なかよし2003年1月号感想

やはり元の形にします。

今月号から一気に連載は変わる気配があります。でも連載陣はあまり変わらない気がします・・・
今月号は全体に、なんとなくですが印刷が弱いような気がしました。全体に線が細すぎる人が多いのでしょうか?コミックスになればよくなるのでしょうが、本誌掲載時のことも考えて欲しいものです。
あと気になったのが、付録のカレンダーです。「りぼん」と「ちゃお」は壁掛け式の大きいものにしているのに対し、葉書としても使える卓上サイズにこだわるのは差別化を意識してでしょうか。でも結局使い勝手は悪いです。

今回の新人賞が豊作だったのは嬉しいですが、今年一年で九人もデビューし、枠の量が変わらないというのが心配です。
もう「るんるん」時代どころか、2000年前後にデビューした新人まで出番がなくなりそうで怖いです。
現にふゆやすみランドでは新人デビュー作&デビュー後第一作と連載経験者が多く、新人や若手が非常に少ない感じがします。月原早紀先生の復活はとても嬉しいですが、高上優里子先生や岡村香穂先生などの世代がまるで出てきていません。
それだけ多くの才能ある作家がいるなら、その活躍する枠を用意しなければ多くが力を発揮できないまま終わりそうです。
それとも、現在の若手も含めてできるだけ排除し、全く新しい新人達を育てて作家層を根こそぎ入れ替える構想でもあるのでしょうか?だとしたらあまりにももったいない(というかどうしてもここで言っていい言葉にはならないくらい腹立たしい)のですが・・・まあ楽しみにしていましょう。

仔犬ダン ちゃんねるW アクビちゃん 娘。物語 ドッグす 結婚しようよ どれみ ピッチ かみちゃま ミュウミュウ ほっぺ どーなつプリン うるきゅー 新だぁ! 十二宮 JF 予告

「仔犬ダンの物語」
前編でいっぱい辛いことを詰め込み、後編で暖かくする・・・映画を考えると分かりますし、とても効果的でした。ほっとしましたし、感動しています。
それぞれの心情、関係がわずかなきっかけで変化する描写が素晴らしかったです。
子供のことなんか考えてない、に「そんなことないでしょう?それはあなたの思いこみじゃない?」という言葉、すごく心に残ります。だれでも、人の心をかってに悪意に解釈してしまい、互いに悪い感情を交換して疑心暗鬼に陥り、どんどん悪いほうに行ってしまうことはあるのではないでしょうか。
人の心など本人にも分からないのに、他人がそう簡単に分かるものではない・・・山岡荘八が複数の小説で、豊臣秀次の悲劇について信じないから魔物がどんどん大きくなり、逆に信じれば互いに敵意など何もないと分かる、と客観的な人物に嘆かせていたのを思い出しました。
真生ちゃんがどれだけ心を閉ざしているか、前編では外からの辛さばかり見せられて見えなかったのが見えてきました。
母親は「嫌われている」と思ってしまい、それが・・・全てを乗り越えた保奈美さんの優しい眼差しが胸を切なく温めています。
今回は一人一人、かなり感じを変えているのが分かります。それぞれについて詳しければどれだけ努力したか、もっと見えると思うのですが・・・
あ、無事に飼い主が見つかったのですか。
父親からの手紙にはびくっとしました。こういう形で愛情を伝えられるのはすごいです。
それにしてもこれは・・・どうしたらいいか、少し考えさせられます。
この絆の強さは理解できますし、少なくとも千香ちゃんにとってダンはこの子以外いない、かけがえのない存在なのでしょう。ダンにとっても・・・
やっと見つけたところからは真生ちゃんの暖かさが伝わってきます。
無心でボールを蹴りこむ、と頼んで、うまくいくとは思いませんでした!以外な展開です。
子供のわがままでも一度応えた以上、全身で大人としての責任を負う自治会長の姿がすごくかっこいいです。
辻元さんの「友達になりたいだけ」が少し意外でした。ここでの真生ちゃんの、自信と人への信頼を取り戻した変化が絵からはっきり感じられて泣けそうです。
「・・・弥生・・・だれなんだその男はっ」が笑えました!
そしてクライマックスの「目の見えない人は〜役に立たなかったら殺してしまうの?」はやはり重い言葉でした。欧米では
創世記1-28神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動く全ての生き物を治めよ。」
から始まる、全ての生き物は人間のために神が与えたものという思想が強いです。だからもちろん、人間の役に立たない動物は殺していい、という考えが強くあります。日本は聖書の上に立つ文化ではなく、動物にもかなり心を認めていますが本質的には・・・でも、この一言はあくまで重いですし強く共感します。皆が重苦しく考え込んでいるのがたまらないですよ。
ただ、ダンは引き取ってくれる人がいたのですから、引っ越すこともせずペット禁止のルールをあえて破るのは・・・勝手とも言えます。他に選択肢がない(千香ちゃんの家がペットを飼えるところに引っ越す、いつでも遊びに行けるような近くに飼い主を探すなど)わけではないのに、わざわざルールを破って飼う以外選択肢がないように主張しているのは子供特有の論理ですね。
でもこのシーンはとても気持ちいいです!
絆が生まれて、傷ついた心が少しずつ癒されていくのがたまりません。
まさか仕事まで辞めるとは!仕事は家族のため、とまで言えたら素敵ですね。でも会社はどうしたのでしょう。
この別れは切なくなりましたが、とても優しく暖かいです。本当に感動できました。
表現力などが大きく成長しているのがわかります。次の連載が今から楽しみです!

