なかよし2005年3月号感想

とにかくKCフェア、若手作家の単行本のお知らせに狂喜乱舞!…もうここまで僕の願いがかなっていいのかなと…あまりうれしくて怖くなります。
でも、そう…別冊付録で本誌に出た作家やハットリユカコ先生のように増刊連載+本誌掲載で単行本を出せるなら、これまでどれだけ同様なのに単行本がないままの作家がいるか…まあ過去を振り返るより未来を見ましょう。
こうして単行本が出る四人(+…)が本誌連載に加わってくれたらどんなにすばらしい雑誌になるか、思うだけでも楽しみで踊りそうです。

名探偵夢水清志郎事件ノート(えぬえけい/はやみねかおる) ぱにっく×ぱにっく(川村美香) チェリージュース(フクシマハルカ) まもって!ロリポップ(菊田みちよ) トモダチ(原明日美) とき☆めか!(武内直子) ぴちぴちピッチ番外編〜星降る夜のセレナード(花森ぴんく/横手美智子) かみちゃまかりん(コゲどんぼ) キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪) ふたりはプリキュア(上北ふたご/藤堂いづみ) シュガシュガルーン(安野モヨコ) プリ☆ハニ(秋元奈美) 恋愛向上委員会ジューシーフルーツ(有沢遼) 次号予告

名探偵夢水清志郎事件ノート
今回も次号が出て全部分かるまで原作は見ないことにしています。
というわけでネタばれはご遠慮ください。この感想では対象のネタばれもしているので心苦しいのですが。
今回は三つ子のキュートな魅力が爆発していました!三人それぞれファッションがぜんぜん違うのもいいです。
新キャラの伊藤さんも関西弁などおちゃめなところと、垣間見せる大人の魅力がうまく合っていてよかったです。
「保護者」「しつけ係」「飼育係」というのを繰り返すのがなんだか面白いです。
この運転の豪快さはなんか呆然…よいこのなかよしっ子は真似しちゃいけません。ずいぶんタフな車ですね。
ロッジなどの雰囲気もすごくよくて、本当に旅をしているような現実感があります。
あ、伊藤さんってスーツ姿だと目立ちませんが結構スタイルいいんですね。
雪を鼻にのせて転んでいる美衣ちゃんがすごくかわいい!男にはツボです。
教授が雰囲気をぶっ壊してから、雪霊の藪の不気味な雰囲気がギャップもあって見事でした。
この幽霊のシュプールはうまいレッドへリングです!
「アンタはよせ」とツッコミを入れるのが面白いです!
そして…読み返してみると教授の指摘はお見事。そして二人の男の子の笑顔も、こうして男の子も魅力的に描けるからいいんですよね…
一心不乱にぐうたら…うらやましいというか…ま、僕も2月5日は風邪を治すため一心不乱に寝ていましたが。
このメモは実に面白いです。
そして真相…はっとしました。
「切りはらってはいけない」…もしかしたら、ここの竹薮を切ってしまうと数年後に山崩れが起きて村が全滅しかねないのかもしれません。
環境との共生を強調するのも姿勢としてはいいです。
シュプールのほうの真相はとても心温まりました。なんだかかっこいいです。

さて、「魔女の隠れ里」前編。
僕は原作を読んでいないので、これから死人が出るのかなど何かと楽しみになります。
冒頭の耽美で怪しい雰囲気はわかりやすく、期待を持たせます。
記事を読み返している、あきれるを通り越してぽわんとなっている亜衣ちゃんの表情がすごくいいですね。
客の目の前で…『予告殺人』『死者のあやまち』……やめとけって、ミステリでそんなことしたらほんとに死人が出るに決まってる。まあそのスリルは確かにいい客寄せになるかも。
魔女がいる…って、日本に魔女の伝統はないはずですが?狐憑きなどでしょうか。
車に乗るときの伊藤さんのカッコよさ、さりげない三つ子の恐怖、ここはうまい。
桜の描写は見事ですね。今から楽しみになります。そこからの「目」が見事!
上越警部の登場は…相変わらず暑苦しいです。
このテープは『そして誰もいなくなった』を思わせてどきりとしますね。ここが陸の孤島になっているってことは…?
この料理もすごくおいしそうな描写です。
名探偵の法則は笑えますが、少なくともミス・マープルは座って編み物をしながら解説します。
伊藤さんが咳をしたのはすごいショックでした。
青酸カリ…日本ではどうやって手に入れるのでしょう。ポアロの時代のイギリスとは違い、一般人が買うのは無理では?田舎では様々な用途があり、気軽に入手できるのでしょうか?
教授はタネを見抜いているようですね。「深い意味」とは…
このファックスは面白いですね。寺には火葬設備はないでしょうか?埋めるとしたら、相当時間がないと安心できる深さには掘れません。
それぞれの筆跡を微妙に変えているのが芸細かい!警察の立場で谷がやっかいなのは、単にその山探しが大変なだけなのでは?
魔女の警告に月の人影、そしていなくなった伊藤さん…さーっと背筋が寒くなります。
雰囲気の描写がすばらしくて、一気に盛り上がってきました。来月号の後編が楽しみです!

