なかよし11月号感想

待ちに待っていた「ザ・ネクスト2」!最高に嬉しかったです。

前号で感じていたなかよしの変化がはっきりしましたね。去年からずっと続いていた長期連載が、ほとんどまとめて終わる気配です。単なる年末を見た誌面更新ではなく、僕には「アニメ化狙いの長期連載」方針そのものが終わり、もしかしたら「ちゃお」のように短期連載が中心になるのではないか、とも思えます。

「なかよしショップ」もとても嬉しいニュースです。ただ、もう五年早くやってくれていたらという気もします。

「セレブレイト!」安定感と華やかさはさすが。今まで正直、「刃物のような鋭さ」にこだわりすぎていましたが、もう完全に脱皮したようです。失ったと考えず、成長と見たほうがいいかもしれません。
この導入部はうまいですね。空ちゃんと隼人さんの紹介がしっかりしていて、隼人さんの夢がしっかり分かります。
また、翼ちゃんと十夜さん、元就さんの関係もすぐに分かるのが親切でいいです。といっても、「セレブレイト」は本誌掲載されていますから皆知っている気もしますが。
しかも元就さんが宇宙人で語って、それを十夜さんが殴る展開が実に面白い。
花嫁ドレスの仕事がしたい、と夢を語る翼ちゃん、すごく魅力的です。やはりそういう、引きこむ力はすごいですね。
このケンカはまたびびりました。絶望的な空ちゃんの表情はすごくインパクトがあります。複数の瞳のタッチを使いこなしているのがまたすごい。
十六歳になったら、結婚もできる・・・でも、自分で生活できないうちはガキのままですよね。
十夜さんの厳しい言葉は強い説得力があります。
翼ちゃんの行動を読み切っての動き、すごくノれる展開でした。
渋滞で間に合わない、このスリルと・・・いきなり脱がしてウエディングドレスに、これもまたインパクトのある展開です。
しかもこれでも間に合わなかったと一度思わせて、ため息でした。
仕事モードの十夜さん、普段とかなり違いますね。
オーストラリアは・・・ますます遠くはないと思います。直線距離では遠いですが、空路は日米間より充実していると思われます。
パースという街が明かりでスペースシャトルを誘導する、というのはとても感動的な話です。
そしてこの台詞・・・かなりたまらないです。
それにしても、十六歳での結婚は両親の同意が必要ですが、多分来て同意しているのでしょうね。
オチもまた、もうお約束ですがいいです。連載としては、一番安定感があると思います。

「学園天国」これはまた、最近あまり語られない、そしてとても重いテーマを見事な切り口で・・・血が出るような鮮度ですよ。とても考えさせる作品です。読み切りとしての力はずば抜けていますね。
しかし、なんて単純な動機の編入・・・脱力から、一転してこれで脱力を通り越して下腹部が熱いです。
検査といえば壁のぼり、という連想がまたすごいし、不思議と納得できます。それから出会いにつなげるのはうまいですね。
とてもロマンチックな感じから、一気に連行になるのがまた引きこまれますし、息苦しいような気分です。
この、ハサミでその場で髪を切るのは、非常に屈辱的な行為です。明日までに直すようにと約束、直さなかったら謹慎にしたほうが、相手の責任感に訴える上ではいいでしょう。
非常に嫌な、非人間的な空気が体を締めつけるようです。アフガニスタンのタリバーンが化粧をした女の顔を切り刻み、マニキュアを塗った爪をペンチではがした報道を聞くように・・・
規則そのものの善悪より、それを運用する者の人間性のほうが大きいのかもしれません。
正しいことを言って、したのに・・・菅野さんがかえって恨むのが、一番深い悲しさになります。でも、すぐ心を開き合って安心しました。
樹くんの天然から、いきなり副会長を拉致しての展開の速さにはびっくり。
キノコくんの忘れ物は、かわいそうなのに笑えます。
で、いきなりこの運動とは・・・行動的な人。会長のごほうびのチューでもしてあげる、という余裕が・・・
息抜きしろ、というぶっきらぼうな親切は面白いですね。
エリート校への、くだらない嫉妬に対する反撃はかっこいいです。とにかく曲がったことが嫌い、というまっすぐな人格、色々な意味でため息が出るほどすごいですね。
こいつら、自分が馬鹿やってるからって・・・自分たちも「いまどきあんなんいんの」って、「流行」という別の制服を着ているだけじゃないですか!そう、制服を解除しても本当に自由になれるのは、自分の好きな服を知っていて、着る勇気があるのは一部だけで、大半は別の、しかも悪いほうに向かっている(たとえばルーズソックスとガングロといった)制服を着てしまう・・・そういう意味では制服も理解できるのです。
ただし、どちらも結局・・・「規則の制服」を受け入れては非人間的で前例主義になり、戦前の日本の軍人や官僚のように巨大な害を与えるエリート層になりかねないでしょうし、「世間の制服」を着ていては世間に流され、堕落の危険もあります。自分の服を選べる人だけ制服を着なくてもいい、というのはあまりにも不公平な考え方ですよね。ならどうすればいいのか、規則でがんじがらめなのに不思議と創造性の高い人材、リーダーを出すイギリスのパブリックスクールが参考になりそうです。あ、古典教育!
恋する乙女が本当の青春、学校は楽しんでもいいところ・・・この言葉は本当に心に残ります。
樹くんの会いたい人は、という伏線も気になります!
そして、このいきなりまたキノコ頭を拉致して、こんな状態に持っていくって・・・樹くんの行動には毎度頭をかしげます。確かに目標への最短距離ですが、最短距離過ぎて途中の家の壁を全てぶち抜いているような、乾いた笑いが出てきます。
言葉が出てこない、この混乱が理解できて、胸が苦しいです。
だからこそ、この叫びが強烈でした。服を脱ぎ捨てるのもすごい説得力です。
ネクタイを受け止める、この伏線のつなげ方も見事です。
そして服を着せかけて、本当にごほうびのチューには吹っ飛びました。
胸の苦しさが一気に払われた、たまらなくすごいカタルシスです。詰めていた息が一気に吐き出されました。

