なかよし1999年8月号

もう軽く15年間は待ち焦がれてきた1999の年7の月です。僕は準備万端整っています。来るなら来い状態です!これでもし、31日のP.M.11時59分によし笑ってやるぞ、と準備万端テレビをつけたら核戦争勃発、とか小惑星激突とかになったら大笑いですね。

なかよしも発売されましたね。今月も1:15ごろに行った時にはコンビニに来ていたので、搬入時間が早まったのでしょうか。今回、待ちに待ったなつやすみランドの予告を見た瞬間・・・悲鳴。はっきり言って、夏コミ用に準備してきたなかよし全員紹介本「Milky Way」の予定を根こそぎひっくり返されました。細かなことは関係作家に対する甚大な失礼を暴露することになりますので遠慮させていただきます。それにしても新井葉月先生のホラーとは・・・正直意外を通り越して、もうどんなに凄まじいものになるか想像もできないです。そしてHな恋、わかりますし、男性としては正直嬉しいですが、当たり前の事なのですが、Hな恋が読みたかったらそういう雑誌を買えばいいとは思いませんか?まあそう言ったものの大半は男性向けですが、女性向のHもありますし。少女マンガをやってきた者がHのプロにそう簡単に追いつけるはずもないのですから、結局元々の読者であるまともな少女にもそうでない人にも見放されそうで、怖い傾向です。麻薬と同じで耐性と増量のいたちごっこ、その行きつく先は致死量かブースター効果(二種類以上の麻薬等、特にアップとダウンを混合すると効果が爆発的に増大、代償として死や精神、肉体の崩壊を招く効果。薬の副作用についても用いられる用語。)による破滅のみ。あと・・・情けないのですが、藤堂はくる先生といのせかおり先生の情報が何かありましたら教えて下さい。「Miky Way」に大量の書き加えや書き直しを要求しています、この予告は・・・。もしこれで海野つなみ先生、武内直子先生、あさぎり夕先生、いがらしゆみこ先生、原ちえこ先生もこの夏ランドで復活されてたら夜逃げしていましたね。

そして嬉しいのはフェステバル!もうないのかと思っていました!去年は「さくら」オンリーで、かなり哀しいものがありましたから(さくらも好きですが、やはりなかよし全員のファンなんです)今回は嬉しいです。フェスティバルのグッズは質がよく、実用性も高いですしとても素敵です。

「スマイルでいこう」祝、結婚!そして、まさかこう来るとは・・・ちょっと古い気もしますが時事ネタを巧みに使って強引に同居状態に持ち込みましたね。上手い!でもこの新婚夫婦、もう何が起こっても関係なし状態ですね。世界は二人だけ・・・。そして、当然のように二人いっしょに寝るとは・・・。まあ直がいる状態ではお互いどうしようもないですが。川の字の方が安全だと思いますし、それに第一、あの新婚夫婦もいきなりこれじゃあ大変ですね。

「けん・けん・ぱっ!」コンパスも使えます、地図から位置を確認するのに。コンパスと分度器は「恐怖の大王来るなら来てみろ俺だけは絶対生き延びちゃるポウチ」にも入っています。まあコンパスがあれば太陽の軌跡を二等分して南を割り出せますから・・・・。

「B-ウオンテッド」まだ背景ははっきりしませんね。今回はいきなり、冒頭からYJ、SJクラスのアクションシーンが楽しめました。そして三角関係も本格化し、ますます楽しみになってきましたね。複雑で残虐な罠、そしてそれの精巧で的確な表現、全て見事です。特に薫先輩の、頬に伝う一滴の汗と透先輩の厳しい叱責が強烈でした。つっこまない鈴ちゃんの性格もいいです。これから徐々に入ってくるのでしょう。それもまた楽しみです。三角関係から話が発展して、一体どこに行くのでしょうね。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」年上とは大胆な・・・。まあ、現実の結婚は大抵男性の方が上ですが。小六の彼女と真剣に付き合っている彼、わかっているんでしょうね、刑法176&177!

「カードキャプターさくら」これ、最高の初恋かもしれないです。もう胸がじーんとしました・・・不覚。さくらちゃんのメイド姿も、その手の方にとっては絶倒ものでしょう。この告白の時、まさか本当に、ここまで自然に告白できるとは思っていませんでした。そして、間違いなく・・・さくらちゃんはまだ、本当の恋を知らないんですね。僕はその相手は小狼くんだと思っていますが、それは一体・・・。「その人もきっとさくらちゃんを一番に想ってくれるから」この言葉も恐ろしいほど深く、優しい言葉です。心から、真実なかよしの読者のために、これから恋を知っていく少女たちのための、究極のはなむけの言葉ですね。現実には必ずしもそうでないけど、それを知るのはもっと後でいい、その時の痛みから癒えた時、初めてこの言葉の深さがわかる・・・そう思います。この言葉で始めて、CLAMPのなかよしとその読者に対する気持ちが真剣なものだと分りました。今まで正直、これほどの天才グループがなかよしにずっと留まるとは思えない、と疑っていました。

