なかよし2007年11月号感想

付録は…バッグが「りぼん」と重なったのが不運だったようです。
傘形のボールペンは非常に扱いやすく、ラメが入っていなかったのもありがたいです…ラメが入っていると綺麗ですが実用にはならないのです。

今月号ほど、読むのが怖かった…正直読みたくなかったことはありません。「ココにいるよ!」で凄惨なイジメが始まる、とおびえてしまって。
そして予想通りかそれ以上の辛さ…どうなっているのでしょうね。
確かに楽しい作品も多いのですが、なぜこう、読んでいて辛くなる作品が多いのでしょう。

しゅごキャラ!(PEACH-PIT)小川とゆかいな斉藤たち(茶匡)フィアンセはモンスター!?(花森ぴんく)Yes!プリキュア5(上北ふたご/東堂いづみ)ココにいるよ!(遠山えま)メガネ王子(水上航)オレンジ・プラネット(フクシマハルカ)スクール×ファイト(原明日美)かみちゃまかりんchu(コゲどんぼ)もどって!まもって!ロリポップ(菊田みちよ)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)地獄少女(永遠幸)予告

しゅごキャラ!
アニメもいよいよ始まって、本格的に中軸になってきたようです。
このCDのデザインに、ふとXメン関係、と思ってしまった僕って…まあ×たま関係なのは見え見えですが。
海里がそれを隠し持ったのもいろいろ楽しみですね。彼の正体がいつばれるかも悪くない時限爆弾です。
歌が「加工してある」というのも、すぐ歌唄ちゃんとばれないためですね。
何を求めるの…僕が欲しいものは、僕が持つことができるものじゃないです。
プラネタリウムと唯世くんの関係も何かと面白いですね。
そして彼がこうして弱みを見せたのも、あむちゃんに心を開いているから?
つりあわない、というのも…あのダイヤは一体…
この絵本も、本当はこの作品のテーマですし、単独で出していいと思います。まあそれをいうなら「紳士同盟†」の絵本もですが。
結局のところ、あの…パックマンのようなものの冒険と同じような話でしょうか?
「やめろよ唯世ぶりっこ」とか、イクトとこの人のやり取りも何かと面白いです。
煮干とねこじゃらしを常備していれば、僕も猫と遊べるでしょうか?
いつもバイオリンを持ち歩いているイクト…それが弱み?
弱みをつついてから、猫扱いして遊ぶのもすごい余裕ですね。
唯世くんの過去話はすごく辛さが見えてきます。あの曲を聴いただけでキャラが玉子に閉じ込められてしまう、というのもかなり緊迫感がありますね。
浮き上がる無数の×たま…かなり恐ろしい光景ですね。
歌唄ちゃんとダイヤがいっしょにいるのもなんだか胸が痛くなる光景です。
自分が弱いのは当たり前ですよ。誰だって弱いです…まずそれを認めた上で、自分にできることを冷静に見極めなければ。
アミュレットハートの励ましで初心に帰り、うわ、唯世くんがアンロックされるなんて。
プラチナロワイヤルというの華麗すぎて爆笑。
「やさしい王さまでないと世界征服などできん」という言葉も苦笑しました。世界征服に一番近づけたのはジンギスカンでしょうか…やさしいというより残酷というほうが強いですが。
そしてあの白い玉子とブラックダイヤモンズの正体、ダイヤも動いていますしいろいろ面白くなってきそうです。

番外編は子供らしいリアリティがあり、可愛かったです。
しゅごキャラがすっかりお守り係、というのも苦笑します。
お人形ハウスって、実際に人形の感覚から見て違和感はないでしょうか?「甘い生活」で、八分の一サイズのフィギュア用に服を作るとしたら糸も八分の一の細さにしなければならない、というように。
屋上に上がったら殺人事件、というのもなんか子供らしくて楽しそうです。
あむちゃんの制服に無理に体を入れる、という背伸びもかわいいです。
ピンポンだけが鳴って不安になる、というのもわかります。子供にとっては、自分の領域外はお化けだらけなんですよね。
カラスのいたずらという真相は考えたものです。

