なかよし2007年2月号感想

付録のバッグはとても目を引く品です。これを表に出して宣伝するのが難しいのが残念なぐらい…店頭で、このバッグが展示されていたら小さい子は飛びつくでしょう。
ついでのはずのメモ帳と髪飾りもさりげなく使えます。いいポイントです。

作品自体は、ますます嫌な思いをさせ、怒りを燃やしていく作品が増えているようです。
社会、人間の負の面を直視する路線、ということでしょうか。
それはそれでいいのですが、単純に楽しい、嬉しい思いをもっとしたい、というのも正直なところです。

しゅごキャラ!(PEACH-PIT)もどって!まもって!ロリポップ(菊田みちよ)小川とゆかいな斉藤たち(茶匡)オレンジ・プラネット(フクシマハルカ)かみちゃまかりんchu(コゲどんぼ)スクール×ファイト(原明日美)ふたりはプリキュアSplash☆Star(上北ふたご/東堂いづみ)ピンクvイノセント(桃雪琴梨)シュガシュガルーン(安野モヨコ)ママコレ(遠山えま)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)ボンボンビザール(白沢まりも/とおやましゅうこ)地獄少女(永遠幸)予告

しゅごキャラ!
さすがに巻頭カラーの、キャラなりそろいぶみは贅沢です。透明感がすばらしい。
話も、このテーマになると当然勝ち組負け組みが関わってくることは予測すべきでした。
ただこれほど簡単に片づけるとは思いませんでした。もう何話か引っ張るかと思ったのですが、卵を奪われてからの話数を考えるとこれくらいがちょうどいいのかもしれません。
「もともとキャラもちだったではないですか!?」というのは…そこまで過去を考えていませんでした。なるほど。
昔の夢の回想は、今の二階堂先生とのあまりのギャップにびっくりします。
出迎えてくる敵が無数のロボットというのが…読み返してみるとため息です。考えてみると、現実にはもう戦闘ロボットも実用化されつつあるんですよね…
みんなの参戦は嬉しかったです。イクトのさりげない助けも嬉しいですね。
それぞれのキャラチェンジの華やかさもすばらしいです!こういう華があるのはやはり大きな強みですよ。
周囲の圧力で卵が割れてしまい、それで絶望して…「負け組になりたいの?」という言葉も実に説得力が高いです。
でも、勝ち組というのは夢を諦めなければなれないのでしょうか?いや…どうすれば勝ち組になれるのでしょう。
楽しみも夢も趣味も全部諦めてひたすら勉強すれば?いや、努力では東大には入れても、それだけで勝ち組になれるとは限りません。
司法試験や上級国家公務員試験はいくら努力してもかなりリスクのある、夢に近い道です。
確実に勝ち組になれるのは医学部と、政治家二世三世ぐらいです。
ひたすら勉強しても、それで勝ち組になれるとは限らない…大企業の入社試験の基準がわからないのでは、何に努力していいかわからないです。いい大学にさえ入れば確実に勝ち組に入れた時代がいっそ懐かしくもなります。
といっても、夢を追ったら千人中999人は負け組です…どこにも道が見当たらない、あまりに深い藪の中にいるようです。
決戦での、三人それぞれのキャラなりも実に華麗でした。
アミュレットクローバーのかわいらしさと癒しの意外な力には嫌な思いがすっと抜けていくようです。
割れたはずの卵さえ一瞬戻って消えて…もどらないんだ、と思ったら「なんどでも生まれかわってくる」とあくまで笑顔のスゥ…
「誰との勝負なの?」という言葉は見事に核心を突いています。そう、「負け組」「勝ち組」というのは何に負け、勝つのでしょうか?
収入が平均以上、以下?企業の中の出世組…長銀などのエリートがどうなったでしょう。
ただ、現実問題として自分の収入で結婚して子どもを育て家族を形成することができない、いや自分一人自力で食べていけないというのは相当きついです。そのレベルだと「負け組」という言葉もリアリティが強くあります。
二階堂先生が先生の記事を見て、また夢に再会したのは嬉しいのですが…
最後の、企業自体が「負け犬」と評価したことも実に考えさせられます。
「負け組」「勝ち組」というのは、企業社会が人を判断するんですね。
特に夢を追う人たちも、その千人に一人…歌唄ちゃんのような…の成功者は売れる商品として酷使し、他は低賃金未熟練労働力としてさまざまな使い道がある…し、使い道がなくなればさっさと死んでもらえばいい…
逆に夢を追うことなどやめた秀才は、中核社員としてまた使い道がある、と。
こういうことをいうと左翼的だと誤解されそうですが、このテーマを追う上では左翼の知の蓄積も利用価値はあるのでは…逆に、その企業社会による人の判断に対抗するには?
共産主義は機能しないことをお忘れなく…まあ、そこまではこの作品はカバーしないでしょう。
子供達にたいするメッセージとしては、夢も現実も忘れるな、で充分でしょうか。

