りぼん2003年4月号感想

りぼんの今後も読めません。地上波放映アニメからは完全に撤退するのでしょうか。
そしてどんな軸でやっていくのでしょう。

ベイベ 永田町 満月 H.S. ラブわん 修学旅行 MAX ダイス ウルマニ 桜ヶ丘 はちみつ めだか 予告

愛してるぜベイベ
う〜ん…微妙!それほど悪いわけではありません。充分に深い内容に踏み込み、児童虐待の深刻さ…単純に悪といいきれないやりきれなさも伝えています。親と子両方の心理を丁寧に描いています。安易ではないです。
希望が持てる内容なのもよくはあります。
でも、まだ足りないことは多くあります。例えば世代間連鎖が多くの虐待で中心的な問題であること、性的虐待もあること、死に至るケースもあること、そして本来は子供も親も専門家の治療が必要なことなど…
無理なのは分かっています、雑誌の制約がある以上。そして、まだこんな話題は子供に伝えるのは早い、などの抗議からは槙先生やりぼんを守るため、僕もできるなら弁護に立ちます。この挑戦自体は間違っていません!
本当は愛している…これが一番やりきれないですね。
学校さぼって行け、という姉ちゃんの言葉はある意味感動。
この女性の追いつめられたような暗い雰囲気に、一気に胸に圧力がかかります。
そして…ここはよく描いた、としか。子供の読者にとってはこれは他人事ではないはずですし、読ませている親にとっても…
ゆずゆちゃんの幸福と対照的ですね。
結平はこれで…理解しましたね。
お姉ちゃんも意外と美人ですね。そして親ばかモードがなんだか微笑ましいです。結構子供がほしいのでは?
別にこれは悪いことでもなんでもないのですが…それに殺気を向けるのには心臓が締めつけられるようです。
そして、親の暴力に体が凍りつくゆずゆちゃん…まだ軽いとは言え、ゆずゆちゃんも虐待体験を持っていた…
叩かれたことを否定するのも典型的な現象です。その心理は、むしろ子供のほうが分かるのでは?
くそ、本当に子供…むしろ思春期に理解できるいい児童虐待の本はないのでしょうか。
この凄まじい殺気の横溢、体がびりびりしびれます。お姉さんがいてよかった。
この叫びが、どれだけ追いつめられているか理解させてくれます…全ての親は共感してしまうでしょうね、自分はかろうじて耐えたことにほっとし…いや、何度か手を出してしまったことの罪悪感に押しつぶされながら。
この先生の言葉、強い勇気と優しさを感じます。でも…いかにどうしようもないかはよくわかっていると思います。
日本の児童虐待に対する体制、教育、意識がいかに遅れているか…この作品が意識の底上げのきっかけになってくれることを深く祈ります。
このお母さんの言葉、一つ一つ…感情をシャットアウトしないときついです。
心ちゃんを抱きしめることでやっと心の平衡を取り戻せる結平には胸が切ないです。
あ!近所の噂ではじめて気がついたのですが、もう虐待の件は皆の噂になっていますね。
首を突っ込まずにはいられないでしょうが、この行動に出る勇気は心ちゃんと痛みを分け合うことで…素敵ですね。
まだ大人じゃない、でも子供でもない…微妙な青年の精一杯の言葉がたまりません。
姉ちゃんとの会話もじーんとしますね。
近所のストレス…被害妄想による恐怖、そして…本当はこのお母さん自体も子供の頃虐待され、完璧であるよう強要されていた可能性が非常に高いです。そこも描いてほしかった。
この救いは半ば奇跡のように思えます…何しろ、自分を虐待する者を愛すること自体が矛盾したことで…そのために子供の側も精神的に相当な無理をしているものです。
まだまだ時間はかかるはず、そしてまた逆戻りするリスクもあります。まるで細い丸木橋のように厳しい道です。絶対大丈夫とは正直確信できません。
わずかな視線と、翔くんの圧倒されるような強さ…そしてゆずゆちゃんの涙に、喉の奥がつんとします。
初恋という言葉に微妙にすねている結平が笑えます!

