なかよし2000年なつやすみランド感想

すごい名作ぞろい・・・でも・・・でも・・・少なすぎます!!やはり名作第一回&番外編ラッシュはあんまりでした。このレベルの作品がもっといっぱいあれば、それだけで売れないとしたらその読者のほうがおかしいですよ。

「だぁ!だぁ!だぁ!のなつやすみ」この絵本風の雰囲気、すごく気持ちが落ち着きます。彷徨くん、本当はすごくラッキーと思っているのでは?さりげなく告白しているヤドカリカップルが楽しいです。

「マリアっぽいの!13人目の子羊発見!?」ひなたポーション、なんだかすごく可愛い呼び方です。しかもこんな所とは、災難のような羨ましいような。リボンがチェックというのは、確かに大変かも。しめきりで「あなたをゆるします」は大笑いでした。いつもお疲れさまです。

「ぜんまいじかけのティナ〜かえる姫のために〜」うわっ、すごく可愛い!かなり強烈な可愛らしさです。それにしても・・・やはり女は魔性です。

「VAMP!?〜修道院の優雅な一日〜」・・・・・・・・・。禁欲は主の恵みによってしかなし得ないと「ソロモンの知恵」にあるそうですが、仕方が無いでしょう。魔女役の老シスター、はまっています。

「ワーキング娘。〜城島家できもだめし?〜」嬉しい、華月さん番外編!!早紀ちゃんの想像には笑えましたが、僕が一瞬想像したのはピンクとフリルでいっぱいのファンシーな部屋・・・。しかしこれは、正直想像を絶していました。やられた。

第一回・・・カラー・・・きん注とミラクルガールズとのカラーがああぁあっ!!手元に無いので期待していたのですが、残念どころか叫びたいです。レイアース、セイントテール、セーラームーンのカラーは多分あるはずです。

「真夜中郵便」とても幻想的な、何故か宮沢賢治を思わせる感覚でした。混じりけの無い気持ちが星や花の結晶に、すごくきれいなイメージです。それが夢になって・・・言葉にもならないです。そして、原稿用紙の枠をはしごに見立てていっしょに星を・・・なんて素敵な夢のプレゼント。

