡)ココにいるよ!(遠山えま)サファイア(花森ぴんく/高橋ナツコ)マジカルダンス!(小鷹ナヲ)ギリコイ(山田デイジー)予告

しゅごキャラ!
塔という時点で、うわ〜ジャンプパターン、と気づくべきだったのでしょうか。
階段というのはすごい運動量になりますよね。へたるのはわかります。
なぎひことりまのカップリングはいろいろ面白そうです。
冴木先生は人物紹介に入れてもいいのでは?
分断されて各個撃破の可能性もあるのでは?でも時間最優先なら「すべての戦いを勇者のためにせよ」というのもありですが。
バスケットボール関係の×たま、この少女の重要性に、ジャンプパターンに入っていてもこの作品自体のテーマを忘れていないのが伝わって嬉しいです。
信じる…確かにそれは人間にとって最も気持ちいいでしょう。ジャングルでもサバンナでも仲間を信じて助け合うことが生きることに直結していました。でも…それはそのまま、「自分たち」以外の排除につながってしまうことも忘れてはなりません。敵に対する憎悪が激しいほど戦友愛は深まるのです。
なぎひこが、このバスケットボールをプレイする中からいろいろ思い出して癒されていく、ここはすごく上手いです。
イクトの、機械としかみなされていない姿はうまく怒りを掻き立ててくれます。
新しいたまご、リズム…いかにも西海岸な感じがすごく楽しい気分を伝えてくれます。
男の子みたいにジャンプできない…でもそれは背が低い男の子だって同じでは?集団球技は一般に、背が低いとそれだけで大きく不利になります…それはどうしようもないです。
選べる道は二つあります…背が低いことが有利になる競技…を選ぶか、または『SLAM DUNK』の宮城リョータのように小さくてもドリブルとパスやロングシュートを磨いて戦力であり続けるか。
男と女の境界というのは…向こうの評論家も、日本の女形が女以上の女だと理解していないのでしょうか?
両方のキャラなりを存分に見ることができたのはすごく豪華でした。
次は…ややちゃんと唯世くんを置いていくのでしょうか?それともややちゃん一人で?

こどもじゃないから!
この、「世界の欺瞞を暴く」路線がこれからも中心になるのでしょうか?
だとしたら…やはり大胆な作家です。遠慮なくかっ飛ばしてください、止めません。
マネージャーに遠足のしおり…この対応だけ見ていると絶対握りつぶされたな、と確信してしまいました。マネージャーさんごめんなさい。
フェルナンドのギャグはうまく肩の力を抜いてくれますね。
前の学校で…何があったのでしょう?
みんな寝ているのは…みんな夜行性だから?
「あいつらとオリの中の動物チェンジしたいわ」は、多分…教育関係者&親一同心からうなずきたいところでしょう。
バイソンは闘牛とは…でも闘牛士のプロポーズは、スペイン女性にとっては憧れですよ?ちなみに闘牛士への道は横綱並みに過酷です。あと本場のスペインでも衰退傾向にあるとか…アニマルライツの声が強いですしね。
背景でさりげなく井ノ口くんが出てくるのが読み返してみるとうまいです。
自家製パエリヤってかなり贅沢な話なのですが、皆喜びませんね。
優河くんもダイエット中なのでしょうか、それとも…精神的な問題で食べたくないのでしょうか。
いきなり「友だちいねーだろ」という言葉の残酷さ…僕自身が言われたように感じました。
「学校きても意味ない」という言葉は、小学校時代の僕自身にとってはまさに正しいです。
ただ問題は、当時も今も日本には…小学校から登校せずに家庭学習で卒業資格を得、対人関係能力がないまま学力だけで働ける道が現実的には存在しないことです。だから「学校きても意味ない」というのは「死ね」に他ならないんですよ。
この残酷さは…優河自身の闇の反映でしょうか?
彼が教師をやりこめようとするのは、ここでは単に…自分自身の不幸をぶつけているだけにしか思えません。確かに大人は間違っている…でも優河自身も正しいわけじゃないです。
井ノ口くん自身にとって、学校よりいい道を提示しているわけではないのですから。
彼に向くようなフリースクール、または高度な伝統技能の習得などで「学校に行かずに生きる」道を示してやらなければ、「死ね」と変わりませんよ。
「オリに入った動物じゃないんです」…いえ、オリに入った動物です。
なぜ動物園にオリがあるか…それは動物が人間に、動物同士、そして人間が動物に危害を与えないようにしたまま展示するためです。
ちなみにフェルナンドの言葉も無視されていますが正しいですよ…でも種の保全だけなら、オリなどなくして非公開で自然に限りなく近い状態で飼育したほうがいいはずですが、非公開の動物園に必要な財源が得られるわけがなく、入場者収入に頼らなければならないのが現実です。
ちなみに先進国における動物園には、他にも学術研究のためという重要な役割があります。
肝心なことは、人間社会の中に動物をいさせるにはオリに入れておくほかありません。
同様に、人間社会の中に人間という動物をいさせるには…オリに入れる代わりに、少なくとも法律を守り、働く=集団行動・近代規律に順応するように学習させる必要があるのです。
鉄のオリの代わりに、心にオリをつくっておく必要が人間社会にはあるのです。
氷見ちゃんはかなりパワーがあるようですね。こういうリーダーがいないと動きませんよ。
犬の話になって、これまで冷酷だった彼が優しい面を見せたのもうまく読者の心を操ってますね。
ヘビの親の話は…彼がどれだけ深く親に見捨てられ、利用されていると思っているか確実に伝えてきます。
でも…乙姫ちゃんも大変だったというのには驚きました。
かなり過激なことをしたものです。
「じぶんのコトいらないっていわれる気がしてたから」…これは人間にとって最も根源的な恐怖かもしれません。
そして…優河は、自分が井ノ口くんにそう言ったことに気づいているのでしょうか。
このライオンの絵とミーアキャットの話…優位にいたはずの優河が一瞬で叩き落されるようである意味快感でした。
二つのライオンの絵が違いすぎて大爆笑です。
利用…しかない、というのは…市場的な、金銭で還元できる人間関係しか知らない?それだけじゃないのが人間ですが、かといってそうじゃない、社会的な関係が無条件にいいかというと…そっちも反面いじめや村八分があるわけで…
なんというかつくづく問題の多い人です、優河は。
次からも同じように、偽悪的に欺瞞を暴いていく路線でしょうか…