永田町ストロベリィ
やりすぎ乙女心イメージ図、いきなりインパクト強いです。
この空気はかなりすごい。フェンスの質感が絶妙です。
この誘惑はきついですね。それでスキップしているの、さらに乙女モードをやっているさりげなく濃いくり返しギャグも素敵です。
長いリムジンとでかすぎる弁当はまた笑えます。ちゃんと感謝はする…なぜこの環境でまともに育ったのか、不思議です。
「残して帰ったらおかーさんがっかりするし」は意外でした。
ちゃんと言ってやればいいのに、頭ごなしに「あいつはやめとけよ」なんて言ったら反発するだけですよ?
首相に借りが…借り、ということは「恩を受けてまだ返していない」という子とです。どんな?
ホチキス、手じゃなくてよかったです。
さて、どんなひどい男なんでしょう会長。楽しみです。

満月をさがして
「私は私のことが嫌いだもの」という言葉に涙出ました。本当に、何がとは分かりませんがすごい作家です。
でも、でも満月、違うだろ!君は英知くんに愛された人なんだよ。それ以上何か必要なの?
めんどくさいけど、それでもどうしようもない…
そんな気持ちを受け止めてしまった瞬間、あふれるように涙が吹き出して壁が壊れ、激しく怒りを叩き付けて…ものすごく激しい感情が嵐のように体を襲います。
僕も時間を止めたことはありますから、わかります。所詮無理なんです。だから、時間が動き出したときには凍傷を温めるように痛くて…癒されるのが怖くて。
あ!今気がついたことがあります。もうすぐ、もうすぐ満月ちゃんは英知くんの歳を追いぬいてしまう…それがたまらなく怖いのが伝わりました。
しかしなんて感情表現。なんてエネルギー、なんて純粋さ。
タクトには心臓の音がない、こんな事が恐ろしく…だからこそ、反抗さえ封じられて…
めろこちゃんをさりげなく支えるいずみくんの手…危なく見逃すところでした。
歌と本の話もすごく深いものがあります。
父親の言葉…そうですね、満月の両親なら彼女に何を言ったか…
「僕は降りる」と決めている若王子先生のさりげない冷徹さがずきっとします。
空白の中から湧き出た歌に、涙を抑えるのが大変です。
そして冷静な部分は考えています…僕は今何のために生きているのでしょう。
今の僕には、親孝行と三誌の来月号や「なかよし」作家への応援と、他に…愛する人も人生を賭けられる夢もない、というのは泣きたいぐらい虚しいです。
この衝撃と、窓が切り刻む空…このあたりの表現も凄まじいです。
激しくつく息、多分始めて全部をこめて歌った衝撃…彼女はまだ、歌うということがなんなのかまるで知らなかったんですか。
読んでいてこんなに疲れたのはいつ以来でしょう。

HIGH SCORE
そ、そこまで。
かおりちゃんの虚しい表情の繰り返しギャグが受けます。
泉水くんの執念にはびっくりしました。
需要があれば写実もやる、というのが爆笑!さすがプロ画家。まあ抽象画こそ本来のデッサンは非常に高レベルにできているものですし…

ラブわん!
超絶美形を強調しておいてウンチネタを引きずるギャップには拍手!
しかし、いつも大牙くんは抱っこされているのでしょうか?
とりあえず犬と仲良くなるのはうまいですね。
子供と同レベルでケンカしている親父さんもまた笑えます。ふむ、先輩(と書いて美形と読む)は将来こうなるんですか。
何気なく羅王寺さんがいるのが…常に背景としてで続けるのでしょうか、この場違いな存在は。
「(3)犬はカワイイ」の駄目押しには爆笑しました!
チワワのエピソードも面白いです。千兵衛さんみたいな話ですね。
いきなりの誘惑も笑えます。
パピーウオーカーという制度は始めて聞きました。面白いものがあるんですね。
ちゅーという無茶に素直に従ってしまうのは驚きました!「注射ガマンしてるみたいなカオ」も笑えます。
いきなり犬化させるとは…意地はらずに素直に遊んでしまうのにはまた笑えました。それでいいのでしょうか、そんな簡単に人間のプライドを捨てて。
犬が嬉しいときにおもらししてしまう、というのも初耳です。
あっさり解決には呆れるほかありません。いいのでしょうか。
今度のピンチはまた面白そうですね。この人の犬種は何でしょう。