もどって!まもって!ロリポップ
いきなり大サービスですね。
お年玉と思ったら中間試験…いきなり旅館の屋根にこの看板は、現実的に想像したらすごくシュールな光景なのですが…
で、ウィルは女湯見放題?
旅館から出られれば合格、とずいぶん簡単に見えますね。空を飛べばいいのでは?
でもなんで当たり前のようにニナちゃんが01と合流しているのでしょう。ニナちゃんは受験生じゃないんですから、ゆっくり温まってマッサージ椅子でまたゆっくりしていればいいのでは?
あ、この湯上りのいつもと違う髪形がすごくかわいいです。
罠の連発はびっくりしました。恐竜か巨大ワニが「キャンディちゃんv」というのもひどい。
テントでお雑煮というのもおいしそうですね。
この条件もやたらと意地悪ですね。ウサギ姿もかわいいですが。
結局みんなに追いかけられるのは笑うほかありません。まあいつもですが。
ゼロに抱っこされてキスされて嬉しい、というのも笑い崩れました。
いきなり強引に一緒にお風呂…妄想での二人の初々しさには走り回りたくなりました。それ以上の想像は雑誌上問題があるのは分かりますけど。
というかゼロの裸は見まくっていますよね。
ここで正体がばれてしまって…ここのニナの裸は実にきれいです。
ゼロが夢中になってしまうのも分かりますよ。
ってわざわざ立ったら余計見せてるようなものじゃないですか!
いろいろな意味でピンチですが、どうするのでしょう…魔法でウサギに戻すことはできないのでしょうか?

