なかよし2002年5月号感想

変わったのか変わっていないのか・・・「学園天国」の連載開始はほっとしました。
作品そのものも楽しみですが、「ザ・ネクスト」が恒例になるかどうかは、なかよしの未来にとって相当大きいですから。

何の気もなく増刊のお知らせを見てみたら、笑い転げると言うか頭を抱えると言うか・・・よくあるといえばよくある乾いた笑いが出てくるような単純ミス(リトルなちゅうvとヒトメボレ前線の説明が入れ替わっています)。しっかりしろよ!
でも「山田さん」予告カットの「ホラーまんがじゃありません」を今更みつけてしまって笑えました。

あと、付録のシャープペンは恥ずかしい以前に物として使えないですよ。昔ついた「きんぎょ注意報!」のシャープペンは十年近い酷使に耐えて現役です。

「新☆だぁ!だぁ!だぁ!」ロゴが面白いです。前のラスト、地球に来たルゥくんと未宇ちゃんが出会うシーンはパラレルワールドのようなものだと思えばいいのでしょうか。
とても唐突な始まり方です。前回のラストにどうつながるかを考えていた分、全てを外されてとても面食らいました。
ここはどこなのか、面食らって変な生き物に驚いて、と同調させるのがうまいです。その目でこの未来都市を見るのは驚きました。
考えてみると、この手の・・・手塚式未来都市は僕らにとっては馴染み深いものですが、今の子供たちにとっては初めてみるものに近いのでは?
それを遊園地と思うのはもっともと言えばもっともですね。
この二人組は昔の「桃にキッス」の鬼を思い出します。
暗い闇・・・恐怖のあまり忘れていたのでしょうか。ここはかなりの恐怖感があり、それだけに助けてくれる「彼」がまぶしいです。
この二人組はこれからも登場するのでしょうか?あ・・・アニメオリジナルのわるわる団なども出てくるのでしょうか!
男の子に抱かれていることに気がついて離れる描写は可愛いです。
ワンニャー・・・やっぱり!すごすぎる偶然ですが、面白くなりそうです。
え、人が入っているか、って・・・両親から聞いていないのでしょうか、ルゥくんのことやワンニャーのことを?
この「宇宙警備局」の回答はすごいですね。ほとんど問答無用で永住しろと言うことでは・・・
子供らしい絶望はとても可愛いです。まあ僕も、そうなったら・・・まず来月号のなかよしが、で次は「鋼研究所」をはじめネットのこと、それから家族・・・こらこら、家族の前に夢?笑えましたけど。
でも地球より進歩した世界の文明や歴史、宗教を学ぶのも楽しそうですし、P=NP問題やフェルマーの最終定理、リーマン予想が解決されているかどうか聞いてみたいです。
あ!もしかしたら、未夢ちゃんたちの尽力で未来さんが探しに来てくれるかもしれませんね。無理でしょうけど。
女の子を抱きしめるのに何の抵抗もないのですかルゥくんは。
あ、ここでは皆が超能力があるのではなく幼児期のみですか。
ラン、ネイルなどの新キャラも面白そうですね。この三人の組み合わせ、なんとなくハリー・ロン・ハーマイオニーを思わせます。
学校での授業がもう終わり?中学生ぐらいにしか見えません。非常に短いのですね。大丈夫でしょうか?それとも効率のいい教育法や・・・脳とコンピューターを直結させるなどで教育機関の短縮に成功しているのでしょうか。
一年間フリー体験研修というのはいいアイデアです・・・地球人には使いこなせそうにないシステムですが。
地球に返す旅をテーマ、ある意味宿命ですね。そしてもう一度地球に・・・ここでのルゥくんは自分が赤ちゃんの頃地球に行った事があると知っているのでしょうか。
そしていつ、未宇ちゃんが未夢と彷徨の子供だと気づくのでしょうか・・・いや、もしかしたらパラレルワールドでルゥくんが地球に行った件自体こっちの「新」ではなかったことになるのかもしれません。
どうなることか、楽しみです!

