なかよし2012年6月号感想

なんというか、薄いんですが…「りぼん」が厚すぎるだけかもしれません。
付録は、ひたすら「AKB」という文字を入れるだけって感じですね。

AKB0048(美麻りん)王子とヒーロー(山田デイジー)わたしに××しなさい!(遠山えま)AEISA(安藤なつみ)クギ子さん&ちゃん(PEACH-PIT)スーパーダーリン!(硝音あや)1年5組いきものがかり(フクシマハルカ)キミが好きとかありえない(あおいみつ)恋と軍艦(西炯子)スマイルプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)甘い悪魔が笑う(鳥海ペドロ)さばげぶっ!(松本ひで吉)予告

AKB0048
思いもかけない形で乃愛ちゃんにチャンス…
怪我はしていても元気ですね、ふれあちゃんは。
負傷者に危険な仕事とは…
「だいじょうぶだきみはふだんどう見ても」が大笑い。
「きたないってことはわかってます」…覚悟はあるんですね。
あれ?でもそれを指摘できるってことは、助けられたかもしれない…
きれいな星、といっても空中レール以外ほとんど違わないですね。
誰も笑っていない…笑うこと自体が禁じられている…
日本でもビラを下手に配ると何十日も閉じ込められ、家を根こそぎあらされ、親類縁者まで警官につきまとわれたりしますね。
いきなりイケメンに激突、ってそんな面でも運のいい子です。
舞台シーンの華やかさはすごいです。
みなが踊りだしている…機関砲とサーモバリック爆弾で、全員ウェルダンのハンバーグ、ってことに…なるんでしょうか?
芸能禁止、というのはこの地球でも結構あるんですよね。

王子とヒーロー
友達が髪を切るのも正しいんでしょうか…美容院という選択肢は?
「どうかゆるしてほしい」って、すごくびっくりする行動ですね。
抱き上げて、「アイツとのことできみを」…確かに率直に見えますが、肝心なことは何も言っていない…
で、お茶会に誘うのも…また何かの策謀でしょうね。
ロハス、って…そうとるか、と苦笑するしかないですが、それもすべてどう裏切られるか、としか見えません。
今度はヒーローに「きく権利あると思うんですけど」…
で、いきなり倒れたのは?
さらに…「彼女のめぐみです」…おひ。
もう呆然とするしかないです。

わたしに××しなさい!
ひでえ…いきなり爆笑しました。
それで、「史上最高のラブミッション」というぶっ飛び方がまた爆笑。
「わたしの中をうめつくしなさいっ!!」…本当に埋め尽くしてやれ。ちゃんとコンドーム使えば許す。…ごくっ、ってそれ考えたよね?
で、「オレんち…くる?」と鍵…頭抱えるしかないです。
あいつよりいい人が三億人?七十億人の三億人って、かなり上のほうですよね。
「もう泣かないでよ」がまた強烈。これで落ちなきゃ…
しかし、「「特別」だから…」がなんともないって、もう望みないのでは?
「ウサ五郎とねているという事実をしってしまったんだからな」…これは悲惨な弱みです。
とうとう、本気で好きだと告白してしまう…こんな形でやってしまうとは思いませんでした。

ARISA
最終章…「もうちょっとだけ続くんじゃ」という言葉が脳裏をよぎります。
閉じこめて入れ替わる…さてどんな、サスペンスだけが盛り上がっていきます。
この行動すら、敵の掌の上なのでは、と。
さらに、ありさとつばさの母親…それがどんな不確定要因になるのか。
全部見抜かれている、役者が違いすぎる…
世界全てに復讐する…サミットなら爆弾は徹底的にチェックされているはずです。
全ての、正規に工場で作られた爆薬には、国際的に特定な臭いを放つ化学物質や放射性物質が極微量含まれ、専門に訓練された犬がかぎつけること、また事後にどこで作られたか明白になるようになっています。
自力で高性能爆薬を合成した?起爆薬も含めて?
それがそれほど容易なこととは思えませんが…
この作品の世界は『地獄少女』と同じ世界でしょうね。どちらも警察が無能で、福祉システムが機能せず餓死事件が多くある。

