なかよし2003年4月号感想

これからは色々な面で「リリパット王国」の比重が増えていくのでしょうか。
それほど人気があるのでしょうか?まあ、「ちゃお」も「ミニモニ。」人気に強く依存していますし、あるのでしょう。
そして「ぴちぴちピッチ」と「明日のナージャ」も看板になってきそうです。

「ナーゴフレンズ」は面白そうな企画です。これは本格的に動くのでしょうか。

ワイルドだもんV ジューシーフルーツ ピッチ ぴー丸 ミュウミュウ ナージャ どープリ 娘。 アイ 結婚 うるきゅー ChW どっぐす ロリポップ 次回+増刊予告

ワイルドだもんV
とりあえずこれからどうなるかが楽しみです。お色気路線、カルチャーギャップ路線など色々な路線が考えられる設定ですね。
マダラ島の位置は面白いです。本当にここに大きな島があったら、色々な面でものすごく重要になりそうです。今アメリカがイラクやアフガンを攻める基地に使っているディエゴガルシア島よりアラブに近そうですし、大航海時代の補給基地としてもいい場所ですね。ライオンがいるということはある程度以上大きく水も豊か、ということですから。もちろんそれで人跡未踏の秘境、というのは考えにくいです。
動物描写は期待していたほどリアルではなく、柔らかい感じです。
この始まり方はインパクトあります。
妄想を掃除機で吸い込むのが笑えます。
いきなり家がジャングルになっているのは驚きました。それから巨大なヘビまで畳み掛けてくるギャグ…とことんコメディ路線?
そういえば今までの安藤先生は着替えシーンなどの読者サービスはあまりやりませんでしたが…
しかし、これらの動物は輸入して大丈夫なのでしょうか。
いきなりお風呂で抱きついてしまうのはお約束ですが強烈!
今時の小学生読者はターザンを知っているでしょうか?あ、ディズニー映画で知っているかも。ふと考えてみると、その「ターザン」の原作の完訳を読んだことがある人は何人いるのでしょう。僕も読んでいません。
言葉も話せない、完全な狼少年状態から…よくここまで短期間で…現実の狼少女の報告はもっと難しいです。第一その報告自体を疑う人もいますし。
人をおみやげ扱いというのはちょっと抵抗がありますが、本当はきちんと養子として人間社会に復帰させるつもりでしょうね。
携帯電話まで壊され、唇をなめられるのは吹き飛びました。でも納得はできます。近代文明を知らない人から見れば携帯電話などは魔物でしょうし、互いになめるのは動物にとって自然なコミュニケーションです。
こうして激しく拒否してしまうのは…あ、失恋の後遺症もある!納得できる心情を作っておくのが実にうまい。そして子供だからでもあるのでしょう、拒否感情が出ると抑えられないのも。
孤独な思い…実際の狼少年にはあるのでしょうか?人間らしい感情は人間として育てられない場合育つかどうか疑問ですから。
おばさんの言葉から、自分も同じ人間を動物扱いしたことに気がつく心の動きもうまいです。
サルちがいはしゃれにならない状況ですが、なんだか笑えます。
そこからのこのターザンそのものの豪快なアクションは素敵でした!
うっわ、しかしこんないい男とは!ギャップも強烈です。
本当にどうなるのか楽しみです。絵も、凄まじいまでの美しさだった「十二宮でつかまえて」終盤から少し変わった感じですがいいですし。

恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
このリアルな数字、見ていてドキドキします。しかも声の一つ一つがすごくリアルですし。
グラマーに対する拒否感は意外でした。男子にグラマーとスレンダーのどちらが好きかを聞くとどうなるか気になります。

ぴちぴちピッチ
この誤解は延々と引っ張れるのに、と思う僕は古いです。
リナさんの忠告になっていない忠告は笑えました。本気でしょうか?
占いの結果に照れているリナさん、なんだかかわいいです。その占いが出てくる、というのも楽しみですね。
海斗は一度突き放しておきながら、やや中途半端な態度では?これでは今まで通りです。
ペンダントを落としたのは少しドキドキしました。
途中経過無視で囚われの海斗、というのはわかりやすいです。
こうして脱がされていくのは色っぽいシチュエーションですが、その割に危険な香りがあまりしないです。もっとこういうシーンは頑張って欲しいですね。
ペンダントを両親の墓に…「あの子のペンダント」、この言葉がある以上間違いなく海斗はるちあの正体を理解していますね。
もうばれているのに、ごまかす意味はあるのか…まあもうしばらく泡になる葛藤もあったほうがいいでしょうし。
「おまえのムネ」っていつ海斗は感触を味わっていたのでしょう。そういう終わり方もこの作品らしいです。