修学旅行のススメ
この状況は思いつきませんでした!コロンブスの卵かも。
とんでもない状況をあっさり説明するのは上手い。ちなみに浮気はテリトリーを変えるのが鉄則です。
彼も彼で大変ですが、本命?のほうの彼女もすごいですね、浮気を堂々と許すとは。あ、松村くんと優香ちゃんの関係に気がついていない、という見方もできますね。
この激突シーン、激突自体はパターン通りですが激しさが強烈!
原稿用紙五十枚ってかなりの量ですが…
燃えている先生がなんだかユーモラスですね。そして乱暴に手をつなぎ、明るく動き回る画面操作は好きです。
肩抱いてたりするのがまたきゃん、と体が悲鳴を上げています。
この知らない人は怪しすぎで笑えました。
しかし、こちらに彼女がいると知ったら普通遠慮するものでは?
本当に楽しい感じが伝わってきます。取材旅行をどれだけ楽しんだかが目に見えるようです。
目をつぶって真っ直ぐ歩くのは相当大変ですね…
抱きしめて泣く場を与える優しさ、乱暴ですが素敵です。
携帯電話で時間を確認するのがリアルですが、この形なら開ける必要はないのでは?
本当は気持ちに気がついているのに笑って別れるの、すこし胸が痛くなります。ここに至るさりげないモノローグが効いていますよ。
そして…この結果には体が凍りました。
優香ちゃんのフラッシュバックを重ねるのも上手い構成です!
何も言わなかったのは、自分も同じでは?まあ優香ちゃんの場合は突然ですが、彼の場合は前から聞いてですが…
まさか飛び出して殴るとは思いませんでした。本当は殴りたいのは松村と、その新しい彼女なのかも…でも純粋に鉄くんのために怒ったのも本当でしょうね。
女の子を殴れないから、必死で自分を抑えていた…かっこいいです。
しかしここまでの騒ぎになっていたとは。携帯電話ってマナーモードにすると、下手をすると存在忘れるものですね。
しかし松村、浮気はあれ一つじゃなかったのですか。潔いまでに呆れます。
先生の登場は思いきり笑えました!
目が輝いているのがまた笑えます。
一日中正座は訓練されていない人には絶対無理です。
もう知らないっと。好きにしていてください。

MAXラブリー!
さて、どんな因縁でしょう。期待を持たせる導入部ではあります。
すごい芝居ですね。キャスト全員本名でロミジュリ、というのはそれはそれですごいものがあるような。というか、正直きついです。
台詞を忘れて話してしまっているのが笑えました!
「身長170cmのデルモ体型」ぜひ宝塚に来てください!音楽学校入学案内ビデオを送ってしまおうかしら…ストーカーに汚物を送り付けられるよりたち悪いかも……
菜子ちゃんの切ない思い、見ていてきゅっとなります。無理ですよ、絶対そんな「カッコイー女の子」になるなんて。猫が犬に憧れても不毛です。
これに「かわいい。」は極悪非道です。
しかし、互いに男女として意識しながらここまで仲良くいられるってすごい。
金髪にするとは思いきりましたね!ブリーチって、まさか洗濯用漂白剤!?それは無茶な。
これは光が悪い!
ほっとしました、このシーンには。「妹さんを…オレにください!」はさすがにぐっとくるものがあります。
菜子ちゃん、これは嬉しかったでしょう。
でもよかったです、この姉妹の…菜子ちゃんのコンプレックスが解決して。そこを攻められたらすごく弱かったでしょうから…菜子ちゃんが無意識に抱えているはずの愛里ちゃんに対する嫉妬、憎悪を引き出され、形にされたらと思うとぞっとします。

ダイス
ど、どこの世界に好きでもない女の子のためにここまでしてくれる男がいるのでしょう。好きな人にでも普通ここまでできるでしょうか?
この深刻な状況、普通武藤くんの立場なら逃げますって。それどころか美咲ちゃんが人質になりそうになったら命がけで止めようとしているのでは…
お母さんは来月登場でしょうか?どう動くのやら。
左ハンドルには独特の違和感があります。
タイヤをパンクさせて、というのには口の中のものを吹きそうになりました。なんて行動力、というか何を使って?タイヤはピンぐらいでパンクする代物じゃないですよ。僕ならどこでもガラスビンを割って刃物を調達できますが、それでもきついかもしれません。
親父さん初登場と同時に殴られる、あえて止めない武藤くんの気持ちもわかります。
こうして泣くのは…やはり親子ですね。
まさか本当に金があるとは、でこうするとは!殺し屋さんの意外な顔にも驚きました。
「美咲さんのただの同級生です」という自己紹介が笑えました。
しかし、何度も繰り返すようですがここまでするとは。よく思いつきましたね。
お礼一割、という冗談は笑えましたが、本来正当な権利ですよ。
そして「望月のこと…もう悲しませないで」にはじーんとしました!なんていい男でしょう。
好きなのかも何も、どう見ても深く愛していますよ!
今更気がついたようですね、みっともないところをお見せしたと。あ、お金を拾って返済のめどをつけた件はもう話してあるようですね。
部屋ちがうけど…くーっ、「ごめん!ちょっと断れない団体さんが急に入ってきて」ということで二人で狭い一部屋に、と想像してもだえまくっています。つーかそうなってくれ!布団は一つ枕は二つ、またはくっついた二つの布団でもおっけー!
可能性も何も、好きでもない子にここまでしますか普通?
「武藤くん!あのね……」で終わりでもある意味納得できます。来月号、邪魔が入るのか…そしてどうなるのか楽しみにしていましょう。

