なかよし2002年7月号感想

今月号で「POCHI」が終わり、これで四コママンガは「わんころべえ」と「恋してアラビアータ」だけになってしまいます。
最近は四コママンガでデビューする新人もいないようですし、「わんころべえ」以外の四コママンガは今後無視する方針でしょうか?
「めだかの学校」「HIGH SCORE」「まゆみ!」など四コママンガも主力連載と同等の地位を与えている「りぼん」とはずいぶん差があります。
そういえばホラーも本誌からは姿を消していますし、学園ラブコメも「うるきゅー」ぐらいしか残っていません。どう変えていくつもりなのでしょうか。

反面、連載陣は安定した感じになっています。

「十二宮でつかまえて」結婚式のシーンは夢だと分かっていましたがドキドキしました。
恵海女王様じゃなくてお姉様、これからレギュラー化でしょうか?どう絡むのか楽しみです。
真剣に「なにを?りりちゃん」と見ている表情がなんだか笑えました。
あ、肝心の・・・ラブレターの真相を知ったりりちゃんがどうしたのかは描かれていないようですね。何も言えずに逃げたのでしょう。
そんなことになっていたとは・・・あっさり女アレルギーの真相がわかってしまいましたね。
それで「さいてーの女とよんでください」と旗が立っていたり、特大矢印が突き刺さったりしているのも面白いです。
太った女性、というのも珍しいキャラクターです。かえって難しいのでは。
絵の前でキスすると永遠の愛・・・ロマンチック!
でもそんな事件が続いていたら、もうその式場は使われないでしょう。「呪いか?」と迫る恵海お姉様には笑えました!
塔の逆位置には硬直しました。
新郎新婦とも太っている似た者夫婦、というのはうまい。逆に対照的という手もありますが・・・確かに派手な結婚式ですね。
新郎の方言も面白いです。
で、ひろりんと至近距離・・・やってくれます。
意識しまくってこれ、可哀相にひろりん。ここの展開は笑えます。
過去のこと、とするのも思いやり、ですね・・・ふられたと思って。りりちゃんはまだひろりんを男とは意識していないようです・・・これがきっかけで意識するように?
いつもどおりにしてろよ、というのがまた深い!すぐ「好きだ」と言って追いつめるより、今までのポジションのほうが近いですから、近くにいるためにはそのほうが得策です。
でも「過去のこと」と否定してしまったことが、これから時限爆弾にならないでしょうか。残念そうではありますし。でもズキ、じゃないですね。
しかしローストチキンを丸のままかじるのはマナー・・・まあいいや。
面白い由来ですね。絵の話になってすぐ勝馬先生が出てきて、という展開の早さはいいです。
と思っていたら、本来関係のない・・・秘蔵テープがこんな形でりりちゃんとひろりんに絡んで・・・
やはり意識していますね。しかし、テーブルをめちゃくちゃに・・・りりちゃん、どれだけの恥をさらしたかわかっていないですね・・・本来親父さんは居たたまれないでしょう。
まあ盗難事件でごまかされたようですが。
盗まれた絵を見た瞬間、まず「確かパタリロであったよな、絵に紙を貼ってそのまま持ち出す手が」と思いました。違いますよね・・・
今回の星霊も可愛いですね。アリエスのかっこいい雰囲気が印象に残ります。アフロディテはもろそのままですね。
しかし、命に関わるような危険・・・は今までもそうでしたが、不安な伏線です。
あ、毬絵さんはこの事件が解決しても幸せにはなれないのですか・・・。
アリエスが見た暗示とはどのようなものなのでしょう。せめてそれだけでも示してくれたら・・・
フィルムにピアノ線が仕込んであったのですか・・・道理でフィルムのスタイルが古いと。
心配と期待でドキドキしています。

「よばれてとびでて!アクビちゃん」あっさり了承されたものですね。
お菓子の家とは・・・本当にあったらどうなるか、さりげなく見せてくれているものです。
犬や猫に食べられて崩れる運命とは笑えます。まあ考えてみると、元々お菓子の強度では家は無理ですね。
父のハクション大魔王は出てこないのでしょうか?