クギ子さん
いきなりものすごい絵が出てきましたね。さすがPEACH-PIT先生。
「都市伝説の多面性」、理知的な考察もあるんですね。
客観的に、ちょうど都市伝説を文化人類学の視点で考察するように…
こういう手紙はアルバイトがはねるのでは?
何が起きるのか。これはこれで、作家の能力を最大限に出してると思います。
クギ子ちゃん
しおりちゃんの可愛らしさが見ていて楽しいです。
結構堂々と人の前に出てきますよね、この妖怪。
釘が刺さってるけど痛くない…はは。
恐怖を失う、というのは結構厄介です。罰による行動変化がないと、最悪反社会性人格障害になりますし。
痛みが生来ない人は、楽に思えますが不便と言うより小さい頃に死ぬ、重度の心臓障害同様致命的とも聞きます。
諦めてなくて何をする気やら。

スーパーダーリン!
…あれ?雑誌間違えた?って気が一瞬しました。扉で。
いきなりどんな夢ですか…
運命論と生体ステルス…確かに科学で解明できたら報酬は巨大です。
というより、暗殺者としては理想的ですよね。HUNTER×HUNTERで非常に強い切り札にもなりましたし。
いきなり窓から飛び込んで、この構図とアクションの切れは素晴らしいです。
「キサマにだけは負けるわけにはいかない」って因縁でもあったんでしょうか?
五人分、って大笑いしました。実際には何人分でしょうか。
五人で仲良くなるのもそれはそれで…
国宝級のものを、気軽にそこらに置く方が悪いです。
「金で人は買わない」…これ、すごく響く一言ですね。
回想では、女装させられたように見えますが…まさか、ジャック・バラデュール・バンコランと同じような…
お金では買えないもの?いきなりものすごいことになりましたね。
直す、というのはそれはそれで専門技能必要です。
首筋を触れる、というのも意外にエロスはありますね。
そして一人を選ぶと呪いが…かなり邪悪な霊ですね。

1年5組いきものがかり
あいつらより親は?
「いますぐあの世で会わせてあげる」って、本当に連れて行く気ゼロでしょ?そんな職権濫用許されるわけないですし。
それが推理できてしまう、というのもある意味怖いです。
ウサギの体でパソコンで字を打つ、というのがいろいろすごいです。
ウサギにキスされるのはそれはそれでうらやましいです。
カマのほうが本体、ということでしょうか?
さらに人間界にいろ、ってまたメンバーが…無茶にもほどがあります。

キミが好きとかありえない
『してもらいたいやりすぎLOVE行為』…あの、「宝塚歌劇」という一言を思い浮かべれば、とんでもないものがいくつも浮かびますよ。
●愛する女の《夫が》むちゃくちゃな冤罪で死刑が確定したので身代わりになって自ら断頭台に『二都物語』
●つきまとって、夫に浮気させてその写真を渡す、子を死なせるなどどんどん不幸にして、最後に暗殺者に短剣(史実ではヤスリ)渡して殺させて、死んだのを抱きとめる『エリザベート〜愛と死の輪舞〜』
●彼女が飛び降り自殺したので絶叫し歌う『我が愛は山の彼方に』『この恋は雲の果てまで』
●恋人が実は腹違いの妹だと知って、幸い闘牛士なのでわざと死ぬ『哀しみのコルドバ』
●彼女に幸せになってほしいからこそ、遊びだったと嘘ついて捨てる『霧深きエルベのほとり』
宮原くんの家に…なんとも言葉にならないぐらい無謀と言うか自殺というか。
「外雨なんで」「跡つけてきましたよね」「いいかげん変態自重して」って、結構きついですよねこの子。まあじゃなきゃやってられませんが。
生原稿、それは確かに強力無比です。
彼の部屋…すげえすごすぎる。
ゴミ掃除して捨てようとする、やっぱりけっこうきついというか…
触ったらそれだけで吹っ飛ぶ、というのもまたすごい。
もう一人誰かいそうですね。また面倒くさいことに。
そして涙の海…原稿痛みますよ。
ファンレターを見て、自分でなくてもいいのでは、と思ってしまう…ちゃんと彼女やってますよね。
真剣に仕事している彼に触れようとしてしまう、ここの表現は凄まじいです。
悪魔のような兄ですね…トーンナイフは鋭利なのでやめましょう。
違う意味での変態、ですか。
「気がついたらかなたんでいっぱいだった」…この、まともラブ少女漫画な部分があるのが、この作品の凄まじさです。
抱きついたら、そりゃまあ吹っ飛びますよね…
生来じゃなくて…いや、あんなマンガ描いてる時点で…
いや、本当に最強の作品です。