「娘。物語」二巻で百万部とはすごい。本物ですね、この人気は。
しかし、あの加護ちゃんがずいぶんいいお姉さんに・・・
とことんマイナスの始まり方はショッキングでよかったです。少なくとも今までの皆は、実力が劣っても野心だけははちきれるほどあったのに。
自分は次元が違うと思い知って、普通ならそれで・・・落ちた結果を受け入れて実力を高めるか、または諦めるか決断するところでしょうね。
しかし20827の9人とは、それだけですごいことですよ。
緊張して呆然としている表情、見ていて応援したくなりますね。
まともに外すとは・・・ここは笑えました。
場違いなまでの実力の違い、でもそれを冷静、客観的に認識できる余裕もあるのですね。
本当にどうしようもない、全く問題外・・・そんな印象を与えておいてこの発表は僕も意外でした。
事実上インスピレーションだけとは・・・この賭けは大きいですね。さすがにすごい度胸です。そして、はっきりと赤点と言っておきながらこれ、すごいですよ。
独特のテンポですか。見ていて面白いですね。それだけキャラが立っている・・・あんたらにいわれたくはないかも。
一番奥、一番はし・・・僕もその位置は覚えがあります。でも、逆に一番目立つこともできる場所ですよ!
腹から声を出すことができない、基礎中の基礎のはずなのにそれでよく・・・とあらためてつんくさんの賭けの大きさに呆然としています。
つんくさんの「最初みんなおまえと同じ落ちこぼれから」みんなこの痛みは知っている、だから・・・負けないよう頑張れ、この励ましはじーんときました。
約束で必死で頑張って頑張って、その姿は結構輝いています。
そして認められた瞬間・・・知らなかったので呆然としました。多分、知っている読者はどこでこの事故が起きるか、胸を痛めつつ見ていたのでしょう。
初舞台に出られないのは・・・っ!絶句です。
舞台の輝きと、だからこそ深まる痛みが・・・染み込むように伝わってきます。
そして、待ちに待ったデビューのはずなのにあの弱気な面が出てくるの、僕にはどうしていいか分かりませんでした。
加護ちゃんがいい先輩になっていたのは驚きました。それで「オバちゃんたちのいじめかた」は笑えました!さすが。
舞台の迫力はもう円熟味さえ感じます。
ものまねは笑えましたね。
まだ何も始まったばかり、ソロやユニット、ドラマなど特別な活躍がない新メンバー・・・ここからどう紹介していくか、難しいところでしょうが面白くなりそうです。
一つリクエストを言わせてもらうと、家族が出てこないのが少し気になります。一番大きな支えのはずでは?あとスタッフも支えとして大きいはずですから、五期メンが終わってからつんくさんと、あと初期から支えてきたメインスタッフについても列伝をやってくれたら素晴らしいと思います。