「結婚しようよ」やはりこういう、人情を語るような話になるとうまいですね。単なる不条理コメディで終わるわけはないと思っていましたが。
諸悪の根元その一、じじいはいつ出てくるのでしょうか?
ウエディングドレスがいっぱいあっても縁起が悪いだけでは?
このメイドさんたち、単純にうらやましいと思っている・・・のでしょうね、みんなあの二人に夢中なのでしょう。
小さい頃の可愛らしさ・・・写真があるといいのですが。
そういえば両親が出てこなかったですね。そういうことでしたか。
本当の二人・・・あっさり出していますが、でも今までのペースで続けていてもそれはそれでファンは不安だったでしょう。
今度は人魚姫・・・脱力するほかありません。
時代劇ノリは笑えました!
風は一体何を考えて?
病気ということで・・・この大袈裟さはいっそ気持ちいいです。
心配をうまく見抜いて屋敷の人間を皆追い出したお方様、ここは年の功でしょうか。
天井が高いと冷えるとは知りませんでした。
テキパキとした看病、「立った一人の双子の弟が病気なのよとうぜんでしょ!」という正論・・・桐子ちゃんの魅力が一気に出ています。
しかしラブラブカップルでも恥ずかしいような看病を嫌いなはずの凪に・・・根から優しいんですね。本音を言うとうらやましいです。
ビタミン剤でも飲んでいれば分かる、まあ確かに。
甘え方も知らない、というのが間違っている、と素直に叫べる感性は胸が暖かくなります。
ここから方言が出てくるのもいいです!
風がカゼひいた、とかわかわれるのが嫌・・・第一印象とは随分違う、普通の子供らしい彼がとても新鮮です。桐子ちゃんが笑う気持ちがよく分かりますし、心地よいです。
単に悪ノリしているだけですか、二人とも。
この二人の関係、思ったより面白そうです。複雑で、そして単純な心理もある・・・これからどうなるかが楽しみです。
母親の愛情を思い出し、三人で寝ているのはなんだかじーんとしました。
今までの彼らの所業を思い出すと、素直に信じていいのかどうか・・・でも今は信じていましょう。
そしてこれから、どんな面が出てくるのか・・・どう変わっていくのか、楽しみにしています。やっとこの作品が好きになれるかも。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」おまじないはもう恒例に近いですね。それだけ人気があるテーマなのでしょう。
天使の羽を書いた消しゴムを切るおまじないは興味深いです。これは神を脅迫しています・・・日本のように原始的な信仰があるところでは、そういうおまじないも結構あるようです。確か折り紙の蛙に針を刺し、願いが叶ったら抜いてあげるというのを聞いたことがありますし、それにだるまさんの当選したらもう一つの目を書いてあげるというのもある意味脅迫ですね。

「娘。物語」先輩っていいですね。
しかし締め切り当日に・・・凄い度胸。
歌唱力とバレエ経験、という強みが通用しなくなるところはドキドキしました。
あ、結果が分かっているオーディションでもこれだけスリルがあるのですから、たとえば次のオーディションで候補者を一人決めて落ちる通る関係なしに最後まで追いかける・・・というのも面白そうです。落ちたら残酷ですが。
スケジュールがこれだけきつい、というのは・・・この最終合宿オーディションは現時点の力より意志と順応性、吸収力を試すものなのでしょうか。
歌で挽回する、と思っているのは・・・過剰な自信だったようですね。自分をコントロールできなくなる、その恐ろしさがかなり強く伝わってきます。
つんくさんの真剣な目が印象的です。
スタジオの一瞬の描写、なんかいいです。遊んでいる辻加護が雰囲気をよく出しています。
必死のレッスンに引き込まれて、そして・・・努力しているな、とはわかります。
そして間違えずに覚えたのにほっとして、自信に満ちて歌いきった瞬間、つんくさんの厳しい一言・・・絶望感がかなり深いところに伝わってきました。
皆、もう必死で努力するぐらい当然で・・・その先にあるものに苦悩している、つくづく大変な世界です。
バスも雰囲気がよく出ています。その中で石川さんが・・・みんな経験者ですからね。
安易に教えるのではなく、「わたしにもわからない」と突き放す・・・いや、自分も分かっていない、自分も発展途上なんだと上を見ている石川さんの姿勢、すごくかっこいいです。
そして、あの・・・なんだか耳に残る名曲「そうだ!We'are ALIVE」が力強く、優しく胸に伝わってきます。
彼女の成長を確認しているつんくさんの嬉しさもよくわかります。「伝えたいと思いました」の一言に向けたつんくさんの笑顔、なんかほろっときそうです。
先頭とは!
そしてライブのシーンでも迫力と元気が伝わってきて、体が熱くなりました。