ぱにっく×ぱにっく
この雰囲気、待っていました!という感じです。すごく川村先生らしくて。
いきなりこの夫婦喧嘩、期待通り楽しそうです。
神社と教会じゃ…そりゃ対立しますね。逆にロミジュリ関係でも面白かったかもしれませんが。
真珠ちゃんもある意味おなじみのキャラで、安心感があります。このカードはオリジナルで作ったのでしょうか?タロットカードの改造は非常に高いオカルトについての智識が必要なので、相当勉強してからじゃないとやってはいけません。
でもこれじゃ、いつも同じ結果のようですね。
オッサンの巫女服は爆笑!
オカルトクラブもいい伏線&幕間です。
この教会は…子供がいるならプロテスタントのはずなのにそうは見えない、というのはツッコまないでおきましょう。
二人の儀式はすごくすっきりした感じで、気持ちいいです。
犬の手当てをする彼女を見て「女のコみたいなものもってるんだ…」という言葉もドキッとします。彼女を女として意識し始めるきっかけになるか…
まあ雨が降ったのに勝ち誇っているのはガキですが。
いきなりあの小犬が…ここはかなり迫力があります。
見回って、ってなんでこの姿に…?
さてこの梵字は…意外!光明真言「オン、ア、ボ、キャ、ベイ、ロ、シャ、ナウ、マ、カ、ボ、ダラ、マ、ニ、ハン、ドマ、ジンバ、ラ、ハラ、バ、リタ、ヤ、ウン、休止」、不動明王「ナウ、マク、サ、マン、ダ、バ、ザラ、ダン、カン、休止」、五輪「キャ、カ、ラ、バ、ア」のようなわかりやすいものじゃない…うわああああっ、一字一字『梵字手帖(徳山暉純、木耳社)』と見比べていて、気が狂いそうになりました…最低限の真言しか知らないもので…
えーと、まず「妖魔退散」の横にある、とがった○二つの下に?の上部のようなのがついているのは「イー」で帝釈天。巫月ちゃんの左耳の下、大きいのが「オン」オーム、ビシュヌ・シヴァ・ブラフマンの三神を配する最重要梵字。
その下は「イー」、その下の右列は四天王「オン、ア、ウン(上に点がないですが…?)、ラ、ケン、ソワ、カ、休止(右側の線がない?)」。左列は如意輪観音「オン、バ、ラ、ダ、ハ、ンドメ(右側の線が余計ですが?)、ウン、休止」。
その左、ハートマークの右側から始まるのは「オン、ア、ボ、キャ、ビ、ジャ、ヤ…」次のシーンにも使われる不空羂索観音。
その左の小さい二列は…「オン、(抜け?)、テイ、シベイ、ハ、ンダ、ラ、バ、…」「ア(?)、シャ、レイ、レイ、シエン、テイ、…」あ!微妙にずれていますが右は白衣観音、左は准胝観音!それも、僕の『梵字手帖』の76-77ページは准胝観音、不空羂索観音、如意輪観音、白衣観音が載っているんです…まさか同じ本、同じページを参照したのでしょうか。
で、犬がやられるシーンは右から前出の不空羂索観音「オン、ア、ボ、キャ、ビ、ジャ、ヤ、ウン、ハッタ、休止」、千手観音「オン、バ、ザラ、ダ、ラマ、キリク、ソワ、カ、休止」、前出白衣観音「オン、シベイ、テイ、シベイ、ハ、ンダ、ラ、バ、シ、ニ、ソワ、カ、休止」。
…疲れた…始めは適当にやったのかと思いました…僕だったら広く使われている光明真言と不動、五輪にしてます…
それ以前に、梵字は真言宗…仏教や修験道で神社の娘が使うものじゃないですよ!
実に楽しそうな作品です。すごく期待が持てます!

