なかよし2000年7月号感想

連日のNBAファイナルで、BSを録画できないので朝方まで・・・平均睡眠時間3時間。全ては「Dunk Like Lightning」のためです。というわけで、早朝感想は無理でした。

すごくいい余韻が全身を包んでいます。それにしても、今後のなかよしは掲載数より多い連載を、交互に休みながら抱えていくつもりでしょうか?確かにそれも、作家を休ませる事ができていいシステムかも。

「うるきゅー」べつにどうでも・・・。まあ、僕もエマーソン&ウイルコックスダブルネームコマンダー・・・僕はそのタイプのマニアではありません。実用品は品質さえよければいいのであって、横についているロゴなんて邪魔なだけ。価格が上がって使いにくくなって、かえって不便です。でもこの二人、本当に仲がいいのですね。しかし、これだけの買い物をする金、一体どこから出てくるのでしょう。このファッション、とてもいい感じです。「大好きな人にいちばんかわいいって思わせたい」と言う言葉は納得です!すごいエネルギー。でもやはり、靴はちゃんと足に合ったのにしないと体に悪いですよ。そして新展開ですか。月島ミカの超ゴージャスな日常には大笑いでした。すごすぎ。月島カイがさっきサンダルを拾った男の子で、多分ミカの弟と読んだのですが・・・微妙に外れましたね。それにしても、すごいエネルギーです。女の子って商売も、結構素敵かも。うらやましいです。この、シャッターチャンスの美しさはぴかっときました!この出会いも強烈です。あ、珍しく性格が腐っていないです。でも何故逆らえないのでしょう?そしてこのタイミング、絶妙。

サイン会情報、写真の画質が上がりました。この画質なら、街ですれ違えば分かります(今までは分かる画質ではなかった)。御二人ともすごく可愛い!行きたかったなあ・・・行く予定はあったのですが、39℃+下痢でギブアップしたのです。

「カードキャプターさくら」この自然な流れがとても、穏やかな気持ちにさせてくれます。気持ちが整理される、その過程がとても静かに綴られていて・・・。小狼くんがやらなければいけない事、なんでしょう?とても危険な事のような、そんな気がします。とても深く、胸の痛みが伝わってきます。利佳ちゃんの「いろいろ」、これも重い言葉です。そしてさくらの決心・・・最終回が、こんなに静かな、それでいて強い思いで楽しみだなんて信じられないです。

「B-ウオンテッド」すごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごい!ただすごい、しか浮かばないです。ただただため息。「耳のおくがいたい」こんな言葉、よく・・・。「みなさんきいてください」これにも全身、電気に打たれたみたいに飛び上がりました!この揺れる心の描写もすごいです。そしてこの雨の演出も見事!想像もできないほどやって欲しい事を、的確に配置していてくれて・・・。あ、この雨にぬれた沙生ちゃん、なんだか色っぽいです。そしてこの雨宿り、服の交換、この嬉しさの表現、全身が燃え上がります。そしてTシャツゲット、ここの可愛らしさと来たら!本当にすごい・・・言葉にならない。どのページも、どのコマも、本当に隅々にまで驚嘆しています。この手を握りかえるのも、そして・・・出会う瞬間の街の喧騒も。心臓が跳ね上がりました。

「ゴーストハント」あ、扉の「無口お断り」はリンさん、「黒い服」はナルですね。つまり、ぼーさんが運転手でジョンをはべらせて、がバカンスの基本アイテム、と。麻衣、優し過ぎます。あ、「高等魔術の教理と儀式」(エリファス・レヴィ、生田耕作訳、人文書院刊)教理編は持っています。神秘学概論・・・シュタイナー?それもちくま学芸文庫ですが持っています。多分、ナルはその手の本・・・一度軽く読んだだけで、もう読んでいないでしょう。あ、麻衣、ホルマリンでくらっとしたのか、それともナルのアップにくらっとしたのかどっちなのでしょう。ナルは麻衣を単独行動させた事について無関心を装っていますが、内心は猛烈に自分を責めているのでしょうね。ここの、始まるスリルはいいです。あの緊迫感がよく出ています。痛さの余り声が出ない、とは・・・肋骨は大丈夫でしょうか?そして・・・リンさんのファン、次回がさぞ楽しみでしょう。

「だあ!×3」朝起きたら泡、って・・・確かに気持ち悪いです。しかし冷静ですね、彷徨。そしていきなり「今すぐ結婚しよう」、大爆発です!ルゥくんの魔女、こけました。やはり姫様はクリスちゃんですか、これは簡単には行かないような・・・さて、次が楽しみです。あ、クリスちゃん、これが人魚姫だって気付く・・・余裕はないですね、やはり。