「新だぁ!だぁ!だぁ!」カラー扉ですが、九巻のカバーと比較した感じではやはりCGよりアナログのほうがいいと思います。
ミニニャーは今のところしゃべれないようですね。どんな役割を果たすのでしょうか。
この分割されたパネル、なんか懐かしい・・・
アンドロイドの「アンーF90」って、まさかブラジャーのサイズでは?
最後の通信という言葉もヤマトを思い出す、懐かしい言葉です。
しかし・・・そういう重要な情報は事前にコンピューターに記録したほうが・・・
この未来システムは、今の読者にはむしろ馴染みがないのではないでしょうか。
僕たちが子供の頃には未来はこんなに便利になるんだ、というイメージをこれでもかというほど見ていました。
その夢がこんな形でまた観られるなんて、と懐かしくも嬉しいのですが、今の読者にとっては?
突然ビルのてっぺんになった瞬間のびっくりの表現はうまい!
色々な空間でリラックスできる、確かに長期間の宇宙旅行では大切になるかも。多分様々な、映画とゲームの要素をあわせもつようなヴァーチャルメディアが用意されているのでしょうね。
トイレとバスルームはとてもきれいですが、こんな広い施設を誰が掃除するのか微妙に気になります。
個室があるとは贅沢な・・・よく女の子らしい、というイメージがちゃんとありますね。
ランくんの大食いが後で問題にならなければいいのですが・・・食事もおいしそうです。
食料庫のストックが切れた、って宇宙だったら普通絶望を意味しているのですが・・・買い出し星とは便利なものがあるものです。
座標がずれている、というのは・・・贋物で本物は近くに?
こうしてあちこちの星に立ち寄る、という点では「銀河鉄道999」のような展開になりそうですね。わくわくします・・・メンバーも船自体も非武装らしいのが気になりますが。
ランの「オヤジがメシの店やってるからな」って・・・材料をわざわざ買いに行っているのでしょうか。すごい。
そして突然雲行きが怪しくなって・・・これは怖い。皆生物なのか、それともロボットなのかもわからない・・・楽しみです!

「どーなつプリン」きちんと戦隊ものロゴ風にレタリングされているのが笑えます。
正体はバレバレですが・・・
後輩の登場は「ショッパマン」を思い出させました。
一度やってみたかった、というのがよくわかります。
ドッグフードは・・・味を考えなければ安くて一応栄養もあります。ただし規制も何もないので、どんな薬が入っているか分かりませんが・・・非常に貧しい人は食べているようです。なぜ猫部先生が描く貧乏ネタってこう実感があるのでしょう。

「東京ミュウミュウ」一気に面白くなってきました!
白金としょっちゅうキスしていたことが、これからいちごちゃんの気持ちをどう変えるのか・・・楽しみ。
パニックになっている変な文字は面白いです。
赤坂さんの女性的で不思議な雰囲気がある昔の姿が印象的です。
あ、白金の父親は、多分金持ちの家に生まれたからそんなめちゃくちゃな研究ができたのでしょう。
学費から研究費まで、結局学問は金持ちでないとできないことです。千兵衛博士も親の遺産があったから学者の道を歩いていけたのでしょう。相当な額だったのですね・・・道理で則巻家で経済的な問題は一切ないと・・・
この研究所に対する攻撃は誰が?エイリアンでしょうか、それとも・・・僕は人間側、特に環境を破壊している大企業グループの側だと直感しました。
本来「地球を守る」ためには、最終的には地球を汚し、生物を絶滅させている大企業側と対立するはずでは、という疑問が庫の作品の始まりからあります。もしかしたらその伏線になるかも・・・
この白金の母親の行動は分かりにくいです。助けに行く、という感じではないですね・・・むしろ夫に殉じる、自殺に見えます。
でもそれは子供を見捨てると同じ事です・・・どうなのでしょう。
ダイスケもやはり死体なのでしょうか。
安全性のテストは当然でしょう。生命をもてあそぶ研究者として、これは最低限の倫理かもしれません。でもそれを守れる人が何人いるか。
あ、やはりいちごたちに打ち込まれたのは「地震による事故」ではなく始めから計画的にでしたね。
十分以上そのままでいると元に戻れない、本当に元に戻れなくなったりして。
白金の「あたりまえのコトしかしてない」という言葉、すごく胸に残ります。確かに当たり前のことです。でも、その当たり前のことをきちんとするのがどんなに難しいことか。
キスしようとしたのは・・・同情して欲しくなかったから、ある種の照れ隠しでしょうね。
歩鈴をキス相手に選んだのは納得。
あ、「同情なんてしてやんないんだから」といいつつ頑張ろうとしているの、同情はかえって傷つけることを理解してでしょう。成長したものです。
泣いているいちごの夢・・・これには何の意味があるのでしょう。予知夢?楽しみです。
さらに「キッシュが言った〜ただの夢とは思えない」と「夢」がからみます。
ざくろさんの不器用でさりげない優しさ、いいです!
大量の赤潮・・・確かに人類がいなくなれば・・・って、ええと・・・人類が今作っている原発を始めとする、もし管理する人類がいなくなったらとんでもない破壊をもたらす有害物質の管理もしてくれるのですか?
れたすちゃんの決断はかっこいいです。
下半身が人魚のようになっていて、それでアクアドロップスを決めてくれるのがまた魅力にあふれています。
蒼の騎士の「戦うな」という言葉・・・そして青山くんが感じたいちごの危機、何かとんでもない結論が出そうで怖いです。
白金の優しさと背中の寂しさ、少しドキッとしました。
静かな湾岸を二人で歩く、遠くからの視点もいいですね。
僕でも「もういちごを戦わせたくなんかない」と思うでしょう。何もできない自分がたまらなく悲しくて・・・今まで耐えてきた事自体がすごいです。
そして・・・やはり蒼の騎士は青山くんの、いちごを守りたいという気持ちが産み出したものなのでしょうか。でもなぜそんな存在を産み出せるのか・・・そしてあの耳、考えたくない結論は・・・