チェリージュース
僕も受かるとは思っていなかった無謀校の私立に決まってはいましたが、記念に第一志望の公立も受けておけばよかったかな…いや、暇ではありませんでした。ずっと先をやりたいのを我慢していた高校の参考書を買いこんで、高卒までに相対論と量子力学を理解してやる!と暴走するのに…
二人とも綺麗に第二ボタンがないのは苦笑、というかうらやましい。キスマークは笑えます。
ガクランごとというのはすごい…なんかもう、勝手にやってろという気分になります。殺意や嫌な思い出を抑えていると。
かすみちゃんがここで決着をつけるのはむしろ意外でした…プリクラごしのきスから別れを告げるのはすごくカッコイイです。償いとかは考えないように、もう何もできないのですから。
というか、この格好で卒業式っていうのは…先生方も頭が痛いでしょうね。
乙女ちゃんまで泣き出してしまうのは…だったら気づけって!
ボタンを渡す周くんもかっこいいです。と思ったら南くんの拉致!痺れました。
で、なぜ第二ボタンはここに…いいのかなあ…
さて、高校に入ってどうなることやら。周くんと乙女は完全に切れたわけじゃないようですし…新キャラも当然出るでしょう。楽しみです。

まもって!ロリポップ
どんどん進んでいる感じです。まさかクライマックスが近いとか?ここからどうリセットするつもりでしょう。
イチイの「すぐでなくてもいいから」は優しいですが、ここは強引に奪ってしまったほうがよかったかも。イチイもニナちゃんが揺れていることはわかっているでしょうし。
イチイとつきあうのもそれはそれで理想だけど、そうしたらゼロと…それが選択というものです、どっちを選んでも後悔はあります。
バレンタイン?そういえば…しっとマスクとM2重機関銃とRPG-7は引越のどさくさで奥にしまっちゃったかな…今年もアベックどもに制裁を加えなければ…
自分がどちらが好きなのか、今更になって自覚的に苦しみ始めているようですね。
ロッカとサンちゃんも買いにきているのはなんか怖いです…というかこの方々の手作りチョコ?そりゃもう魔力こめまくりというか世界が滅びるのでは?
まあほとんどはゴウが作ったものでしょうか。
どちらにあげていいかわからない…この状況は、イチイにとっては逆に辛いですよ。いつ引導を渡してもらえるのか…
自分を無視してゼロと口喧嘩をしているニナちゃんを見るのは、はっきりふられるよりずっと辛いでしょうね。
ここでゼロが好きだと自覚する…その瞬間に襲われるのはうまい。
「自分の一番大切な女をまもるために戦ってる」という言葉は痺れました!男子はみんなそうしたいんですよ!
ここで気持ちが固まって…でも、スペードの一撃が無効であったとは考えられない、一体何が起きるのか…ドキドキです。