「東京ミュウミュウ」アニメが楽しみです。
ストーリーも大きく進みましたね。とてもバランスのいい話でした。
カフェミュウミュウの「いつも通り」の姿は・・・脱力しますし、同時に全てが一目で分かります。「City Hunter」の「伊集院隼人氏の平凡な一日」のように「カフェミュウミュウの平凡な一日」が見たいですね。一回ぐらい費やしてもいいと思います。
たかっているいちごちゃんは可愛いですね!しかし赤坂さんのセリフ・・・あの、青山くんは?
さりげなく熱を測っているざくろさんがいいです。みんとちゃん、よく騒ぎませんでしたね。
その怪我ですか・・・でも怪しいですね。保留しておきましょう。しかし、声で誰だか分からないものでしょうか?
ざくろさんの「自然消滅したのか?」は一瞬硬直しました。ストレートすぎます。
そこで来てくれる青山くん、なんか・・・宝塚のように音楽をつけたいような登場の仕方ですね。
デートが大変なのもわかりますが、せっかくのデート中ぼーっとされたら男は傷つきますよ。男の子は結構繊細ですからね・・・顔を寄せられてうひゃっとなるのは可愛いです!
でも単純ですから、「おべんと食べよ!!」なんて言ってもらうととても嬉しいモノです。青山くんの、喜びを爆発させるでもないいつも通りの優しい笑顔・・・感情を抑えるたちなのでしょうか。
いいお母さんですね!この母娘の語らいはすごく素敵です。
あ、キッシュ立ち直ったのですか。
幸せラブラブバカップルはひたすらうらやましいです。「こんな時間がずーっと続けば」と青山くんの横顔にうっとりしているいちごちゃんの顔、すごく魅力的です。
そして全てを話したくなるの・・・そこに持っていくのはうまいです。
今回の青山くん、やっと待ちに待っていた男らしさがあってとても嬉しかったです。青山くんに感情移入していたら、どうしても身をもっていちごちゃんを守りたいと思っていたのです。
あの鈴が落ちたのはショックでした。これは二人の仲の象徴のようなものだったのに・・・心配です。
怪我をしながら「いちごはぼくが守るから・・・」と言う青山くん、本当に素敵でした。この言葉をずっと言って欲しかったのです。
だから、放して変身・・・胸を潰されるようないちごちゃんの思いがよく伝わってきました。
変身シーンを、全裸を見せてしまう・・・文字どおり自分の秘密もすべてを見せる、ここはいちごちゃんの裸体でうまく決意の大きさを伝えていますね。裸体そのものもとてもきれいです。
それから「すこしでも青山くんのそばにいたかっただけなの」と、気持ちを吐露するところは言葉がいらなかったかもしれません。表情と雰囲気で充分感情は伝わってきます。
料理の腕を誉めてから攻撃するのはかなりいいですね。
あ、青山くんと蒼の騎士はやはり同一人物の可能性が高いです。「決して一緒に登場しない」というのが守られていますし。
キッシュ、前回がよほど悔しかったのでしょう。必死で特訓して、自信を取り戻したのでしょうか。
この絶体絶命の状態から、一瞬ですべてを切り刻むシーンの迫力はさすがでした。少年誌ではよくあることですが。
致命傷ではないようですが、体のあちこちを斬られて落ちていくキッシュは・・・かなり感情移入しました。普通少女漫画では避ける血の描写は大胆ですね!それにショックを受けているいちごちゃんの気持ち、特に女子には伝わると思います。
悔しいと言うのを通り越した、底無しの絶望感。「殺せ」という気持ちも痛いほど分かります。
あ、いちごちゃんは・・・敵でも殺すつもりはないのでしょうか。でも、ここは死がむしろ情けなのに。まあ女子に武人の心はわかりにくいでしょうね。
キッシュ、よくここで自殺しませんでしたね。「そういう・・・・・・こと・・・だったのか・・・・・・」とは?これが気になります。蒼の騎士の正体に気づいたのでしょうか。
屈辱を通り越した絶望、それで静かにすべき事を言うキッシュの気持ちを考えると胸がしめつけられるようです。自分には死ぬ価値もない、泣く価値も悔しがる価値もない・・・全身の力が抜けるようで逆に冷静になる、よく分かります。
青山くんの前に立った時のいちごちゃんの表情は不思議な色気がありますね。
そして、このキスの答えは・・・心が一瞬空白になり、そして心から胸をなで下ろしました。
かなり深いキスのようで、みていてドキドキします。
知ってた、って普通気づきますよね。今まで何度気づけとツッコんだか分かりませんし。でも「知ってた」が不思議と意外に思える・・・それだけ本当に気づいていないのか?、つまり青山くんは気づかないままだとどこかで思い込まされていたようです。
さてこれからどうなるのでしょう。むしろキッシュが心配ですが・・・各個撃破戦略と次のミュウアクアも気になります。
あ、「Kanon」のアニメを見たせいか、コスプレでふとざくろさんの「川澄舞」が見たくなってしまいました。となるとみんとas香里、歩鈴asあゆ、れたすas名雪?そしていちごは・・・そういうコスプレも見たくなりますね。

「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」本当に不器用ですね、どれみって。
心をこめて作ること、そしてきちんとした技術で効率よく作ること・・・どちらも大切ですよね。そして、それができるためには十分な時間の訓練といい師が不可欠なのですが・・・
おんぷちゃんがサインを求められ、気さくに応えているところはいいですね。
すべて消えてしまう、ということは・・・この世界の魔法は基本的に幻術(と変身)なのでしょうか。
量産品と同じことになってしまう、と言うのは寂しいですね。