「まじかる@ラボ」相変わらずの可愛らしさと、本当に言葉にしにくいのですが放っておけないどうしようもなさにめろめろです。
真奈美ちゃんのファッションがすごくいいですね。
まとわりつかれて可愛くて固まらない高史くんが面白いです。
運命の赤い糸が見えるメガネ、って本当にすごい。発想がドラえもんのような気もしますが・・・ちなみに、二十代の女子にもメガネ、のり、はさみの三点セットは大好評でした。本物だと示す小鳥のカップルも可愛い!
自分の糸を見ようとする真奈美ちゃんの、後ろからレンズをのぞこうとする高史くんの気持ちを考えるとまた面白いです。自分では見えないと知っていますから苦笑しているのが自然でしょうが、でも眼鏡のレンズ越しに真奈美ちゃんのが見えるかも、と?
真奈美ちゃんの相手を見る勇気がないのもまた、たまらないです。
中心になる二組の構成がいいですね。納得できないのに結ばれているカップルと、お似合いなのに結ばれていない二人と。
愛っていったい、運命ってなに?に笑えました。
由貴ちゃんは、池上先輩とは運命がつながっていないと・・・終始知らないようですが、知らせなくてよかったですね。
つながっていないから諦めろとは言えない、でもこの由貴ちゃんの真剣な目には・・・これで動いちゃうの、横から見ていると馬鹿だな、と思いますが魅力的でもあります。
落とされたネコやテディベア、コーヒーなどがとても可愛いですね。
だいじょうぶ、って分かってないなこの子・・・危なっかしくて見ていられなくて、目が離せません。
糸を切ってつなぐの、分からない人が見ていたら何をやっていると思うでしょうね。
即座にくっついてしまうのが笑えます。そして、何も考えずに・・・いたずらとも思わず取り組んでしまうの、思わずバカ!と叫びながら笑ってしまいます。
切って貼ってした瞬間、今まで一緒にいた二人が何も言わずにバラバラになり、別の誰かを誘うのはなんか思考が停止しました。
あちこちにできるお似合いカップルが笑えますね。それにしても、そこらにいるカップルみんなが「運命の人」同士なのでしょうか。ほとんどは違う、そのまま幸せで長期間続く結婚にはならないと思うのですが・・・
切れた糸がまたつながってしまうのは、やはりと肩をすくめました。考えてみると、神が結び給うた赤い糸を人がいじることはとても大きな罪ですよ。
糸が燃えてしまう、という発想はすごいです。
馬鹿な行動に振り回されてるけど可愛くてしょうがない、高史くんの気持ちがすごく分かります。
小泉さんと真中くんの、意外な面は見ていて恥ずかしくなりました。
そしてネコの目が見た二人の糸・・・転げまわりました。すごく強烈!
実力的にはまだ甘いと感じますが、言葉にできない魅力にすごくひきつけられます。デビューして間もないのに、「ザ・ネクスト」候補に上げられたのも分かりますね。