「ちゃんねるW」
こう来るとは思わなかった、の連続でした。とりあえずつかみはOKですが、やはり今はこの作品でもまだ軽いような気がしています。
ダイナミックなカラー扉で期待し、華麗な撮影シーンから「へっぽこ番組め」などと軽いギャグを重ね、さらにウサギでつかみはOK!
なかよしは単なる小ネタと思ったら、編集にえぬえ先生まで登場するのに意表を突かれます。
えぬえ先生の科学的な説明がすごいです。普通ならとことんオカルト超常現象趣味になるのに、この作品は一つ一つの超常現象に科学的な説明も加えていくのでしょうか。つまり科学啓蒙、反オカルトの要素も結果的にはある・・・子供に対する責任を分かっていないわけではないようですね。
すだっちが一々ツッコミを入れるのが笑えますが、お供え物で音が止むのは安心して音を意識しなくなるからです。おばあさんがなくなったその日に幻覚を見たのは、いつも見ている多くの幻覚は忘れますが、偶然特別な意味を持ってしまったものだけは覚えているからです。
この都市伝説の説明も面白いです。きちんと「※実際には耳に視神経はありません」と加えるのも注意深いですね。
地名を特定した時、皆の顔に変な陰影があるのが笑えます。
いきなり軍服が乗ったバスには吹っ飛びました。
そして今度こそ、と思ったら羽田空港行きにも笑えました!
視聴率がいいのはよかったですね。家のことはまだしばらく引っ張るのでしょうか?
お弁当まで用意したのは気が利いていますね。雰囲気がよくなる描写は可愛いです。
穴、ですか・・・でもワームホールをそういう事に使うのはかなりの無理があります。ワームホールの物理についてはスティーブン・ホーキングの著書に詳しくありますが・・・とてつもない力で、その内部だけ重力などが遮断、中和されることもまずありえません。人間が起こすような磁気や電磁波、雷と比べても桁が全然違います。
こうして不安を煽って、一気に・・・さあどうなるのでしょう。時兎くんの力も気になりますね。