「ラブvウイッチ」すごい。契約の瞬間、すごい甘さが画面から立ち昇っています。
暑くない火も深いところで分かる感じがします。もしかしたら出エジプト記三章二節の消えない炎とも関係が?
手を握り締める動作も不思議な色香があり、しかも強く思いを伝えています。
この血は聖痕でしょう。
早くもメールが来ている、というのもいい伏線ですね。
香で感覚を描写するのもいいですね。
あ、自由に魔法を使うことはできないのでしょうか?
そして、ラブちゃんはウイッチとしても特別な・・・というより、古来ウイッチクラフトでは変身が最も重要な術では?
記憶喪失につなげる流れはさすがにいいですね。分かっていてみると、病室に入れないようにし・・・止められないと分かったら辛さを抱えている星姉さんの動きが見事です。
生きていればよかった、それは確かに一番高く自然な愛情でしょう。でも・・・それが本当は、悲しみを実感できないからだとわかっている今は見ていてきついです。
まだ死神がいる、でもなぜラブちゃん以外には見えないのでしょうか?
そういえば、星、花姉さんは何を捧げる羽目になったのでしょう。でもまあ、勇の命でなくてよかったです。
この衝撃は・・・やはり、ただの姉弟愛ではない、禁断の領域に踏み込んでいるのを感じます。だからこそ強い香りがするのですが。
思い出す方法はない、のでしょうね。星姉さんが何を失ったのか、そしていまだに取り戻せずにいる・・・何か鉛でできた布団を肩に乗せられたようです。
誰も相談相手がいない、一族が滅亡しかけている・・・
星、花姉さんがそれぞれ感じている責任に、胸が痛みます。
この回想も痛いです。祖母の態度が・・・肉親ではなく家長、独裁者としての感覚が感じられます。それにいつもどれだけ愛ちゃんを傷つけているか、だからこそ深く勇と結びついていることがよくわかります。
しかしこの、思いに震えているラブちゃんの色気はすごいですよ。
そしていきなり・・・唐突ですね。どう展開するのか、ドキドキしています。
本当に何がどうなるか分からない、それでいて甘く切ない香りに包まれるような・・・期待大です。

「結婚しようよ」なんだこりゃ、というのが正直なところですね。
宝塚のように壮大なラブストーリーになるのか、と期待させる「これは いにしえに かなわざりし 男女の強き思いが 現代に引きつがれた 愛の物語である」から始まって、わくわくして・・・
なんだか「ワーキング娘。」を思い出させるとことんしっかりした空気をまとったヒロインに、考える暇もなく引き回されました。
家族の豪快な空気も面白いですね。「あ〜んなことやこ〜んなことすんだぜ」ってすごいませガキ。
しかしずいぶん大きい家、それに四人兄弟を長距離トラックのお母さん一人で維持するとは、素晴らしい。父親はどうしたのでしょうか。
大恋愛に憧れる、乙女なところもあるのですね。
突然飛んでくるヘリコプターには驚きました。それもすごくリアルに。
そして、突然変な物体が出てきて・・・それがあの美女?ここはもう頭が凍結しました。よくもまあここまでやったな、と勇気を称えたい思いです。
イメージがどんどん崩れていくのは、本当に体が砂になっていくような感じです。
そして、事実上問答無用の脅迫・・・絶句しています。
それでも楽天的な姿勢は好感が持てますね。不思議な雰囲気です。
ゴージャスさを示すところはそれほど圧倒されるようなことはありませんでした。
優しくて美形、と妄想してしまう乙女なところが早紀ちゃんと違って面白いです。
盗撮されているというのが硬直・・・まさか、こいつが婚約者?
もう一人堂々と入ってきている人、それで考える暇もなく次に行きました。考える暇を与えない、ジェットコースターのような進行はさすがです。
そしてこの大広間はすごい。宝塚式のせりあがりは笑えました。
あの・・・無効にする頼みの綱、と素敵な人は矛盾する気がするのですが。
二人同時に、でまた硬直。
どちらもすごい美形、でものぞきと盗撮魔・・・開いた口がふさがらないです。スタイルは結構いいみたいですが。
切れるのは分かりますし、気持ちいいです。
おばあさまの行動もとても分かりやすくて面白いですね。
手紙に小さく突っ込むのも笑えました。
そしていきなり、え、え・・・と混乱している間にどんどん話が進んでいく、こういうのも面白いかも。
この二人の行動の違いも面白いですが、顔は半笑顔のまま硬直しています。
これが序曲とは、これから一体どうなるのでしょう。
不条理系コメディ・・・実際面白いです。そして、今までの実績もありますから最後には感動させてくれるだろう、という期待もあります。とりあえず信じて次を楽しみにしましょう!