妖界ナビ・ルナ
ふっと浮かび上がった姿…その幼さになんともいえない色香がにじんでいます。すごい迫力。
チャエが目を覚ましたのは、大丈夫か不安です。彼女の口はどうやって封じるのでしょう?
全部がスローモーション、実質加速装置ですか。
ぱっと懐に飛び込むシーンの迫力もさすがでした。かまちの巨大さも意外でしたね。
人質をあっさりと…加速装置がこれほど有利だとは。
加速装置でも竜巻から仲間を守ることができない、という制約も面白いです。
ペンダントを使ったときのすさまじい力も、下手に無駄な効果を入れない分迫力だけで出ています。
九字は五芒星ではないと記憶していますが…五芒星を用いる型もあるのでしょうか?
殺そうとしたのをもっけが止めてくれたこと…ゆるさなければいけない、ということの重さ…許すことの難しさと尊さがすごく伝わってきます。
歩き方による術、確か禹歩まで使うとは…原作自体がすごくよくできた作品のようですね。
両親から受け継いだ力を確認することで、両親の存在を感じる…人間にとって、それがどんなに大切なことか…
かまちを支配した邪気はどこが由来なのでしょうか?
この「金」と書かれた球…五行、火木土金水?
殺しかけたショックで号泣するのもすごくほっとするシーンです。
これから…どんな展開になるか、すごく息をのんで楽しみになりました。
すごくいい作品になりそうです!