「よばれてとびでて!アクビちゃん」
うまく家族の絆を表現しましたね。こういう子供向きのいい話は好きです。

「娘。物語」
テレビで見て、あまりの迫力に驚いたあの曲にはこんな苦労が・・・そりゃそうですよね、あんな無茶な振りとパワー。
紺野さんの話かな、と思ったら違いましたね。後ろでとんでもない顔をしている辻加護が笑えました。神崎先生は本来あまり崩さないほうでしたが、思いきりましたね。
なにげなく「おさまりがよくなったね」と、寂しいという感情より自然な感じをぽろっと漏らすのが子供らしくて、何だか胸が重いです。ここではせっかくですから素数の概念を説明して欲しかったような。
つんく♂さんのおちゃめには笑えました。
一人一人のスポ根のり、やはりいいです。
確かにあの振り付けはとんでもないですよ・・・「人のを見ても参考になりません!」というのがある意味恐ろしいです。膝にあざまでできてしまうのにはぞっとしました。
不安で押しつぶされそうな雰囲気もよく出ています。ブースで一気に歌う、限界を超えた時の成長は・・・やはりいい輝きです。
つんく♂さんの「答えあわせをするでもなく」という言葉が印象に残ります。
紺野さんが落ちをつけたのもよかったです。忙しいですね。

「ふぉうちゅんドッグす」
木がそう一瞬で燃えるものでしょうか・・・かすれた太い線による表現はなんだか好きです。他もとても単純で強い線がとても印象的ですよ。
このすれ違いがたまりません!いつ再会の日は来るのでしょう。早くして欲しいです。
これ、まさか撃・閃通臂抜刀牙ですか?来月は迫力がありそうですね。

「結婚しようよ」
今回はとにかく颯がかっこよかったです!
メイドさんたちも随分表に出てきていますね。名前もあるようですし、登場人物紹介に出してもいいのでは?
女遊びの証拠写真で逆襲するのは気持ちよかったです。
棒読みにはこけました!そして二人のこの迫力には・・・それだけ普段、常住坐臥是演技なんですね。
さりげなくいる風には拍手!
それできちんと頭を下げ「つまらないぼくのプライドなんかよりこの仕事を」このセリフにはしびれました!
それがいえる男が大人でもどれだけいるでしょう。プライドがないわけじゃない、いやむしろ本当に強いけれど・・・かっこいいです。
あと二人分差入れを用意する桐子ちゃんも素敵です。
しかし性格が悪いというか・・・この役者1、2の災難は笑えました。
アドリブを瞬時に受け入れ、アシスタントの口をふさぐ監督が技ありです。
桐子ちゃんだけでなく、颯も少しずつ風と凪を変えていくのでしょうか。そして互いに影響を与えあって・・・どう変わっていくのでしょう、四人とも。

「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」
この長編もついに終わる日がきましたか。寂しいような・・・複雑な思いです。
やっとマジョリカも魔女の姿に戻れたのはほっとしました。他の魔女ガエルも戻してやって欲しかったのが正直なところですが。
でもせっかく魔法を学んだのに、と少しもったいない気もしますが、ここの魔法は「黄金の暁団」のように理論的な真理を探究する果てしない自分の内部への旅ではなく、心そのもので使うようですね。心が成長しているのですから、十分でしょうか・・・
魔法そのものはそれほど魅力的ではなかったのでしょうか。あ、数学はやりたくて学ぶ人には魅力的だけど、学校で勉強させられる分には嫌いな人のほうが多いのと同じ、勉強としてやらされている魔法は面倒なだけ?
まあとにかくお疲れさまでした。(たかなしvしずえ先生の)次回作も楽しみです!

