ちゃお2000年8月号感想

書いている途中フリーズして再起動、うっかり上書き保存を忘れ・・・ぱた。

「Dr.リンにきいてみて!」間に合ってよかった。それにしても、服を破くのがありとは最近の少女マンガも進んでいます!あ、冒頭の常盤くんの、この邪悪な雰囲気にはかなり迫力があります。
始めのうちにはまだ物柔らかな態度、でもどんどん邪悪で狂暴になっていく、ぞくぞくするようなスリルです。
あ、地蔵を拾って・・・この女の子は?どちらかの守護霊?
そして・・・この、風水八卦で縛が解けて、逃げると思ったら髪を捕まえて・・・すごい恐怖感。そして地蔵の頭を、それは確かに大切ですが。
あ、強引な・・・壁を破って進入とは。でも破った瞬間死ぬとか、そこまでの結界は無理だったのでしょうか?あと、壁を壊すなら確かに岩もいい道具ですが、それ以上にバックのインターピッドやコールドスチールのトレイルマスター、ストライダーのような、特に分厚く頑丈なナイフ・・・か、手斧やバールがあれば楽だったでしょうに。
破れた服を見、とっさに服を貸して抱きしめ、謝る、とても優しい態度です。大丈夫、手遅れではないですよ。
そして襲い来る鬼、地蔵は二人の手にあるのですが・・・それに気づけるかどうか。スリル満点です!

「天使な奴ら」なんか洋平って、桜木花道に性格が似ている気が・・・単純で負けず嫌いなところとか。でも花道はとことん自分が流川に劣っていることは認めなかったですね。
馬鹿にされた時、ぱっと体で答える黄河くん、すごくかっこいい!そしてそれに洋平が屈してしまうのも分かります。人間、特に男は頭や顔ではそれほどすぐに負け・・・と言うか、劣位を認めないものですが、体では本能が認めてしまうものです。身長、そして体力はとてもわかりやすい指標ですから。
しかしこのバレエシーンの迫力、もう息もできないくらい迫力があります。そのくせ動きがはっきりして、華やかで引き込まれるようです。すごい!
意地になってさららちゃんを持ち上げようとする洋平・・・力で無理、と言うことはないと思いますよ?ある程度以上の体力があれば、40kgかそこらの女の子は何とか持ち上げられるはずです。フォームが悪い・・・体から離して持ち上げようとしているのと、息が合っていないからでしょう。もっと体をくっつけて持ち上げないと。
いきなり登場した麗ちゃんも、今後さららちゃんのいいライバルになってきそうですね。すぐ泣いてしまうのも可愛い!あれ?麗ちゃんの登場シーンの済みで、洋平は何をして転んでいるのでしょう。バレエの真似をして?
この「黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ」の美しさも見事!もし本当はどんな曲でどんな踊りなのか、責めてテレビでも観ていたら観賞も大きく変わったでしょうに。
母親が昔バレリーナ、と言うのは想像通りでしたが、まさか父親もとは!僕は正直、もっと込み入った事情を想像していましたが、古いですね。しかも洋平まで始めるとは、どうなるのでしょう。これからしばらくかかるでしょうが、洋平の進歩を楽しみに見ていましょう。それにしてもさららちゃん、かなり風当たりが強そうですが。
あ、洋平の股関節の柔軟性、専門的にバレエをやっていないにしてはすごいですよ。僕も毎日ストレッチをしていますが、ここまでは無理です。

「1/2ウエディング」事情を知っても許せない。こいつは邪悪だ!殺してやりたい。もう怒りと傷みが強すぎて、冷静になれません。何でここまで感情移入してしまうか・・・。