新地獄少女
冒頭はいろいろ象徴的なシーンです。
一人の少女と地獄少女の関係…これまでのような一話完結ではない?
絵の感じもなんだか変わった気がします。より軽く熟成されてます…
2018年…といっても何も進歩していないように見えますね。
まあ大恐慌からの文明崩壊とか核戦争とかはなかったようですが。
友達同士の普通の会話もまた、どんな闇が潜んでいるかばかり考えてしまいます。
「ごはんちゃんと食べてる」でポテトチップス…はは。
誰にも本当のことをいえない、というのも…神が存在しない国というのも不便なものです。
すぐにメモして脅すというのは確かに教師としては問題行動です。でも「三人も高校浪人〜内申わるくかいたせいだよ」というのが事実かどうかは不明です。
実際に内申を悪く書いて担当生徒を高校浪人させるのは、教師自身にとっても大損になる行動です…それだけの代償を払うでしょうか?払うとしたらよほどの闇を抱えているということでしょう。
風呂に入ってきた蝶、そして突然出てきた髪と…あい…
このあたりの恐怖感はかなり強いです。
わざわざ陥れてまで…というか今の生徒には教育委員会というものがあるのですがね。それも濫用されたら教育にならない、というかどちらの側も「信」がなければ教育にならない…なら「信」がなくても教育できるシステムにすべきなのに、システムをゼロから考えるなど誰もやりたくない…と。
先生が親に迎えに行くように言って策略が失敗したのは、少なくとも生徒からの誘惑に簡単に落ちる人間ではないです。いい人なのか、それとも悪だけれど賢明なのかはわかりませんが。
「三人も浪人させた」「権力見せつけて」というのが事実なのかどうかは全くわかりません…そう、前のシリーズでも彼らは相当多くの無辜を地獄に送っています。
ゆずきちゃんと地獄少女…閻魔あいの関係は?
「いつだって真剣に生徒のことを考えて」というのは…彼の主観では真実なのでしょう。
では、本当の真実は?あいはそれを…裁く権利があるのでしょうか?「自分の邪悪を自覚していない」「属する世界の法・道徳に違反していない」邪悪は誰が裁けると言うのでしょう?いや、あいは裁く者ではない…拳銃と同じ、道具に過ぎません。いや、道具であることを拒否して発動を防ぐ力…別の選択肢を提示…があるのに使っていない、負の存在です。
鏡の向こうのあいの姿…一体なぜ?
今回は…逆に逸子のほうが壊れただけ、丹下先生は被害者と解釈することもできます。
というかやはり、あくまで闇のメッセージばかりが…できるだけ早く終わって、なんとか永遠先生が光の側の作品を描けることだけを願っています。

AAA
なぜそれに気づかなかったか、と反省しています。先読み先入観が頭に染みついていました。
料理はダメ、というのもある意味ポイント高いです。
前田くんのアタックの妙なねちっこさは見ていて実に楽しい。
尾行してのぞくことに何の罪悪感もないというのがある意味潔いです。男としては…尊敬しつつ殺します。
脅迫されていることには気づいて…というかもう脅迫なんてどちらも忘れてますね。
あっさり手作りじゃないってばれましたか。
携帯電話の番号って怖いですね…盗まれたら事実上何でもあり?
しかしこれはあまりに邪悪で…このパターンではまず携帯電話を無力化する必要があるというのは、昔に比べて面倒くさいです。
脱出しようと思えば、多少危険ですが方法はいくらでもあります。
そのフェンスの針金をなんとかはずしていくらか束ねれば、余裕で体重は支えられますし長さもあります。それで下の階にさえ…いや、命綱さえあれば下の階に行くことは実に容易です。本当にやらないように、と言ってもやる子はやるので、そのときは間に合わせではない、絶対大丈夫な命綱を使うこと。
「することなんてイロイロ」そりゃもう。
マジックなんてどこにあったのでしょう。
こういうのもある意味同衾でしょうか?
結局肝心なことは話せないまま…自分から線を越えている、というのはなんだか暖かいです。
このキスは驚きました!
そして朝奇跡的に助かった、と思ったら…というか脱がせて写真を撮るのは完全に犯罪です。
殴るのは当然ですよ、男としては。「暴力はやめなさいよ」というのはわかりますが…ここで学校に対する偏見がありませんか?
双子というのはびっくりしました。昔のライバルとかだと思っていましたが…かなりひどく血まみれになっていますね。
と言うか実際には何がしたいのやら…

Yes!プリキュア5GoGO!
なぜくるみちゃんが帰ることに?原作のアニメを見ていないのが悪い?
どちらにも笑顔でいて欲しい、といっても…男が一人しかいない以上、どちらかが泣くしかないです…一夫多妻というわけにもいきませんし。
この乱気流とか送っていくとか、実に至れり尽くせりな親切ですね…
気持ちは制御不能、というか…失速しておいて立て直すとは見事な飛行技術です。
全部お見通しでナッツハウスに…はは、でも…ある意味決着が付いているのも残念。