小川とゆかいな斎藤たち
科学を冒涜するにも程があります。
実際に新薬を発表するというのがどんなに大変なことか、それは想像を絶するものです。
まず膨大な動物実験が必要です、特に安全性を確かめるために。今回の話にあったような乱暴な人体実験は絶対に許されません。
それから臨床試験でたくさんの人間の患者に投与しなければならないのが一般的です。それも何十人、できれば何百人の患者に。しかもその半分には、小麦粉など効果も害もない薬(偽薬)を、実験用新薬と偽って投与しなければなりません。それも、投与する医者などが表情などで悟られないように、投与する医者などにもどちらが偽薬なのかを知らせてはならない(二重盲検法)のです。
それで、偽薬側は百人中三十二人がよくなった、本物の実験薬は百人中五十六人がよくなった、というふうに統計的に処理して比較し、効果があるし副作用が許容範囲内か調べねばなりません。
それも様々な薬と複合的に使った場合極端な副作用が出るかもしれないので…考えただけで頭を抱えます。
効果・副作用が確認されたら、その薬を大量生産する必要があります。
実験室で作れるものが、簡単に工場でたくさん作れるとは限りません。そこにはすごく大きな困難があります。
さらにその製造プロセスの中に、よそで特許がとられている技術がないかなどいろいろ調べねばなりません。
最後に薬として認められるには当局の許可が必要です…その許認可を取るのは非常に難しいです。アメリカのバイオ関係小説では、FDAの認可を取るのには天井まで届く書類が必要だ、とぼやくシーンがしばしばあります。
しかも「頭が良くなる薬」などという、実際に病人を助けるためでないし倫理的にも問題がある薬について、臨床試験の認可は…僕自身、たとえば育毛剤・化粧品などの臨床試験はどうやって許可を得ているか知りません。
子供が遊び半分で作れるものではないし、遊び半分に横取りして発表できるものではないです…もし横取りして発表したとしても、その原理など理論的なことを聞かれたら答えられないでしょう。
薬として認められるには、「動物実験・臨床試験における安全性」「二重盲検法による臨床試験での効果」「製造プロセスの公開・再現可能性・量産可能性」「特許など法的問題」「認可」の全てをクリアしなければならないのです。
世界的に薬について広めたいなら、それだけのプロセスが必要ですし…理科室レベルの機材でもしできたとしても、それからどうやって上記の、膨大な金がかかる試験・認可を始めるか…秘密裏にどこかの研究所か大学院、製薬企業などに、原理を記した論文をつけて出す他ないでしょう。それも横取りされる危険があるので、その場合に報復できるよう特許を申請し、また複数の研究所に同時に出して競争させるか…実際にどういうプロセスが必要か、想像も出来ません。
というか…学校だろうがどこだろうが拉致監禁・脅迫・爆弾テロは警察を呼ぶべき重大犯罪です。
最後のアフロも…僕にとっては、あまりに激しい不快感をぬぐうには足りません。
子供の夢の一つに化学実験があるのは確かです。だからこそ、それを扱うときにはできるだけ正しい形でやってほしいのです。勘違いして欲しくないのです。
この作品はとにかく面白ければ何でもありなのはよくわかっていますが…

フィアンセはモンスター!?
ますます暴走していますね。今回のピッチネタ大暴走は頭を抱えるしかなかったです。
いきなり透明人間、というのはまた…男の裸が好きですね。
この占いもいろいろ面白そうですね。
で、この格好で後ろを向いたり抱えている布を投げたりしたら…自分から見せているようなものです。
いきなりの家出も苦笑させてくれますね。
で…えりかちゃん、相変わらず危ない人です。出られないってなぜでしょうか?結界か何か?
確かにこれはマーメイドには見えませんが、伝説上の人魚には結構グロテスクなものもあります。で…ピッチのあらすじが出てくるのは爆笑しました。えげつないですが。
「食べると不老不死になる」というネタもやっと出たのか、と少し驚きました。
帰ったらいきなりのハッピーバースデー…なんというかこれは無敵ですね。
プリンスとフィアンセは同じ日に生まれる…まさに運命ですね。
大量のモンスターの襲撃でつい「フィアンセの役目」と言ってしまうのは苦笑しました。
そしてマーメイが本当の姿…なんか懐かしい気がしました。
回想と現実のギャップは爆笑。
真珠の指輪もすごく綺麗です。そして当然のように左手の薬指に…このシーンは女の子にとっては憧れでしょうね。