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」僕は{しょたいけん}と読んでいました。
で、「その他」とは?8.8%のどれくらいが初Hなのでしょうね。
Y.Yさんの告白はステキでした!Sくん・・・
普通「男は(彼女の)初めての男になりたいが、女は最後の女でいたい」といいますが、そうとばかりは言えないようですね。
観覧車でのキスの妄想、すごくきれいでした。
最後の「いろんなコトを体験していくと思うけど」という励ましは意味深長で、そして優しい思いやりに満ちていると思います。なかよしを卒業するみんな・・・後悔しないよう避妊だけはちゃんとして、お互いを思いやって素敵な青春を過ごして欲しいです。

「ほっぺにチューボー!」甘い夢ですね。
幼なじみがこうして初キス、これは理想の中の理想ですね。
キスに過敏になるお年頃は見ていてくすぐったくなります。
基本的に興味なし、サッカーで頭がいっぱいな剛も面白いですね。
まいちゃん、自慢しているのか嫌味を言っているのか。
この大失敗は肩をすくめるしかありません。だいいち、まいちゃんの作戦も当たるはずがないのですから心配ないのに。
そうそう、キスじゃなくて好きというのが先ですよね。ちゃんと基本は押さえているようです。
この失敗は笑えました。
お弁当を出すシーンはためらい、気恥ずかしさがうまく出ていますね。
この少年誌グルメマンガ的な大袈裟な表現も、小さい子にはわかりやすいでしょう。
ヤミーちゃんの「めざせワールドカップ!!だよ!」という言い回しに一瞬連想したものがあるのですが・・・「ふぁいと、だよっ」とならなかっただけましですが。
いいムードになって、キス・・・と思ったら、でもこれもいい思い出になりそうですね。間接キスも。
まいちゃんは災難でした。誰か着替え持ってくればよかったのに。

「十二宮でつかまえて」まさかこうなるとは思いませんでした。
この一連の事件はシリウスとは違う、という気はしていました。
この手帳が一種のダイイングメッセージとは!僕は犯人が推理を混乱させるためにしかけたのだと思っていました。
ひろりんの「あの姉貴がおとなしくつかまるはずない」という言葉、さりげなく姉弟の普段を別の面から見せてくれていますね。
しかし、先生がいきなり出てきて・・・時計をここで出すのもうまい。明敏な人ならこれで分かると思います。
この泉先生の怒鳴る態度は自分が犯人だといっているようなものですね。
登場の仕方はかっこいいですが、考えてみるといつものことですが無謀ですね。
ペンを投げて鏡だと証明するシーンはかっこいいです。しかしすごい腕、僕にはとてもこの精度で刺すことはできません。この腕でコンクリート針やスローイングナイフを投げればこれから、犯人を追いつめてからの護身も余裕でできる気がします。
鏡が砕けていくシーンも本当に華麗です。
三人とも、生きていてよかった・・・着衣も乱れていないようですし、最悪の事態は免れたようですね。ほっとしています。
この極限までの自分勝手は硬直しました。今ワイドショーを騒がせる非道な事件の、あまりにも幼稚な心理をうまく結晶化していると思います。というより、現実に起きそうで怖いです・・・もっと悲惨な結果で。
りりちゃんの「あんたガキ?」というツッコミ、華麗な蹴りは拍手。ひろりんのフォローにはご苦労様といいたいです。
そして、あの眼鏡っ子がシリウスだったとは読めませんでした。
ラブレターの結果は・・・意外もいいところでした。
誰なのか知りたいと思う気持ちは乙女らしくていいですね。
そして出てきたのが及川、というのが意外で・・・心臓が跳ね上がりました。
真っ赤になって「オレだよ」は息を呑みましたね。まさか・・・ここでは、本当にひろりんが転校するのかと考える余裕はありませんでした。ただ思考が止まって、空気が熱くなるような気がしていました。
りりちゃんの表情もいいです!嬉しいような驚いたような、笑いかけて止まっている・・・
そして真相でまた硬直。四歳でこの手紙・・・すごい。
待ちぼうけはさぞ辛かったでしょうね。あ、女アレルギーもそのトラウマで?
そして・・・過去形でしょうか、それとも。ここからの急展開に期待です!少なくとも今までのように、さらっとべたべたすることは難しいでしょう。