名探偵夢水清志郎事件ノート
な、なるほど…こうすれば本誌枠に読みきりで入れられますか。
部誌でいつも苦労していますね…さらに期末試験とは、十字切るほかありません。
まわりの人々の人格が…ジャック・フィニイ『盗まれた街』ですね。レーチは多分わかってていっているのでしょう。
帰ってみたら…このエプロン姿可愛い!
いきなり「亜衣のために」…そりゃもう盗まれた街ですね、これは。
「天然だけど天使ではない」というのは苦笑しました。
ぱくついている亜衣ちゃんを見てにやっと笑っている、これは不気味な分読み返すと爆笑です。
今度は真衣ちゃん…ずいぶん贅沢な。なんというかすごいですねこれ。あったら食べてみたいです。
真衣ちゃんもにやっと笑うのがまたうまい。
大事なものをこわしたとか、と疑うのもわかります。
そして名探偵を頼ったら…この光景こそまさに目を疑いました。
あ、あの教授が!信じられない!
本当に留学生に教わったのでしょうか?世界中を回った経験があるのでは…それは過去の?
材料費のかからない料理…でしょうか?トムヤムクンの海老はかなり高いのでは?
食べながらの種明かし、でも…探偵が犯人なのはルール違反ですよ。
ボーナスといえば中華…なるほど。笑い転げるしかありません。しかも満腹で怒りの感情もおさまる…
このチャイナ服も絢爛豪華です!
中華料理の絵と名前もいかにも素晴らしいものがあります。中華料理嫌いの僕には残念ですが。
「やり直しを要求する」ってダークシュナイダーの名台詞の一つですね。懐かしい。
こういうのも実に楽しいです。

小川とゆかいな斉藤たち
朝からいきなり…ふう。
薬が小川さんの口に、頭突きから一気にダッシュと違和感が重なっていくのがうまいです。
あ!この両足かかとブレーキアラレちゃんの…でも作者の年齢で知っているものでしょうか?
いきなり早く動けるようになるというのはさぞ気持ちいいでしょうね。
ぱっと一人一人に分けるのも早くなっている、でもそれに三人ともついていけない…デメリットもうまく小出しにしてくれます。
これだけの仕事を押しつけるとは…ある意味天才ですね、成田。仕事を探してきて配分するなんて人材派遣業ができそうです。というかやっていることはまさにそれですが。
依頼と違う…自分は責任を逃れられるようにしなかった成田のミスですか。
やっと「うごきがはやくなる薬」に気づきましたか。
早いけど雑になっている…それには気づいていても、危なくこの薬の依存症になりかかっていましたね。
といっても、この「早く動ける」薬はこのスピード狂時代、あまりに多くの人が依存症になるでしょう。発売禁止ですね…でもいくら禁止しようと、使う企業はあとを絶たないでしょう。
「いままかされてる仕事だけは」というのは…依存症の危険も理解して、でも…責任感と劣等感のどちらが強いでしょうか?
いきなり大荷物、そしてめちゃくちゃにリアルなヘビ!これはびっくりしました。
というか今回、成田以上に斉藤三人ともいろいろ悲惨なような。

ココにいるよ!
この路線には正直行って欲しくなかったです。
でもこうしてしまった以上…彩を何とか救ってください。悪魔のままで終わらせては、作品そのものが台無しになりますよ。まあ…現実には救いようのない邪悪、社会病質者はいるものですが…そうするのなら、しっかりそのことも描いてください。
邪悪…まさに邪悪そのものです。
というかブログをやるならIP管理をきちんとやってください。できる技術がないなら、嵐対策としてそれができる管理者と連絡を絶やさないように。誰の投稿か疑うぐらいしてください。
輝くんを選べば…と、間違ったことを本当にやらなかったのはせめてもの救いです。
「バラバラはイヤだ」というのは逆に危険ですよ…和と正義と神、どれが一番大切なのでしょう?
モップ相手に練習しているのは可愛いですが…彼の顔を見て言えなくなる、というのは何か伝わってきました。
しかしここまで何もかも読まれているとは、どう逆襲できるでしょう。
「自分がいちばん楽になる方法」と気づけたのはすごいですね。
「ひまわりが咲くまでには」という言葉で、やはり…あのひまわりは殺されるな、とそれがものすごい痛みになっています。
泣いていることも読まれているとは…
そして携帯電話やメモを利用して…というより、日向は輝がそんなこと言うはずないし…逆に輝は日向がそんなことを言うはずもない、またこんなことをひかげちゃんが書くはずがないことを…といっても恋愛感情で情熱が荒れ狂っているヒトオスに判断力を求めるのは無理です。
さて…どんな形になるか。これほどの力に酔っている彩をどう救うのか…そしてひまわりが切り倒される瞬間を、いつ見せつけられることになるのか…
あまりに悲しいを通り越して、心を凍らせるほかありません。
邪悪を描くことにせっかくの天才を使って欲しくはないのですが。

