なかよし1998年ふゆやすみランド

やっと冬休みランド発売、待遠しかったです。でも素晴らしかったです!これが毎月あったらどんなに楽しいでしょう。それにしても間抜けですね、編集部は・・・。事もあろうに新井先生の作品の、しかもラストシーンとアンケートを重ねるなんて、人気から考えて回収率半減しますよ。それ以前に切手不要の独立葉書でないと出さない人のほうが多いでしょう。それではアンケートは全く当てにならないです。どのようにと言われても、統計の教科書引っ張り出して準備に二日はかかりますが。

「夢のクレヨン王国」の後番組はたかなししずえ先生ですか、なかよしの登場自体久しぶりなので嬉しいです。スパンクから数えて何年ぶりでしょう。でも、このキャラクター構成・・・某「魔法使いTai!」に似ている気がします。すごく可愛い作品になりそうですね。

「番外編」お疲れさま、としか言い様がありません。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」これは結構贅沢な企画ですね。僕としては作家本人の悩みを聞きたかった気もしますが。「もてる女になるには」逆に、もてる男になるにはどうすれば・・・等、男からの相談はないのでしょうか。あっても無視なんでしょうね。りんごちゃんには・・・おまえが悪いとしか・・・。三千代ちゃんを間接的に泣かせて、天罰ですね。ルイさんがいつものリカちゃんらしさを好きになったとしたら・・・それは完全にロリコンでは・・・。でも、ドールリカの年齢も読めませんから、もしかしたらどちらにしても、かも。見た感じではハイティーンだと思いますが、中学生ぐらいに見えなくもないです。好きな人と喧嘩した、・・・僕は喧嘩したこともないです・・・自分が悪いなら謝り倒せばいいし、相手が悪いならそのことをはっきり・・・言うと感情的になっていますから逆効果ですね。青ちゃんには、むしろ時間を置いて見守ったほうがいいような気もします。アタックしても無駄なんですから、ゆっくりと・・・しているといきなり展開についていけなくなりますけど。しつこいアタックで最後に心の壁まで打ち破ってしまうパターンもありますが。デート・・・ま、とっくに諦めていることですし、僕には関係ありません、キャラクターの皆様に僕の分までがんばってもらいましょう。最後の、ラブレター回し読み・・・これはきついですね。恋愛の痛みが分からないうちは人の恋愛は最大の娯楽ですから、ある意味仕方がないのですが。一生解らない人も多いですがね。小2ではこれ、少しきついかも知れません。相手のことは、不思議なほど分からないものですから、現実には。ラブレターの回し読みということについても補講でやるべきテーマでしょう。

「ほしいのはスマイル!」新連載、楽しみですね。こういう先取り企画はいいかも。なかよし学園、僕も是非行きたいです。「愛にまんがの枠はカンケーないわっ」名言です。ここまで言われたら何も言い返せません。始まる前から疲れている男達がかわいそうになってきました。まあ、あんな美少女が相手役なんですからお釣りがくるほど報われていますけどね。

「RR大事典」このプロフィールはありがたいものです。4月号から連載と言うお知らせも嬉しいです。竜也のしゃれプロフィール、いかにも今作ったテキトーという感じですね。玲が実はサイボーグ、これは最後にひっくり返してくれましたね。写真のねじが笑えました。リアリティあり過ぎです。

「イミテーションクリスマス」これは楽しく、しかも切なかったです。金額は分かりませんが、二百万円位、でしょうか・・・皆様ならどう使います?僕ならとりあえずパソコン買って、残りは貯金ですが・・・貯金が許されないなら・・・ばくちに近いベンチャーに投資するか、投資も駄目なら慈善事業に寄付するか、それも駄目なら大英百科事典と岩波文庫全部と洋書の教科書一式と、なくなるのが早いか床が抜けるのが早いかですね。この金、てっきり慰謝料を兼ねた手切金だと思いました。「ここは〜」(分かる方は分かってください)に同じネタがあったもので。でもいきなりホテルとは・・・しかもダブルベッド・・・なぜ脱ぐ。しかし、これ、本当に馬鹿ですがそれだけに切ないですね。「わかってるけどそんときには」この台詞、なぜかとても痛かったです。ラストシーンがすごく心に残ります。

「HERO」この娘、それまで挫折経験が無さ過ぎたのでしょうね。自分がやっていないことを判っていれば、それで十分と思えればいいのに。これで先生が好きになった、これは・・・多分甘えを恋と勘違いした、これが大きいと思います。空を見上げて歌詞を訳すシーン、印象に残りました。

「笑顔のきもち」この場合には、殴るのではなく目に当てている筒を叩くのが普通でしょう。あれは痛いですし危ないです。風邪の進行と合わせるストーリー構成は見事です。嫉妬の描写も上手いし、最後のキスも絶妙。技能賞です。

「チョコレート日和」かわいくないの描写が十分可愛いです。絵が単純化されているから、その分内面描写がしやすい・・・なるほど。

「ミステイク」Pちゃんとロザリーのようにならなければいいのですが(わからないですよね、古いですから)。この可愛らしさは凶悪です。「物語の展開上は常識かもしれないけど現実的には非常識」言うまでもないことですが、パターン分類講座一般に言えることです。混同している方はいらっしゃいませんよね。