「だぁ!」とうとうこの時が来てしまいましたね。本来一年と期限がある四人暮らしですが、なんとなく永遠に続くような感じさえありました。
文化祭を軸に進むのですか・・・どうなるのか、なんとなく見えていますが楽しみです。
黙々と一生懸命に縫い物してる未夢ちゃん、結構可愛い。
三人の吹っ飛んだセンスには乾いた笑いしかでません。
結局、用件を言えないワンニャーに胸が苦しいです。
ママが帰ってきたら自分の家に戻る=転校、という伏線が・・・痛いですね。そう、別に考えたこともなかったのに、その辛い現実が一つ一つ重なっていく・・・
彷徨が角材で殴ったの、分かっていてのような気がします。
ママからの、本来いいニュースなのに・・・ここの表情は絶妙です。笑顔がそのまま固まって・・・何も考えていないママのはしゃぎっぷりが、むしろ残酷に思えます。
何が起きたか受け止めきれない、多分眠れなかったでしょう。
三人ともすごく辛いのを、言う力もなくすごしている・・・ここにルゥくんの姿がないのもまたうまいです。
今がすごく楽しい、でもその今はもうすぐ終わる、これがたまらなく切ないです。今まで、この今は一時的だと考えていなかったから楽しかったのに・・・世界が変わってしまう辛さ、たまらないです。
彷徨の優しさもたまらないですね。ホットミルクの温かさが伝わってきます。
そして、残酷なことに答えるかわりに、自分も同じような悩みがあった、と・・・
この重なった知らせに、言葉もないです。
どんな形で終わるのか・・・未夢ちゃんと彷徨くんの恋は、ママの打ち上げは無事に済むのか、ルゥくんは無事に故星に帰るのか、そのあと連絡は取れるのか、いつかまた四人(+?)で暮らせるときは来るのか・・・無数の期待と不安が入り交じっています。

「おとなにナッツ」これもまた、胸がつまりそうです。
うそ、「だったらどんなにいいか」この台詞、僕も言ったことがありますよ。衝撃を受け止められない夏海ちゃんの気持ちも分かります。
誰の宿題写せばいいの、はこけました。子供のオレにはどうしようもない・・・誰にもどうしようもない、というのが辛いです。
変身して潜入する、という夏海ちゃんのめちゃくちゃも、僕は思いつけませんでした。それがなんだか切ないような、うらやましいような気持ちになります。
何の行動もとらなかった、引越しについては即座に諦めた自分が情けないです。
なにかしたかった・・・最後は笑っていたい、という切ない思いを受け止められない、結局ずれて受け止めてしまう夏海ちゃんの鈍さが少し腹立たしいです。
子供の姿で来てくれ、という意味も、多分分かっていないでしょう。
この遊園地の思い出には胸が張り裂けそうです。もし、僕にこの思い出があったらどれだけ救われたか。体を支えていられません。
このふたりの飛び切りの笑顔、最高です!
次がない、という残酷な現実は・・・それを受け止めきれないうちに、次に進んでしまうタイミングのずれが切ないです。
お化け屋敷の騒動、そして今まで自分を守ってくれた、包んでくれたナイトがいなくなる不安、まるで小さな子供のように泣いている姿・・・苦しいです。
しかも、こんな所に隠れているのを探し出すなんて!遊馬くんって本当に、女の子にとっては理想のナイトですね。その贅沢にも気づかないなんて。
抱きついて泣きじゃくるのを優しく慰める、そして袖で涙を拭いてやるの、あまりの優しさに胸が痛いです。
ガキすぎる、これも心臓に針を何本も突き立てられるようです。僕も、似たようなことを考えました。好きな子が引っ越したとき、もっと冷静でいなきゃいけない、と考えていたことも確かです。
それで、薬で大人になってしまうのは・・・はっきり言って情けないですが、僕ももし持っていたら頼っていたでしょう。人間なら当然の弱さですね。大人の仮面をつけて、冷静な大人のふりをして・・・本来、遊馬くんは子供の、ありのままの夏海ちゃんを愛してくれていることを知らない。あまりにも悲劇的で、笑えるほどのすれちがいです。
でも、大人の自分の美しさ、セクシーさを知っていたら、普通はありのままの自分よりその方がいいと思ってしまうでしょう。あ、セーターとミニスカートという、大人になっても着ていられ(たとえばオーバーオールなら身長が伸びたら合わないはず)、よりセクシーになる服を選ぶのも、やはり変身するつもりが少なくとも無意識にあったからでしょうか。
今日で最後、と思い出を語ってしまうのは、大人の姿を借りて冷静になっているからでしょうか。
この、有限な時間という・・・観覧車、そして遊園地そのもの、言い換えれば子供時代の最後がたまらなく切なく、それでいて輝きに満ちています。それを今のフクシマ先生以上に描ける人は、僕は知りません。
遊馬の「おまえオレのことどー思ってんの?」これが、どんなに必死の告白か・・・分かっていないのが見えて、胸が爆発しそうです。観覧車の音、真剣な目、全てが心を切り刻んでいます。
寂しい、でも「幼なじみ」の一言がどんなに彼を傷つけるのかわかっていない!泣きたい。切なくて、苦しくて、息ができない。キーボードが正確に撃てない。
最後はおとなっぽく・・・ではどうすればよかったのでしょう。抱きしめて離れたくない、好きとかきくどけばよかったのでしょうか。でも、この幼なじみ、きょうだい、家族・・・それが今の夏海ちゃんにとっては、紛れもなく本音です。
そして、そんな言葉に切り刻まれる遊馬の胸がそのまま分かって、痛いです。
最後のとどめになる「さいしょはさみしいけど あたしも遊馬も きっと すぐかわりの友だちができるって」これにもう言葉が出ません。
これ、当事者の言葉じゃない、紛れもなく大人の言葉です。子供の心の痛みなど、これっぽっちも理解していない大人の言葉です。夏海ちゃんも、もしこの言葉を両親に言われたらどれだけ傷つくか!確かに模範解答ですが。
友達なんかじゃない。お互い、友達以上の存在なのに。友達でも兄弟でもあるけど、それ以上の存在なのに。なぜ分からないんだ、と叫びたい、でもその叫びが内に向かって、僕の心をぐしゃぐしゃに潰しています。
遊馬がどんなに傷ついたか、わかってしまって・・・どう取返すのでしょう。それは期待できるのですが・・・痛すぎます。
ではどうすれはよかったのか。ちなみに、好きな子が引っ越したとき、僕は手紙を渡す形でですができるだけ素直になろう、と気持ちをそのまま全部ぶつけました。でも、結果的には相手に余計な負担をかけただけでした。もし、この時の夏海ちゃんのような言葉が言えたら、と思うと切ないです。本当に相手のことを思いやっていたら、ああいう言葉になったかもしれません。
でも・・・「でも」だけが心に渦巻き、動きが取れません。早く来月号かその次か・・・助けて欲しいです。