「ぴちぴちピッチ」
またすごい構図の扉ですね。体の曲線が・・・
冒頭のお風呂もまたすごい。こういうただれた世界を少女に教えていいのかな、という気もしますが・・・当然のように服脱いで抱き合いながら水に浸かっていますし・・・
るちあちゃんに人魚の面影を見て迷ってしまうのがこれから悲しいトラブルになりそうで、気が重いです。
雨が降ったら人魚になるとは危ない体質ですね。なら折り畳み傘を持ち歩けばいいのに・・・あ、毛で寒くなるほど濡れたらとっくに人魚になっているのでは?
寒がっているのにどきっとするの、わかります。
気がついてもらえないのが辛くて「ばっかみたい」と言ってしまうの、切ないですね。壁に押しつけられても・・・あ、下着は着ているんですね。
ムリヤリ唇を奪うとは、そういう形で感情表現するのには驚きました。なんとなく理解できる気はしますが。
神社で二人きりになり、間が持たない雰囲気の描写はいいです。
変身シーンはもっと華+サービスが欲しかったです。
嵐がやわらいだのはガクトと海斗が出会ってしまったから?もっととてつもないことになると思っていましたが・・・
少し背景などが弱い気がします。相当大変なのでしょうが、本誌では甘えは許されないのでもっと頑張ってください。
見たのか、それとも見ていないのか・・・そしてガクトと海斗が会ってしまったことの意味は、色々気になりますがとりあえずいい感じですね。

「かみちゃま かりん」
謎の多くは謎のまま残りましたが、解決しているのもありますね。連載になるのでしょうか?
そういえばこの「カミサマ」はアブラハム・イサク・ヤコブの神と多神教の神のどちらを意味しているのでしょう。ゴッドが大文字なら前者ですが。
一人きりという厳しい指摘、ぐさっときます。
この拒絶で始めて和音の態度が変わり、一気に印象が変化しました。
不器用なのでしょうか、彼は。そしてなぜそこまで「花鈴」を、「カミサマ」を求めていたのでしょう。
そして一人に戻ってしまい、また彼が現れて・・・生き返らせる、という誘惑が予想以上に重みがあります。
ここからの迫力はさすがです。
生き返るはずはないのですか、神の力でも。
この「こういうときは男立てろや」はかっこいいです!
結局戻るのは笑えました。あ、どうやら「アホ」は一種の口癖のようですね。
自分の殻が破れる瞬間はさすがに素晴らしかったですが、「アイアムゴッド」というセリフが少し気が抜けました。どうせなら神聖四文字をヘブライ文字で示すか、ヘブライ語で「我はありてあるものなり」とするかしたほうが迫力はあったのでは?アブラハム・イサク・ヤコブの神ではないならそうしたら大間違いになりますが。
矢に力を載せるシーンはかなり正しい描写もあり、不思議な美しさがあります。「一人じゃない」というキーワードもほっとしました。
あれはそういうことだったのですか。いいエピローグです。あ、空手習ってるんですね。
それにしても指輪の力はまた封印したのでしょうか?それとも使えてしまう、意志で使わないようにするのでしょうか。
これから連載になるのか、楽しみです!

「東京ミュウミュウ」
そういう展開ですか。あ!KC六巻に「苺の森の眠り姫」!これは嬉しいです。
青山君が本当に戻ったのはむしろ意外でしたが、実は僕はこれを見るまで今回が第一部最終回だとばかり思っていたのです。
自分が人を殺してしまった実感・・・想像を絶するものでしょうね。
それを受け入れるいちごちゃんも、分かっていないわけではないでしょう。
よかった、と思った時、わずかな傷がこんな結果につながるとは。
まさか、と思った時にディープブルーに戻ってしまうのがショックでした。
今度こそ本当に、全てを賭けての言葉「いちごはぼくが守る!!」に息が詰まるようです。
自分だけ無事なのは嫌、というのは・・・青山君の気持ちをわかっていない、とも思えますが、逆に青山君も自分だけ生きることなどできないいちごちゃんの思いを理解しているとは言えないですね。互いに相手だけを最優先してすれ違ってしまうのが何だか悲しいです。
青山君の自刃はさすがに崇高なまでの美しさでした。ディープブルーの恐怖の表情もすごいです。
全ての死者が復活したのは嬉しいです。キッシュ達も・・・前回の感動がすごかった分複雑ですがよかった!
でも、こんなのってない、が重いです。
全ての力で青山君を助けようとする、このいちごちゃんの美しさがまたすごい。女体での表現力がとんでもなく成長していることがわかります。
そして・・・どうなるのか、死者をよみがえらせることができるのか、いちごはどうなるのか、そして第二部にはどうつながるのか・・・色々気になります。少し残念なのが、青山くん自身の「人間に対する絶望」が出ていなかったことですが、それは今後を楽しみにしましょう。