ココにいるよ!
変わらなきゃ教に、なんだか不快感さえ感じます。どう変わればこの状況を切り抜けることができるというのでしょう。
RPGの、序盤でラスボス級の強敵が出てきたような絶望感を感じます…その状況で逃げちゃだめとかいっても、もう逃げることさえできない…ゲームならリセットを押すしかないですが、リセットボタンのない現実にはどうすればいいんだと叫びたくなります。
集団で迫られたときの圧迫感もすごくよく描かれています…吐き気がするほどに。
「お友だちに」という言葉も、暴力として使われることがある…それは僕も、嫌というほど知っています。友達という名で人を支配することがあると。体の中に、強烈な熱がたまっています。泣き叫び、激しい暴力を振るいたい、と。
腕を振る動作も、携帯電話を奪う行動でもありますが…恐怖を与え、支配するという点では的確ですね。
かわって叫んでやりますよ、ふざけるな、あんたらがやっているのは脅迫という犯罪だ!友達は支配関係じゃない、支配しようとしているだけじゃないか!何が友達だ、友達という言葉を冒涜するなこの脅迫者!
まったく…天才がこういうのを描くと、それだけ強烈になるのはわかっていましたが…想像以上。体が熱くなると同時に顔が冷たく、頭が痛くなり、掌にじっとり汗がにじみ出ます…僕が経験した最悪の状況の身体反応と同じです。この状態では僕も容易に他人に支配されます…だからこそ、爆発したいほど激しい怒り…危険なものを感じます。
輝くんの助けはありがたかったですが…
この恐怖で震えているとき、それで「助けを求めるな」というのはある意味暴力では?イジメで追い詰められている人の中に、自分の問題は自分で解決しなければならない、人に頼っちゃいけない、という世間にある規範が圧力となって自殺や精神崩壊に追い込まれるケースも多いです。
KUROウサギ…多分輝くんも、ではどうすれば解決できるのかアドバイスするべきです。今の彼女に、あの恐怖・支配に対抗できるものはないのですから。
まず自分が弱いことを理解し、それが恥ずかしいことじゃないと理解し、一歩一歩時間をかけて強くなるしかありません。
まず自分の実力、相手の実力と敵意の強さを理解することです。
確かに表情や口調から表現する憎悪・悪意は強烈ですが、相手はあなたを殺すことはできないでしょう。顔に大火傷を負わせることもないでしょう…見えないところにタバコで何箇所か火傷させるか、爪をはがすか、指や腕を骨折させるかもしれませんが、その時点で傷害罪が成立しますから警察に行けば相手は処罰されます。
怪我をさせて「警察や先生、彼に言ったらこんなものではすまない」と脅迫するかもしれませんが、具体的にそれ以上のことをするのは難しいですよ…殺人や監禁しての拷問(そういえば、拷問は傷害罪とは別のカテゴリーに属し殺人と同罪にしていい重罪だと思いますが、法的には単なる傷害罪ですね…ここは法改正を望みたいです)はそれほど簡単ではないです。
あなたは法律に守られていることをお忘れなく…毎月「地獄少女」が出している否定的なメッセージにだまされないで。
嫌な噂、汚物など犯罪になりにくい…本当は犯罪ですが警察が動きにくい…嫌がらせは数多くありますが、それも証拠をつかんで学校・警察に訴えると同時に掲示板に張り出せば、相手の名誉を落とすことはできます。
まず相手が「人を支配する技術」をうまく用いていることを理解することです。
強くなるには友達を作り、いろいろ経験するのも強さにつながりますし、この状況では格闘技を習うのも有効でしょう。
でも強くなるには時間がかかります。だから…彼に何も言わず、彼から離れて強くなる努力を始めるのは彼に誤解させてしまうでしょう。やはり彼に事情を告げ、強くならなければならないからしばらく会えない、とも言って強くなる努力を始めるか…できれば転校してやり直したほうがいいぐらいです。
そして、自分は全く悪くない、選ぶ権利は彼にある、ノー!という…それだけでもどれほど難しいかはわかりますが、誰も見ていないところで何百回もノートに書いてみるぐらいはできるはずです。
何の策も教えず、ただ「強くなれ」はむしろ残酷ですよ。
携帯電話を手にとってしまうのも、ここでは仕方がないと思いますよ。
そして日向くんの能天気さは、ちょっとため息が出ます。
心が癒されるのもすごく伝わってきました。
KUROウサギの、「信じてるよ」という言葉も残酷に思えます。どうすれば強くなれるのか、なぜ教えないのでしょう。
放課後、強引に連れ出されるのは…読み返すとすごい恐怖感を感じます、強烈な憎悪がひしひしと伝わってくるようで。
ひまわりショップの暖かさ、そして彼女の笑顔…ここはすごく胸が温まります。
見晴らしのいい高台からの流れもすごく素敵ですね。
なんというか、前からも後ろからも縛られ、圧迫されている気がします。逃げるな強くなれ、といっても、実際に「今の実力で」腕立て伏せが四十回できないものは、今いくら頑張っても無理なものは無理です…今日から一日一回ずつ増やしながら毎日やる以上のことはできないんです!
本当にあまりにも…狂いそうです。