「いちごでBong☆」このダイジェスト紹介は上手い!楽しみです。

「夢をかなえる夏休み」凄い・・・言葉が見つからないほどの感動です。どうしてこんなに、人を叱咤激励するのが上手いのか・・・。
星羅ちゃんの、女の子らしい外見とボーイッシュな話し方のギャップが、なんだか声をはっきり感じます。誰の声なのか、あいにくそれほど声優に詳しくないので分からないのですが、はっきりと誰かの声で。
星羅ちゃんと涼夏ちゃんの仲のよさが、後のことを考えると切ないです。太陽に会えなくなる、と聞いた時の涼夏ちゃんの横顔、これで彼女も太陽が好きと分かりましたが、まさか密かにもうつきあっていたなんて・・・。分かって見てみると、言い出せない苦しみがはっきり伝わってきます。何も知らずにはしゃいでいる星羅ちゃんがとても痛々しいです・・・。
電話で・・・笑顔から一瞬の暗転、余りにも厳しいです。この一言にどれほどの勇気が必要だったか、電話の向こうを思うと怖くなります。
この銀河くんの登場、めちゃんこかっくいいです!あっさりやられて女の子のほうが強い、というのには笑えました。でも星羅ちゃんもかぁっくいいです!
手当てしてから、つい「彼氏が女の子っぽい服とか髪とか好き」と・・・もう捨てられていることを忘れてのろけてしまい、すぐに自嘲気味に笑いながら・・・ここの痛々しさ、たまらないです。ここの銀河くんの反応も分かります!
カレーしか作れない、カレーって・・・確かに市販のルーを使って簡単に作ると簡単な料理ですね。苦手な小麦粉を炒める作業をしたり、何種類もスパイスを砕いて潰さなければならない、非常に面倒な料理だと思っていました。
それにしても、いきなり初対面に近い女の子の家に泊めてくれ・・・大胆な奴。この星羅ちゃんの反応も笑えました。一目ぼれに近かったから、そして星羅ちゃんが今の状態では放すと心配だったから?もちろん本気で困っていたのでしょうが。
大義名分にした「なにかしようとしても星羅のほうが強いから」、これってあまり関係ないような気がします。でもこの、「体で返す」「こっちの体のほうがよかった?」も含めて今まで無かった少しきわどい言葉・・・楽しいです。
この電話の前後・・・この、銀河くんの思いやりの細やかさには感心します。空手道場でもそうですが、泣きそうになったら素早く気分転換させて・・・時間と言う薬を巧みに与えて。しかも驚くのが、決して不用意に人の心理を分析したりしていないことです。ただぬくもりだけを伝えています。
こうして同居がだらだらと続いてしまうの、これは・・・やはり逃げているもの同士の、一種の逃避行のような感覚を感じます。何かの歌詞にあった、「寂しくて寂しくて身を寄せ合った僕らの出会い あふれる涙がまじりあい 君は心が寒いと泣いた」が完璧に当てはまる感じ・・・そして、木に登ってきた星羅ちゃんを抱き寄せた銀河・・・やはり、どうしても人恋しさに耐えられなかったのでしょう。ぬくもりが欲しくなって。本来なら、このまま苦しみから逃げるために求め合っても・・・それはそれで自然な気もします。
銀河くんの反発、これが恐らく分かるであろう人が身近にいます。彼は一体、どう考えて運命を受け止めたのか・・・。とても感情的なものでしょうが、それはそれで仕方ないのかも。自分が何なのか見えないで悩むのは当然のことですから。
星羅ちゃん・・・「こんな自分大嫌いなのに」そんな必要ないですよ!絶対に自分を嫌う必要なんてないです。
この「神様っている」という言葉が、本当に泣きたいほど胸を打ってきます。
そして・・・やっと、自分と向き合う覚悟を固めた銀河くんの、自分も辛いから・・・だからこそ向き合わないとと言う決意、だから通じた言葉・・・ため息しか出ないです。そして、ここから二人が見せた強さ・・・まぶしいとも何とも言いようが無いです。胸が芯から熱くなってきます。
星羅ちゃんを迎える涼夏ちゃんの表情、この表現は素晴らしいです。そして星羅ちゃん、涼夏ちゃんの目がはれていることに気づいた、気づけた、そして涼夏の気持ちを見ることができた・・・やはり時間という特効薬が効いたのでしょうか。また、銀河くんと力を分け合ったから?
この夏祭りで、自然につないだ手、告白・・・胸が甘酸っぱい切なさに満たされています。そしてここで・・・もう大丈夫。そのことに安心して・・・言葉にならないです。
それからの余韻もたまりません。ただ嘆息です。そしてもう見るまでも無いことかもしれませんが、涼夏ちゃんと太陽くんサイドの話を、じっくりと見てみたい気もします。星羅ちゃんの妹の話も楽しみです!