「も〜っと!おジャ魔女どれみ」くじ引きとは・・・一見公平ですが、何かが間違っている気がします。いっそのこと、オーディションで決めるのが資本主義での「公平=フェア」ではないでしょうか。
意地悪とおたふくかぜに、直接の関係はないと思うのですが。これだから子供は・・・
みんなでゼリー、という思いやりはいいですね。
えりかちゃんも本当は心配、というのがびっくりしました。それでうつってしまったとは・・・
どれみちゃんが最後にばばを引いたのは笑えます。でも、おたふく風邪やはしかといった子供向けの病気は年齢が高くなるほど危険ですから、気をつけたほうがいいですよ。

「娘。物語」器用な子が自分の殻を破る、これって面白いですね。
つんくさんの厳しさと優しさがしっかり伝わってきます。
この「人の目気にしてエネルギーをため込んでちゃだめ そのうち出しかたを忘れちゃうから」この言葉はすごく深いですね。
上級生に遊ばれている矢口さんの、今までリーダーとしてみていた面とは違う面が興味深いです。
ラジオという新しい挑戦、どきどきしました。
ののちゃんの励ましはすごい・・・雲が晴れるようにエネルギーが爆発する、本当にすごいですね。深夜ラジオで、メールが一万五千って!
あ、やっと新メンバー登場。