トモダチ
すごい緊迫感…と思ったらずいぶんのんきな始まり方です。
僕もこの上履き打ちは得意、というか中学三年ずっと練習していました。
で、応援してくれているこの子…森田来実ちゃん?これも裏切りが心配で、胸が温まるより先に痛いです。
昔のいじめの思い出のフラッシュバックは心臓が止まりそうになりました。
「あたしを守るんでしょ?だからあたしの彼氏なんでしょ?」という言葉も…どこにつながるのか心配でなりません。
「あんたが…かまうから…」という、それがいじめの本当の恐ろしさです…なんというか、アウシュビッツやシベリアのほうがまだましにさえ思えますよ!そっちには重労働と飢餓と死でも仲間がいた、でもここはこんなにも孤独で、人格を壊していく精神的拷問がここまであまねく…誰もが死を避けられない強制収容所より誰もが人格崩壊、悪への屈服を避けられない学校のほうが悲惨では!?
また泣いてしまう彼女、「心の答えのまま動いていたらかえって傷つけて」という言葉がたまらなく痛いです。僕も、いつも年頭に「人間には、同じ思いやりでもの、もっと相手の気性を考えた、深い労りがなければならぬ」と『徳川家康』にあった言葉を書いて机の目につくところに貼っておいていつも自戒していますが、それでしょうか…そんな難しいことってないんですよ、他人のことはわからないんですから!
この罰ゲームに、一体何をすればいいのか…ここで彼女に何ができるのか…考えるより先にこうして行動して、本当にいいのでしょうか。
「イジメられるやつはイジメられる理由身につけてんだよ」には、本気で切れそうになりました。中学のときの僕なら絶対切れています。
違う…イジメは魔女裁判と同じ、理由はない。回避する方法は常に加害者の側に立ち続けること…本当に悪魔に魂を売ることだけ!
「世の中の傷ついてる人ぜんぶ助けてあげれば?」という言葉もぐさっと刺さります。人間は誰でも無力ですから…
ここで「偽善者」の一言は、もう心がフリーズしました。コントロール+アルト+デリートも無反応…一度電源を切って…セイフモード、…
水谷さんの反応は嬉しいのですが…人間に戻れるでしょうか。直感ですが、水谷さんも多分…いじめの加害者だったこともあり、人間にもどるとしたら深い罪悪感も負う事になる…
ただ虚しいぬくもりを求めてしまう藍の心に、光は射すのでしょうか。自ら求めない限り光は苦痛なだけです。
スゥエーデンボルグの『天界と地獄』では地獄は闇、孤独で描写されていましたが、闇と集団の地獄もあるかもしれません。今彼女たちがいるような、そして共依存や虐待、カルト教団、独裁国家、魔女裁判のような人間集団心理の闇の面が支配する地獄もあるのかも…永遠に続く、陰湿ないじめが支配する学校となら、『往生要集』『神曲』や『天界と地獄』に描かれる地獄…炎や氷の責め苦、闇と孤独を僕は迷わず選びます。

とき☆めか!
おいおい。いきなり何なんだこの会は。
めかちゃんの、傷口に塩…にコショウと醤油と酒と酢とトウガラシとおろしニンニクをすりこんで二時間漬け込んでキツネ色に揚げるような連続攻撃は笑うほかありません。
「めかちゃんってば超ムシンケーッ!!失恋とか…」あんただって十分無神経じゃ!
アメリカンクラッカー涙がまた芸細かい。
恋の大ピンチ、という言葉に反応して…この踊りは結構意味不明に楽しいです。でも本当にこんなことする子がいたら…ああ、本当に原明日美ワールドに放り込んで狂わせてやりたい…
右納さんってこういうことも…すげ。
女の子のほうがネコ耳メイドを希望するって、本当にそんな女の子って…考えない方がよさそうです。というか「萌え萌え」なんて言葉少女誌で使わないで下さい…
「お菓子くれた女全員にあれいってる」にはなんか蹴り入れたくなりました。故障で苦しむがよい。
ばあやさんの話はずきっとします…
「それって200%不幸せってカオ」という言葉が、なんというか頭を…オセロみたいに入れ替えた気がします。自己犠牲でも自分が不幸になってしまったら意味がない…ずっと僕自身恋は自己犠牲、『二都物語』や『霧深きエルベのほとり』が理想だと思っていたのですが…だから、『ミルモでポン!』の楓ちゃんが先月号で身を引いたのに、なんて言えばいいのかわからなかったのですが…「それって200%不幸せってカオ」って言えばよかったんです!
本当にそれで200%幸せになれるのでなければ、簡単に自己犠牲はしちゃいけないんですね。
幸せをたくさん作りたい、というのは素晴らしいですね。ただし、問題は…さやかっちが幸せになればえり子さまは不幸になるのですが。
右納さまの機転はお見事。
「料理人は表へ出てはいけない」というのはさすがに素晴らしい。
これでこの展開は…って、いきなり「甘そこれも食いて」は吹っ飛び!
まあこの後の展開は…気がついたでしょうか?
170キロ出せるホモ・サピエンスはいないのでは…、
アクション展開は気持ちいいです。
機械としてのめかちゃんにゾクッとして、それから倒れる…ここは見事。
彼、正体に気がつきましたね…多分。