ぴー丸でござる
ほっとしました!このままナフタレン先生まで消えたら、と思うといてもたってもいられなかったもので。
可愛らしさを前面に出していますね。
下だけ忍者服は笑えましたが、忍びは本来何にでも変装するものでは?
まつたけとアユは笑えました。でもそればかりはそれはそれで辛いですよ。

東京ミュウミュウあ・ら・もーど
いちごちゃん完全退場とは驚きました!
うわ、たすくくんのキャラクターがものすごく面白いです。可愛いですし。
こうして女の子扱いしてくれるのにドキドキする気持ちがすごく伝わってきます。そしてうきうきするような感じも!
なぜまだ東京ミュウミュウが動いているのか、いちごはどこに行ったのか等あれあれ?という感じでした。それがぱあっと説明されたのはほっとしましたが。
いちごちゃんのラブラブメールに切れるみんとさんには爆笑!
お嬢様学校ならそれに合わせるたすくくんの柔軟性には驚きです。
電車で一時間の距離をローラーブレード…無茶です。でも、あっさり帰る優しさを理解できるなんて…素敵な子ですね。
階段から落ちて白金の腕の中、うわこうきたか!です。
そういえば、結局白金といちごちゃんはあいまいなままでしたね。そしてれたすちゃんとの三角関係?うわ。いや、「あいつとちがって」ということは白金にとっていちごちゃん…うわうわうわ。
この組織は一体…アイドル俳優などの美少年集団が敵とは!これはこれでまた贅沢といいますか豪華といいますか。聖薔薇騎士団、というのもいいネーミングですね。この紋章は薔薇十字を思わせますが。
思い切って入ってしまって、可愛い内装やおいしそうなお菓子に酔いしれるのはとても女の子らしくて可愛いです。
ウサギとネコが同時に、というのが面白いです…耳はウサギでしっぽはネコ、アンバランスで面白いですね。
これからまた何人か新ミュウミュウが出てくるのでしょうか?それも面白そうです。
あ、みんとちゃんも同じお嬢様学校というのもありそうですね。

明日のナージャ
僕はこういう、行き場のない子が突然どこかに就職しようとするくだりが不思議と苦手です。昔から、強烈な面映ゆさでたまらなくなるのです。
それがなければ始まらない話がこの手の作品には多いのですが。
「家」という言葉は彼女にとってはとても残酷ですが…団員達は何も知らないですし、責められません。
忙しい雰囲気、流れに入れない…僕も今まで、新しくバイトを始めるときによく経験しています。
ケンノスケの少年らしい雰囲気とリタちゃんの純粋な可愛らしさ、すごく嬉しい感じがします。剣の振りはさすがに決まっていますね。ただ、「居合い」が特技だと、これから多分起きる子供達だけで大人に抵抗するとき、子供が無力な存在ではなくなる気がします。それがどうなるか、気になります。
この一人一人の紹介はさりげないですが、うまいです。
ナージャの正直で弱気な受け答えに緊張感、いたたまれなさを強い共感として感じます。
「仕事は好きなことに没頭できるほうがいい」そう、ですよね…反面、世の中そんなに甘くない、そんなこと考えているから、とすねたい気持ちもあります。
ダンスの前の集中した横顔、そして上がる幕…りりしいまでの美しさにびっくりするケンノスケの気持ちがよくわかります。この少年らしい照れもまたいいですね!
このダンスの生き生きとした描写、無駄のない美しさはさすがです。
そして瞬時の舞台上早変わり、その肩から背中の線が見せる清らかな色気にも脱帽!
手紙を書こうの一コマでアニメでは結構時間を食ったことを処理するのも上手い。
さらにその手紙を黒薔薇のシーンに結びつけるとは!そしてこの、仮面から見える口元のかっこよさもしびれます。
真相はアニメでももう見ていましたが…あ、もしアニメを観ないでコミック版だけ見ていたらどうだったでしょう。惜しいことをしました…これからもしばらくはコミック版で何が起きるかじゃなくて、アニメのどこをやるのかになってしまいます…