恋と軍艦
すごいサービスシーンですね(棒読み)。
無人島、そりゃまあ妄想はふくらみますよね。
男子も妄想してますのでご心配なく。
映画のロケ、というのも変なことが起きましたね。
ひどい、「お仕事中のようだったのでしずかに入らせていただきました」って完璧に住居不法侵入。
それで優雅にお茶を入れている厚かましさがすごい。
「男の部屋にだまって入ってくるってことはなにされても」…今月の『わたしに××しなさい!』や『キミが好きとかありえない』の主人公さんたちに言ってあげてください。
漫画を描いてるのは頭の中…まだ子供ですよね。まあ僕もたくさんのことを頭の中だけでやって満足しましたし。
ちゃんと締め切りを守って漫画を描かせる…厳しいですが、とても親切なことです。漫画家になるかどうかはともかく、せいいっぱい大変なことを実際にやってみたかどうか、というのは後の人生をかなり変えますから。
「中野弥生」って、今の読者は知らないでしょうが、僕にとってはとってもよく知っている名前です。
派閥争いがこんなことにも…
何年たっても結局はよそ者…辛いですよね。
最初から決まってしまう…ネタ、できたじゃないですか。これそのまま漫画化すればそれなりにできますよ。

スマイルプリキュア!
なんというかいい笑顔ですね。プリキュアの技はきかなくても銃なら通用したりして…
浄化するたびに小さいアイテムが手に入る、というのはうまいですね。
ティアラで強化変身、というのもわかりやすいですし、華やかですよね。

甘い悪魔が笑う
オーバーワークでは?扉の首がありえないことになってません…
なんというか、どんどんとんでもないことになってきましたね。
「みなでいいことしましょうか」はもう、呆然とするほかないです。
なんというか…余計な部分を除いて考えればすごく王道なんですが、その余計な部分がこの作品のメインなんですよね…山盛りに盛り上げたホイップクリームのような特濃お色気こそが。

さばげぶっ!
野外に行かないサバゲー部って…まあ、CQB専門かもしれませんし。
寺もサバゲとは関係ないですよ。
座禅とあぐらとは微妙に違いますけど、まあ初心者には座ること自体が…
雑念、いきなり爆笑しました。
坊主と組んでイヤガラセの限りを尽くしている、本末転倒には笑いが止まりません。
ちょっといってくる、まあ…お好きなように。
寺ってのはとんでもない金が動きますからね。でも警察に攻めこむというのは…
XM8とは懐かしい銃を使いますね。

月号も「とおやまつり」にW二本立て、って一体どれだけ新連載も連載終了も何もないのが続くんでしょう。
前もラインナップが何ヶ月も全く変わらないことはありましたね。それが「なかよし」のカラーなのは、もう十年来かもしれませんが。
いや、僕も二十数年前以前がどうだったかは全然知りません。僕が「なかよし」を読み始めたのはちょうど、あゆみゆい先生たちが定着してきた最高の豊作収穫期でしたので、それを基準にしてはいけないのか…

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