「夢見なサイキック!」苦しい温かさ・・・体に力が入りません。
会長の、気まずくなってお互い傷つけ合うのを止めようとする思いやりは実に器用ですね。
温夜くんに対する挑発もすごい。由宇ちゃんも迫力ですが、でも陰で笑っている円さんがまた怖い・・・あ、章平くんいたの(酷)
切れた由宇ちゃん、のぞきなのかやきもちなのか・・・でもこわい。
動物園、今のみことちゃんには辛いでしょうね。創立記念日というごまかしは見事。
笑っていられる自分にとまどうのはわかりますが、楽しい気持ちがあるなら素直に楽しんだほうがいいのでは?抑えたら損しますよ。
由宇ちゃんのあばれっぷりと、押さえる章平くんがなんか笑えます。
優しくするだけが本当の優しさではない、この言葉は痛いですね。優しさなど通じない人は、悲しいけどいますから。
この、ライオンの柵はびくっとしました。もう何をやるか読めますから。
周りの人間もみことちゃんを心配している、でもそれを受け入れられない・・・みことちゃん、どうしてそうなってしまったのでしょう。それに苦笑する温夜くんの心理は面白いです。
副会長が「触れた」のは、わざとでしょうか?
何もできない、誰も救えない・・・ある意味当然という気がします。人間が人間を救おうなんて、とてもおこがましいです。それができるのは神だけですし、それを否定するなら患者本人の治癒力だけです。精神療法だって、外から外科手術のように患部を取り除くことなどほとんどできないですよ。
抑えこんだ思い、なぜ彼女はこんなに思いを抑えこまなければならないのでしょう。拒絶されているから、だから相手に迷惑をかけたくないから?その思いやりがすごく痛いです。
この叫びが、この叫びだけがカギになるのは・・・むしろショックでした。こんな簡単なことだったなんて。
でもこれは殴りますよね。あ、円さん男口調。
一番死にたくなかった・・・生き物なんですから、それが一番素直な感情でしょう。まず死にたくない。あの異性と結ばれたい。単純に食べたい、認められたい。そんな、本当に素直な気持ちを・・・今までの彼女、どこかで偽善に走っていたのかも知れません。
能力が消えたのは、自然の皆が冷たくしたのは・・・彼女が自分に嘘をついて、自分の思いを閉じ込めていたからでしょうか。
心配で仕方なかったから、というのも理解できます。誰かさんにそっくり、という言葉もすごく温かい、なのに・・・こんなことって!
はっきりわかりました。こいつには言葉は通じない、心も何も通じない。
でも、彼女はどうするのでしょう。素直にそれを待ちたいです・・・このあまりにも深い闇、疎外されたものの、全てを破壊せずに入られない絶望・・・それこそ、あの世界貿易センタービルに突っ込んだ旅客機と同じ闇に、どう対抗するか。
ただ楽しみです。

「電脳少女Mink」全てが解決してしまって・・・なんだか寂しい思いがします。でもいくつか、絶望的な要素が残っています。サイバーセキュリティはともかく、なにより先輩が「みんく」ちゃんの存在に気づいてもいないこと・・・
この「だれかに認められたかったの」がキーでしたね。でも、あまりに鋭い分析は人を傷つけます・・・その反応が激しくなるのも当然でしょう。
モトハルの不安、でも彼は本当に何も分かっていないですね。頭を抱えたくなります。
この拳銃、日本警察のニューナンブとは微妙に違う気がするのですが。このベンチレーターリブはまさかコルトパイソン?
一日所長とは大胆なことを。
公式ファンサイト、いつできたのでしょう。チェック不足でした。
手錠を持ってくるのって・・・いいのでしょうか。手錠って、本当の警官以外は持ってはいけないのでは?
防犯システムがいくらすごくても、世田谷の一家惨殺事件も解決していないのが・・・やはり一国に閉じ込められた、それどころか地方ごとでいがみあっている現状ではどうにもならないでしょう。
このパレードの大胆さはすごい。
モトハル、どうしてここでMinkのそばから離れる!一番そばにいなければならないのに・・・助けを呼んで、ハリアーで飛んできたら笑えますけど。
ファンサイトに通じ、ウイルス形式で感染させるチェーンメールシステムって・・・うまく使えば一瞬で世界を洗脳できますね。怖い。
鏡の「だれにも必要とされない」こう言わせるとは、それだけ鏡はMinkに心を開いているのでしょうか。
この、手錠を使うのはすごいです!警察、手錠、鎖=一日署長、これは本当にすごい考えですよ。
がんばったんだよね、この一言をどんなにいってもらいたかったか・・・それを考えると苦しくさえなります。この結果主義の社会、それが進むとしたら・・・どれだけ多くの鏡を生み出すのか。
本当に悲しくてたまらないです。
なら、と手錠を一生外さないとまで・・・もう同情でもない、自分の全存在をかけて自分も相手も救おうとする・・・圧倒されそうです。
ネットワークの、本来WANNA-BEの力で・・・力は使うもの次第、と痛感させます。
鏡の、鎖にとらわれた心が「わかるよ」「がんばったんだよね」に解放されるシーンもすごい感動です。
この握手が、どんなに深いか・・・でも、その瞬間!モトハル、今どこにいるんだ!早く来てくれ・・・もどかしくてたまりません。このまま、どんなクライマックスにいくのでしょうか。
でも考えてみると、関係者を全員消去しようとしたらMinkに関わったテレビスタッフ、それどころか今回のチェーンウイルスでサイバロイド化したファン全員・・・この時代の日本人の相当部分を消去!無理ですね。