「空の飛びかた」危ない!!よく助かったものです。よほど運がよかったのでしょう。下の岩に頭をぶつけていてもおかしくなかったですし、極端な海流に体を巻き取られておぼれる危険も高いです。
そして改めて分かったのが、心理分析は凶器にもなること。メスと同じですよ。人の心理を洞察し、暴き立てることはそれ自体、許されない暴力だと改めて痛感しました。
落ち仲間、と言う関係もとても面白いです。僕も小学校の頃、近くの造成地にあった・・・後に家の境になった石垣から、下に積んであった枯草やダンボールのクッションに飛び降りたことがあります。あれはとても面白いですよ。中毒にはなりませんでしたが。
七歳の時のワタシに言ってよ、って・・・子供の頃の戦略ミスはしばしば致命的になりますよ。修正するのがとても難しいです。
髪で遊ぶ癖・・・って、女の子の髪をいじるのはHに近いような。そしてこの、遊んでいる時の篤志の表情!凄く優しく、深い愛情があふれているみたいです。
真菜ちゃんの攻撃と言っていいアプローチ、これたまらないです!大胆と言いますか・・・。ジュースから明らかにわざとですもの!
それから、この徹底して響ちゃんの気持ちを見透かして突きつける、見ていて痛くなります。まるでナイフで斬りつけているようなものです!その痛みを強く描いているから・・・。
しかし、言い訳にしても好きなのは貴子と、それにキスまでするとは!!いかに激しく自分の気持ちを隠そうとしているかわかります。「なかなか貴重な体験をありがとう」という貴子ちゃんの、冷静な言葉には大笑いでした。
真菜ちゃんが「あーこわいんだ負けるのが」と言っている時の攻撃的な、むしろ残酷とも感じられる目、ある意味・・・切り刻んでいるのと変わらないです。でも、だから悪いというわけではなく、正しいことを言っているだけ、なんだか苦しいです。
しかもここで髪まで切ってしまうなんて、驚きました。篤志から見るとこれは、自分を拒絶しているとしか思えないでしょう。
そして傷口からどうしようもなくあふれ出る響ちゃんの心、この表現は凄いとしか言いようが無いです!ひたすら嘘を重ねた関係を作って、それを壊されたくなくて、それもわかります。
そして・・・本当の勇気、結局飛び降りられなくなる真菜ちゃん・・・でも仕方ないです。僕でもできるかどうか。でも、響ちゃんはここで始めて全ての本当を口に出す、ここの迫力は素晴らしいです。この空から落ちていく迫力、抜けるような空の高さがさわやかな感じです。
ここでは篤志くん、女の子にここまで主導権を握られるのは情けないような。
そして恋に落ちよう、という文字どおり落ちもとてもいい気分です。とてもさわやかな後味のよさも感じています。

「Pinkish fish」かなり久しぶりのような・・・久しぶりと言うなら、それこそ本誌レギュラー以外全員、連続掲載でも4ヶ月ぶりですから充分久しぶりです。言ってて空しくなりますが。
人魚姫を下敷きにした話は多いですが、こんなのもあると驚きました。男の子が主人公、というのも珍しくて、クールな雰囲気によく合っています。卵を見つける所までのテンポのよさもいいです!
それにしても、ここまで振り回されて平気、というのはよっぽどべた惚れですね。
でもこうして可愛い人魚を、・・・・奈々瀬ちゃんは妬かないのでしょうか?小さすぎて妬けないですね。
金魚のえさ・・・多分美味しいものではないでしょう。人魚が何を食べるかは考えたことが無かったです・・・ジュゴンがモデルと言われていますから、やはり海草でしょうか。
人魚姫を「男は馬鹿でニブチンだから」確かにそうですね!
真似で話し出すモモちゃんはとても可愛いです。それからの色々なしぐさなども可愛らしく、楽しそうです。そして素直に気持ちを出す性格もいい!
モモちゃんのほうが可愛いと言われて透の所に行く奈々瀬ちゃん・・・なんだかんだ言って、ですね。
そして・・・水族館で一人になって、水の中から出られないことを苦しむモモちゃん・・・ここはとても切ないです。
この静かな別れも、とてもさわやかで心を温めてくれるようです。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ〜ミカーやっと来た夏〜」やはり、こうなると思っていましたけど。それにしても亮太くん、かっこよすぎ!!
でもそんなことまで相談するなんて、もう鈍感通り越して犯罪です。「いつまでオレ」と言うのが、いつまで半分弟で恋の愚痴ばかり、早く恋人になりたいのに、と・・・絶対分からないのがすごい。
この電車内の相談、これはすごく客観的になっています。今までいつも、自分の想いや妬心を押さえてミカのためだけを考えていた、それがよく分かります。
亮太の「そんなんフる側の自己満足」確かにそうです。とても残酷ですが。でもあえて言うなら、告白した側は自分が勝手に傷つく覚悟で告白したのですから、それはそれで仕方ないです。本当なら、そこまで思いやる義務はフる側にはないはずですから。でも色々と相手を思いやろうとするミカは本当に優しい子ですね。でも、亮太の気持ちにだけは気づかないのが・・・。
ここで亮太が切れるの、よく分かります。そこから勘違いして、亮太の存在の大きさに気づいて・・・この回想は上手いです。でもまだここでは、はっきりと恋愛感情とは自覚できないのが何とも・・・。
そしてこの、一気に男の顔でミカを抱きしめる亮太、すごくかっくいいです!!
あ、大会をサボるとは・・・後が大変ですが、まあ幸せなのですからそれくらいいいです。
ましてこのキス・・・すごい。最後の「あんまり免疫ないんだからちょっと手加減してよね」ここ、とても可愛いです!!

