なかよし2016年8月号感想

いかにも正統派の表紙ですが、小さい…付録を強調するにしても文字ばかりでわかりにくい…あらゆる要求を満たそうとする典型です。

付録自体は贅沢で質がいいもののようです。

さて、「さくら」ショックの翌月。どれだけ部数増を活かせるか…
なんかハードモードになった作品が多いですね。新規読者を引きつけるか、それとも…

花と忍び(長谷垣なるみ)初恋はじめました。(山田デイジー)マホタン(伊咲ウタ)小学生のヒミツ(中江みかよ)さばげぶっ!(松本ひで吉)カードキャプターさくら(CLAMP)青葉くんに聞きたいこと(遠山えま)同級生に恋をした(美麻りん)黒豹と16歳(鳥海ペドロ)出口ゼロ(瀬田ハルヒ)きぐるみ防衛隊(星野リリィ)九十九くんの愛はまちがっている(雪森さくら)5cmシンデレラ(瑞樹しずか)魔法つかいプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)予告

花と忍び
「さくら」連載開始の次の巻頭カラーが、連続で「さくら」でもなく、圧倒的な実績のある「青葉くん」でもない…
どれほどこの作品を、編集部が信じているかわかります。
テレビに流れて…
彼の父親とは。身分の方が掟より優先、と先に言っておけばいいのに。
「障害があるほど」…ああ、変なところで行動力が暴走する子でした。
作戦のばかばかしさ、まあ男にとっては嬉しい、はずですがなんか冷めてますねえ。
苛酷な運命…ああ、本当は血のつながった兄妹とか?
プランBとか、どんどんエスカレートしますね。
忍びすべてを敵に…なんか話がエスカレートしてますが。
いや、単に裏掟を知らなかっただけですが。
おじさまがやたら強い…だったら面白かったんですけどね。
ラブラブはやたらと熱いですが、かなりシリアスなことになりましたね。
まあ、心強い味方も何人かいますし、これからは面白刺客が次々とパターンで半年ぐらいはいけますか。
どれぐらいシリアスレベルが高いのか…本当にクラスメートが一人二人惨殺されたらほめてさしあげますが、読みたいものではなくなりますねえ。

初恋はじめました。
「ちゃんとおしえてください」のずるさはたまりませんね。
目をつぶらせて、額にキス…甘い、甘すぎる。
「なにを返せばいいんだろう」そう思えるまともさが、吉と出るか凶と出るか…
話を受けない?留学か何か?
ファンクラブの仕事で返す…どうなんでしょうね、今までのところみんなは異常なまでに嫉妬がなく応援ばかりしていますが、ここの女子たちはみんな、姫子ちゃんに殺意を抱いてもおかしくない存在のはずです。
縫物中にこの質問はわかってやったとしか思えません。
「だれがなんといおうと」といえる彼女の強さ…それが彼に、何を与えたのか。
引っぱるのがうまいです、さすがに。
そして…別れ話?見事に意表をつかれました。この言葉は全く考えていませんでした。
一体どんな意図で、そして本田くんの行動は…心愛ちゃんは?
とんでもない、としか言いようがないです。

マホタン
楽しそうなのが全身から伝わりますね。
芥川龍之介が現国の長文、…現国じゃなく半ば以上古文だと思います。というか難易度高すぎ。
それ以前に、日本の教育…人物の内心すら出題者が決定するシステムに出されるのは、文学者にとっては許せないのでは?
…日本の文学界に、その国語教育に対する抗議は一つもなかったのでしょうか?
というか日本国語教育の歴史自体、僕は何も知りません。いつから日本の散文文学が、国語教育の題材に認められるようになったのでしょう。
入りびたって読書三昧…天国ですねもう。
猫の初版って、現存したらいくらするんでしょうね。
冒頭のわかりやすさは素晴らしいですね。
悪夢を見ている、昏睡している…いや昏睡は定義上確か声ありませんが。というか、大小失禁はないのでしょうか。
ここで寝てしまう…そして妙な部屋、不思議の国のアリス…
アリスと遊ぶ、そりゃ本好きにとっては大きすぎる誘惑ですよね。
思い通りになった瞬間は楽しいけれど、それからは絶望的な退屈…恐ろしい。そういうのを一つ一つの名作で暴いていくとしたらものすごい作品になります。
百年退屈させない…五億年ボタンで、すべての本。何年ぐらい持つでしょうね。
で、なぜ男子になって…すごいですね、魔本の、書類身分操作能力。
思った以上に楽しくなりそうです。