「B-ウオンテッド」息ができないほどの激しさです!すごい・・・なんでこんな傑作が、ここまで知名度が低いのでしょう。今の時代の少女マンガの、間違いなく最高峰なのに。
薫に守られている自分の弱さに悲鳴を上げて、ここはいたみがびしばしきました。幼児のような沙生ちゃんが・・・ショックで叫ぶ感覚もすごく激しく伝わります。
でも、一瞬でそこからよみがえって、華麗な技で救い出してしまう、これは息を呑みます。
そして、巧の言葉が立ち直るきっかけになったのに、後に巧が見せた一種の幼い邪悪さ・・・複雑なショックです。
薫が助かったのはいいですが、でもやはり急いで病院にいかないと。この時には不安がありませんでしたが・・・
少しづつ崩れていく洞窟、静かでのんきな雰囲気のわりにどんどん増していくスリルがたまりません。そして、敏くんの再登場も期待が持てます!
巧の、でもこの目は・・・「死人」じゃないですね。怒りなどの感情が満ちています。
本当の恋・・・この確認、圧倒されました。
真舞流の価値もすごい・・・ただ、微妙な違和感は感じています。本来、武家社会の中から生まれたはずの古武術、真舞流は「女の大事なもの」といっても貞操や家名などでしょう。それを全く新しい形に、彼女が生まれ変わらせたのでしょうね。
みんなで見よう、というのもすごいのに、でも「殺す」という答えしか出ないなんて!最悪の意味で幼児です。この表情、もう憎しみしか生まれません。
恋人に対する愛情も、疑わざるを得ません。家も家族もなく、未熟な心での恋が本当のこいであるはずはありませんもの。本当の恋は成熟した人格からしか生まれないのです。
全てを独占しようとする、「死」に支配されている・・・彼女の真舞流はもう、闇の殺人技術でしかないでしょう。凄まじい恐怖心です。
恋ってわがまま・・・そこまで受け入れるなんて。
最後まで思い出を追って、かけがえのない自分の命を否定して・・・薫も、もう助ける価値があるとは思えないのに、でも・・・価値があるとか人間的にどうとか、そんなの抜きに。沙生ちゃんも薫も、巧の全部を受け止めている!すごい。
大事なことを忘れていた・・・始めて思い出した微笑みは、たまらなく美しいものでした。
薫の傷が意外に深いのにも、体が凍りつきました。
それにしても、「Bの宝」って何でしょう。探しているうちはロマンに満ちていたのに、こうして二人のかけがえのない命を奪おうとする・・・あ、宝って本来全部そういう物ですよね。ロマンに満ちているのに、でも手にしてみると・・・血にまみれた手でしかつかむことはできない。皆が独占したがって、殺し合う。悪魔の産物ですね、やはり。
崖から突然現れる塔、そして拍手・・・この幻は、何を語るのでしょう。
むしろ呆然としています。どんなクライマックスなのか・・・

「東京ミュウミュウ」この誘惑、でも「実験」で受け入れようとしてしまっているのがなんかドキドキです。
期待していたれたすちゃんの目撃はありませんでしたね。
ぎりぎりで止めるのが笑えました。
なんなのよはあんたでしょ、ママの雷に大笑いです。
謝り方を考えるの、すごくわかります。Bが一番効果的でしょう。
青山くんの登場にまた笑えます!
そして、人前でお姫さま抱っこ・・・あ、いちごちゃんと青山くんって、少なくともこれで公認になるのは確かですが・・・今まではどうだったのでしょう。
さらに保健室のベッドで押し倒すのには・・・爆発しました。この体勢やば過ぎ!
おでこで熱を測るのも、かえって熱が出そうですね。罪な人です。
番号の交換っていいですね!うらやましい。
謝らせない優しさもすごい・・・女の子の理想ですね、この人。
この青山くんとのラブラブ、見ていて熱くなります。
カフェの騒ぎは相変わらず・・・でも頼りのいちごちゃんがこれで、だいじょうぶでしょうか?
おでこには触らせない、というのが笑えます!
そして説明を求めるみんなの反応、特に妄想中のれたすちゃんが笑えました!どんな妄想をしているのか、のぞいてみたいものです。
すすや二酸化硫黄など・・・確かに東京壊滅も不安ですが、それ以上に恐ろしいのは地球規模の汚染です。下手をすると暴走温室効果か核の冬から氷河期にもなりかねません!あ、考えてみるとそういうテロもありますね、核でアマゾンの熱帯雨林を焼き尽くすとか。
青山くんのメールは笑えました。
しかもこんな時に突然戦い・・・よくこんな繁華街から、一瞬で皆避難できたものです。それだけでパニックが起きてもおかしくないのに。
戦闘中に携帯電話に出てしまう緊迫感の無さが笑えます。
で、返事をする間もなく携帯電話を奪われるって・・
一気に片をつけるのは気持ちよかったです。
少し遅れちゃうけど、という・・・戦闘の緊迫感とのんきな日常感覚のバランスがいいですね。
でも、もう開いてしまった繭からどうやって東京を、そして地球を救うのか・・・人間のせいで起きていることをかんがえると、救わないほうがいい気もしますがそこまで考えることもないでしょう。
素直に応援しましょう!

