なかよし2003年2月号感想

ますますアニメが増えているようです。どうなるのでしょう。
数撃ちゃ当たる戦略・・・?少し不安はありますが、「ナージャ」は名作アニメ劇場の生態学的地位を満たしているので期待できます。

アイ ピッチ 娘。 アクビちゃん どープリ 結婚 うるきゅー chW ドッグす ミュウミュウ ロリポップ 新だぁ! 予告

アイがなくちゃね!
自分をありのまま肯定できない、大人の美貌を求めてしまうが彼氏はそのままの主人公を肯定しているから大人の美貌を無視する・・・モチーフが「おとなにナッツ」に似ているのが気になりますが、とことんそのテーマにこだわるということでしょうか。もしかしたら「ナッツ」ではまだ描き足りないと思っているのかも・・・とりあえず見守りましょう。
ままごとのシーンは微笑ましくていいです。それがケンカ友達になるのも、思わず顔が笑っています。この夫婦喧嘩はもっとやって欲しいです!見ていてすごく楽しい。
なぜ仲良くできないか・・・男の子、女の子が男、女になりはじめているからですが、それはなってみないと分からないですからね・・・今は怒涛のような自他の変化に流されるだけ、と。
否定していた化粧をやってみて・・・なぜ化粧を否定するのかが興味深いです。親の教育がいいから?
あ・・・「あゆゆみたくなれるわけねー」これが全てのキーですね。
「おいかけないの?」と慌てているのがなんだか嬉しい。
「かわいくなったらもっと素直になれる」この間違いも・・・今から見ていて、「おとなにナッツ」の終盤を思い出して辛いです。みんな同じ間違いをして、そして・・・乗り越える子もいるし溺れてしまう子もいる・・・
このおかあさんが少し面白いキャラです。
いきなりコンパクトから脚が出てくる展開はアニメにしても効果的だと思います。
この設定も面白いです。どういう金で買うのでしょう・・・あるのが五百円玉ではなく万札でも去っていくのでしょうか?
変身シーンは素敵です!柔らかい感じもありますし。
服も全部違いますね。
残業が嫌、というのがなんかリアルですね。
街の噂にカメラつき携帯電話が使われているのが面白いです。まだそういう先進情報機器は少女マンガに十分活かされているとは言えませんから・・・小道具系正統派が衰退しているからかもしれませんが。
この先輩も・・・大胆ですね。
結婚して、だけを待ち望んでいる・・・かわいい!乙女はこうじゃなきゃ。
否定されるのが嫌で自分だといえない、こう・・・勝手に相手の嫌な反応を想像してしまい勝手に落ち込むのってよくありますよ。
素直に出てしまった「ありがとう」の一言は意外でした!
安くんのカッコよさは強烈でした!
全く新しいテーマに挑むのと、一度描き切ったテーマをもう一度やるのとどちらが厳しい挑戦か・・・どちらもですから、とりあえず信じて期待していましょう。

ぴちぴちピッチ
アニメも本格的に動き出したようです。僕は男性読者は考えず、とことん子供向けにしたほうがいいと思いますが・・・
恋のABCってどこまで書いてあるのでしょう。今のその手の雑誌は結構過激ですからね・・・
エプロン姿も可愛いです。
この不安定な恋愛感情、見ていて心地いいですね。
この城はタージ・マハルに似ていますからそれほど古くはないですね。
当たり前ですが他にも人魚はいるんですね。
そして・・・人魚の城、竜宮に招待されたという事自体がすごいことなのですが・・・そこでの再会はびっくりしています。
人魚になった時のるちあちゃんはむしろ妖女ですね・・・それもまた魅力ですが。
襲ってくる危機につい叫んでしまった「るちあ」の名・・・そして海斗にあまりにも似ているガクト、息もつかせない展開がスリリングです。
怪我が現実だと示している・・・ここでチョコを受け取ったのは彼女があの人魚だと思ったからでしょうか?
アニメもどうなるのか楽しみです。

娘。物語
相変わらずですが、この子たちから見れば辻加護もおばちゃんですか・・・自分達は違うつもり?それにしても相変わらず背後でいい芝居をしています。
考えて見るとものすごいスケジュールですね、これ。
この子たちからは安部さんは憧れのスター・・・共演しているだけでもとんでもないこと、それがなんとなく伝わってきます。
なにげない「辻じゃないんだから」に、さりげなくあのふたりの存在の大きさが伝わってきます。
犬が一緒の撮影は大変ですね・・・人間は子供でも我慢しなければならないのは分かっていますが、犬にそれは通用しない・・・
アドバイスは実戦に即しているのを感じます。ただ「水もあんまり飲みすぎると体調崩す」は、体調崩すじゃなくてトイレいきたくなって皆に迷惑をかけると正直に言った方がいいのでは。
あの炎天下・・・思い出しただけでも暑いです。
一種の責任者として色々考えている・・・それをこういう形で出すとは思いませんでした。
背中で教える展開はかなりの感動!それがやはりベストですね。

