なかよし1999年2月号

なかよしも発売になりましたね。今月号の付録の手帳、更に手抜きですね。某書店のおまけと変わらないです。昔、確か94年の全作家のプロフィールまであった豪華手帳、あのようなものがまた欲しいです。あれの価値は普通じゃないです。僕の独断偏見データ集、それもあの手帳の余白に色々と記入したことが始まりだったのですから。他にもあの手帳を重要な資料にしている人は多いと思います。あの情報の最新版、いつになるのでしょうか。「吠える大捜査線」こういう形ですか。何ということを、完全に個人趣味ですね。この犬はピレニーズでしたっけ?純白の大型犬は色々といて紛らわしいです。これは本当にすごい。豪華過ぎます・・・レギュラーの方々、どれくらい苦労されているのでしょうか。ただでさえ忙しい正月進行の中、なにを考えているのでしょうね。それ以上に何の意味があるのかが理解できない気がもします。

「スマイルでいこう」これ、ものすごく面白いです!いきなりのヨーグルトパックでつかみはOK、家族のキャラクターもしっかりしているし展開は読み易いし、ギャグとしての型がしっかりしています。でも・・・なかよしでCカ0プという単語がでてくるとは、先月号のスリーサイズ解禁に続き大変な時代です。もういきなり大暴走、このペースで走っていって欲しいです。ひかるという名前が(まあ「きまぐれオレンジ*ロード」のせいで)女名前と思っていたのでびっくりもしました。「あなたをゆーわくしにきたんですけど」にも吹き飛びました。

「だあ!*3」本当に彷徨って、謎のキャラクターですね。「どーにかしてほしいの?」これは強烈です。そしてこの想像・・・禁断、これが現代の連想なんですね!あきらちゃんも可愛らしく、これから楽しみです。そろそろ同居生活にもお邪魔虫が欲しいところですし。

「BUSUかもしんない!」これは見事です。ここまでやるか、です。もうあのキスシーンが何ともいえません。

「ほしいのはひとつだけ」・・・・・・絶句です。どきどきします。十六にして魔性の女、僕ももてあそばれてみたいです(僕は23)。この赤にまつわる表現が、ものすごい期待感と緊迫感を与えています。十五分と言うのも微妙な時間で、恐ろしい言葉です。30分では長過ぎて何とかなってしまいそうですし、10分では短くて絶対無理ですしキスにもムードを含めれば長過ぎということはないです。15分・・・中高生の間で流行語の予感です。大人を爆発させ、同時に少女にはときめきを・・・「十五分ですむことなら」たまらないです・・・最大限急げば中学生だしなんとか・・・。そしていきなりシートを倒す、これには硬直しました!すごいです。どうなることか想像もつきません。なんて色っぽいのでしょう、てこれはなかよしですが。

「COOL」ものすごく冷たい空気です。たまりません。

「カードキャプターさくら」今回は本当に面白かったです。風邪引きのさくらちゃんも可愛らしいです。小狼の心配も、桃矢の(特に「あんま心配かけるな」)も言葉にならないような表現です。鏡と桃矢の交流も魅力的・・・カードでしかない存在でも受け入れる、だからこそ悲しい恋が生まれる・・・。これを見ると、なんだかクロウは・・・自分の転生体の魔法をさくらに破って欲しいと思っているようです。それ以前にはっきりしないのがクロウカードを生み出した意味ですね。一体何のためにそんなものを作り、保存したのか・・・。

「ゴーストハント」僕にはスプーン曲げ、できませんでした。確率に人間の心というものが干渉できるなら、分子運動を偏らせることで事実上どんな力でも出せる(僕は超能力、もしあるならそれではないかと思っています)のですが。科学の理論からそれができるとは思えないです・・・でも、肯定派も否定派も自分たちに都合のいい実験結果しか認めない以上、どこまでいっても水掛け論です。この静かな、言葉を使わない表現は上手いです。硬質な緊迫感が良くでています。

「夢幻伝説タカマガハラ」伽耶さんの悲しさが上手いです。悲しいまでに全部知っている、だから・・・。この、涙が・・・何ともいえません。闇、これを支配することは本当に難しいです。アドルフ・ヒットラーさえ、人間の心の闇を好き勝手に支配したつもりが、いつの間にか支配され、操られ、流されているのは自分だった・・・。例外があると言えば、過去の偉大な宗教者・・・マホメットは宗教、つまり人間の闇を支配するシステムと帝国を同時に作り出した人ですし、他には・・・。隆臣も、勾玉を、つまり結城を守る力を得たい、それだけのためにかえって自分を失うとは・・・。そしてこの言葉、「自分自身を滅ぼしていることになぜ気付かぬ」分かっていても、もう止められない・・・システムに対抗する力は人間にはないから・・・そう答えるしかないのが切ないです。誰が悪いのでもないです、だれも結果を知って始めたわけではないですから・・・愚かしさと無力さ自体が許されないほどの罪だと言うなら、別ですが。そして傲慢さも。どのように進むのか分かりませんが、胸が痛い程の切なさを感じています。

「デリシャス!」水面下で切なさがどんどん高まっています。次回でついにこの長い名作も・・・「デリシャス・タイム」も終わり、結婚式も・・・三千代ちゃんが幸せそうで安心です。このまま彼女には、何も知らずに幸せになって欲しいです。りんごと傷つけ合うようなことにはなって欲しくなかったですし、一臣の事は少し切ない初恋に止めて今は先輩と幸せに・・・。もし三千代ちゃんが切れてりんごに一臣の気持ちを伝える、という風になったりしたら耐えられなかったでしょうね。真人の、りんごの、一臣の切ない表情が全てを物語っています。

「スーパードールリカちゃん」なぜいきなり恋人どうしまで飛躍するかな、かわいいです!そして、キスではなく匂いを確かめるだけとは・・・。アクションのかっこよさが一気にでてきました。今までおとなしかったので、今回は感激です。この美しさは言葉で表現できませんね。ドールリカが攻撃され、壊れていくところの残酷な筆致は胸が凍りました。このような、突き放した冷酷な表現もできるのは知っていましたが。この鐘の刑、僕は嫌ですね。立ち直って決心し、ドールリカを受け入れるリカちゃん、一種の侵し難い威厳すら感じました。

「幻想曲芸団」いいんでしょうか、こんな切り札のネタばらして。もしかして、某スレイヤーズで賢者の石を使った見習い魔導士が王国一つ消滅させた、ってその事件じゃ。どうやってつぐなうんでしょうね、そんな罪・・・。ま、原爆落とした人たちも天国に召されたようですし、気にしなくていいですね。

「バージンブルー」激しい展開です。坂条の仕種全てに、何ともいえない色気があります。この表情、それで突き刺さるように表現される全ての感情、胸が痛くなってきます。この問題をといている際の坂条には何とも言えません。

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