「恋はゲームで!」やった、待ちに待った篠塚先生の新連載!特にちびキャラの可愛さと脚あたりの肉感がさらに強くなって、いい!
冒頭の、このドアップでの告白がすごくストレートでいいです!
そしてこの条件・・・何を意味しているのでしょう。自分の理想の女の子に勝て、というのは・・・かなりヴァーチャルな人間のようですが、そこから何とか連れ出して欲しいと願っているのでしょうか?
あ、この猫つかみで部屋から出して・・・ぷっくり、もう悲鳴+鼻血ものの可愛らしさです!
この徹夜で死んでいる明良、すごくリアリティがあります。かなり真剣に、湊ちゃんの想いに応えてはいるようです。
そして雷、まあこの展開はある程度予想できました。でも楽しそうです!そして分からないのがこのゲームのルールですよ。大抵恋愛シュミレーションゲームには、それぞれのシステムがあるみたいですから。それにしても・・・このゲーム、一応健全みたいでよかった。この手のゲームはあまりにもHゲームが多いですから。
さあこれからが楽しみです!コミックスも早く発売されないかな!!

「プリズムハート」真っ直ぐに突き進んでいても、いつかぶつかる壁。どうしても恋心自体が自分勝手、それに気付いてしまって・・・でも、それに気付けるだけすごいと思います。
このお守りまで渡す、そんな強い想いが空回りする・・・のを見るのは少し辛いです。でも、この少しずつ零士が心を開いて行く過程、とてもいいです!何とか笑わせようとする、とんでもないイメージで力を引き出そうとする、そのパワーにどんどんほだされていく・・・羨ましいと言うかなんと言うか。このダッシュの時の笑顔、すごくいいです!
やっと大事なことを彼女のおかげで思い出せた、でも・・・同時に彼女は気付いてしまった、このタイミングのすれ違いがとても切ないです。
待ってしまう零士の心の動きが分かるだけに、とても切ない展開ですよ。そして・・・ペンダントは自分だけじゃない、それで怒りを感じてしまうのは・・・嫉妬だと、それに気付ければいいのですが。でも、この嫉妬はトラブルの中でも、怒りと言う扉の裏で想いを育んでいるはずです。傷ついている分、余計に独占していたいと身勝手さが募る・・・でもどんな事情で前、美青は哲夫にあのペンダントをあげたのか・・・それも気になります。

「めーどいん☆みかる」華やかな裏の冷静な分析、このクールさが魅力かも。
でもそれが、みかるちゃんのドジで一気に肩の力が抜けました。そして、緊張で吹っ飛んだのを救った友情、ここは盛上げてくれます!そして人形とは、考えたものです。
プレゼン自体もすごくリアリティがあって、興奮させられます。欲を言いますと、「ワーズ」がどんなのをデザインしたかもっと具体的に出してくれれば、僕もこのプレゼンに参加している気になって読めたのに。でも読者の視点は幹部ではなく、みかるなのですからこれでいいのでしょう。
終わった後のぐた、これすごく気が抜けてリラックスできます!そして友達の祝福も嬉しさが伝わってきます。坂田さんも協力した、というのがとても嬉しい!
そして・・・カツヒコ、いつ夕が女だと気付くのでしょう。ここは微笑ましく、自然に笑えました。
最終的な決断、大成功か大失敗・・・そんなリスクを取るのがこれからの時代、と分かっていてもそれをできる人は少ない。大手との提携には何よりメリットがあるけど、でもそれでは独自性が出せない・・・僕にこの決断ができるかどうか。