よばれてとびでて!アクビちゃん
「一度すべりはじめたらだれでもすぐうまくなるゼ!」という励まし、すごく腹が立ちます。
善意であり、実体験であるのはわかっています。
でも加速装置がある人間には、決して加速装置を持たない人間を理解できないことを痛感させられます。
彼も努力、苦労したかもしれないけれど、それでもコツをつかみ、上達し始めたら一気に楽しくなって上手くなっていったのでしょう。その何倍も努力しても、目に見える上達がない子のことは・・・結局分からないのでしょう。
アクビ先生の再登場は面白いです!それで尾上さんと対抗し始めるのが面白いです。
この必死のスーパープレイは再現できるものじゃないですね。

どーなつプリン
祝、KC発売!
・・・・人気の虚しさはテレビを見ていればすぐ分かることでしょうに・・・ま、それは人気者になったことがある人にしか分からないものもあるかも。
母親が勝手に、というのは嘘ですね、絶対。
小さな悪も・・・もっと大きい悪をどうにかして欲しいものですが。誰とは言いませんが。
いきなりの変化には笑えましたが・・・この勘違いには頭を抱えました。モエちゃんの「プチ」とはなんでしょうか?
マッチョは日本では流行らないようですが・・・星野くんの悪趣味は期待通り!僕が物心つく頃にあったような、こんなセンスが。
超美形チョッカーは意外で笑えました。
激辛根性ものにはなんとなく笑えました。

結婚しようよ
これは過酷な・・・逃げ場がないですね。
彼女に必要なのは誰からも離れて静かに自分を見つめる時間なのに・・・しばらく一人で山奥の寺にでもこもって座禅したり働いたりして過ごすのがいいのですが、それでも・・・艪櫂どころか宇宙の果てまでばあさんは二人とも送り込むでしょうね・・・・・・
二人には胸がキューんとしているけれど、まだどちらかへの形にはなっていない・・・困った状況です。
本当の温泉一人旅ならよかったのですが・・・・・・なんだかここのばあさん、妙にカッコイイですが。
この温泉地はいい感じです。塔子ちゃんの嬉しそうな顔も言い!耳当てがあると顔の線が難しくなるんですね。
しかし二人ともいい演技力です・・・
二人がしっかりいるのには笑うしかありませんでした。料理の描写は実に上手い。
颯くんも頑張っていますね。
この混浴は爆発しましたが、どうせならとことん・・・ちょっとそれは難しいですね、作風上。
のぼせて・・・ははは。
風の本性、結構可愛いです。しかも強烈!「はだかの女抱いていながら相手を思いやるあまりなにもできない男なんてなさけない」には死にました。
ばあさんの二枚舌には笑えました・・・
わからない、というのが唯一の真実、でも・・・颯に追いかけてこられては故郷さえ安らぎ、逃げ場ではなくなってしまう・・・
どの道逃げ場はないのが真実かもしれません。でも、この形は残酷すぎます。

うるきゅー
これまた過酷な展開です・・・互いにあまりにも強く思っているからこそ、気持ちを伝えそこなっていく・・・
どうしようもないぐらい好きで、好きで、それで体が動かなくなっているのに見るほうには誤解を生んでしまう、見ていて辛いです。
逆に小泉の立場で見てもこれは辛いですよ。彼には全ての状況が客観的に分かっているのですから・・・しかも観客にもなりきれない立場、感情で。
バスケで元気を取り戻すのは素敵です!小泉も体は壊れていないようですね。
アメリカでの彼を想像すると・・・はるか遠いNBAだけを見て限界以上の、しかも皆自分のことしか考えていない中で孤独な戦いをするよりこっちのほうが楽しいかも。
これはすっきりするでしょう。
こうして抱きしめたのは、まだ思いが変わっていないからなのか・・・それとも戻らぬ昔を懐かしんでいるだけなのか。「あみ泣かしてんじゃねーよ」の迫力にはゾクッとしました!
何もいいわけをしない、一言も言わない・・・確かにそういう男らしさもありますけど。これは厳しい・・・
噂に対して余計な自己弁護をしないのは正しくもありますが、これを見ているとそれって保身も含むことがよく分かりますね。自己弁護をしない、という倫理観は・・・もしかしたら悪い意味での正直と同じ、自分だけがきれいで他の、大切な人がどれだけ傷つこうと構わないようなものになることもあるのでは。
この罠には心臓が凍りました。
これほど強い意思表示にも動じないとは・・・何が沙奈さんをこうさせているのでしょう。単なる意地じゃない、もう・・・自分の全存在を賭けているような。
こうしてキスを拒んだのは・・・もしかしたら、あみの心にもう小泉が済みついてしまったのではと不安が走ります。
昔パターン分類を編纂してから、気がついたこと・・・あの分析の重大な間違いの一つ、キスを拒むのは単純な段階ギャップやすれ違いだけではなく、恋愛感情を相手に対して持てないサインである場合も多い・・・
どうしてこうなってしまったのか、どこでどうすればよかったのか・・・考えるのも虚しいですね。ただ次号を待つしかありません。
どうしようもないやるせなさに、体が引き裂かれそうです。