Yes!プリキュア5
結婚ネタにほっとしました。いきなり二人がラブラブ会話していてびっくりしましたが、やはりブライダルショーでしたか。
夢原親子の心配はいろいろ苦笑します。
この二人の写真もすごく素敵ですね。
そしてティアラの厄介さもすごく面白いです。
夢原夫婦ネタの繰り返しも面白いです。

メガネ王子
待ってました!やはりクールで素敵です。
メガネをかけ、髪を崩せば「あらイケメンは?」というのはちょっと苦笑しました。
片思い…なのでしょうか、あれだけいろいろあって。
抱き寄せられたときの絵も、めがねを直すしぐさも…すごい。まるで強い辛口の白ワイン。
「イケメガネ萌え隊」は爆笑しました。というか彼女もその一員じゃないですか。
「はげしくききたくないが」というのも爆笑。それはそうでしょう。
彼は真相はもうわかっていたようですね。
ベストスポットを教えるのも、読み返してみるとうまいエサですね。
コーヒーの湯気とか外すときとか、そういうのも実に面白いです。
「ときめきが同じ仲間」…なんかため息が出ます。結局僕には…
メガネキスというのもなんというか強烈なネタですね。
自宅での、ということで三人がにやっとするので、まあ真相はわかりました。
みんなの気持ちはわかる…その優しさにはなんだか苦笑しました。先輩が許したのも、自分で経験して懲りろということでしょうか?
三人がマントを脱いだら…息を呑みました。すごくセクシー、可愛らしさ、美しさのバランスがよくて。
ちゃんと勉強もしている、というのも三人とも頑張っていますね、いろいろ。
そして振り返っての笑み…いきなり縛るとは。
王子がすぐ気づいたのはなんかもう笑ってしまいました。
そして「オレはキスのときメガネははずす主義だから」は…もう笑った笑った。たまりませんでした。
フェイクだったというのもやはり面白いです。
エピローグもなんだかほっこり暖かい感じでした。
結局あの名誉会長のぬいぐるみ、捨てないんですね…萌えを語り合える友とは、これからも…「強敵と書いて友と読む」関係でも仲良くやれればいいのですが。