「どこでもハムスター」お菓子の代わりに歯磨きセットとは、考えたものです。しかし日本ではハロウィンの習慣がないのに、例えば各誌の付録カレンダーなどマンガの中では普及していますね。
風になびくスカーフって・・・今更気づいたのですが、009と関係あるのでしょうか。

「うるきゅー」この作品だけは終わる気配全くないですね。すごく安定感があります。
しかしすごいチェック・・・新婚気分も笑えますが。
やはり両親同伴ですか、当然ですよね。
ハワイの雰囲気がよく出ていて、なんだかいかに取材旅行を楽しんだかはっきり分かってしまいます。
この謎の青年は一体?まさかスパイものに?
ペア旅行じゃない、ってまあ当たり前ですよね。これで同室だったら大変ですよ。
いきなり押し倒して「すっげー楽しみに」は爆発しました。
この胸に顔を埋めるの、正直かなりうらやましいです。
そして・・・爆乳家族にはなんか圧倒されました。なんなんだこの家族は・・・それにしても、随分思い切ったことをしましたね。
神様の像には大爆笑!呆れながら笑いが止まりません。見るたびに笑えます。よくまあこんな手のこんだことを!
ハワイのほうがみんなにとって、熱海より近いという感覚がなんかバブルでいいです。
結局トモヒロも沙奈さんもいるとは・・・
伸之くん、何やって殴られたのでしょうか。車を乗っていったこと?それとものあに手を出そうとして殴られたのでしょうか。
二人っきりで、ムード満点のキスはたまらないです!あ、しかもこれ絶対舌入れてる!それに上下に確かめて・・・最高にエロチックです。
"Kuuipo"はウエブスターにもありませんでした。なぞ解きを楽しみにしていましょう。
思い出、やはりやるのでしょうか。ここはりぼんに負けていられません、やるしかないですね!
荷物が入れ違って、一体中身は・・・コカイン?それとも機密文書?一気に緊迫しそうで、楽しみです。
当分このペースで続いて欲しいですね、この作品は。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」取り残されたくないから彼が欲しい、まあ理解はできますが・・・そこは焦らないほうがいいと思います。でも、焦らなすぎて本当に取り残されることもありますからね・・・。
彼とうまくいかないのは分かる気がします。難しいですが、逆に幸せだからとも言うような。
つきあうのはあなた自身、これは当たり前ですがいい言葉ですね。