ぴちぴちピッチ番外編〜星降る夜のセレナーデ〜
これを待ってました!
ヒッポの想いはこの姿だと少し間抜けです…
やっと会える、というのは胸がしめつけられるほど嬉しいです。ガクト様が相変わらずしゃしゃり出てくるのも。
「ヒッポをさがすぞプリンセスたちよ」とこの時点でガクト様ですね、読み返してみれば…
会いに行き、でもそこで動けなくなる…すごく辛いですが、なんとなくわかります。確かに卑怯ですが…
ユーリまで…大切な人を侮辱するのは…怒りが勇気と意志につながる…
ってガクト様ガクト様、殴られているのは海斗の体ですよ?いや〜こういうしゃしゃり出方大好き。
会う勇気がないのはユーリも同じ…
そして、本当にこの二人ってすごく素敵な仲間に囲まれていますね。胸があったかくなります。そんなにしてまで出番が欲しいか、というツッコミは野暮というものでしょう。
二人とも自分を責めてしまい、ひたすら内に閉じこもってしまう…これがまた胸が痛いです!
扉の使い方が実にうまい…この星空もいい演出です。
二人が幸せになれることを心から祈り、信じています。
この瓶の手紙でホワイトデーのお返し、というのがまた…

かみちゃまかりん
うわ〜…少女誌でこれやっていいんでしょうか。何しろ原因があれですからね。
いきなり強引にキスしたと思ったら、血が出るほど歯が…生々しくて笑えます。
「歯に歯茎が」で即察してしまうのはさすが。というか和音くん、歯槽膿漏予備軍じゃ?
全く普段と変わらない和音くん、もう最低通り越してます。二度と飲むなよ。
未知の指輪も出て、今度は…ますます関係者が増えそうです。それも危険な。
和音くんのいばりんぼは相変わらずですね。
口止めを忘れてもちろんちくられた…さあどうなるのでしょう。というか愛美ちゃんは何しに出てきたのやら…
ま、真相は酒の上の不埒なんですが。

キッチンのお姫さま
コミックスで読み返して、もうぼろぼろになりました。感情の重労働です。
この勝負の、一見公平なルールが実はとことんナジカちゃん有利というのがうまいです。
カンティーナのケーキだから一見仲間さん有利、だから茜も文句は言わない…でも材料はナジカちゃんが使っていたものだから、ナジカちゃんは今までやっていたこと…二級の材料で色々な名店の味を再現することをするだけなんですから。
茜のこの意地悪はある意味期待通りで、怒るより笑えました。というか笑わなければ怒りが制御できないんですが。
大地くんの助けはもう痺れました!
夢中で料理しているときの表情はさすがに素晴らしい。
結果は分かっていたとはいえ、こうはっきり目に見えると素晴らしいです。
というかみんな、ナジカちゃんへの反発から自分の舌に逆らってナジカちゃんを負けにするかもというのが心配だったのですが…
仲間さんがフェアな人でよかったです。また出て来て欲しいような…
一件落着でハッピー…なはずですが、まだ全然安心できないのが正直なところです。憎悪はますます募っているでしょうし…それが妄執に変わったとき、人間は何をするか分かりませんから…

ふたりはプリキュアMax Heart
最上級生になっても二人とも変わりませんね。
また変なのが増えたようで…幼児新参はまあよくあるパターンです。
さてひかりちゃんには何があるやら。このシリーズはこれまでのように、本編の戦いは別にして人間関係中心にするのではなく本編もやるつもりでしょうか?
藤P先輩も今後も出るようですね。
妄想していて大失敗は笑えました。失敗やオーダーミスを自分の腹に処分しているとすごく太りますから気をつけて…もったいない、という感覚があるなら逆に捨ててしまうほうが、それだけ強い戒めになります。逆に食べ物を捨てるのがもったいないという感覚がない人は、無理にでも食べさせたほうが戒めになるかも。
嫌な予感って、はじめからなぎさちゃんに任せた時点でこうなるのは見えていたような…。