「ぜんまいじかけのティナ」ティナの気持ちと皆の心配、とても胸がいっぱいになります。あ、かえる姫っておたまじゃくしのスリッパを履いているのですね。今気付きました。知りたい事、行くべき道がなぜ、ティナと会う事なのか、旅人さんにとってもティナが何か、特別な存在なのか?この手のつなぎ方、すごくいいです。手のぬくもりとときめきが不思議なくらいに伝わってきます。このまま、旅人さんが歩きつづけたら、どこに出ていたのでしょうか?この、放してつなぎ直した手もまた切ないです。ひとりじゃだめ、このメッセージが繰り返し、波のように心に伝わってきます。そしてこのネジは?旅人さんのサイズではないようですが・・・。いつも気丈なかえる姫の、この涙・・・胸が熱くなります。

「おジャ魔女どれみ#」ギャオスって、古いのでは?この協力しての救出、不思議といい気分です。脱皮って・・・どこまで大きくなるのでしょう。25mまで大きくなったりして・・・。

「ワーキング娘。」約束、それだけが二人のつながり・・・。なんだか切ないです。この、全てから逃げたいという気持ちはよく分かります。「巧さんを信じている」とは?ここが少し分からないです。このじーさん、相変わらず強烈なキャラ!でもこの忠告と行動、全部かっこいいの一言。本当に強い人なのでしょうね。そして、巧の何を知っていると?そして今まで、どれだけ巧に支えられてきたか、守られてきたかやっと・・・。それにしても、路頭に迷ったのなら・・・どうして家族の所に行かないのでしょう?この、一つ一つ追いつめられて、逃げ道をふさがれてやっと気持ちに気付く、そこまでしなければ分からないほど抵抗が強かったのか・・・。圧倒されました。

「マリアっぽいの!」黒埼って・・・。狙いはペンダント?この強烈なシーンとキャラクター、いいです!「兄、お兄ちゃんなんだから」って、勘違いの続き、これ笑えました!奇跡・・・奇跡そのものに人を救う力はない、あ、だから「邪悪で不義な時代にはしるしを求める。しかし、ヨナのしるし以外なんのしるしも与えられないであろう」(マタイ12.39など)ですか!奇跡は本当の力ではない、本当の力は・・・信仰、希望、そして愛。たった一つの啓示。分かってはいますけど、実践には結びつかない・・・。この不安、自分が一人だと思いたい気持ち、何かものすごい切なさが伝わってきます。でも、奇跡に頼って人を救う事は、基本的に許される事ではないような気がします。恣意的に力を使っていいものか・・・。黒崎くんの行為は、その意味もあるような気もしています。

「おとなにナッツ」おいしいぃいいぃぃいっ!この起きるシーンの大胆さと美しさにはびっくりです。それにしても、いつもこんな感じで甘えているのでしょうか・・・。そしてこの胸窒息、男の夢・・・いいなあ。幼稚園まで女装、って一体・・・?それにしてもかっこいいですね、このリトルナイト。この、大人の体で子供の反応、というギャップが何とも言えないです。そしてこのいい場面で、もうたまらないですこの作品。この跳ね返ったぶらんこ、最高!それにしても夏海ちゃんも、全然男の子のこと見ていないですね・・・。そして次回、またリトルナイトの大活躍・・・いいなあいいなあ、何で僕ってこう、リトルナイトが好きなのでしょう。

「ウ・シ・ロの天使」すごくいい終わり方でした。ストーカーって、一体何なのでしょう。激しすぎる恋と、本当に紙一重どころか同じ面の裏表・・・。ただ一つ、真性の悪質なストーカーには「相手に対する同情」が一片も無くなり、相手を傷付ける事が快感になってしまっている、その一点です・・・それを思うと、やはり恋をするのは怖いですよ。何を間違えたらストーカーになるか、分からないのですから。それを洞察できるトーヤ、すごくいい男ですね。犯罪者、それは確かですが・・・罠とはこれでしたか。二度と姿を見せない、それだけが確かに、「目覚めてしまったストーカー」にできる唯一の償いです。自殺も相手に負担をかけるから許されない、生涯自分が生まれてきたこと自体を呪いながら、ただ相手の傷が少しでも小さい事を祈りつづけるしかない・・・もちろん、それくらいでは償いにはなりませんが、償う権利もない存在なのです。殺したり犯したりと同等かそれ以上の事をしているのですから。そしてこのラスト、余りにも幸福過ぎて言葉もありませんでした。ストーカー、悪魔と天使は紙一重・・・皆、その紙一重の深淵に落ち込まずに、いい恋ができるといいです。

「セ・ブ・ン」夏はラブ。いいですねぇ。太刀魚は本当に、新鮮だと天に昇るほど美味いです。かなりかっこいい新キャラです。ほんと、みんな何か・・・すごくひたむきな輝きが感じられて、なんだかまぶしいです。さて、どうなるのでしょう。

来月は小坂理絵先生の新連載、楽しみです!そしてさくらの最終回とは・・・また部数が崩壊・・・って縁起でもない。新人まんが賞は今回も一人だけ、どんな作家がデビューしたのか楽しみ。はっきりと分かるものはないのですが、掲載を楽しみに待ちましょう。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