小川とゆかいな斉藤たち
やっと新連載!嬉しいです。
この重みのあるかわいらしさ、成田の懲りるという言葉を知らない凶暴さも相変わらずで嬉しいです。
食べた時点で断れない、といってもただ頼めば断らないと思いますよ。
「お高くとまった超ブス」ってどんな子なのか楽しみになってきますね。
斉藤三人衆の登場はやはり…カッコイイ!あくまで「ほも」と呼ぶのも毎回笑えます。
あ…ここの小川さんの笑顔、すごくかわいい。
ミスコンというと、男ってこうなる生き物ですよ。
「見捨てずにいてくれるんだから」と思っている小川さんと、ひたすら萌えている三人の認識のギャップがなんというかすごいです。
カメラでミスコンを取ろうとしての大喧嘩も楽しいです。ゴキブリをドアップで撮ったり…小川さんもちゃっかりとっていますが。
レンナさんのコメントには「お高くとまった」という言葉もなんかわかる気もします。事実ではありますが。
新聞がゴキブリの写真、というのは邪悪ですが笑いを抑えきれません。みんな笑い転げたでしょうね…
ただ、考えてみるとレンナさんの外見が可愛いのは事実です。どんな態度をとればいいのでしょう?大したことない、と謙虚でいてもかえっていやみですよ。勉強も運動も頑張って何でも高いレベルを保てば?それはそれで…じゃあとことん地味にして、美質を抑えればいいのでしょうか?
ファンクラブに拉致された小川さんはもちろん心配ですが、成田グループの、もはや自滅としか言いようがない大声で陰謀を自白して…さあお仕置きタイム!
見開きでの三人のカッコよさと来たらしびれます!
レンナさんも結構いい性格していますね。変な壇に立たせるのは、小川さんの性格では大したことはなかったかもしれませんが、性格によってはタバコの火を押しつけられるよりきついでしょう。
斉藤三人衆にケンカ、って前もありましたが、小川さんと斉藤三人衆の仲を知らないのでしょうか?
さらりと「友だちです」は笑うほかないです。どういうお方でしょう。
本当に無礼なのは誰かちゃんと分かっているのは嬉しいです。
この罰も痛快ですね。筆人間は豪快でした。
それでレンナさんが落ち込むのも…なんというか、どういう態度でいるべきかを反省したほうがいいですけどね。
まあいい写真があって、成功したからよかったようですが。「自分がキレイだってことにとてもほこりをもっている」という言葉もなんだか心に残ります。
彼女の一番の誇りは三人と一緒にいられること…何か自分自身でも誇れることがあればいいんですがね。
やっぱりアップリケはなんだか心地いい笑いです。
さて、これからどういう話が待っているのでしょう。あまり悪辣な話じゃなく、すっきりと暖かい話を期待しています。

オレンジ・プラネット
なんかもう叫びだしたいぐらい欲求不満なんですが。どうすればいいんだ…と。
友達の「甘夏カワイソー」「受験」、よくわかります。一体どれだけ生殺しにしてきたかを思えば、そんなもんじゃないんですけどね。
男好きの噂になる、というのも…まあわかります。あまりにもかっこいい男子とばかり縁がありますしね。
橘栄介の名前に反応する千晶…やはり何か関係ありますか…今からため息です。
チョコをあげたい人は…好きな人は、やはり栄介先生?
どうしても太郎ちゃんのことを考えられないのが見ていてまぶたが痛いです。
連絡網のからくりは苦笑しました。結構太郎ちゃんも策士ですね。
気持ちが中途半端でどこにも行き場がないから、チョコはハルさんに…どうすれば、このチョコみたいに固まってしまった心を解放できるのでしょう。
何に縛られているのでしょうか。
「太郎ちゃんにはあげない!」が、結局は答えですよね…太郎ちゃんもそれはわかっているはずです。
ただ、雪遊びしているときはそんなのどこかにおいて置けるでしょう。そういうことができるのがこの年代の怖さというか…まだまだ子供が残っている…
そして着替えのときに二人が互いの体を意識してしまう、もう…あまりに早く成長していく肉体、激しい衝動、あまりに幼い心、どれも全然かみ合わなくて…どうしていいかわからない気分に僕までなってきます。
「はぐらかしたらゆるさない」と、もう耐えられないのがよくわかります…るいちゃんの不安定さはあまりにも罪深いですよ。
でも、わからないフリしてた、ということは自覚したようですね…
そして、やっと…二人とも着替え中だ、ということも結構重要ですが、それ以上に、初めて男と女として互いの目を見ることができた、というだけでも大きな一歩ですね。
このメールは実に罪深いです。やっと太郎ちゃんとまともに向き合おうと思ったのも、全部吹っ飛びましたよね。
千晶だと分かっている分よけいにため息しか出ません…太郎ちゃんの思いはどこに行けばいいのやら。