オレンジ・プラネット
ラストはかなり強烈などんでん返しでした。
結婚式の招待状を出すのは…チカ先輩もある程度わかっているはずなのに?危険なものに触れずにいられない心理でしょうか?
なぜそんな言い方をするのとか、彼の気持ちを考えすぎてすごく辛くなる…僕はもう、栄介の気持ちを考えるのはやめてしまいたいです。
無視でのすれ違いでいきなり気持ちがどん底に落ちるのは見ていてため息が出ました。あまりに気持ちの振幅が大きすぎます…わかりますよ、痛いほど。
この部屋での涙、いきなり太郎ちゃんが…彼の側から見たら、ずっと彼女を見ていた窓に見慣れた頭が映ったのを見て、それで物音を聞いて…ずっと、雨戸の収納部分に鳥が巣を作っていたので閉ざされていた窓を思い出しますが、それももしかしたら…男の子、つまり僕の存在を嫌がってだったかも、と思ってしまいます。
ハルさんへの手紙から栄介への気持ちが太郎ちゃんにばれてしまった…ちゃんと自分から言えなかったことがなんだか残念です。
「気持ちぶつけてこいよ」というのは、すごく深いため息しか出ません。体の力が抜けます。
いっそここで押し倒して…とさえ考えてしまいます。彼がどんなに苦しんでいるか…
式場に殴りこんで、「好き」そして「バイバイ」…ここで待っていてくれた太郎ちゃんの腕に飛び込んで、多分彼はそれを期待していたとも思います。意識していなかったにしても。
それで別れを告げたのは、確かに潔くはありますが…あんまりだ、と叫びたくもなりました。もしかしたら、このままつきあい続けて、しばらくは傷を癒すためにそばにいるだけでも、いつか彼女の気持ちがこちらを向くのでは、という期待がなかったはずないのに。
なんというかあんまりですよ。
これでどんなクライマックスになるのか…

スクール×ファイト
お待ちしてました。
そして藤堂さんの「ずるい」発言、すっとしました!
扉裏の紹介は、これぐらいないと読者の多くは話忘れているでしょうね。
せっかくの温泉サービスなのに、なんとも色気がない…
涼くんのお見舞いに行くのはある意味残酷にすら思います。それで爽良の話を…彼が切れるのに同情したくなりました。
ツンデレというよりヤンデレの域に達してないでしょうか。
そして藤堂さんの「ずるいです」発言!
「がんばっても手に入らない人もいるんです」という言葉も、まさにそうですね。特に恋はどんなに頑張っても手に入らない…涼が素直になったとしても。
「なにを手に入れているかも気づかないまま」という言葉、もうほとんど…涼はあなたのことが好きなんだ、と言っているようなものなのですが。
そして「人のコトいえないんですけどね」は格好よすぎます。惚れますね。
仲間のこともすごく胸が温かくなります。
そして爽良に告白…しようとしたら、このシチュエーションはうまいです。布団部屋に閉じ込められるほどでもないのがさりげなくていいですね。
この告白もすごく素朴な感じで、それだけ壁の高さ、勇気の大きさを感じます。
キスが未遂に終わったのは残念でしたね。忘れたと言っても、そんな大切なことは多分忘れていないでしょう。

かみちゃまかりん
吹っ飛ばされて、この幻はどこでしょう。
みっちー、さりげない殊勲ですね。
花鈴ちゃんの記憶喪失…確か記憶喪失が予言されていたのは神くんでは?
そしてこの恥ずかしい記録攻撃…ひどい。いい加減ひどいと思って、そうしたら「こっそりかいてたまんが」…笑い転げて腹筋が痛いです。こんなネタ「なかよし」でやって…といっても、801の存在を知らない「なかよし」読者…いや、「ちゃお」「りぼん」読者もみんな知っていると思ったほうがよさそうですね。
それに「神の力」はあまりに話が飛びすぎでした。このガラスの仮面風の表情も爆笑。
みっちーにはあっさり懐いていますね。
未来の霧火を救うため、ってもしかしてどちらかの側に死人が出るのは避けられないとか?
和音くんが切れるのも珍しいです。
そして勉強ができることで花鈴ちゃんじゃない、とわかるのもなんか可愛そうです。
出てきた神くんに、和音くんが示した敵意も当然とはいえ辛いですね。
そして桜井くんの転校…
誰も、その中身が誰なのか疑わしくなる、というのもすごくきつい状況です。誰も信じられないということですから。