「うるきゅー」強いエネルギーと不思議な迫力、そして中にある悲しみと強さ・・・不思議な作品です。
小泉くんのことはどれだけの読者が覚えているでしょうか?
確かに・・・四年もたてば変わって当たり前かもしれません。しかもアメリカという異文化での暮らしでは。
でも、あまり変わらない人もいます。そして一番深い部分は、変わったように見えても変わらないものです。
そういえば前も、番外編で出ただけですから・・・読者も小泉ハルキのことをそれほどよく知っているとは言えません。これからどんな顔を見せるのか、楽しみになってきました。
イメージ崩壊は笑えました。
多聞くんに言わない、言えないのは・・・とても面白い感情の動きです。
ニンニクラーメンのあとはキスをやめておく、という配慮、「ちょっとだけ」と軽くキス・・・このノリはたまりません。
このスーパーキャラぶりはさすがです。まあ小学校の頃も文武両道万能選手でしたし。
ネットオークションは笑えました。ヨネ先生の怪しい行動も爆笑!
何をどうしてって、あんたらのせいでしょう!たくもう・・・この二人にはため息。何人を振り回してきたんだか、しかも罪悪感ゼロ・・・
何かと構いすぎてトラブル、確かに。
昔は「ノリぜんぜんちがう」好きな男の前ということで、カッコつけていたんですね。地のほうが男から見ると面白いかも。
いきなりプロジェクトチーム・・・どこへ飛ぶか分からないところがまたいいです。
このハルキ様の総統モード、最高です。いいキャラに育ってくれたものです。
なんだか和んでいたのが、思い出したように対抗意識を燃やすのが・・・少し悲しいような感じがします。今までの張り合ってばかりの生活がむしろ心地いい、でも・・・ずっとそのままではいられない・・・
バスケのシーンは昔に戻ったような懐かしさを感じました。
いきなり写真を破く行動・・・あの時の、心を踏みにじられた悲しさがそのまま・・・言葉にならない、強烈な感情として感じました。
無理矢理彼女を奪おうとする行動も、大人じゃないですね・・・少しでも彼女に構ってもらいたい、無視されたのが我慢できない・・・多分彼は、あの時の・・・打ち上げを待ち続けた小学校六年生のままなのでしょう。
それがどうなるか、そして彼が日本高校バスケ界にデビューするときが来るのか楽しみに見守っていましょう。