「どーなつプリン」まず学園、いいパターンです。
いきなりブラック化、でもなんだかのどかでいいな、という感じです。
可愛らしくなったら全てが許される、分かります。
ヅラ疑惑は爆笑でした!考えてみれば、この髪形という時点でヅラは確定でしたね。
学園長の座が飛び交うのは笑えました。そしてここに行くとは!押さえた笑いが止まりません。

「ビビってむーちょv」今回は大胆に弾けました。勇気は賞賛に値します。
自分の感情をコントロールできない、冷静に見れば・・・自分の魔法で支配しているに過ぎない人形なんて興味がない、それより友達と楽しそうにすることさえ嫉妬するほどムサシが気になっている、とわかるのですが、彼女にはそんな事は分からないのでしょう。せいぜい小学校中学年程度です。
どうしていいかわからなくて、笑いかけてもらっても舌を出してしまう、しかもそれを後で自己嫌悪してしまうのもすごく分かる気持ちの流れです。
それは僕よりもそういう時期を卒業して間がない、またはまだ卒業していない少女読者のほうが分かると思います。
食べ物で慰めてくれる使い魔・・・決して魔法・・・権力だけの存在じゃない、心からの忠誠心があるようですね。
確かに食べている表情はとてもいいです。
その、ちょっとほめてもらうので胸が沸き上がるように嬉しい、そんな気持ちがはっきり伝わってきます。すごくストレートな表現力です。
それで大量に食べてしまうの、馬鹿ですけど・・・それだけに可愛いです。どんどん突っ走ってしまう、気持ちを抑えることを知らないで浮き上がったら燃えていくだけ、よく分かる気がします。
それで、誉めてもらいたいからと一生懸命頑張って・・・口いっぱいにほお張った不気味な笑顔は笑えました。
ここは大食をスポーツ化することについての諷刺があると思います。「フードファイト」などのテレビ番組をきっかけに、かなりの批判がマスコミをにぎわしていますし。
皆まで巻き込んで無茶食いして・・・それはそうなりますよね。爆笑しました。
僕ももしかしたら、小学校時代の無茶食いは・・・これと似たようなものなのかな、という気がしています。好きな人に誉められたからでは多分ない、理由は覚えていないのですが・・・クラスメートとの対抗意識などがあったとおぼろげに覚えています。その意味でも僕は彼女を笑えないですし、強く感情移入できます。
あ、ムサシはビビちゃんが見る影もなく太ってしまったことについて、一言も文句は言っていませんね。その・・・多分友情だと思いますが、それは容姿も何も関係なしなのですね。
女子の嫌味で初めて自分の・・・まあ向こうではそんなの関係ない、肥満が醜いとされるのは現代社会特有の習俗ですが、それを自覚して必死でやせようとするとは・・・まあこれも馬鹿といえば馬鹿ですが、理解はできます。
といっても、僕はそれはやっていませんよ。僕が走って一度やせたのは、大地震など何かあった際に太っていて運動能力がなかったら死ぬと知ったからです。
必死のダイエットは痛々しいですが、その夢中さは分かります。行きすぎてやせすぎてしまったのは笑えました。そして皆の心配を拒絶して、そして肝心のムサシの心配まで拒絶してしまう・・・やれやれ、という感じですが、その寂しさと思いの強さはよく分かります。しかも「おまえムカつく!」と・・・まあ理解はできますし正直でいいですが、ちょっとビビちゃんの幼さを理解している言葉とは思えないですね。
それで倒れてしまうとは・・・
どうすれば彼に好かれるか分からない、この焦りは痛いほどよく分かります。
どうしていいかわからない、「どうすればもっと仲良くなれるの」僕だっていまだに分かりません!いまだにそれがわからなくて苦しんでいるのです。そして僕でさえ分からないなら、思春期の読者にはどれだけ・・・分かった振りをしている子は多いかも知れませんが。
ムサシの「そのままでいろ」の一言はすごく嬉しかったです!全部を受け入れているんだな、と胸が熱くなり、涙ゲージが46%ぐらいにはなっています。
大嫌いといいながら、「大好きよ!」といってしまうのは・・・胸がいっぱいになりましたね。
でもムサシは・・・どうするのでしょう。今までの態度を見ると、恋愛感情とは到底思えないのです。そしてビビちゃんの思いも、恋愛感情というにはあまりにも幼いそれのような気がします・・・ちょっと不安で、それだけ楽しみです。
本当にすごい力を秘めた作家だと痛感しましたよ。