ちゃんねるW
うお、ちゃんと分かっていてでしたか!>ワームホールは宇宙レベルの力が必要で雷とは桁が違う
娯楽と科学を両立しようと四苦八苦している姿勢がはっきり伝わってきて、とてもいいです。
仕事となると怖いのを忘れる、もうプロの自覚ができてきていますね。
乗らない理由を潰すのも上手い。
この飛び移り、本来なら映画張りのリアルな描写もできるはずですが、このコメディータッチも選べる・・・贅沢です!
運転手もいないし現実感がない・・・ホラーとしても上質かも。
時兎が飛び降りてからのすごい音、そして「月兎くんの耳がやぶけた」ギャグも面白いです。
科学を超えた力が開く、全く別の世界・・・ドキドキしますね。
もうこんな高いところまで来ていたとは。
その先には本当に何があったのでしょう。考えないほうがいいのでしょうが。
飛び降りてからのキスを含む複雑で幻想的、しかも・・・サイケな映画のように色々混ぜた複雑なシーンはすごい!
うわ、カメラも壊れていましたか・・・卵を全部一つのバスケットに入れるな、ですね。
番組も成功でよかった。
全部分かっていますね、「真実に近いことほどおとなは信じないよ」なんか悔しいです、この余裕。
キスの件を最後にさりげなく思い出すの、すごくいいユーモアです。

ふぉうちゅんドッグす
うーむ、これは重い・・・全ての犬の生活を背負うことなどできない、でも目の前の友を見捨てることもできない・・・あまり難しく考えず、目の前のできることをするのが正しいのでしょうか。でも愛ちゃんの気持ちを考えると・・・
みんなの武装はむしろ可愛いです。
パートナーが泥棒だろうと殺人鬼だろうと背教者だろうと、人間の法や倫理は犬にとっては何の関係もありません。
人はどれだけ犬を大切にし、しつけて正しく支配し、愛するか・・・犬はどれだけそれに応えて愛と忠誠を捧げるか、それだけです。
人の倫理を犬に押しつける警察犬の言葉が無茶です。
しかしこの静かな描写、いいですね。
あ・・・そういうことですか。これは悲しいですね。
この戦争の迫力はすごい!
この選択が正しいかどうかは分かりません。

東京ミュウミュウ
CGカラーも大分こなれてきましたね。
この誰も死なないラストでよかったのか・・・まだ分かりません。
ほっとする気もしますし、特にキッシュについては複雑な思いも残ります。
全てを賭けて青山くんを復活させようとするシーンの美しさはさすが・・・裸体の表現力が本当にすごい。
ほっとしている、と思ったら・・・ここは胸が痛かったですね。
でも王子様のキスで目を覚ます、このシーンも美しいです。こうしたのは・・・
歩鈴とタルトのキス、小さい恋の物語がこういう形で完結するのがとても嬉しかったです。
キッシュの成長は本当に嬉しいです。あれで死ぬのもそれはそれでいい完結だったかもしれませんが・・・
最後にしっかりキスして去るのがなんだか彼らしいです。
結局彼らが地球侵略を諦めた理由が語られていませんが・・・でも「おれたち自身の手で地球を守っていくさ」と、今まで以上に過酷な戦いを覚悟させる言葉、確かに聞きましたよ。本当にやってくれるでしょうね、近代文明そのもの、人類それ自体・・・代表する多国籍企業、そしてその裏にある普通に生活している一人一人との絶望的な戦いを。
白金さんと赤坂さんの・・・やっと一つの戦いが終わった、すごい感覚が伝わってきました。達成感を超えた虚しさ・・・
いちごちゃんの大変な日々も必死で戦い勝ち取った幸せ・・・ですけどね。
青山くんは留学ですか。まもちゃんみたいにならなければいいのですが(あのシーンは結構衝撃でした)。今度はテロリストや密輸組織、麻薬組織と闘うこともありうる・・・
プロジェクトWは実に多の思想。
うわ・・・これは感動ですね。このウエディングドレス、すごくきれいです!
新キャラの顔見せも嬉しいです。
まだ地球の危機は去っていない・・・本来の敵がお待ちしていますって。多国籍企業の暗殺者・・・にはならないかもしれませんが。・・・「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ」とのクロスワールド本でも作ろうかな、夏コミに・・・(ぼそっ)
とりあえずゆっくり休んでください!また元気な新展開をお待ちしています。