かみちゃまかりんchu
珍しく扉絵が落ち着いた感じですね。
未来からなかなか帰ってこない…どれくらい経ったのでしょうか。
今回やっと神くんの正体がわかりましたか。
本番中のわずかなCMタイムに電話してくれるとはすごいです。
未来での和音くんの冒険は?
デートのため男っぽい格好に、というのはいい配慮です。
で、つい「和音くんもカッコイイけど神くんも」ってあくまで罪作りな子です。
キスしようとして結局殴り飛ばしてしまったのは、アイドルの顔を傷つけていないか心配になります…って案の定テレビで!何も顔を殴らなくても…
ミッチーの電話も…「だいたい予想がついた」って、まあ僕でも予想がつきます。
今度の変身も楽しいです。今回は七変化ですね。
神くんを追いかけたらお屋敷、と思ったら…やっぱり!
この状態は実際にありえるのでしょうか?かえって世間体の問題が出てしまうのでは…できるだけ遠ざけて世帯を持たせた方が、世間体を考えるとプラスになるでしょう。
で、「親父に認めさせる」ってトップアイドルでも認められないのでは何をやっても無駄でしょう。親父だけでなく、世間とかそういうどうしようもない者が認めてはダメだ、としているのでしょうね。
神くんが自分を否定するのも分かります…一日中尊厳を否定されて暮らしているのですから。
まあ、彼女がそんなことでどうこういう子じゃないのはわかっています。
「一人の人間として見てくれないか?」って、初めから言っていればよかったのに。
そして神くんに誘惑が?一体…そして未来には何が?
カウントダウンで帰ってきたというのはすごく嬉しいです。でも一体何があったのやら…

スクール×ファイト
涼たちにこういってやればいいのですが…「君は本当は何が欲しいんだ?」と。
この問いに直面すれば、大抵の問題行動は崩壊しますけどね。
ただ人を操縦し、支配し、苦しめるのが楽しみ?他の楽しみはないのでしょうか…最も優れた立場にいて?
人を操縦し、支配する力があるならなぜもっと困難な挑戦をしないのでしょう。たとえば人類文明全体の舵を切って文明崩壊による破局を防ぐとか。文明崩壊が起きたら、白人でもない自分に箱舟の乗車券があると思っていますか?
元一組だ、と爽良が告げた…それがなぜ、というよりなぜこれほど彼らは「元一組」を拒むのでしょう。
奴隷階級にとって、元貴族の奴隷というのはどんな存在なのでしょう…やはり最も強い憎悪をぶつける対象になるのでしょうか?
「おまえが全部告げ口してたんなら」と、そういう疑いを持ってしまったら終わりですよ…分断統治されていますね。
「元一組」というだけで絶対的に拒絶される…どこにも居場所がない、その辛さは気が狂いそうになります。
「仲間を信じないのさ」といったって、仲間だと思っていた彼らがどれほど冷たく二人を拒絶したか見ていませんでしたか?同じ弱者だからって必ずしも連帯できるわけではない…革命組織の多くは内ゲバで破滅するのです。
信じてもらいたければ自分が信じなければ、とそんなことで、これほど大きな悪意に対抗できるでしょうか?
やり返しって、彼は何をする気だったのでしょう。
それで今度は変装して何かを聞きだそうと…さっきの今でよくこんな行動力がありますね。
はやくも爽良くん、つかまってますし。
まあこいつに恥をかかせることはできましたが…ただ、ビフォーアフターとか何とか言っていますが、同意なしで髪を切るとしたらそれは立派に傷害罪です。
一組の連中って、人権感覚どころか法律感覚まで失っているのでしょうか?
彼らは街中で人を殺しても、生徒手帳を見せれば警察も引っ込むような立場なのでしょうか?
一体何なのでしょう、この凄まじい狂気は。
恐ろしいのは、これと同質の狂気が今や、日本全体に蔓延しているのではないか、ということです。