小学生のヒミツ
堂々と「オレはひじりが好きだ」…なんという贅沢なことに。
勝負になってしまうのが男子ですよねえ。
「よく泣いてたのはてっちゃんじゃん」からの会話が実に楽しい。
「ひじり争奪v恋の水泳勝負」…そんなこと大声で言うなっての…これ、雨が降ったらどうしてたんでしょう。
わざと勝ちを譲って、それで「こんなにあたしのこと想ってくれる人」…そうなりましたか。
強烈なラブ…とんでもなく脂肪分が多い菓子を食べてしまったかのような、すごい満足感です。

さばげぶっ!
あれ?モモカさんそんなに胸大きかったっけ?…何枚入り?
海に落ちて、無人島…いやーすごい。日本領海にこんな素晴らしい無人島、いくつあるんでしょう。
ええと、悪用しないように。三角形だけで救難信号になります。SOS…・・・−−−・・・でも可。
海藻と貝殻…ああ、彼女じゃなくてマヤさんだったらよかったのに。
ぱたぱたするのが、…某映画で、ボールに顔を書いて友達にしたというあれですな。
モミギリ式点火に成功するとは。あれ、やらない方が利口だというぐらい難しいです。
ゴムといってもそれほどの威力になるかどうか…
そして八つ当たりして、岩の頂上…足の裏の傷のリアリティがすごい。
最後のツッコミが見事でした。
というかこれ、単なる妄想小説なのか本当にやらかしたのか…

女性の年齢という時点で相当やばい話ですよね、これ。
連載がはじまって七年…すごい長期連載ですね。いや、「なかよし」で長期連載と言うと、あれがあるので…
うまくごまかしたものです。

カードキャプターさくら
「かわるね」とあっさり…ま、相談相手がいてよかったですね。
久々の「封印解除」も華麗です。
知世ちゃんの反応はもろに想定内。いや伊達に前作全部つきあってませんよ。
「わざとだろう」「信じているから」この会話は見事です。
でも小狼くん、すごく重い責任負わされましたね。
山崎くんの…やってくれました。
そしてまた夢、新しい鍵?八つの芒…
一気にアクションシーン。
ウロボロス?いや、異界とつながってしまった?
ほかの人にも見えるのでしょうか、それ以前に世界は破壊されたのか、それともなんともないのか…
安心感のあふれるみんな、と思ったら一気に予測不能展開。さすがです。

青葉くんに聞きたいこと
すごい直球の手紙ですね。…全部正直に言うとは。
もう授業なんて一言も耳に入ってませんね、ひたすら推敲で。
みんなにどんな説明を…完全に逆ハーレムですなあ。
泣き出してしまう、やさしさがうれしくて…こういう失恋もありですね。
「もうイヤなんだ まわりが苦しむのは」
「みんながやさしいから涙は半分ですみました」
この会話がすごく深いです。
「アイツらのこともいつか苦しめるかも」…それぐらい、彼の中に食いこんでいる矢尻は鋭い…でも、それでもという覚悟。
面白い言葉です。
そして出てきた南平塚…さあ、逆ハーレムの人数がまた増えそうです。男子ども逃げろ。その女子は危険だ…

同級生に恋をした
あっさり起源は決まりましたね。
「なんで二人のおためしおつきあい期間決めんのに」…まったくです。
プラン…いろいろと情熱的な人ですね、ケンさんも。
PDCAサイクル…おお、仕事のできる人ですね。
…三カ月、毎週デートするのは、普通の学生カップルの平均より期間もデート回数も多いですよねえ。
聖奈ちゃんがどうこれから動くのかも楽しみです。
楽しそうにしている、心から愛情のある写真は見えるんでしょうね。
みんな仮彼女ってわかってるんですね。
カミソリ…十字を切るほかありません。というか、「ちゃお」から二、三人助っ人を呼んできた方がいい事態です。
笑わずわかってくれる人でよかったですね。
…見事ですね。
そしてこの笑顔…危険な子です。
手をつないで、眉のことも含めて緊張が解けて、いい笑顔で…
すごく素敵に。
というか眉も髪型でちゃんとごまかせてますね。佐田くん、そこまで読んで髪をいじったのか…
…というかこれで12回もたせるってことは…
これからミッション過激化でいくか、それとも期限前にハプニングを起こすか、どの方向に行くんでしょう。
楽しみな作品です。

黒豹と16歳
ものすごく人を殺しそうな雰囲気と表情ですね。キャラ崩壊に近いかも。
これでうれしがっとる…
というかこのストッキングとハイヒールでよくまともに動けますねえ。
練習だった…
そして変なキノコを食べて、「マジで食いてぇのは」この展開には呆れるほかありません。
幻の珍種が妙にリアルに描かれているのが大爆笑。
というかそんな自白剤になる品、あったらあちこちで売れているか表では絶滅扱いになってるというか絶対致命的副作用。
本音ぶちまけまくりの黒鉄…
「実家にはまだ一度も」、えらい爆弾を。キノコの思わぬ副作用ですね。
「ほしくなんのおさえてんだよ」…すごい効果のキノコです。
で、どんな邪魔が入るのやら…邪魔なしでとことんやったらそれはそれで神ですが。ええ、言いませんよ、お前少女誌で本当においどうなんだコラそんなことは男性読者やPTAが許さんぞ…なんて。