まもって!ロリポップ
ほぼ期待通りの面白さです。
絵も成長していますので、これからが楽しみです。特に魔法戦闘の迫力が。
この起こされ方は・・・はだけかけた胸元が凶悪。ニナちゃんの御両親はいつまで何も気がつかないままなんでしょうね。
すごい送って行き方ですね、ってこれみんなに見られて騒ぎにならないのでしょうか。
この二人もしつこい・・・この結局ニナちゃんがひどい目に合う繰り返しギャグは面白いです。無事とは言えないカプセル落しが笑えました。
転校もさらっとした処理で笑えます。「ニナのトナリはオレたちの指定席だからv」が爆発ものでした!
三人でいいなずけ、という噂はさりげなく「結婚しようよ」をパロっているようで面白い。
袋の「ブルセラ」が爆笑!そしてこの女装の美しさ・・・ひたすら笑えます。
トイレでの噂で、さりげなく「そのリボン針金はいってるの?」も面白い。
自分で自白してしまい、これもまた笑えます。「むかつく!わたしよりかわいかった!!」がまた・・・だから余計に腹が立つのでしょうか。トイレで着替えるって、いいのでしょうか?
この空魚はまずいのでは?HunterラHunterに似たネタがあったと思います。
口喧嘩のテンポもいいですね。
そしてこの迫力・・・ニナちゃんのドキドキも強く伝わってきます。
さりげなくすごい部屋が隣にできている、まあお約束ですが・・・つかみはOK!
これだけしょっぱなから連発してくれて、これからが心配なくらいです。
さてどうなるか楽しみ!

ほっぺにチューボー!
バレンタイン・・・もうすぐ男がチョコを買えなくなる季節がやってきますね・・・
待ち合わせで先を越される、それだけでここまで落ち込むというのが乙女らしくていいです。
素人の手作りがいけない、ってそれ日本式バレンタインデーを全否定しているのでは?第一、外国のバレンタインは全然違う形だったはず。
最高級・・・というか自分も料理の天才なんですから自分で作ってもプロ級じゃあ?まあ何をやっても剛はヤミーのもの以外口にしませんが(それをいっちゃあおしまい)
細かいことを一々気にするな、と見ていて苦笑しますが、とてもリアルです。
そりゃ怒りますよ。それが愛情の証なんですが・・・
というか、いいかげん告白しろ剛。

新だぁ!だぁ!だぁ!
これが本当の大団円、ですか・・・
「かってなこと」ではあっても嘘ではない・・・返事も聞かない・・・切ないですね。
母になった未夢ちゃん・・・さんですか、実体験に基づいて・・・無理に抑圧しない、優しい言葉がなんだか嬉しいです。
ルゥくんも切ないですね・・・
遊園地の楽しそうなこと!考えて見ると僕はほとんどこの楽しみを知らないです。うらやましいですよ。
気持ちが色々変わっていくのが切なくて・・・
しかし「時空のひずみ」で帰るのって、ものすごく危険では。まねしちゃいけません。別の宇宙につながっていたり全くの虚無だったり潮汐力で素粒子以下のレベルに分解されたりする可能性もありますので。
結局告白できないまま・・・笑顔で別れを告げて、それから急に感情が爆発する・・・ルゥくんの「残る」という決意、そしてキス・・・
ここからの一気に進む展開、そしてまさか無関係だと思っていたあのシーンにつながるなんて!
でもよかった。深い幸福感が体を満たしています。今度こそ本当にお疲れさまでした!本当の次回作を楽しみにしています。

来月号の「明日のナージャ」はもう待ちに待っていました。
そしてコゲどんぼ先生もこれから本格的に出てきそうですね。楽しみです。

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