もどって!まもって!ロリポップ
思いがけない障害ですね。
ニナちゃんの魔力はやはり使い果たしたままなのでしょうか?
マジセレブには苦笑しました。
「魔法試験のほうがだいじなの」といったら、いきなり魔法試験を中止させる…末期梅毒を疑いたくなるわがままですね。
この帆船の描写はすごく綺麗です。よく調べましたね。
帆船での船旅自体も、すごくいろいろ楽しいものがあるでしょうね。
電車とか登山とか、それ自体すごい旅になってしまっていましたね。
なつかしのキャラ総登場も、クライマックスが近いのでしょうか?
ごまかしまくるじーさんには笑いが出ました。
サラサを餌にしたとは…爆笑。
そのためにまた大冒険というのも面倒ですね。
ニナをおびき寄せるための偽結婚式、というのもまた面倒な…本当にジェフが早く帰ってくれば全ては解決するのですが。
受験生も集まりますし、いろいろ楽しくなりそうです。また大パーティになるのでしょうか。

キッチンのお姫さま
頭抱えました、やっとナジカちゃんの中に大地への気持ちが育ち始めたところで…茜だって二重にややこしいですし…ああもう。
星夜くんの屈辱はちょっとかわいそうになります。
大地がいきなり手伝ってくれるのも、理事長にばれたら大変なのでは?
意識しまくりのナジカちゃんは見ていてすごく可愛いし嬉しいです。
ナジカちゃんを手伝って学びたい、というのはすばらしいです!彼は本当に強い人なんですね。素直に負けを認め、成長したいという意欲があるんですから…
天才に洗い物から始めさせるのも、自分も天才だからこそできることですね。
ナジカちゃんの水にさえ工夫する姿勢もすばらしいですが、それを素直に認める星夜くんもすばらしいです。それで急に修行が真剣になるのも素敵でした。
客がおいしい、と喜んでくれたことには、僕まで胸が熱くなりました。それがすごく楽しい、という表情も素敵です。
きらわれている、と星夜くんが思いこんでいたのもさりげないすれ違いでした。そしてナジカちゃんが星夜くんのことを高く評価して…欠点もわかっていたことも喉が痛くなります。
星夜くんの、バーチという菓子からイタリア語のキス、そして「オレとつきあえ」と強引な…なんというか笑い転げてしまいます。
正直、星夜くんが登場したときは、彼に王子様疑惑が出たりここまで重要なキャラになるとは思ってもいませんでした。茜ちゃんとくっつくためだとも。
一体どこまで引っ張るのやら、このごたごたの魔術師は。