「ほっぺにチューボー!」
てっきり邪魔が入るパターンかと思ったら、こうなりましたか。
ドキドキを通り越して気が遠くなる表現はすごいです。絵が毎回すごいペースで成長しています。
三日も寝込むってかなり危なかったですね。
ここのセシルは何しに来たのやら。というか、キスされそうになったのは事実なのに不安がることはないと思いますが・・・この年代なら仕方ないでしょう。
一人でいると嫌なことばかり考えてしまうのは分かります。
電話の向こうで、不安を煽るというのが笑えました。
ママを恋しがるシーンはいいです。
剛くんが飛んできてくれたシーンはかなりカタルシスがあります!でも怒っているように見えるのは・・・それで泣いてしまって、というのは少し強引ですね。
怒っている子のためにわざわざスキーから飛んでくる人がどこにいるでしょう。
嫌われているんじゃない、好きすぎて怒っているような態度しか取れない・・・そのせいで互いに誤解と感情の行き違いが起きるケースって、現実には多いですよ。
一緒に料理を作るというのもいいですね。夫婦モードというか・・・
見舞いや電話ができないのはよく分かります。
今回の話はかなり暖かくてよかったですよ。

「どーなつプリン」
前回のオチからこうつなげるとは!
当然のように宇宙旅行をしている皆には笑えました。
このパレードも・・・逃げ帰っていると分かっている分笑えます。
食料は地球と同じにしか見えませんが・・・考えて見ると地球から来るのも、そして地球に帰るのもどんな害虫や伝染病、たちの悪い帰化動植物を運んでくるかわからないです。日本とオーストラリアの往復でも、靴についたの土一かけらでもとんでもないことになるのに。
ジャクリーヌの再会は派手すぎて笑えました。そういうことですか、全てお見通し・・・
モエちゃんが残っているというオチも笑えます。

「うるきゅー」
このままクライマックスに向かうのか、ドキドキします。今回の扉の色彩感覚はすごくいいです!
それにしてもすごく嫌な味が口に広がるような状態です。結局多聞が悪役になるよう仕向けられているのが・・・何を言っても無駄なのが。
しかし、本当に危なかった!死んでもいいつもりだったのか、それとも受け身を加減して骨折で済ませる自信があったのか。
誕生日なのに家族がいない、それもあるのですか。
結局不安がってしまうあみちゃんが・・・少し切ないです。
こうして人を求めているのも、今の状態では疑ってしまいます。
小泉とが冷静に状況を判断しているのは意外でした。しかし小泉、わざわざそういう事を言わなくても・・・確かに不安の塊ですが。
オチはあんた、であみちゃんの顔がぼろぼろになっているも笑えました。
イブに女二人でラーメンというのは確かに笑えます!のあちゃんも全て読んでいたのですか。
結局・・・あ、小泉くんの時、たとえ立場が逆でものあちゃんも同じ事をしましたね。結局恋より友情のほうが大事なんですね、二人とも。
確かにこれをやられたら男は立場内ですよね・・・
さりげなく手をつないでしまうのが何だかあったかくなります。
この回想は真実でしょうか?これが果たして、どんな悪人にも生涯に数回ある本当に心を開く時、逃してはならないチャンスなのでしょうか。
彼がこなかった理由も気になります。何かどうしようもない事情があったような気がするのですが。
アルバイトをクビになったのは沙奈さんの横槍か、それともかばいきれなかったのかどちらでしょうか。
結局暴言になってしまう、それだけ・・・不安が押さえきれないくらい膨らんでいるのは理解でき、でもたまらなく悲しいです。
しかも結局小泉のところに行ってしまうのが・・・せめてみやむのところならよかったのに。
互いに気持ちが伝わらない、最悪の結果・・・「こわしてあげる」という言葉通りですね。