ふたりはプリキュアSplash☆Star
ううむ…すばらしい迫力です。他に言いようがないです。
ラスボスがゴーヤーンというのも前の伏線がうまくつながっています。
別に誰がラスボスであっても倒すだけでは?
海自体が太陽の泉だったとは…ずいぶんスケールの大きい話ですね。
海も含め、地球の生命全部が一瞬で滅びてしまうというのも大したスケールです。
といっても実際には、海がなくなっても地底深くの細菌類は当分生存しているはずです。
また、今はプレート境界で海底が地球の奥深くに吸い込まれるのと同時に水が地表から奪われており、また太陽活動もゆっくりと増大しているため、どっちみち自然のままでは現在の海と生命には残り十億年ぐらいしか残されていません。
大空の樹、世界樹も枯れている…いや、ゴーヤーンの手ではなく、人間自身の手でそれをしてしまう可能性がどんどん高くなっています。
この荒廃した地球は、ほんの数十年後の姿かもしれません…人間の愚行では海が枯れることはないでしょうが。
精霊達の希望の祈り、満と薫の変身も嬉しい驚きです。すごいりりしさですね。
勝利の瞬間のカッコよさもすばらしいです。
満と薫は死ぬのか、といったん思わせてのラストシーンも素敵でした。
四人の友情に絞ったのも、戦闘シーンの迫力の凄まじさもすばらしかったです。
次号からいきなり新シリーズですか…ますます楽しみですね。
個人的には上北先生のオリジナル作品も見てみたいのですが…

ピンクvイノセント
すっかりラブラブですね。
「あたしにもあんな熱いキ」「登校中にできるかよ」って二人きりならいいのですか?
やきもちも焼いてくれたり、この二人もすっかりいいカップルです。
エアリちゃんもとんだ災難でしたね。でも…もったいない、なんで仕事でキスと決まったなら、その前にしておかなかったのやら。
レンジくんまで連れて行かれた、ここでパソコンを置いていっていればよかったのですが…
レバーをちょっといじっただけであっさりパソコン破壊、結局毎回壊さなければならないようですね。
「あんたおれの仕事ナメてんの?」という怒りもまあわかります。というか、同い年でも社会に出ている人と想でない人ってこれほどの差が出てしまうんですね…なのになぜ賃金は学歴で逆転するのか不思議です。まあ、今は学歴が高くても職に就けない人も多いですが、平均を見れば賃金と学歴の関係はまだまだ深いです。
仕事の鬼という面もある、結構面白い人ですね。
仕事の鬼とは全然違う、エアリの彼氏としての「おれうれしかったんだぜ」という笑顔…まあエアリが怒るのはわかりますが、じゃあ泣きわめいて暴力ふるって仕事なんて辞めろとワガママいえと?
どっちにしても傷つけあってしまいますよね。
レンジくんもこうして語ると男ですね。カッコイイです。
やりたいことがあって高校に行かない、というのもすごい決断ですね。
ほかの男とキスしたくなかった…でも夢への一歩として…だったらなぜ、ファーストキスだけは彼としておかなかったのか…
お互いに無理をしてすれ違ってしまう、といってもお互いひたすら本音ワガママをぶつけ合うだけでうまくいくわけもない、どうしたらいいのでしょう。
そして彼に新作を届けさせたのは…ますますカッコイイ。
全部本音をぶつけて「そのくちびる…うばい返したい」には全身しびれまくりました。
のぞきは単に帰るタイミングをのがして…それがなんとも言えず笑えました。
ぎりぎりでさんざんじらして、結局なし!もう…なんかもう僕がパソコン壊したくなります。
それでドキドキしすぎて、転んでキス…さあするかどうか。というか来月はどうやってパソコンを壊すのか…はは。