どーなつプリン
進級するとは!
モエちゃんが一年生、というのには少し驚きました。
不良には思えないと思いますけど、この子は。
うさっちまでとは、にぎやかなクラスになりそうです。
「お」が発音できないのが…そして一つ一つを発音するときの口が可愛い!
給食は懐かしいメニューですね。
あ、モエちゃんからプリンを奪うなんて…僕も避難します。ふふ、前は「避難」と「非難」を間違えましたが今回はちゃんと直しましたね。同じミスが「ちゃお」にもありましたが。

娘。物語
オーディションではないのですか…てっきり今回は六期メンバーは出てこない、と思っていたので最後に出てきたのは上手かったです。
本当にテンポずれてますね、この子。
藤本美貴さんについて、この悩みは嫌みのような気がしました。実力があって華やかなのに落ちた、そして紺野さんは実力より可能性で選ばれている…実力は努力でつきますが、可能性は生まれつきでどうしようもないんですから、それが藤本さんの立場から見ればどんなに悔しいか!
とにかく努力努力、それが唯一できることだと思います。
ひたすら華やかな祭典、後藤さんの鋭い表情も懐かしいです!
でも、一部テレビで見ただけですがあの複雑な照明と迫力はもっとすごかったような…むしろ闇と光の対照が印象に残っています。
この優しい励ましにはじーんときました。「下ばかり見てるとすてきな景色が見えないよ」いい言葉です!
しかし、新メンバーを入れた1、2…十五人!笑うしかありません。
しばらく改編&卒業ネタがありますし、まだまだ色々楽しめそうです。

アイがなくちゃね!
ものすごくセクシーです、どう見ても。
安くんがもだえる気持ちはよ〜くわかります。僕もあの頃は大変でしたっけ…思わず遠い目になります。
ドアを開けたら水着には…ははは。しかしこんな格好で外を歩くとは、まあ何かの撮影だと皆思うでしょうけど…
この男、度胸はありますね。
柵を蹴っ飛ばしてくやしがるのもわかります。
キスを「そのつもりできた」と思うこの男…多分今までもそうだったのでしょう。そういう世界もあるのでしょうか…僕は全くそっちを知らないのですが。
あ、さりげなく本質を突きましたね。セクシーとは男を誘っているという意味もある…これを読んだ少女達がどう感じるでしょう。
男のほうは落ちちゃいましたか…泳げてよかったです。無事だといいのですが。
安くん、それは無理というものです。
海辺に燃えるものが結構あるのはわかりますが、火種は?ライターでも捨ててあったのでしょうか?
かよちゃんが他の男の子とつきあっている、というのは意外でした。
この背中合わせだけのスキンシップ、たまらない気分です。
アイちゃんの存在が安くんにばれて、さあどうなるのでしょう…まだ色々な面で「ナッツ」を越えている感じはしません。もっと頑張って欲しいです。

結婚しようよ
そうなりましたか。
「べつにいいんじゃない」はあの二人ならどうせ脱出できると確信してでしょうか?
栄吉じじいと思ったら、これは意外もいいところでした!それで顔を見せていなかったのですか…
槍で落として捕獲という過激な展開がまた笑えます。
桐子ちゃんの態度がいまいち分かりにくいです…辛いのが重なりすぎて、醒めきる形でしかいられないのでしょうか?
全部夢みたい、なんて…寂しすぎます。
かっこわるくてもかまわない、というセリフがこの二人の口から出るとは!
颯くんが切れる気持ちはよくわかります。今回の下りは本当に、颯くんにとってあまりにも残酷ですよ…
最低、という状態から…この笑顔がとても複雑です。どん底まで落ちて、やっと立ち直ったのでしょうか。
風も凪も旅立つ、というのが意外でしたが、そうしてやっと…あれほど桐子ちゃんが望んでいたゆっくり考える時間ができたのですからよし。
さて、第三部はどうなることやら。

うるきゅー
ますます濃い展開に…たまらない味です。
あみちゃんのシュートシーンのカッコよさはさすがです!
小泉の壊れかたを冷静に見通すのあちゃんの余裕に大人を感じます。
あ、本当に別れるのではなく…そう決めましたか。不安をふっ飛ばすために前向きに…
あみちゃんは沙奈さんの正体について、どれくらい分かっているのでしょうか。なぜきっぱり拒絶しないのか…名前で呼ぶのか。
「きらわれたって無視されるよりずっとまし」この言葉はストーカーの論理ですが…好きの本質の一つではあります。
トモヒロくんをこういうふうに使うとは、余裕ですな。
小泉があみちゃんのこの姿に癒されていくの、はっと胸を突かれました。
そしてボールを磨く、という行為…
多聞もだからこそ、本気で相手になる気になったのでしょう。
とことん拳で語り合うのもよさそうですが、バスケ…って無茶では!
ただ、実際こういうのは前から夢見てはいました。
少女マンガによくある、万能型ヒーロー…でも、彼らが果たして流川クラスの天才的運動神経を持ちつつ一つのことを年中無休で反復練習をしている連中に対抗できるのか。この疑問が前から頭を離れなかったのです。
その答えになるでしょうか、小泉もブランクがあるとは言え素質は流川クラスです…
ものすごい緊張感です。