サファイア
まだしばらく、事実上の第二部として続くでしょうか?それとも…?
どちらにしても一回一回、後悔しないよう全てを燃やし尽くして高めてください。それだけです。

マジカルダンス!!
やっとリンちゃんも伸びてきたようです…基本をしっかりやることにしたのが大きいのでしょうか。
カイのことしか見ていないのも可愛いですね。
「うん いい ―のか?」の間はお見事!大笑いでした。
ユウナも可愛い態度は演技ですか…全く女の子って怖い生き物です。
もらったプレゼントで素直に喜べばいいのに。
いきなりアラブ…うわああああっ、女の子がこんな肌を露出した衣服で歩いている時点で命が危ない!
泥棒に盗まれても、読み返してみると泥棒はあれをどうすればいいのでしょう。どんな錬金術師でもあれをリバースエンジニアリングできるとは思えません…できたときの価値ははかりしれませんが。
ジャスミンの姿はやはり華やかです。
踊りで人を集めるとは…この社会で女性だけが路上で踊ることを許されるかどうかは無視したほうがよさそうです、僕自身時代・地域ごとの風俗については無知なのです。
でもはっきり知っていることがあります…この盗人は手を切り落とされる、ということです。冗談抜きに。今でもサウジアラビアやイランではやりますのでお気をつけて。
ふくろが髪の色、リボンは瞳の色…そこまで考えてやるような男でしょうかね、カイは。
中身は爆笑しました。
これから徐々にラブコメモードになるのでしょうか?だとしたらすごく楽しみです!

ギリコイ
タイトルの「ギリ」が、義理ではなくギリギリだったというのが意外でした。
あっさりした終わり方でしたが…すごくしっかりまとめていたと思います。
結局美羽ちゃんの人格には深く踏み込まないままだったようにも思えますが、その分徹底的に真央ちゃんの思いを伝えることにした…それもまたよかったのでしょう。
全部自分の罪、と思ってしまうのは…人間特有の心理です。何かいいことや悪いことがあると、それはすぐ…何らかの超越的な意思を感じてしまう…
因果を言うなら同じくらい美羽ちゃんの行動も関わっていますよ。
回復しても自力で歩けるか、というのはあまりにも辛い宣告ですね。これを真央ちゃんに聞かせるべきではなかった…
罰?それをいうなら、神があるなら…恋心自体が神が下した矢ですよ。自分で矢を射かけ、そして罰する神などがあったらそんな神は僕が殺します。
恋愛感情は自分では制御できないのです。責任は一切問えません。行動だけはかろうじて制御できることもありますが…それについても、何度も誘惑してきたのは陸ですよ。
あまりにも深く彼女が傷ついていて、正直見ていられない思いがします。
クラスメートがしーんとするのもわかりますよ。
千羽鶴というのもしんみりしますがいい風習ですね。
みんなに支えられる、というのもすごく素敵なメッセージです。みんなは…責めていないのはわかりますよね。
いきなり美羽ちゃんが現れて…そしてこの言葉…なんというか、くだくだ細かいことを言う必要はない、全部わかったといってやりたい気がします。なぜかすごく伝わってくるんですよ。
悪いのは…誰でもない、あえて言えばキューピッドの責任ですよ。まあ九割は陸ですが。
許して、許して…と繰り返し訴えられる罪悪感…信じられないほど共感してしまい、読んでいてすごく苦しいです。
父親の優しさも胸に染みてきます。
そして目覚めた瞬間の美しさ、伝わってくるすごく深い愛情…!
やはり陸はあくまで笑顔でしたか。そして約束…とても優しい、何も加える必要のない言葉…ため息が出るくらい素敵でした。
「初恋してよかった」という言葉はすごくきれい…でも、ほとんどの人にとって初恋はかなわずじまいですが…それでも「初恋してよかった」と言える人はどれぐらいいるのでしょう。僕はとてもそうはいえませんが…
とにかくお疲れ様でした。最後に問答無用に、力でねじ伏せるようにきれいにまとめてくれた気がします。
改めて単行本で読み返してみないと…次回作はいっそうの成長を楽しみにしています!
ずば抜けた実力は十分にある、あとはもっとそれをまとめて制御して…爆発させてください!
期待しています!

来月号はエンブルと萌えキュン…新連載が出られない状態にまたなりそうですよ?
とにかくどちらも可愛らしさはずば抜けているので楽しみではありますが、もっと作家陣に幅があってもいいのでは?

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