「天使NOウオンテッド」これは大笑いでした。なんか夢の共艶・・・。
無事でよかったと抱きついた時の、妄想と現実のギャップが凄すぎます。このロマンスグレーの渋さとおばあちゃんの可愛らしさ、そして効果の見事さ・・・言葉になりません。
そして善蔵さんの、あくまで渋い別れ方もすごい。この恋、じっくり見守っていたいです。恋は年齢に関係ない、老いらくの恋はそれだけにより純粋、もう強烈すぎ!

「指先がわすれない」なんだか救いが無くて、それだけに・・・余りにも深く切なさが残ります。まるで傷口を開いておいて、そのまま放り出されたような感覚です。
フォークダンス・・・僕が中学の時、林間学校でのフォークダンスは生徒投票で中止しました。それほど当時、男子と女子の反感(と照れ)が強かったのですが、やはり今思うと残念です。
指先が届いたのに届かない、だから髪を切ろう・・・これって、論理じゃないですがまぎれも無く女の子にとっては自然な帰結、つくづく論理体系そのものが違うと思い知らされます。それを表現できると言うのは・・・。
どうしても数えてしまう、諦めきれない、そして短い髪も誉めてくれたから・・・もう一度始める。ここで切ったのはとても中途半端なようで、見事な切り方だと思います。

「まもってあげたい!」この可愛らしさはかなり強烈。刺激的な甘さがあります。
黒曜石の鏡が古代遺跡から出土した、というのは聞いたことが無いです。あるとしたら国宝級かも。加工もすごく難しいと思うのですが・・・ダイヤかサファイヤのような高硬度宝石かカーボランダムのような研磨剤を使わないと加工できないはずですし、文様もすごく複雑ですし、それに鏡の平面をどうやって確保するのか!
血と思ったら鉄さび混じりの雨漏りとは、意外な発想です。それが後にいい伏線になるのも上手い!
この校長室と炎の組みあわせ、僕はてっきりサスペンスな話と思い込みました。そこは外されました!
その後の、火の用心大作戦は大笑いでした。煙草を切られたコギャル、さぞかし怖かったでしょう。ここのテンポはとてもいいです。
鏡が過去まで見通してしまうのも・・・まあ、上杉くんの口から語らせるのにはページがかかりすぎますから、これでいいのでしょう。
火事現場と過去と関連させてしまうのも、この絵的な美しさも加わってとても説得力があります。
もうかばわれたくない、というのも理解できます。でも、だからこそ「わたしはどうなってもいい」となってしまう・・・上杉くんにとっては切ないでしょう。
なぜ北海道が出てくるのか、迷わせておいて天井に北海道・・・これは一気にジェットコースターに乗せられました。ここでの上杉くん、すごくかっこいいです。普通ならもう、一酸化炭素中毒で意識不明だと思いますけど。
この運命、きっと・・・でも最後の幸せそうな二人、見ていてかあっとします!