シュガシュガルーン
まさかここまで大事になるとは。
「グラース(パパ)もあたしが」というショコラちゃんの決意はびっくりします。
リュビもポワーブルもひどいことになっています…生きているか心配です。
というかロビンがいない間にあったことがすごすぎるんですが…のんきですね。
やっぱり彼の状況把握能力、ダンブルドアより低いです。
長老達がスケープゴート捜しに躍起になっているのは、なんというか…結局人間は同じだ、とストラゲンの演説を繰り返したいぐらいです。
まったく、オグルの血を引くと噂されるバニラと、裏切り者の娘のショコラ…どっち道最悪でしたね。
四人とも目を覚まさない…浄化で目が覚めるのでしょうか?癒しの効力もある?
ピエールとショコラのラブシーンは、これだけの犠牲を払ってはじめてできたのかと思うと…
しかし、なぜこれほど多くのオグルがいたのでしょう。
それを考えると深いため息が出ます。

ママコレ
な、なぜこんな壮大な事態に…
ベビー島には空港はないようですが、どこに着陸したのでしょう。飛行艇には見えませんが。
この島はジャングル、ということは赤道直下?まあ細かいツッコミはやめておきましょう。
で、なぜ無人島に吊り橋があるのでしょう。
ヘンリーのおならで切れるのはうまいギャグでした。
人工呼吸しようとしたのを殴ってしまったのは笑えました…もう。
めいちゃんのおんぶは見ていて恥ずかしかったですが嬉しいです。
陽介がパニック状態のタマちゃんを抱きしめて落ち着かせるのはカッコよかったです。
この膨大なベビーはそれはそれで怖いものがあるのですが…
何でこれだけの数が維持されているのでしょう。熱帯雨林気候ならアリがもっとも豊富な栄養源になるでしょうか?
ベビー達が怒っているのは意外でした。
おそわれかかったのを白三匹がかばってくれたのは嬉しかったです。ここからパワーの暴走が止まって、感動のお別れ…と思ったら噴火?
まさか、神秘の島みたいに島ごとなくなるとか…実際クラカトアは噴火で島ごと吹っ飛びましたし…

キッチンのお姫さま
なんというか…世界が違うんだからケンカすることないのに。剣道の選手とプロボクサーが勝負するようなものでは?
あまりにも似ている男に混乱するそれぞれの表情が…というか大地、こうしてみると眼鏡似合っていなさすぎです。
なぜその水野グループの一人息子が空先輩に似ているのか…それはそれでなにかありそうです。
声まで似ている、というのでは偶然ではないですよね。
フジタさんの「あいつは空じゃないぜ」という言葉はずきっとしました。
この厨房は確かにすごい。また、多くのスタッフを使いこなす能力もあるのでしょうか?
自己陶酔型ですがきれいさは伝わってきます。
ラベンダーのイメージはすばらしかったです!
その高価な素材と最高級の道具、最高の技術の料理の世界もあります。
逆にこの作品で…「デリシャス!」も含めて小林先生が創ってきた…これまで紹介されてきた料理は誰もが簡単に真似られる、素朴でおいしい世界です。
それとこれとはまったく別で、対抗すべきものではないです。お互い無理に交わらず、それぞれの道を行けばいいんですよ。
なぜそこまでナジカちゃんに突っかかるのかが分からないですよ。ナジカちゃんの両親を意識してでしょうか?
塩をかけた子に対する乱暴な行動も人気を落としそうですね。
「いうことなんでもきいて」って何をさせたいのでしょう…それが心配です。
まあライバルの参戦で、少しはナジカちゃんの心にも張りが出るかもしれません。