「こっちむいて!みい子」すごく暖かな話でした。助かってよかった!
みい子ちゃんも将来、あんな可愛い子になるのですか・・・

「きらきら☆迷宮」すごく、胃が締め付けられるようです、この峻厳に。
トリックはほぼ予想通りでしたが、外していたのがこの事件と、きらのお姉さんの自殺事件の関連。絶対関係あると思っていたのですが、考えてみるとサッチーを陥れることの動機がどうか、というのでつじつまが合わないですね。確かに、きらがあの件について探っている、とは関係なしに量に不慣れな転校生、というだけで利用する価値がある・・・。殴った理由までは、はっきりと読めませんでした。
そしてこの、理解できる事情があっても殺人の罪深さは違う、と言いきるきらの厳しさ・・・言葉にならないです。脅迫というのは、一度弱みを握ったら・・・どうしてもエスカレートして、殺人に至る可能性がある、それが一番怖いのです!特に追いつめられた人間は、結構簡単に正常な判断力が壊れますから。だからといって、犯した罪が無くなるわけではない、人間の命を奪うことはそれ以上に許されない、それも正しいですが。
あ、池波正太郎作「鬼平犯科帳」のこんな言葉(文庫十三巻収録「殺しの波紋」)を思い出しました。「人というものは、はじめから悪の道を知っているわけではない。何かの拍子で、小さな悪事を起こしてしまい、それを世間の目にふれさせぬため、また、つぎの悪事をする。」状況もよく似ています!単に職を失うかもしれない程度の、それも正当防衛と言っていい事件を隠すことにして・・・見られ、脅迫されて盗賊に協力させられ、それを打開しようと脅迫してきた盗賊を殺して、さらにそれを見られて・・・最後には自ら盗みに入るまで転落し、平蔵の情けの刃に倒れた与力の話。
でも、このきらの言葉の厳しさ、とても重いです。この厳しさが・・・ちゃんと自分や、自分の大切な人にも向けられるのならいいのですが「人をさばくな、自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくそのさばきで自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで自分も量り与えられるであろう(マタイ7:1〜2)」。そして、一人一人の読者が帝先輩を許すかどうか、厳しく突きつけられている気がします。
そして、気になるのが帝先輩が、きらに本当にお姉さんの自殺について、情報を持っていたのか。彼女が逮捕されたことで、それを知ることはできなくなったようです。一からやり直し、そして・・・ありすの恋愛感情が顕在化して、これからどう展開するのかとても楽しみです!この優しい手と、あの冷徹さ、そして激しい憎しみが同じ心に、というのが少々信じられないですが、人間にはみな複雑な面があるものです。

「PiPiPi・アドベンチャー」これは大変!やっかみの嵐、すごくスリルがありました。子供の残酷さがよく出ています。でもすごいラブラブ。

「パラダイス魔術団」すごく楽しくて明るい話でした!どうしても、どんなに練習しても上手くできない・・・これ、よく分かります。僕もドジで注意してもしても何かしらミスをしますし、なんとか少しでも自信をつけようと再開したピアノでも、何百回練習してもどこかしらミスがあって完璧にはできないですし・・・。
この心の持ちようの違い・・・は確かにありますが、もちろん普段の技術的な積み重ねも大事でしょう。あ、それがあったから子供の前で成功したのか!
そして本番、このカッコよさはすごいです。線がとても強いから、迫力がびしびし伝わってきて!

「ルナDルナティック」えらくかっこいい登場の仕方ですね、ロキ。それにしても、ちゃんと入学金を稼いで転入してくる正体は妖怪な謎の転校生、初めて見ました。
ここまで魔物が出て、もうここの学生・・・全員魔物騒ぎには慣れてしまったのでは?
あ、この首から血を吸うシーン・・・えらくエッチです。しかし結局こうなるとは、男って哀しい生き物。
まだちゃおでは、どういうことだかはっきりとは言えないようですね。でもそれって、体と心と、どちらの問題でしょう。
そしてまた素直になれない夫婦喧嘩、さあ楽しみです!

「1000万スキャンダル」こういうことでしたか。この曲で盛り上げるのは上手かったです!
見合いの相手はエイくん、と言うのは予想通りでしたが、まさかすべて狂言だったとは!そしてこの、メールでのラブラブデート・・・なんか21世紀らしいカップルですね。

さて次回は西村先生と五十嵐先生の新連載、楽しみです!最近、ちゃおにはすごくエネルギーがあふれていて、毎回とてもいい力をもらっています。

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