「恋してアラビアータ」”だ”いってもいい、がうまいです。宝塚の男役のように甘い声で言うのがこつですね。

「みるくSHAKE!」とうとうその問題が出てきましたね。
効果絶大って、あんまり関係ないような気もしますが・・・学校でも公認なのでしょうか?
びしょぬれで一人の世界に、このキャラがなんか笑えます。もちろんすぐ先月号の美形だとは分かりましたが。
ジルウメを速攻で一目ぼれさせるとは、やりますね。
三人ともさりげなく着替えたのが笑えました。
しかし、こんな簡単に全ての内情を語って・・・まあ井戸端会議の延長でしょうね。
ボランティアの記念品を隣に押しつけるとは・・・馬鹿ですね、はっきり言って。後々どれだけのプラスになるか、ちっとも理解していない、商売人じゃないですよこの人。
外注できない、量産できない・・・いつか必ず、人気が増せば増すほど潰れる時が迫ると思います。どう考えても、今の盛況でも限界は超えていると思います・・・
方法は二つしかない、みるくちゃん本人のハンドメイドはカスタムナイフ同様高価格にし、同時に一般向けの安いものとして大量生産品を同時供給するか、またはランドールナイフ同様、技術となによりC3に対する愛情を持つ職人を何人か雇う、または養成して流れ作業にならないようにたくさん作るか。
エネルギーがあふれて、体の悲鳴を無視するのは正直見ていられません。倒れるのにはかえってほっとしました。
天才アーティスト、でやっと彼の正体が分かりました。
親の心配ももっともです。そして・・・一瞬見せる、なく寸前の口元の美しさに息を呑みました。本当はすごく美しい絵が描けるのに、情熱があふれすぎてそれを出し切れない恵月先生の特徴がなんだかもどかしいです。
ものすごい情熱に、クールに決めたいとカッコつけていた自分が子供っぽく思える・・・それだけの手本が身近にあって、うらやましいです。もっとたくさんの人が、この情熱に加わってくれればいいのに。
メッセージを受け取れない、とどん底に落ち込んで、だから・・・また前に進まなきゃと頑張ってしまうのが、少し不安なぐらいすごいですね。
でも全てが完成していた、ここはまた感動させてくれました!
フランソワーズのボケは笑えました。部下に恵まれていませんね・・・まあ上司が上司ですから。ひでぶは本来の読者に通じるのでしょうか?あ、コミックバンチを読んでいれば通じますね。
橘先輩の援護射撃のつもりが、とんでもない恋のライバルに、この展開はお約束ですが上手いです。ここからの展開が楽しみ!

「スイート・リベンジ」思ったより展開が早いですね。
優しさに、自分を励まし続けないと「復讐」「憎悪」というポジションにいられない、もう手後れだな・・・と一種の悲しさを感じています。
尋人って・・・余計と言いますか、すごいことを。止めても無駄じゃなくて手伝わせて、ここで「余計な気持ちは捨てるのよ」と自分でも迷いがあるのを理解している、ここが苦しいですね。
一人で暴走している尋人の空回りが、すごく虚しく思えます。協力したいんだ、と言う愛情に不思議な狂気を感じます。でも、本来恋って狂気ですよね。
仕事がキャンセル、という信じられない状況に焦っている彼の、いつになく気弱な微笑が印象的です。
喜べない、胸が詰まる・・・もう彼女も、モデルとしての仕事にやりがいを感じているのでしょう。
しかも、ここでこんな残酷なことを・・・でもこれって、最高の励ましにもとれます。かってに人を分析するな、という叫びはうまい!分析が刃だってわかっているから・・・
崖を見下ろすときの恐怖って、一体何でしょう。僕もなんとなく理解できます・・・フロイドの言う「死の本能」が呼ぶのでしょうか。
別荘での二人きりの撮影、胸がなんとなく詰まります。
あの目を一人占めしたくなる気分に、こうして今までのモデルたちもなっていったのでしょうか。
この料理はさりげないですが、すごくおいしそうですね。
彼の手の触れたものが体の中に入ってく、これかなりエロチックな表現ですね。
あの、茉耶の件の真相を探ってしまうのは・・・あまりにも危険な賭けです。壊れてよかった。
邪魔されたくない、って本当にこいつ天然の、すごい悪質なジゴロですね・・・
沙羅ちゃんが復讐にこだわっているのが、母親に縛られているからだとなんとなく分かります。そして、茉耶の自殺までの彼女の家庭についても興味が湧いてきました。
もしかしたら、家庭が壊れたのは茉耶が捨てられたからではなく、元々壊れていたのでは?そして、彼が茉耶を切ったのもそれが関連しているのでは。
この突き落とそうとする殺意が、どんなに強く愛情と結びついているか・・・びしびし伝わってきます。
それを一瞬に愛情と自覚してしまい、苦悩するの・・・見ていられません。
沙羅の母親を見て、疑いが形を取って出てきました。非常に危険な雰囲気があります。若すぎ、美しすぎ、色気が強すぎ、金の匂いが強すぎます。やはり諸悪の根元は彼ではなく、この母親では・・・
尋人の、沙羅のことを思っての行動がどんなに最悪の結果になるか、考えてぞっとしています。本当にまるでギリシャ悲劇のような緊迫感!

「DOKI×DOKIさせて!!」やっとゲーム化ですか。妄想暴走は笑えます。
この真実、女の子ならすぐ気づくと思いますが・・・女子と言う生き物をなめていますね、五郎。
ジュンの怖さにはびっくりでした。

来月号、巻頭カラーはどれでしょう、と僕の掲示板で指摘がありました。編集部の力が問われています。
そして、なにより「ザ・ネクスト2」の結果は・・・!?あと、連載終了ラッシュなのにそれからの作品が見えないのも不安です。不安が期待を増す戦略だと思いますが。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