ボンボンビザール
とにかくどんどん意外な人が活躍して、息もつかせませんでした。
ウルフもなんとか真実を直視することができたようですが、マギーサの妄執はそれでも…結局は自分以外が存在しない、狂気が導く最悪の王国ですか…
もし陰謀がうまくいってウルフが即位していたとしても、間違いなく破綻していましたねこれは。
ネヴィリルのアドバイスがそういうことだとは意外でした。ボンボンビザール、という言葉自体にそういう意味があったなんて。
王妃様の復活はすごかったです。あまりの美しさに圧倒されました。
一哉くんが復活して、すぐにななみちゃんが消えそうに…このすれ違いはちょっと笑いそうになりました。
これで言えなかったらわざわざ来た意味がない、といってもこのままななみちゃんがここに残ったままだったとしたら、それはそれでなかなか告白できそうにないです。
貴族の美少女達が一哉を追いまわしたり色々あるでしょうしね。
でも、最後に告白はできてよかったです。
「まずは自分の力でがんばる おまじないにたよるのはそれからにするの!!」という言葉も嬉しいです。
僕だったら自分の力を出しきれるように、自分の心を操作するのにおまじないを使いますが。
結局みんな来た、というかウルフは何しに来たのでしょう。
で…一哉くんが告白しようとしたらみんながいて、もう…この最後はなんだか笑い転げました。
結局見られててもいいや、とキスするのがラストというのもすごいです!
期待以上に面白かったですし、絵などの成長も本当にすばらしかったです。かわいらしさも美しさも言葉にならないぐらいです。
これからの活躍にもますます期待大です!

地獄少女
ええと、また拳銃代わりに地獄少女のパターンですか…でも地獄少女が使えない心理がある、というのがわかったのは興味深いです。
今回は冒頭から実に華やかでした!本来永遠先生ってこういう華やかな魅力がある作家なのに…地獄少女と関係のない作品を見たいです。というかこれだけ売れているのになぜ他作品の単行本が出ないんじゃ(血涙)。
抜群の、迫力さえあるスタイルのよさと華やかな笑顔にびっくりしました。
過去の影がだんだん重くなっていくのは…これ、事務所側の失敗が大きいと思います。
悪意を持つファンに対処するのも事務所の仕事では?どうすればこういうのを逆用してより人気を高める方向に持っていけるかをきちんと指導すべきでは?
暴漢、ストーカーに襲われているのならきちんとボディーガードをつけるべきでした。
また、法的に問題はあっても護身用具を持たせるのも必要でした。
どこにストーカーがいるか、と思ったらファンを見ていても安心できない…これがストーカーの恐ろしさの一つですね。
ここで地獄通信の話題が出て、そして歩ちゃん自身が書きこまれてしまう…そしてあいの登場…
というか、送ってくれるというのに単独行動を取ってしまった歩ちゃんの不注意でした。ストーカーに怯えているのに一瞬の油断…残念です。
昔の番組のパートナーがこういう妄執に…今回の妄執はかなり怖かったです。
どこかわからないから警察呼べない、といってもそれでも警察に電話するのは意味があります。何らかのアドバイスがあるかもしれませんし、意外と薄い壁一枚向こうが交番だったりするかもしれません。
というか、携帯電話全てにGPSを標準搭載し、また分かりやすい緊急ボタン一つで画像と音声と位置を警察直結の緊急コールセンターに送るシステムがあれば…なぜ人権屋が犯罪防止の最終兵器となるそれに反対するのがは全く分かりません。
地獄通信を拳銃代わりにするのはどうなのでしょうね。
油断さえしなければよかったのに…
地獄少女への文句はちょっと面白かったです。ゆがんだ愛情と怨みは違う…?
といっても歩ちゃんも、単に拳銃代わりであって怨みじゃない気もします。
ただ今回の地獄流しは結構あっけなかったですね。
で、歩ちゃんが昔の自分に対する否定的な感情を克服し、逆に「小顔とバストアップの体操…」とよりタフになったのは…どうなのでしょうね、いくら現世ではより強く生きられるとしても、地獄確定では…
本当にイエスの犠牲も、弥陀の本願も通用しないものでしょうか。
意外と南無阿弥陀仏の一言で、地獄行きの定めなど消し飛んでしまうかも…そう願いたいです。

来月号は基本的に現状維持…うう、ラブリーで大活躍している若手がもっともっと入ってくればいいのに!
「りぼん」のことを思うと羨ましさにため息が出ます。
そしていくつかの作品はすごく欲求不満をためる展開になっていますが、そろそろばっと解決してカタルシスを味わうこともできるでしょうか?

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