なかよし1999年4月号

なかよしも発売されましたね。今月号、僕は正直・・・今月号、胸が痛くて重くなりました。全体に暗さが強まっています、芸術性は上がっている代償として、だと思いますが。内容的に深かったです。(まあ一応、年齢的には)大人の目から見ても。また書店で愕然としたのですが、り0んの表紙のブリリアントカットの輝きと見比べて・・・華麗さが違い過ぎるし、今のなかよしにはああいった、有無を言わせぬ華やかさは少ないな・・・と痛感させられました。今回、結局徹夜しました。トラックがコンビニに来たのが3時近く、読んでノートパソコンで感想を書き終えたのが6時半・・・。

「カードキャプターさくら」びっくりさせないで下さい、心配しました!これは本当に複雑です。「もう会ってますよさくらさん」で、一瞬さくら本人の前世だと思ったのですが、まさかそこまで・・・しかもはるか昔の伏線がここで活きてくるなんて。「シャープペンの芯でも」・・・「ひよこ時計Pipipi・・・」が元ネタ・・・幸せそうです。小狼君の家は今回が初公開だったと思います。しかしいいのでしょうか、二人きりで・・・。しかも、夜にポスト渡しとは・・・。まあ僕も昔、誕生日の朝に玄関先や机の上に花束、と言う手を使ったことありますが。そして語るに落ちている・・・。もう完全にラブラブです!嬉しいですね。なぜにさくらは気付かないんでしょうか。まさか昔、こんな事が・・・となると、さくらがカードの後継者なのも、それ以前に木之本家にあったのも全て予定の上の・・・壮大、ですね。もしかしたら、僕が予想したようなラストにはならない、もう一つの予想が見えてきました。なら、太陽の使い魔は・・・そして・・・彼は誰を・・・。まさか!! だとしたら・・・!!!

「呪って・あっこちゃん」正直待ち遠しかったです。何年ぶりだか・・・。増刊とはだいぶ話が変わって、今はまだ混乱気味です。でも可愛さはパワーアップしていますね。「呪ってポン!」この呪文とそのときの表情、可愛いです!この登場も面白いですね。ここまで徹底していると楽しいです。暗さの中の明るさですね・・・。恋は盲目と言いますが、幸せなものです。でも、ずいぶんと本格的な感じのする魔法ですね、魔法陣を自分を守るためでなく召喚の門として使っている所は仕方ないですが。でも笑いました。暗黒呪術部、結構楽しそうです。次からどんな感じになっていくのか、予断を許しません。

「マリジュン」でも、これで五つ子の呪縛からは開放されたのですから、適当に好きな人探してくっつけばもう邪魔は入らない、淳吾でなくても別にいい・・・。淳吾に彼女がいない証拠はないですよね・・・。このレースはびっくりしました。勢いと言うものですね。さて、これからこの喧嘩、どこまでエスカレートしていくことやら。ヤマトとナデシコの対決が楽しみです。

「B−ウオンテッド」可愛い・・・今回はギャグ中心ですか、でもそっちの方もイケテルかもしれません。別に・・・学校の中で男を探す必要はないような気がするのですが・・・花びらが落ちるの、笑えました。彼女の小学校はどうだったのでしょうか。そこがひどかったから恋は中学校になってから、と思っていて、だとしたら・・・浅はかですね。隣の小学校もそれ以上にひどかった、というわけですか。事前に調べればいいのに・・・。この真舞流という体術もきれいです。女性専用も婦女子の護身用には最高でしょう。理合のスピードと正確な技、力任せでなくしなやかな動き・・・ある意味納得できます。ナイフ戦闘術でも体重移動を活かした、力を抜いた刺斬撃を正確な急所には基本ですし。次にはそれを接近して無駄の無いコンパクトな形で撃てること、そして入身で相手を崩していることです。でも絶対的な体格と力が最後には最強ですがね。この一輪咲き、これは・・・間違いなく先月の三日からの一月での、ジャンプ、マガジン、サンデー全て含んだコミックで最高です。迫力では「魁!男塾」「北斗の拳」にも劣らない・・・美しさでは「拳児」にも勝っています。動きの正確さでは「ベルセルク」や「セスタス」にも負けてない・・・ファンに殺されるかも・・・。このおばあちゃん面白いです。八0斎に似ている気がしますが。しかしこの出会いは強烈です。「やっぱカオー!」には呆れました。そしてこのスキンシップ・・・。で、にこやかに「おれたちドロボーだもん!」すごいペースです。この鍵開け法、実際にうまく行くのでしょうか・・・専門外。普通のシリンダー錠の開け方は練習したことがあります(成功率1%以下、それも一時間はかかりますので使えるレベルではありません)が、この方法は聞いたことが無いですね。使えるなら公開は危険過ぎる気がします。