シュガシュガルーン
騎士を当たり前のものと考えているのは、少女らしいというか魔女らしいというか…その傲慢さも魅力的な女の子の条件なんですよね…
オグルであるピエールまで騎士として迎え入れるとは、ものすごい異例の積み重ねでしょう。
マンドラゴラ、っていきなりハードな試練ですね。恐怖でつい、一瞬だけ親友に戻ってしまうのは…ちょっと悲しい苦笑が浮かびました。
「ピエールもママもあたしのこと認めてくれる」という、無条件の愛情を知らない人特有の思考…あれ?母の女王は無条件の愛情を与えていなかった…あ、それは仕方ないですね、女王という立場ですから。王制で子供に無条件の愛情を注ぐのは不可能ですし、逆に危険でしょう。本来なら乳母などが無条件の愛情を与えるべきだったのですが…オグルの噂がそこで悪い方向に働いてしまったのかも。
軍隊を思わせる合理的で際短距離をいくバニラちゃんと、無駄遣いが役に立つショコラちゃん…民話の類では常に後者が勝ちます。こういう小人の情報が絶対必要なのです。
ここはショコラちゃんがバニラちゃんを助けたことが、逆にバニラちゃんを追いつめる事になってしまったようです。では逆にショコラちゃんがとことんドライに行動していたら…バニラちゃんは敗北を認めたでしょうか?
いや、それもなかったでしょう、こういう「ママも元老院のおじさまたちもみんなショコラちゃんが好き」という認知のゆがみがある以上。本当にショコラちゃんが好きならバニラちゃんがオグルに落ちたことを理由にバニラの失格で勝負ありとしてしまえばいい、そのママと元老院のおじさまたちがそうしないためにどれだけ苦労しているかわかっていないのですから…
認知療法が必要ですね、バニラちゃんには。現実にうまくいかないことで認知のゆがみに気づくかどうかはわかりません…よりゆがみが深まるリスクもあります。
今度はピエールがどんな動きをするか、心配です。
ふと考えてしまって恐ろしくなりましたが、魔女裁判の時代や両大戦期にはどれだけの「恐怖」「嫉妬」「猜疑」「狂信」「憎悪」という闇のハートがオグルを潤したのでしょうか…

プリ☆ハニ
結局これがやりたかったのなら、病気もエロも必要なかったのでは?残念です。
どちらも元気そうでよかった、病気の再発はないようですね…もしみきなちゃんの死で終わったとしたらどうだったでしょう?
ネットがあると実際すごく近くなれるでしょう。あ、もうテレビ電話も可能なはずでは?
律子と瑞希は、なんか割れ鍋に閉じ蓋としか言いようがないです。
事故からの再会はシチュエーションは見事です。
「ムリヤリひきはなしたわたしが悪者みたいじゃないか」悪者です。
で、このまましたのでしょうか?それが一番肝心ですね。
ただ…これは始まりでしかないですよ。これからが本番なのに、というのが正直なところです。どこか大人向けの雑誌で新婚編をやってくれるならそれはいいでしょう。

恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
この細かいテクニックは見ていて怖いような微笑ましいような。おとーさんは複雑です。
告白したことがある人が年々減っている、というのはどういうことなのでしょうか?臆病か、それとも恋愛より関心があることが増えているとか?あ、単に男の子の告白が増えているだけ?
返事がないというのは結構多いんですね。もしかしたら転校、卒業などもう会わないシチュエーションでの告白なのかもしれません。
「オレは一生おまえを守りつづける!」はしびれました。
キス経験には…この変遷は興味深いです。
「あせらなくても〜恋愛もキスも自然に進んじゃうんだから」ってあんたは進んでるんですね。そこんとこ詳しく。
なんかため息。

来月号、ひさしぶりの「きんぎょ注意報!」読み切りはすごく嬉しいです。またみんなに会える!
今度はどんな話でしょうか。

そして、「きらら☆プリンセス」は…どっちかというか呆れて力が抜けたのが正直なところです。水無月先生の新連載だったらすごく嬉しかったのですが、まあピッチも終わりましたし「なかよし」もアニメが「プリキュア」以外にも必要なのでしょう。
小鷹先生…いや、最近なぜ出てきたのかわからない新人賞出身者でない人はこのためだったのかもしれませんね。
小鷹先生自体はすごく好みの作風だったので、楽しみではあります。
ディズニーの作品はそれ自体普遍的で、子供にとってはとても楽しめる名作ぞろいですし。

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