ちゃんねるW
芸人番組に…スタッフは?ありすちゃんは?
立派な科学番組を作ろうとする姿勢は買いますが、次回で最終回とは…その中途半端さが受けなかったのでしょうか。
ちゅーで雪崩まで起きるのは笑えました!
このふたりのキャラクター、結構たまりません。
体験談にUFOが多い理由、ううう・・・解説をしようとしたら先取りされてしまう、僕にツッコむ余地を与えないつもりですね。
正体はバーゲンの気球、に皆でこけるのがものすごく笑えます。
地球外起源説なら、きっちりデニケンから参考文献リストを出したほうがいいと思います。
黒いスーツにはMIBかとときめいてしまいました。でもこの立ち入り禁止は誰がどんな権限で?
このきれいな巨石には息を呑みました。
荷物を荒らされるなど、危険ができてしまったら引くしかない…大人としては正しい判断だと思います。ありすちゃんたちの身に万一のことがあったら、番組どころではありませんし。
わかってはいるありすちゃんの心が…とても痛みを持って伝わってきます。
このUFOの迫力には時間が止まりました。
そして時計まで残して…この決意のカッコよさがすごい。クライマックス、楽しみにしています…でも最終回という予告は間違いでありますように…

ふぉうちゅんドッグす
コロコローネとの対立などがやや中途半端な気がします。アニメという制約がある以上仕方がないのでしょうが・・・
デート気分のマルちゃんが少し可愛いです。もし愛ちゃんとアレックスが再会したら、もう会えなくなる可能性もあるのに…わかっているのでしょうか。
この街で匂いを全く覚えていない、というのは不思議です。
とことんカッコつけていながら結局弱い、本当はみんなに支えられているけど・・・それに自分では気がついていないのに、この当たりは少し切ない暖かさがあります。
まさかこうなるとは…来月号のクライマックスが楽しみです。でも、この作品はもっと制約なしでとことん見たかったですよ。真伊藤先生の今後の処遇も心配ですし。

まもって!ロリポップ
なぜいきなり温泉旅行。面白い舞台ではありますが。
ロッカの着崩しは一見セクシーですが、やはり子供だけに微妙な色気がないです。本当は子供用のほうがいい、というのがまた。
結局女装させられているフォーちゃん…笑えます。しかし、折角女湯に入れる全国男子羨望の一大チャンスを自分から逃すなんて!
運命の相手で二人とも浮かんでくるのが笑えました。さて、どっちなのでしょう。
ふむ、奥はつながっているのですか。面白い構造ですね。マッチョ集団は笑えます。
で、いきなり大人ロッカちゃんの…ここまで大胆な裸は「なかよし」でも始めてでは。
抱き上げられてタオルがはらり、これはうほーとしか言いようがないです。さらに「都合により音声のみ」に爆笑。
イチイくんの優しさはさすがです。大人の余裕ですね…でも「あいつのことなら全部わかる」発言は一部女子を喜ばせるのでは?
映っていたのは…この展開が上手いですね。あ、ここに吸い寄せられたのはフォーくんの魔法でしたか。
二人同時に謝って、こういうのは好きです。
落ちも温かい感じでいいです。

増刊は本誌連載陣が多いです。連載の合間、または連載から離れたレギュラー格が多すぎるようですね。
ハットリユカコ先生がかなり高い格になっているのは「ザ・ネクスト」に出たからでしょうか。
残念なのが、高上優里子先生を始め今特に成長著しい若手陣がやや少ないことです。それ以前の、るんるん時代にデビューした僕が応援している世代がいないのは…もう涙も出ませんが。
あと、まだデビュー作を発表していない方がいるはずですがどうしたのでしょう。

来月号から「かみちゃまかりん」の本格連載開始、これが今後中心に?
「ぴちぴちピッチ」の扱いもとても大きいようです。

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