「恋はゴーイング」やはり序盤で、一気に話に乗ってしまいました。この男の情けなさは強烈ですが、大胆さは羨ましくなります。
この大変身は強烈!もう別人としか言いようが無いです。
釘について回想した、そこでのさみしげな朱花ちゃん、とんでもない色気と可愛らしさです。大きく開いた胸元になぜか目が吸い寄せられますし、ぱっと印象から女の子の感覚が伝わってきます。
それにしてもカッコよくなったら殴れないとは・・・女もいい加減哀しい生き物ですね。
回想で、昔の気持ちの変化を語るの、これが不思議と心に染みてきます。からかわれるのに耐えられない、そして自分もそれに染まっていって、いつか気持ちも全て否定してしまう・・・人間の弱さですね。
見かけにこだわってしまうのも、ある意味仕方の無いことなのかも。そして・・・変わるきっかけになったこの落ち、とてもほのぼのとした気持ちにさせられます。
好きって言った、と言質を取られて照れる朱花ちゃんも可愛いです!ぽち状態の友くんもおかしいと言いますか、幸せそうと言いますか・・・。
髪を直して、それからの自然な表情の変化と絶妙の角度のキス・・・これは見事!

「標的〜17〜」かぁっくいいっっっつっ!!!!!!!始めの史遠の紹介、この思いきり可愛く崩したのも新鮮でいいです!
ひげの日、というボケも笑えます。そしてこの強引な展開もGOOD!
しっかり手をつないでいる斎さん、ずるい。この告白計画・・・この幸せ物の犯罪者!!
で、いきなり他の女性と抱き合って・・・仕事がらみとわかります。突然ものすごい緊張感に切り替わる、それがかっこいいです。そしてこの誤解は・・・仕方ないですね。もっと詳しく説明すれば危ない目にあわずにすんだかもしれないのに、ちょっと斎さんってタイミングが悪いです。「いーから帰れって!!」この口調のひどさもそれだけ心配してのものなのに、通じていないです・・・。
そしていきなり声をかける犯人、前回犯人は顔が無かったので、今回の魅力的なキャラはすごく素敵!女の子と接している時の優しさと残酷さのギャップがすごいです。人間という生き物は矛盾に満ちている、というのが実感できます。このナンパは意味があってなのでしょうか?なさそうです。この、「探し物があるんだ」と言う瞬間の目と来たら!
しかし束紗さん、このハイヒールで銃を・・・これは危ないのでは?この拳銃は銃口周辺がM1911(コルト)、フレーム上部の大きな切り欠きはM9(ベレッタ)を思わせます。こうして、一気に緊迫モードに持っていくのはうまい。
この、史遠ちゃんを助けようと我を忘れる斎さんのカッコよさも強烈!
水槽の、平和なイルカの世界とこの人間の世界、そのギャップも感じてみるとすごいです。銃口を史遠ちゃんに押し付けている犯人から感じるのは、凶器じみた自己顕示欲と支配欲。ここでのがくがくするような恐怖、恐ろしいほど的確に伝えてきます。
そして飛び込んでくる斎さん、金庫の自爆装置・・・ここはとことんぞくぞくさせてくれます。ここでの告白からイルカの声、この展開もすごい!!
さらにその瞬間、銃で手錠の鎖を切断、もう言葉も出ないです。ただ一つ突っ込ませていただくと、多分現実にこれをしたら・・・鎖が固定されているならまだしも、手に引っ張る力が伝わりますから腕が折れる、少なくともざっくり切れてしまう気がします。でもこの美しさで納得してしまいますよ。
めちゃくちゃ言ってしまう史遠ちゃんも、ここはなんだか弱々しくて可愛いです!
フォローする素顔の束紗サン、想像以上の美人です。でもこの、一つの火で煙草をつけるのは彼氏がいると知っても、なんだか危ない色気を感じます。
ここからの強引な斎さんの手、海の美しさと見えない分、余計に色気の高いキス・・・もう酔わされました。鋭く舌を刺す、強いウイスキーをストレートに飲んだみたいです。