「うるきゅー」意外と早く真相解明でしたね。でもこのHシーン未遂、死にそうになりました。ここまで汚れを知らぬ少女に教えていいのか、とも思いますが、現在の義務教育での性教育の実態については何も知らないので、これでいいのかもしれない気もしています。そしてこれから、変形の復讐ラブ、この展開も見事です。恋愛なんかゲーム、そう割り切った方が・・・幸せな人間なのは確かだと思います。恋愛に本気で命を賭けたらろくなことがないですよ。相手も自分もぼろぼろに傷ついて、自分の存在意義を全否定したり世界全てを呪ったり・・・疲れます。それより、ドンファン型に快楽だけを追い求めて・・・いられればそれに越したことはないです。最後の笑顔、これすごい輝きでした。恋の強さがはっきりと出ています。

「だあ!だあ!だあ!」クリスちゃんの対応、意表を突かれましたし、反面納得もできます。てっきり当然のように受け入れると思っていましたから。でも、今こうしてコソボで起こっていることなどを見ては、この反応の方が自然だと思えてしまいます。そして、こうして人間の負の面を思いきり見せ付けてから、優しく正の面を解放する、これも胸を打ちます。動転して、苦しくて、理性が吹っ飛んでいる時の人間の残虐さ、これが真実と思い込むのは楽な姿勢ですが・・・反面、理性の気高さも真実なのですね・・・やはり人間って、いやになるほど複雑で、素敵です。「おジャ魔女どれみ」さて、細かいことがありませんが・・・これからどうなることやら。

「ほしいのはひとつだけ」新展開に行くとは意外でした。こんな嫉妬の表現、背中から心臓を刺すようです。それにしても、かなり変な奴ですね。この水着ファッションショーも、かなり強烈な男性読者サービスでした。しかし、この桐子と言う人も不用心と言いますか・・・普通中学生の妹を、こんなクラブに連れて行きますか?これは信用しているから、で許されていい行為ではないと思いますね。こういった所では最悪、麻薬や覚醒剤の乱用に巻き込まれる危険もありますし、現にこうして危険にさらしてしまった・・・。

「トップオブザワールドな人たち」大爆笑!今年一番の大笑いです。でも、この独房で忘れられた、ってこれは絶水も含んでいますね?単なる絶食なら人間、一月は持ちます。でも・・・この記録保持者のアンドレアスさん、正気に戻れたのでしょうか。絶食がどれほど簡単に人の尊厳を奪うかは、僕は書物でちょっと知っていますが、普通の世界にいる人は知らない方がいいでしょう。なんでさきにいっておいて・・・それは先に言ったら逃げるからに決まっています。そしてなにより、虫を食うのがめちゃくちゃ笑えました!でも、クモやセミを始め大抵の虫は美味(蛍を始めごく一部有毒な虫あり、派手な外見のものには手を出さないこと)で、緊急時には貴重な食物とのことです。でも生はだめ、寄生虫の心配があるから・・・熱して粉にし、ルーの代用にすれば抵抗もないらしいです。万一恐怖の大王が来てしまった場合、覚えていて損のない知識ですよ。実践経験はありませんが。でも単に食べているシーンはホラーでしたね。だめ、完全に壷にはまった・・・。

「学校の怪談4」この不思議な雰囲気、なんなのでしょう?言語表現不可能。

「のろって@あっこちゃん」(ハートマークを僕は@で代用することにします)怖い!みそ汁とフルーツサラダが混ぜられ、その前にクラス全員が座って5時間目が過ぎて行く・・・想像しただけでぞっとします。ルーン文字とその他適当なシンボル、解釈は各自調べて下さい。僕の手元には今、ルーン文字事典がないですし、覚えてもいません。この二人組の登場も派手でしたね。そしてこの末路、また予想をひっくり返されました。

「マリジュン」この恋愛バトル、素敵な少女マンガで終わってくれましたね。この告白、はっきり言って最強です。次回に期待・・・五島家のこの趣味、笑えますね。

「スーパードールリカちゃん」ちょっと展開が強引ですね。カトリーヌが私達と言った、ということはカトリーヌちゃんもやはり人形・・・。ルイさん、この出血は・・・右鎖骨下動脈?大血管を貫通したようですね。外部からの止血も不可能、致命傷です。そして力を使い切って消えた八重さん、余りにも美しく、切ない最後です。

来月は立川恵先生の新連載にあゆみゆい先生の読み切り!これは嬉しいです。あゆみゆい先生のオリジナル読み切りはもうめったにお目にかかれない、極上のものですから!!

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