「みるくSHAKE!」今日明日に、ということはなかったようで・・・ほっとしました。
あにまくんの励ましは素敵でしたね。半年遅れかもしれませんが、ちゃおなかよしりぼんでも9:11同時多発テロについてのコメントはこれが確か初めてだったと思います。しかもかなり的確で、自然な感情として・・・
あにまくんと同じ思いを抱えている人は世界中にいるのでしょうね。
セクシー水着は凍りつきました。一番向いていない課題では?
マッサージを利用してeyeの体を知り尽くすとは、なかなか侮れないですね孫さん。
セクシーといえばジル先輩、間違いではないですね。一休さんネタは今の子供に分かるでしょうか?
この水着は顔が硬直して・・・息がしばらくできませんでした。ジルウメ伊賀の壊れっぷりもいいです。
確かにその水着をジル先輩が着たら鼻血物にセクシーでしょうね。
フランのところに来たのは、無意識にベリーちゃんに慰めて欲しくて?それにしっかり応える上にヒントまでくれるとは、自分の役割に忠実なものです。
いくら罵ってももう説得力ゼロ。「決勝まで残ってみせなさい!このわたくしにこてんぱんにつぶされるがいいわ!」って、「決勝まで絶対負けるな、頑張れ!」といっているのと変わりませんよ。
でも・・・頑張っているところにこのメール、嬉しいですね。二人とももっと甘え合えばいいのに。もうそういう意味では対等でいいと思いますよ。
結婚式の妄想から、三流脇役だったはずの尾藤さんに連想、それでひらめく伏線はお見事。
このシーンは酔わせますね。映画の冒頭でしょうか?あ・・・審査が進むにつれて、徐々に映画の全貌が明らかになっていくという仕掛けですか。すごい。
孫さんの水着は・・・かなりの露出度ですね。
みるくちゃんの、出た時点で逆に妖艶さがありました。隠す美学とチラリズム、うまくやったものです。横の体を大胆に出すのは・・・それよりその水着の下はどうなっているのか気になりましたよ。もし何もないとしたら、それでは現実の女性は外には出られませんね。
そして・・・あ、宙也先輩、かなり疲れていますね。この状態は僕もかなり身近に知っています。そして、日本全国誰もがこの状態なのでしょう。
ぼろぼろになって倒れた親父さんには震えがきました。今、どれだけの親父さんがこうして倒れているのでしょう。そして、どれだけの宙也さんがそれを目の当たりにして、何もできない自分の無力と政治無策を呪っているのでしょうか。

「無敵にチア アップ!」変わっていないといえば変わっていませんし、成長しているといえば成長しています。
雰囲気を出す力はさすが。
そして突然異分子が入ってきて・・・その不安は分かる気がします。
素直に一緒に行けない気持ちはわかります。もうできているグループに後から入るのは、しかも先輩後輩で・・・無理がありますよ。
うららちゃんのこの態度は分かりますし僕もよくやりますが、賢明ではないですね。
なんとかチームワークをよくしよう、と思い切った手を・・・ここはどうなるかわくわくさせられましたね。しかもうららちゃんの頑張りを見て、一瞬成功を確信しました。
それで入ったのですか・・・笑顔、軽いようで結構深いテーマですね。
一生懸命だからこそ、売り言葉に買い言葉が暴走して・・・これは痛いです。
百笑ちゃんのリーダーシップ不足ですね。それがわかるからこそ、彼女も苦しいのでしょうが・・・それでも笑顔を保てる強さはすごい。
そして、それから・・・仲也の顔を見て泣くの、多分・・・仲也は嬉しかったと思います。それだけ彼女が心を開いてくれている、ということなのですから。
ここで「泣き顔かわいくねぇな」はうまい!そして抱き寄せて温もりを伝えるのも、大胆ですが素敵ですね。こういうところがうまいんですね・・・
そしてこの思い切った策で、素直になれないだけの気持ちを一つにするのは迫力もありましたしいいアイデアでした。
そしてやっと出たうららちゃんの笑顔はほっとしました。もう結果なんて見るまでもないですね。
とてもストレートで少女漫画らしい、素敵な作品でした。

来月号はやっと「学園天国」、ほっとしています。待ちに待っていました。
あと「ハクション大魔王」!?上北沢ふたご先生・・・ですよね。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