「学園天国」やはり強烈な感情を引き起こしますね、この作品は。人間の最悪の面をよくもまあこううまく・・・
なんか怒りで体がしびれて、自分をコントロールするのが大変です。
花火のことを謝れない、これがここまでの事になるとは思いませんでした。
しかしなぜ、蒼伊に閉じ込められたということを誰も言わないのでしょう。行っても信じないから?樹なら信じさせる方向に情報操作することもできるはずです。
いや、あれは逮捕監禁罪になるのですから警察に告訴するという手もあります。
正論に対し、議論を拒否して・・・色気を「男の武器」として使う汚さ、それでも・・・ごまかされてしまう優ちゃんの悲しさ・・・これもまた感情がひっくり返りそうです。
考えてみると涙や色気を「女の武器」として使うことはありますが、逆に男が同様に色気を武器にすることはめったにありません。使い方が難しいのでしょうが・・・それを使いこなすというのは、すごい。
僕も状況を簡単に考えすぎていました・・・四葉が帰って、ページをめくった瞬間体が硬直しました。
キスについてもちだすとは・・・また卑怯な。肝心なことには触れさせない、相手を壊す方向に話を進めていく・・・つくづく怖い。
そして「生徒らなんか一時的につごういいほうに動く」なるほど、だから説得ではなく看守のように恐怖で支配しようと・・・人間を、大衆を信じていないから。
それも真実ではありますが、それほど単純ではないです。それだけでやろうとするとどこかでしっぺ返しを食らうことまでは知らないのでしょう。
楽しく過ごしたい、それがどうしてこんなに難しいのでしょう・・・絶望感があまりにも強く伝わってきて、胸が重くなります。
樹にも無視される、その決定的な絶望に運ぶ表現は見事。
優ちゃんはもう、完全に自分の意志と感情をわかっているようですね。あれがあの、泣くことしかできなかった彼女だとは思えないです。
一人が信じてくれることがどんなに強みになるか、ここでは・・・無理に感情を消そうとしない方がいいですが・・・
涙と水柱に逆さに映る樹の姿、この表現はもう言葉がないです。ここからのあっさりした画面も絶妙。
あ・・・そういうかばい方なのですか。でも素直に感謝できないのは当たり前でしょう・・・思いやりってどうしてこう難しいのか。
心が通じ合わない、もうだめだと・・・思った瞬間この決定的な一言・・・体が固まりました。
話の進行は少し早すぎる気がしますが、今時はこれが標準かも。どうなるのか・・・楽しみです。

「ビビってむーちょv」人が空を飛んできたことを何とも思っていない周囲の人たち、特にムサシファン三人組って・・・
ビビちゃんの「ラブラブになってみせますわ」とムサシに抱きつく表情、すごくいいです。
わがままは相変わらずですね。
ムサシが寝ていたら制御不能ですか彼女は・・・しつけの先は長いです。
内申で脅して、これはうまい。
おばあさんの「甘ーい個人授業R指定」が笑えました。
毎朝いっしょに学校に・・・もう行っているじゃないですか。ごほーびに何を期待したのでしょう、ムサシは。
お泊りの妄想は可愛らしさと甘さが爆発しています。このセンス素敵!
パジャマリストに「テストのうら」と書いてあるのが笑えました。
奥の手・・・まあカンニングとは見当が付きましたが、ネーミングセンスがいいです。
ムサシも怒るのはわかりますが、僕なら・・・いや、こうして行動で示したほうが彼女はわかるでしょう。まだ言葉が通じる段階じゃない、自分で考えさせた方がいいです。
ここまで必死になってくれていたとは・・・実は半分は内申のためですけど。
このスパルタ特訓表は見ていて面白かったです!香成短時間に詰め込みすぎな気がしますが。「ムサシ君へ質問ターイム!」「特典やきにく」などがとてもいい幹事を出しています。
そうきたらわかるんですね、ビビちゃんは。
自分で頑張っているのを見守っている、本当に見捨てることはないけど甘やかすこともしないムサシの愛情には脱帽。
あえて使わない、と決めるシーンはかっこいいです。読者は何があってもムサシが彼女を見捨てることはない、ともうわかっていますが、彼女はこれで・・・80点以上取れなかったら終わりだと思い込んでいる可能性が高いのですから。
ムサシがすごく心配していたことが、髪をつかんだシーンから伝わってきます。
抱きつくシーンは素直な感情が爆発的に伝わってきました。必死だった、不安だった・・・そして初めて感じる充実感、色々な感情がミックスされて。いい笑顔です!
キスのつもりが寝てしまったのは、少し惜しいかも。
十分ラブラブな気がしますが、甘やかしてはいけませんね。親子のような恋人、今のところは友達・・・面白い関係です。