「失恋天使の夏休み」びっくりしました!一瞬見分けがつかなかったほどのタッチの成長です。透き通るような大人の色香と、とても優しい雰囲気にめろめろです。
どこまで逃げて、逃げてその先に何があるのか・・・思うと切ないです。逃げても結果は変わらない、でも受け止める強さが無いなら・・・今の僕には許せる気持ちです。
カメラが落ちてくる、とても唐突な承部分と、そこでの由くんの強引さ、これはすごく計算されていると思います。ペンダントを落として、それを使った話の展開もさすが。
このペンダント、もう何か先輩との思い出の品だろうとわかるのですが、それを捨てずに大切に修理している、そのこともまだ消えていない気持ちが伝わって切ないです。
回想の幸せそうな雰囲気が一気に暗転していく、これも胸が痛くなります。このあたりで完全に感情移入してしまっている・・・それが、「泣くためにきた」と言う言葉で爆発してしまいました。
何もかも忘れて吹くトランペット、この楽しさも分かるような・・・僕はバイエルを卒業していないですが、やはり落ち込んだ時などピアノの練習をしてみるとある程度すっきりします。中学校の時には失恋した時、夏休みの音楽の課題だった作曲で気持ちを紛らわせたこともありました。この「気持ちいー」と言う表情、本当にいいです。
それにしてもぬけぬけと「キレイだと思った瞬間しか撮らないよ」・・・よくまあそんな気障な言葉を・・・。「天使サマの楽器は」と言う所の笑顔、これも素晴らしいです!!間接キスで意識してしまうのも可愛くていいです。もうここでは、かなり気分が軽くなっているのがわかります。
そして電話から・・・ここで、全てを語ってしまったのはそれだけ救いを求めていたからでしょうか。そして、由くんを深く信じているから。この、「泣きにきた」この一言がどれだけ深く救いになったか。そして一緒にいてやる優しさも、遠景である分余計に伝わってきます。「いてくれたほうがいい」と、抱きついたりするのではない分より深くすがっている表情、切ないほど可愛いです。
もう大丈夫になった、ペンダントの意味も無いと客観的に見ることができるようになった、そしてそれを預ける・・・るりちゃんの成長がとても嬉しいです。
この次をはっきりと意識させる別れ、このさわやかさが胸に澄み切った風を運んでくれます。そしてこの軽いキスも素敵!写真の、雲が天使の翼になるのも最高です。
本当にすごい傑作が出てしまって・・・次回作も楽しみです。

「前髪の神様」泣きそうになりました。涙がにじんで、鼻がつんとして・・・やられたと言うことなのでしょう。
吉川は、前髪がどんな気持ちの象徴だか分かっているのでしょうか?強引に海に同行する時といい、すごく深く状況を見ていますね。
それにしても強引な慰め方もあるものです・・・特に海に放り込むシーンなど、もう呆れるほど。
空の青さに気づいて涙を流す、この涙がもろに伝染しそうでした。時間が止まってしまう苦しさ、僕は・・・余りにも止まった時間が長すぎて、動いていた頃が思い出せないです。
自転車に乗れなくて苦労する日比野くん、とても親しみを感じます。そう言ったエピソードが本当に上手い!
そして、こうして藍ちゃんの感情が爆発してしまう瞬間・・・これは切ないを通り越して痛いです。ひっぱたいて止める、この吉川くんの思いやりもすごく深くて、優しすぎて苦しいです。
どうしたらいいか分からない、自分をコントロールできない辛さも激しく伝わってきます。だからこうして抱きしめて、無理を言わずに・・・でも前に歩き出さなきゃ、ここで泣きそうでした。
そして前髪を切ることが前に歩き出す象徴、これも上手いです。このエピローグの優しい後味のよさ、もう言葉にならないです。