地獄少女
なんとも複雑です。割といい話には違いないですが。
豚肉88円?それは見逃せません。それもロースとんかつ用厚切りが!
辻さんの激しい謝罪に、この時点でおかしいと思うべきだったかもしれません。
食べてくれない父親、ということで環ちゃんのほうが家庭は複雑なのか、と思わせ…そう、序盤ではどちらが地獄少女を求めることになるかわからないのです。
猫のことで話が合い、そこで…傷と恐怖、隠そうとすることでまあ虐待だとはわかりました。
わずかに引っかかれただけでこの激しい反応…自転車からスポークを抜きたくなります。抜けませんが。
だれにも言わないで、ってここで警察に通報していれば解決していた可能性は高かったのでは?同時に警察が動かなかった場合に備え、インターネットで虐待関係のNPOなども調べて。
環ちゃんも「お父さんどうせなにもいわないから」と、問題を…問題を抱えている同士だから気づいたのでしょうか?
猫がいるから施設に保護してもらうことができない、というのは厳しい問題ですね。結構そんな単純な、でも本人にとっては命以上の問題があるのでは…
そのことも含めて相談することもできそうですが。
なんというか、怒り狂いたいぐらい追い詰めるのがうまいです。
今回は「何か方法は」と考える姿勢があるのがいいですね。これまでの被害者のように、思考停止に陥って地獄少女に追い詰められる存在ではない…読み返せば、特に環ちゃんが「どうしていれば」よかったか、ずっと考え抜いてきたこともわかります。
地獄通信…辻さんも完全に環ちゃんには心を開いていますね。環さんにも傷があるから、単なる同情じゃないとわかっているからでしょうが。
地獄通信という言葉を聞いた時の彼女の反応と回想は強烈でした。うまい。
そしてリキさんの死…「暴力よりもっと強い力〜お父さんとやってること同じ」…わかってはいるんですね。でも…だったら…殺せば?なぜ直接殺すのではなく地獄少女で?手を汚すのが、逆襲されてもっとひどい暴力を振るわれるのが怖いから?逮捕されるのが怖いから?その後の罪悪感が怖いから?
でも来世を失う以上に怖いことはあるでしょうか?第一質的には同じですよ、人を殺すという点では…そう、ただの人殺しです。
きれいごとじゃなく、環ちゃんにも契約の印があった…このショックはうまいです。
そして環ちゃんの昔の件では…この父親こそ、まさに生き地獄です。その心情を思ったらものすごい恐怖に襲われました。
死んだら地獄という条件も知っているでしょうし…だったら子供より先に自分が、地獄通信にしても現実の殺しにしてもやるべきだった、と激しく思い、気が狂う思いでしょう。
「人殺しじゃないか」という言葉も…筋金入りの死刑廃止論者、非暴力主義者だから?心無い一言と後悔していたのでしょうか、それとも…愛情と、殺人者、額ではないですが印つけられた者に対する嫌悪の相克で地獄を見ているのでしょうか?でも、ちゃんと人殺しは人殺しだと教えたこと自体は正しかったと思います。どんなに代償の大きい真実だったとしても。
どうしていいかわからない、ここで…あいは、ここまで苦しまなければ手は差し伸べないのでしょうか?というか手を差し伸べるならもっと、これまでのケースにも…というかストーカーに藁人形を渡したのが悪い…
父親の死は、間違いなく地獄少女が仕組んだことだと思います。
そして、跡を継げという圧力に抵抗できる強さを辻さんが手に入れたのは素直に嬉しいです。環ちゃんの…恐ろしいほど本物の友情があったからでもあるでしょうが。
そして環ちゃんも一歩踏み出せたし、辻さんも母親と話すように…
罪は消えない、でも未来は変えられる…それは実際の殺人と同じですね。
でも…死んだら地獄、というのは、死刑と同じぐらい確実に可能性を断ってしまいます。そうか、この作品は死刑廃止がテーマだったんだ…というのは穿ちすぎですね。
結局、残念なのが…この世の手段で辻さんが逃れることができなかったことです。できればこの世の手段で、警察などを利用して自力で脱出してほしかったです。地獄少女が事故を仕組んだか、または本当に偶然か…どちらにしても非現実的な形でではなく。

来月号の安野モヨコ先生の新連載予告は、正直打ちのめされたような気分です。
安野先生が嫌いなわけではないです…すばらしい作家であり、作品もいいものになるとはわかってはいます。でも、これでは新人・若手作家は絶対本誌連載は無理だ、と言っているようなものですよ。来月号で「オレンジ・プラネット」が終わり、「もどロリ」も終わりが見えていますが、どちらもすぐ新連載が始まり、有力本誌連載の数が本誌連載枠より多い状態に戻るのは目に見えています。「かりん」も終わりが見えているようで見えない…結構長引くか、また第三部が始まりそうな気がします。
このままでは増刊と本誌の壁が厚すぎて、破る希望がなってしまいます。いくら増刊が増えても、そこから本誌に上がる階段がなければ増刊作家・投稿生・そして連載作家の士気も致命的に下げてしまうでしょう。
ここではなんとしても、多少質は劣っても若手作家から連載を出して欲しかったです。もう実力は十分ある作家(柏木志保先生、瀬田ハルヒ先生、山田デイジー先生、高上優里子先生、水無月真先生、咲良あさみ先生、明日賀じゅん先生ら)、そして今伸び盛りで、ここで連載をやれば一気に伸びる作家(春瀬サク先生、菊井風見子先生、あおいみつ先生、青月まどか先生ら)がたくさんいるのに…

エンジェルブルーはもちろん作品は楽しみですが、付録と同時に出すのはちょっとあざとい気もします…型紙を付録につけるのも、出来たら面白いかもしれませんね。

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