「月はなんでも知っている」嫌われたとの確信、これは見ていて楽しいです。この子のように、全てを受け入れる存在、これは夢ですね。やや危険なのですが、現実には・・・自分の子供を何でも受け入れてくれる存在であるのをいいことに昔の恨みのはけ口にし、それゆえに暴力の連鎖が代々続くことがありますから。ごめんね、こんな簡単な言葉なのに・・・こんな大切な言葉なのに、大人にとってはなんて無力な言葉なのでしょうか。それが何とも言えず辛いです。

「いたずらなアドベント★ツリー」絵が一気に綺麗になっていて、びっくりしました。すごい脱皮です。口の中のハートマークや星が可愛いです。クリスマスをやり直せたら、これって確か「きまぐれオレンジ☆ロード」にもありましたね。時をやり直すことはできないから、だから辛いのですが・・・。でも、こうして二度と告白の文句がきけないというのが十分時間のかけがえのなさを判らせてくれます。これが因果律の大切さですね。主よ、時間順序の保護にここまで気を使っていただいてありがとうございます。あんなややこしい数式でできてる(今のところはかもしれない)設計図で、それもこのわけがわからないほど精密な境界条件で、さぞ大変だったでしょうね。こんな風に肝心な所をすっとばせたら、後でもどかしいでしょうがほっとするかもしれません。何となく町の描写に現実感があります。

「ドーナツにはご用心」僕も昔太っていましたから、楽だということは判ります。寒いときには平気ですし、太るのを恐れる事はないですし。なにより・・・自分に関する現実から恋愛を切り離していられる分、プレッシャーがなくていいです。女子とも話し易いし。何か切実な動機が無ければ決してやせることはできないものです。そして、この時デビッドは全く別の願い事に関して考えなかったのでしょうか。

「ポップコーンクリスマス」お隣どうしのクリスマスパーティー、いいですね。なんか意味不明ですごく印象的です。ものすごくクールな童話ですね。

「ゴーストハント番外編」こういう使い方もあるのですか。真砂子の性格、今回は大爆発でした。変身後(憑依中)のギャップが楽しいです。ずっとこのままならいいのに。いや・・・この間のこと、ビデオに撮っておけばものすごい弱みになったのに。デートの件で大口開けているぼーさん、ここまで崩していいのかという感じです。他のメンバーの番外編も読んでみたいですね。リンさんの番外編はなにも起きないでしょうけど。

「殺人予告は天使あて」これはひねりがきいています。この小悪魔ぶり、可愛いです。いきなり抱きついたり蹴り入れたりする敦士もいい相棒ですね。そして、この信じ方も。こういうコミュニケーション、なんか好きです。そして、クロスボウだけでは致命傷になる確率は・・・余り高くありません。救急車が呼べる状況、ということは手術まで30分なら一割もないのでは?毒(煙草の精製物)を仕込んでいくつかまとめればいいのに、ってそうやったら敦士も自分も危ないですが。でも唯ちゃん、すごく可愛いです。線が細い感じで保護欲をかきたてますね。これから本性出して・・・皆ショックでしょうね。

「トワイライト・コネクション」すっかりシリーズ化しています。でもかっこいいですね。特にバイク。「「こわかった」ってことは「もうこわくない」ってことだから」これ、印象に残る言葉です。PTSDの本質でもあります。

「スウィートをあ・げ・る」僕もクリスマスケーキ、作りたいです。この、弱みを握ったときに何もしない、というパターン破りは感心しました。そして、気持ちってなんだろう、ジンクスに頼ること無く告白できる人がいるのだろうか、そう思うと重いです。

「呪ってあっこちゃん」乙女らしくすればするほど不気味、なんだかミニ文庫のスレイヤーズを思い出しました。あれはフードの下は掛け値なしの超美少女でしたが。しかし・・・体操着を吸うなんて、少女マンガで、しかも女子が「嗅覚による性的側面が強い接触」をやるとは・・・おそるべし。しかも次の上履きなんて、僕には想像もつきませんでした。しかしまみぴょん、何でこんな娘に最強と言われる(@「きらら音符」)愛のパワーが出せるのでしょうか。こんな娘、現実にいたらすごく嫌ですね。可愛いですが。ラブレターが不幸の手紙と言うのも笑えますし、落ちが・・・わけのわからない愛の勝利のはずがこれとは、もう言葉が出ません。このわけわからない作品世界が、抵抗はありますがのめり込むとたまらない所です。