「セ・ブ・ン番外編」人間の肥満って、遺伝子と生活習慣どちらなのでしょう。
始めに出てきたこのビキニ、いいスタイルにしてこれを着た花織・・・想像できないです。あ、スグヤセールを使った直後の彼女が・・・かなりすごいかも。
この厳しいダイエットは・・・元々、入院でもしない限り一ヶ月で20kgは無謀でした。
久々に快調なギャグで押し通して、とても楽しかったです。

「あの木の下で会いましょう」ギャグ中心でないストーリーは始めてでは?とてもいいです!こっちの路線でもいいですよ。
カメラをのぞいたらかぶりものをつけてバア、それで笑っていたら突然幽霊、このテンポもいい。
当然のように幽霊を受け入れてしまうこの部って、かなりのつわものぞろいのような。
サッカーで、カットを入れて試合を邪魔しながら・・・似たようなことをして喧嘩している二人、大笑いです。
セミとの対照で、生命のはかなさと素晴らしさを伝えるのもいいテーマです。人間もセミのように、もっと自然に生きられたら素晴らしいのですが。
この別れの切なさ、改めて感じる夏の空気・・・
そして突然、全てが幻想と分かる・・・一体どこまでが現実で、どこまでが劇中劇・・・脚本なのか、すごく混乱して幻想的な気分にさせられます。

「あなたと私の好きのカタチ」新鮮な感じで面白いです!
告白しようとしたら突然の告白、その拍子にこけて・・・ここで、自然に笑みが浮かんできます。一気に引き込む力がありますね!
このテストのあたりの展開、少し無駄を感じますけど共感できます。強引に勉強を決める、ここはいいペースです!それにしても一体何点・・・?このパニック状態の描写もいいです。
指輪に託した切ない気持ちも、とてもよく伝わってきます。
そしていいのが、先が全く読めない展開です!いきなりバスケになったり、何が起きるか分からないです。それなのに、その一つ一つが不思議な印象になっています。
そばにいても不安になる、すごくこれ切ないです。その不安が一つ一つ、直接叩き付けるように、絵から感情に直接伝わってきますよ。
そして・・・指輪の理由と両方の気持ちがはっきりすると、全てが不思議な笑いに変わってきます。半泣きで呼び止めるところはよかった!
素晴らしかったのがエピローグです。始めを思い出させる雪の上で転倒、そこからキス、何とも言えない気分です。最後にすごく幸福感が伝わってきます。

「イヤear2000!!」久しぶりの普通まんが、やはり面白いです!四コマばかりと言うのはやはり勿体無いです。
普通雷の直撃は致命傷ですが・・・。で、どこが恐怖の大王でしょう。というより、恐怖の大王と言うのは五島勉氏の訳を勝手に色々な人がそう呼んだだけで、本来は「アンゴルモアの大王」が・・・まあ、このあたりはいくらでもサイトがあるのでどうでもいいです。
しかし周囲の、人どころか動物の心まで聞こえるとは、かなり迷惑な能力のような、便利なような。雑踏で全ての人の心が聞こえたら、確かにうるさいでしょう。もし無意識の心まで読めたら、正気も危ないかも。
周囲の両思いを読んで協力する、確かにこれは面白いでしょう。現実にそれができたらと想像したら、とても楽しそうです。男のスケベな言葉もリアルでいいです。
江角くんが泳いでいる所、これのカッコよさはかなり強烈!文字どおり水もしたたるいい男。
薫子ちゃんの、告白しながらの内心・・・これはむしろショックです。女の子って・・・。
ここから告白、この流れもとても自然でいいです。心の声と現実の告白、二つの心音が重なって、これもドキドキが伝わるようです。
一番いい所で「むねがあたってる」と聞いてしまって殴り倒す、まあ男なら仕方ないですが・・・これから大変です。情け容赦なく男の本音を聞くことになるのですから・・・耐えられるでしょうか。
まあ、幸せでいいですよ!それにしても、全て読まれているとは・・・心変わりをしたら即座に分かってしまうような。

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