「だあ!だあ!だあ!」・・・・・・「おさんぽガッちゃん」。しかも危険度大。だから子供から目を離したらだめ・・・僕も昔、やったことがあるそうです。一瞬の隙に足こぎ自動車で信じられないほど遠方まで・・・。首輪つけたら児童虐待ですしね・・・。この痴漢騒ぎ、可哀相としか言い様がありません。でも、なかよしでパンツおろしていいのでしょうか。やっと新キャラで、どうなるやら。

「夢幻伝説タカマガハラ」話をもう一巡引っ張るのは止めたようです。賢明でしょう。この儀式も見事です。合わせ鏡が門になる、それは予測済みでした。天に続く階段のモチーフも多く見られます。本来、伽耶が継ぐはずなのに、月読の娘だから、だとしたら前回は誰が世界を汚したのか・・・。そして今、中つ国は誰によって潰されようとしているのか。4人の門を開くという、神話の役目をそのまま・・・しかも完全な形で、このセンスには脱帽です。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」好きな人がいる、またはいたことがある、この何%がアイドルなど非現実的なものなのでしょう。それも示して欲しかったです。この好きになったきっかけ、見ていて楽しかったです。これが現実なのですか。「見ちゃったボレ」が印象に残りました。本当にいるんですね。男子でその逆は多いのですが。最後の、優しい思いやり・・・かっこいいです。

「スマイルでいこう」この階段飛び蹴り、かなり威力あるはずです。この連続いやみ、強烈です。このよくある状況、僕だったらなんの問題も無いです。とりあえず壁に横穴を掘って、木の板があるみたいですからそれを適当な大きさにして地面に敷いて、緊急用ブランケット(ビニールにアルミを蒸着、放射熱と風による体温の損失は防げる)で身を包み、ホイッスルで・・・−−−・・・(SOS)を吹きつづければ。でもなぜいきなり熱が・・・。

「ゴーストハント」ギャグ度急上昇です。ここで言われていることは、僕が参考にしてきた「金枝編」の類感呪術による説明とずれていますが・・・まあ隠秘の世界で統一理論を求める方が間違っています。霊の使役は確か陰陽道で強調されていると思います。「ラジャりました!」この言葉は上手いです。でも今月号、よく穴に落ちます。たまに作品のネタがかぶること、ありますよね。昔(故)るんるんで、なぜかやたら{背伸びして化粧}ネタが多かったこともあります。「おジャ魔女どれみ」ややこしいです。やっと始まったようですね。

「ほしいのはひとつだけ」息もつけませんでした。童話、でもこの赤い靴、改めて心に突き刺さります。何かを手に入れる代償、ですか・・・でも、どうしてもほしい、運命で結び付けられているなら・・・代償を払ってでも・・・。背筋が寒くなったのは僕もです。「おねえちゃんは知ってたんだ」これにも背筋が寒くなりました。そしてこの抱擁、さらにそれを・・・拒否せず、ぬくもりを受け止めるなんて・・・。いつもとは逆、今回は年下のほうが安らぎを与えてくれる人というわけなのでしょうか・・・。全てのページに深い意味があって、僕の精神年齢を超えているかもしれません。

「スーパードールリカちゃん」なんか無理にアニメに合わせたような・・・まあ当然ですが。ダイには何も打ち明けないのでしょうか。本当に頼りにしていませんね。かわいそうに。そしてこの展開、ドールナイトも、他のあらゆる力・・・武器と同じく、持ち主によって善悪が決まる、しかも悪魔はそれを直接・・・。だからと言って、一切の力を捨てるのも非現実的・・・。力を持ちつつ、それを制御すること、それが本当の強さだと思いたいです。この隠し事が今後、どうなるか心配です。ドールリカとドールイサムのアクション、かなり成長しています。リカちゃんの絶望の描写も上手いです。そして、ドールイヅミも発動!!次回が楽しみです。でも、この作品、アニメもマンガ版も、何だかテーマが読めないです。

「COOL!」今回は心に響きました。本当に凍り付くような、鋭利な刃物のような冷たさです。いくら強くなっても、それでもまた信じられない弱さがある、そんなものでしょう。だから、何度も何度も壁を越えて、また突き当たって、きりがないですがそれこそが・・・。この母親の態度には、悲しみしか感じられませんでした。

「バージンブルー」ふしぎな感じです。吉井のこの暖かさ、見返りを一切求めない、こうして嫉妬を振り切って・・・僕はこんな恋がしたかったです。そしてこの、一つ一つのしぐさが、言葉が胸を優しく包んでいます。激し過ぎた想いに、ずっと混乱させられてきましたが・・・「笑えよ!」。この、一ページ全体ゴマ使いまくりの表現も新鮮で、そしてしっかり気持ちが伝わってきます。

お待ちかねの春ランドの予告、立川恵先生の読み切りは久しぶりです。本誌レギュラーに負担をかける形であるのはもう定着してしまったようですが、嬉しい読み切りがいくつかあるので楽しみです。見かけない名前がありますが、誰かが改名したのかそれともAmieデビュー者か、はたまたまた外様か・・・・。もっ増刊があって欲しいです。

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