ウルトラマニアック
アニメの情報はまだですか。
また魔法使いが増えたようですね。
あっちじゃ魔法の力は通用しない、がなんとなく納得。
確かに考えてもどうしようもないですね。身内を疑うことになりますし。
架地くんの暖かさ、いいですね!でもちょっと微妙かも。
しかし…この人、やはりユタの姉ですね。
あっさりふられているのが笑えました。
この逃げていった女子は?…盗聴などで全てを知っている無関係の生徒が、男性陣の誰か…状況を見ると辻合くん?に横恋慕して脅迫を、という仮説も成り立ちます。登場人物が容疑者とは限らないですね。
紗也香ちゃんの表情も気になりますが、今回の影からの視線自体がミスリードかもしれませんし。
物をなくすのもいやがらせ、のようですね…
大人になる魔法には驚きました!二人とも美人ですね。
行ってらっしゃいじゃないです、これはかなり危険な行為ですよ!僕が親なら止めます。
田村先生にこんな面があったなんて…うわ、三上先生の話には爆発しました!
飲んだな、これは…
ユタがついこうしてしまうのはわかりますが…目撃されてそうですね。
なんとなくですが架地くんと亜由ちゃんにも隙間風がありますし、ほんわかムードの中にも不安感が漂っています。

桜ヶ丘エンジェルズ
自分より自分を理解している存在…ある意味たまらないですね…
すっぽかされたのは別に他意はないのですが。
この行動はちょっとやりすぎですよ。
全てはパンを売るため、というのが少し笑えました。
ガッちゃんの反応、特にヒロのツッコミも一つ一つよく練られてていますね。
屋島くんのいい面、ちょっとじーんとしました。
思いがけない真相でしたね、これは。この写真はなんとなくですが爆笑です!
みんな元ヤン、というのもまた笑えます。ここのテンポ、すごく好きです。
人は見かけによらない、というのもいい落ちです。
来月号で最終回みたいですが、いったいどうなるのでしょう。

はちみつ予告編
絵の感じが大分変わりましたね。
いきなり過激な…そんなあっさり真実を明かしていいのでしょうか!
嫌みに、女性にも容赦なく攻撃して「人外かとおもっちゃったv」とやるのは変にカッコイイのに…妹の一言でこれは笑えます。
佐伯くんもいいかげんしつこいというかすごい人ですね。本来なら、ここで毎週恒例の決闘(スポーツなどで、もちろん佐伯くん全敗)があってもいいと思いますがそれは古いでしょうか?
これにキャーキャー言うのは他人事だからでしょう。
三階から飛び降りてまでは笑えました…
落ち込むとどす黒いオーラが出る、ってすごい性格。それを全部わかっているというのもすごいですが。
いきなりのキス…もっと早くからこの呪文は繰り返してほしかったような。
シャツのエピソードはなんとなく好きです。
さりげなく「その後」と重くなるのもいいですね。
流されてしまえばいいのに。
泣くとは…むしろ可愛い、と思ってしまう蜜美ちゃんの反応も面白いです。
この転入生もいい度胸ですが、ある意味正常な反応かも。
蜜美ちゃんの心境の変化もいいですが、この転入生くんの生死が気になります。
こういう形で「その日」のエピソードを語るのはじーんとしますね。
あ、養子話まで皆聞いてしまったのでしょうか…これはスクープですね。
「つづきはそれぞれお好みでv」というラスト、うまいです!

めだかの学校
動物嫌いでこの学校は辛いでしょう…可愛いですが(あまり関係ない)
念力は笑えました。

来月号、春田先生の連載は予想できていましたが小花先生の復活には驚きました!他誌で活躍する、という情報がとても多かったので…
まだりぼんはあまりメンバーが変わらないままでしょうか。
香村先生の読み切りも楽しみです。

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