「マリジュン」見たところ一卵性のようです。マリしか出ていない、ということはこれから本誌連載でジュンが出てくると言うことでしょうね。さてどんな作品になることやら、楽しみです。でもこれ、どう見てもマリ一人だけが一方的にいじめられているのでは・・・。この父親が強烈ですね。さわやかなのに何だか怖いです。男の趣味も似ているなら、鬼畜な男ならまとめてつきあえますね(プリズムリフレクター×5を二つの団子と三つの団子に離して+リフレクターダッシュを二つの団子のそばにしかけてハイパーチャージだとすぐ死ぬからダメージで残り体力わずかにし、弱強シャイニングアロー→シーカーレイでお手玉(その間に200%フルチャージして三つの団子の側で待つ)→弱強→シャイニングアロー×2→アークエンゼル→壁→プリズムシールっ!多分途中で死ぬ。相手の協力なしには不可能)。こんにちわからわに0んこ、これも小さい子がよくやることです。よく覚えていたものです。普通、子供の頃の下品な言葉や行為は罪悪感で忘れますから。後半、シリアスになったときとのギャップが半端じゃないです。こうして雪山で遭難した場合、パターンなら昼間の男が助けてくれて「あれ」なのですが(ゴッドフェニックスっ!)。

「ジョセフィーヌ物語」脱皮したといいますか、渋皮が剥けました。この可愛らしさと爽やかさは気持ちいいです。ギャグ顔がものすごく上手くなっていますし。日本では十六歳で学会デビューは超天才でしょうが、アメリカではままあることのようです。人口比ですとアメリカの半分はいていいはずなのに、教育制度、と言うより文化の差なのでしょう。この勘違い、凍り付きました。そして、この非人間性の描写ですが、突き詰めるときついテーマですね。もし良心をもってしまったら、実験生物学はきついです。一々情を移していたら実験なんてできないから、そして殺すのにも自分の情を消すのにも慣れて・・・そうでないと勤まらないとは言え、哀しいものです。何より、否定するのは簡単でも、それに実際命を支えられているという事実を前にしては・・・。僕も含め、それを一切、今までの実験の成果も拒否して生きていられる人は例外です。何かの本でありましたが現代医学が無かったとしたら、今生きている人はわずかとのことです。そして、ラストが死にました。すごく暖かく、透き通るような感じで。あの言葉はもうある意味、女子としては一番言って欲しい言葉かも知れません。煮るなり焼くなり好きにして、です。

「スノーコンチェルト」これ、ドイツ語習っていない人が読んだらどんな感じになるのでしょうか。何となく発音で解りますよね。そして、僕はこの曲を知らないのですが、知っていたらどんな風に感じたのでしょうか。線が強くなり、安定してきました。この落ち着いた優しい雰囲気は貴重です。地味なのに気がつくと完全に引き込まれています。切なさと限りない安心感を感じ、目が離せません。音大付属の学校、左手曲では受験ができないのでしょうかね。確か左手曲でも十分技量を計れるような難曲があったと思いますが。この段階置いた告白、もう身もだえする程よかったです。互いに告白しているのに微妙に伝わらない、しかもそれが最後まで・・・特に最後、一瞬間をおいて見つめ、その目にどき、そして・・・これには痺れました。これから、更に想いは大きくなっていくのでしょうね。本当に胸があったかくなりました。

「イブの魔法」おかえりなさい!!この暖かさは変わっていないです。何年ぶりなのでしょうか。多分別人同然だろう、と思っていたのに・・・昔の、なかぞうの頃にタイムスリップしたようです。思い出してしまってたまらないです。怒ってばかりだった父親の最後の笑み、忘れ難いものがあります。僕は逆にコーヒーはブラックでないとだめです。このマジックにかこつけたさりげないスキンシップ、絶妙です。そして恋愛感情が育っていく過程を見事に心に魔法、この一語で表現したり・・・そして最後のあれ。本当に暖かいクリスマスになりました。

「はちみつ白書」甘過ぎです!!蜂蜜一瓶飲むより甘いです。思わず腹筋百回に腕立て八十回やってしまいました。主人公が太った女の子、これは大変な冒険です。流石と言いますかなんと言いますか。少女マンガの読者として、太った女の子は少なくないはずです。ですが逆に、ヒロインはある程度は美人でなければいけないルールがありますからとても難しいでしょう。なのに可愛らしく、脱帽です。とくに「むとーくん」とひらがなで呼ぶのが何とも言えませんね。僕も上述のように昔ものすごいでぶで、高校に入ってから減量して人並みになった(最近また増え始めていて・・・また走らなければ)もので、武藤くんの気持ちも佐藤さんの気持ちもよく解ります。多分僕も、中学の卒業アルバムとは別人です。このマフラーのぬくもりが直接伝わってきました。「うつしてなおす」で「意外と大胆だなあ」これ、爆裂しました。移す手段なんて、なつランドで藤村香純先生がやった「きっとね」のあれしかないですよね。そして・・・コート、完全に脳みそ破裂しました。息ができない、体が燃える、あ、甘い・・・。少なくとも木刀で前進後退五千本に早素振り千本、切り返し百回はやらないと(一日じゃできないですよ、もちろん)このカロリーは消費し切れません。ダイエットはビタミンをきちんと摂取して、ゆっくりと運動の増加とカロリーの減少でやっていかないと無理がでます。成功者の言葉ですから確かです。一年半で90キロ近くから65キロまで減らしたんですから。特に食事を抜くのは厳禁。

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