出口ゼロ
水野くん、生きてる…というか救護急がないと死ぬんじゃ。
この状況でまだイエスアンドを続けてるのはすごいですよねえ。
レディ・クイーンの演技、すごすぎます。
防火扉で封じられ、さて…
そして優しい先生を演じている、でもまだ呑まれていない…
窓をたたき壊した怜士くんのカッコよさときたら。
そして、あくまでイエスアンドを続けながら…この大女優に対抗する…
「わざわざこっちからの即興を待っててくれてる」…あくまで横綱相撲ですね。
「勝負だ!女優乙女華澄!」…無謀と思えますが、ヘリの幻覚を作りだした彼女なら。
そしてエクセレント、としっかり認めて本物の扉を開ける…フェアプレーにもほどがあります。
とことん、演技教師…その一点は譲っていないのが、この作品の面白さであり、怖さです。

きぐるみ防衛隊
スペシャルイチゴパフェ、結構おいしそうです。ほとんどがコーンフレークだと知っていても。
ドームパークにこの反応は?
アトラクションに乗るため…大変ですね。
さて、どんな遊園地になるのやら。
また敵襲があるかも。

九十九くんの愛はまちがっている
まちがってる…さて、どう正すのやら。現実世界は、間違っていて当たり前なのに。
こんな小さい情報が、話を聞きだせる条件…面倒なことをしますね。
「それではムリヤリと同じになってしまう」…ため息しか出ません。
翼くんの絵に九十九くんも…これもわかりやすい気持ちの動かし方です。
「愛があります」と言ってしまえるとは…
誰かを選んだら不幸にしてしまう…そう、夫婦生活を営み、ともに仕事をすることはできる、でも愛することはできないだろう、という王子の心情を読んだのを思い出しました。
一生をグループに捧げて…
ここでこの逆転とは。
激しいキスは苦笑しました。
…そして茶崎さん、GJ。しっかり監視させていただくって。
なんというかすごくあっけない…でも面白かったです。次回作も楽しみにしています。

5cmシンデレラ
背の小さい男子バスケの小野先輩と、もっと小さいちおちゃんがつきあうことになった。
だが、身体測定で身長が伸びてしまい、逆転したかもしれない…
相変わらずすごいパワーです。
背が伸びた…彼も伸びているかもしれない、とは考えないんですね。
ふられるのがこわい、とわかりやすく単純な気持ち、本当に面白いです。
ハイヒールがすごくきれいです。質感があって。
男バスとの練習試合、ってかなり無謀な気が…何かハンデはあるんでしょうか。バスケでハンデをつける方法ってありましたっけ。
ちく、ちくと気持ちを重ねていくのもうまい。
ちいさくない、といっても女子の中でも小さい方だと思いますよ?彼との比較があるだけで。
「なんか背…のびた…?」と言われた瞬間の画面、さすがホラーで経験積んだだけあってすごい。笑うしかないですが。
しょたこんは笑うしかないです。ちがうイミ、ってセンパイの方が上級者のようで…
ここからの熱いラブシーン、と思ったら「キスでもしよか」と…笑い転げるしかないです。
笑った、と思ったら階段でのキスにはやられました。
頬へのキスを返された時の表情も…
本当に、この実力でレギュラーじゃないのが間違ってます。
すぐ本誌連載始めてください。

魔法つかいプリキュア!
ええと、洗濯バサミは拷問ではないでしょうか。
魔法でのいたずら…というか魔法関係なしのいたずらですね。
これは、たとえば手に届くところに落ちる可能性がある物・刃物や尖っている物・倒れる危険がある物・壊されたり汚されたりしたら惜しい物を一切置かない、というような対策を立てるのがいいのでしょう。
自分も昔は同じだった…子供叱るな来た道だ。 年寄り笑うな行く道だ。でしたっけ。
放任しすぎると、いろいろと危険ですし逆にゆがむ恐れもあるので、本当に子育ては難しい。
…こんながけが近くにあるところで遊ばせる親はどうなんでしょう。プリキュアはともかく。というかこの精神年齢でこの成熟した肉体と強大な魔力は危険すぎますが。

来月号は伊藤みんご・伊藤里W新連載…これは意外で楽しみ。

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