「新☆だぁ!だぁ!だぁ!」
どうなるかと思いきや一気に感動の再会、素直に感動の再会にするのとどちらがよかったのか・・・複雑です。
でもやはり再会シーンは感動でした。
あ、ランくんちゃっかり未宇ちゃんの裸見ちゃってますね。
しかし未夢さんたち、未宇ちゃんにはルゥくんのことを一言も言っていなかったのですか。
時空のひずみの根、厄介なものですね。でも地球そのものが自公転と太陽の固有運動で常に超高速で動いているのに、それにもついてくるのでしょうか。
ワンニャーに似てなくてカワイイッが笑えました。
結局告白はお流れですか、それはそれで楽しみです。
学校についてくるのは・・・ああああ。どうせなら積もる話をすればいいのに。
未宇ちゃんにとっては半年ぶり、でもアリスちゃん達クラスメートには一日休んだだけというギャップが少し笑えます。
トラブルの小ネタを重ねるのも面白いです。
一日だけのクラスメートですか・・・なんかいいですね。気が利くラン&アンが面白いです。
つい言葉にしちゃった、それで感情が爆発して・・・まさかこうなるとは。
どんなクライマックスになるのか、ドキドキです。

「十二宮でつかまえて」
よかった・・・すごく深い満足感です。
この拳銃はハイパワーかと思っていましたが、前から細かく見ると現実には多分ないスタイルです。八角形のバレル周辺には宇宙戦艦ヤマトの完結編などを思い出しますね。
ひろりんの感情がやっと怒りに変わるのは遅いよ、という感じですが・・・ほっとしました。
ペンダントに当たって助かったのはその手があったか、です。
日記は、そして真相はそういう事でしたか。あの時の光璃さんの表情など、全てが納得できます。
りりちゃんの怪我は軽くはないでしょうね。多分骨折もあります。
この自然な告白はとても気持ちいいです。
結局ゼウスも殺すことなく救う、サスペンスでありながら安易に人を殺さないし犯人も殺さない姿勢を通したことは素晴らしいと思います。
キスシーンもすごくきれいで、じーんとします。
やっと戻れた夫婦のラブラブにはきゃいん、です。
二人でスピカ、というのもすごく幸福感があるラストです!
最後に星霊たちが全員登場したのも嬉しかったです。
本当にいい作品でした。なによりこの作品で絵がとんでもなく成長していますし、次の作品が本当に楽しみです!お疲れさまでした。

「ジューシーフルーツ」
ほとんど同級生というのは・・・まあ当然ですね。
恋というにはあまりに幼い、切なく可愛い初恋には何だか頬が緩みます。

それにしても征海未亜先生は連載最終回に加えて冬ランドで32ページも、それにコミックスの手直しや書き下ろしにコミケ限定誌まで、冗談抜きに心配です。「セラムン」の連載中コミックス丸一巻書き下ろしや100ページ別冊付録シリーズ最終回などの伝説に匹敵する無茶では?
あとコミケ限定というのは完全に本来の読者=小中学生女子を無視していますね。何を考えているのやら。そしてどんな内容なのか・・・もちろんできれば入手しますが。

来月号、「ザ・ネクスト」はやはり「まもって!ロリポップ」でしたか。まずこれだろうと思ってはいました。
そしてフクシマハルカ先生の新連載も楽しみです。

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