「ほっぺにチューボー!」絵は大分成長しましたね。
この状態で話を聞かせるなんて無理ですよ。
まいちゃんの「剛くんの胃袋はわたくしのものですわ」という発想、なんだか笑えます。
このケンカは苦笑するしかありません・・・落ちも読めました。
でも、思春期入口・・・男も女も特に意識しない友達から、わずかに意識し始める瞬間の感じは伝わりました。
ケンカしていたらおいしいものもおいしくないのは当然ですね。多分剛も。
いちゃいちゃラブラブに見えますけど全然楽しそうじゃないです・・・まあ照れもあるのでしょうが。
もしかしたら、いやいやながらヤミーへの当てつけにやっているのかも。
まいの水着は・・・年齢考えろとしか・・・
仲直りしたい、けど動けない・・・その気持ちはよく分かります。
指輪を探している、とわかってはいましたが、やはり感動します。
面白い料理ですね。簡単にできそうですし、やってみたいです。
あー、左手の薬指!これには爆発しました。
さらに・・・どうするのでしょう。多分キスはしないでしょうが、もしかしたら・・・一応期待しておきましょう。
現実だったらどうするのでしょうね。

「みるくSHAKE!」お疲れさまです!
始めの、前回の回想は不思議な、そう・・・前にクリスタルガラスの置物が割れたときの、割れた面の金属を思わせる不思議な質感のような輝きに目を奪われています。
別れをどう肥やしにするのか僕は期待していました。この決断は意外です。
閉店の知らせにはまさか・・・としか言いようがないです。でも考えてみると、時間的にも経営としても無理を重ねていたのでしょうね。
橘の方からの融資、財政支援がなかったら元々立ち行くはずがない・・・一番大きいのは精神的なものなのでしょうが。
本気で橘先輩を思い切って、全てを思い出に封印するつもりなのですね・・・悲しくなります。
準決勝の審査が実質的には最後のコンテストシーンになりましたね。緊張感はあります。
NYでチャンスをつかもう、というあにまくんの誘いは・・・恋愛感情はあるのでしょうか?
ファッションの世界に出る、夢があるならこのチャンスは捨てられないです。
でも・・・その夢も、先輩がいないと沸いてこないのでしょうか。
恋と夢がどうしようもなく一つで、だから・・・全てを捨ててしまうしかない、何も中から沸いてこない・・・見ていて辛いです。
それが、まるで・・・扉が開かれたように吹き出す一瞬、ため息が出ます。無理矢理押し込めようとしていた、殺そうとしていた恋と夢・・・あまりに大きな感情が一気に湧きあがってきて、もう止められない・・・
頭が空っぽになるようです。
ベリーちゃんの励ましの不器用さ、相変わらず笑うほかありませんでした。
それにしても・・・勝敗と恋は本来関係ないということ、みるくちゃんに勝っても負けても・・・先輩の心はどうしようもないと、もうわかっているのでしょうね。
みるくちゃんに言いたい放題に言うベリーちゃんの文句、結構共感できます。
いいキャラでした、本当に。
潤間さんのキャラは終始変わっていませんね。
このエピローグも微笑ましいシーンばかりで楽しかったです。
ウメ先輩、まだ恋は進んでいないんですね・・・考えてみるとC3の閉店って、ウメ先輩にとっては伊賀さんとの接点がなくなるということですから、かなり残酷だったかも。
尾藤さんとベリーちゃんのコンビ、最後までいい!「新婚家庭なんぞ冷えきってしまうがいい〜〜〜〜ッ!」が爆笑でした。あ、やはり関係者がモデル・・・。
で、ここはお約束のふられた同士、ですか。
そしてC3の再開店・・・告白も決勝戦もあえて描かず、結果だけというのも、色々あったのでしょうがいいと思います。
とてもいい感じにまとまりましたし・・・変わった感性の奔流、激しいラブ、純粋さ・・・色々楽しませてもらいました。本当に成長しているのも分かりますし、次回作がとても楽しみです!

「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」競争と見せて、というのは意地悪ですがうまい。
この助け合い、譲り合いは見ていて気持ちよかったです。

来月号はえぬえけい先生の読み切りですか。スポーツ物には定評があるので安心して楽しみにできます。
真伊藤先生が脚光を浴びるのは嬉しいですが、四コママンガを補充しないのが・・・まあ仕方ないです。
他の連載は基本的に安定していますね。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